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乱す R18

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王の状態が改善するまで会議も延期という決定がされた。
 つまり、王の取り巻き共は王を変える事すら、日々城に集まる民衆共に対し何もしないことにしたのである。
 城へ嘆願状をもった平民はさらに多くなり、近頃は地方貴族もそのような事態が起きているらしく、状況の改善を嘆願する文が出された。

 それすら王が耳にするのはいつになるか。
 もしやカイラス以外の反王政権の人間がに気狂いの薬でも飲ましたか。
 ハクギンがいる以上、その可能性も否定できなかった。
 人を狂わせる薬は確かにあるのだから。

「ほら、カイラス。あなたな好きな味ですよ」
「――ァ」

 視界を奪ったカイラスの口内にバグダスはとろりとした粘液を飲ました。
 カイラスは素直に口を開き、素直に嚥下したカイラスをバグダスは満足げに見つめた。

「――ァ、ア、ア、ア…!」

 バグダスが独自に製作した媚薬により、カイラスの脳内は酒に寄った以上の酩酊さを感じているに違いない。
 バグダスはカイラスの脚を優しく撫ぜた。

「アァ…!」

 あくまで頭を酩酊させるが感覚は残すように調整をしたバグダス特製の秘薬にカイラスはすでに溺れ始めているようだった。

「どうしました? カイラス?」
「バグ、ダス…ゥ」
「はい」
「お前の声が、頭に…アァ!」
「響いてきますか?」
「ァ―――!」

 わざとカイラスの耳元で喋った。
 今のカイラスは自身の頭の中が混濁しているはずなのに、外から受ける聴覚や感覚が過敏に研ぎ澄まされている状態だろう。
 この薬自体、作った当初は刺激や副作用の問題でカイラスに使う事を躊躇していた。
 しかし、カイラスはバグダスを裏切った。
 そして今時間がたっぷりあるバグダスはカイラスがどんな副作用を起こしても対応できる余裕があった。

 バグダスはカイラスを起こし、耳元に息を吹きかけた。
 それすらも十分な快楽の種になりうる。 
 カイラスの身体がみだらに揺れた。

「あっ…あぁ…! う…あぁ…!」
「あぁ、こんなことをするだけで貴方の身体は反応する」
「ん…いや…ぁ、バグ、ダス…あぁ…!」
「カイラス、貴方を抱いているのは、誰ですか?」
「あァ…! うっ…ん…う、あァ…!」
「答えなさい」
「アァ…バグ、ダス……バグダス…」
「もっと」
「バグダス…バグダス…!」

 臀部を揺らしながら答えるカイラスにバグダスは自身の支配欲が高まっているのを感じた。
 
「いいでしょう。これからその名しか口にすることを許せません」
「う〝ァ…!」

 バグダスはそう言ってカイラスの陰茎を握った。
 感覚が過敏になっているのだろう。叫びにもにたそれがカイラスの口から汚く鳴った。
 カイラスの陰茎を手の中に入れ上下に扱く。
 バグダスは心地よい声にカイラスの髪を優しく撫ぜた。

「バ、グダス…バグダス…バグダス…」
「ええカイラス」
「バグダス…バグダス…バグダス…――――!!」

 声にならないカイラスの叫びからカイラスは達したのだろう。
 カイラスの陰茎からは水に近い透明感ある雫がカイラスの陰茎から漏れていた。
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