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第二章
リケール王国への旅立ち エネルギー120% ママン砲用意 てー
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今回の王国誕生祭の騒動ですが
扱いとしては事故として扱うそうです。
予定されていた『聖女』のお披露目ですが
万一に備えて中止として、国内や諸外国へ王城の役人が書面にて通知する事で対応して
その他の誕生祭の催しについては
表向きには大きな遅延も無くつつがなく終わった様です。
裏方では、王城内の役人や使用人は後処理等で非常に忙しかったらしく
申し訳ない気持ちでいっぱいですが・・・・
今回の事故は王城内での事故であり
事前に通知していたにも関わらず第一王子が独断で行動を起こした為
我が公爵家には一切の非はないと判断されました。
・・・実際に、起動中の魔道具にストライク決めたのは私と言うかリーナちゃんですが
ただし貴族や役人に関しては問題無いのですが
王城内では働いてる下女や出入り商人もいるので
いくら戒厳令を引いてもウワサに尾ひれが付いて出回ってしまうのは
容易に想像できる為に、特に見た目的に良い噂が無い私に非難が集中してしまう可能性があるため
一度国外を出た方が色んな対応がしやすいそうです。
もちろん我が公爵家が力で抑えるのは容易なのですが
私は腐っても聖女なので、民衆と揉めてしまうと
今後私の役割次第で私が嫌な思いをする事もあるので
お父様的にはあまり強行手段は取りたくないみたいです。
私的にはお家にお籠もりしたいのですが
聖女は大陸条約での決まりもあり、
一国の筆頭公爵といえども
断るのが難しいケースも出て来るみたいです
聖女で良い思いをした事が一度もないんですが・・・
今から職業適正ニートにして貰えないだろうか・・・
「私としても非常に心苦しいのだが
アークにこの後王城に戻って貰って
妻のフレイを止めるのも明日の朝が限度だと思う
あれがリーナが出立する前に気づいたら
全力で妨害してくるのは明らか出し
そうなると事前調整したリケール王国にも迷惑がかかりそうだ。
リーナの荷物に関しては、
既に馬車で積み込んでいつでも出発できる状態にしてあるから
もし、リーナが嫌でなければ
リーナの準備ができ次第リケールに向かって欲しいんだけど」
お父様は、物凄くしょんぼりした顔で
こちらを見ながら私の返事を待ってます
「私は外にお友達もいないし
家族とサマンサにお別れの挨拶出来れば良いんですが
お父様はお母様に怒られませんか?」
沈みゆく戦艦クラウドから最後に残って船と共に沈むのを決めた艦長が
覚悟を決めた顔でそこに立ってた
『艦長我々も残らせて下さい』
『馬鹿を言うな、お前は今年結婚するんだろ』
『それでもかまいません!!』
ばしーん
若い船員を副艦長が殴った
『お前らコイツを引きずっても連れて行け!!』
『艦長ーーー』
若い船員は号泣しながら連れ出された
『嫌な思いをさせてすまないな、後はまかせた』
副艦長は最後に敬礼して振り向かずに部屋を出て行った
目深まで被った副官艦長の帽子は滲んだ涙を隠しきる事はできなかった。
お父様は最後に大戦艦フレイママン号に舵を大きく切った
(リーナ、幸せにな・・・・)
あきた
「お母様にお父様を怒らないで下さいって手紙に書いて残しておくね」
私は脳内の小芝居に飽きたのでお父様にそう言った
お父様は超良い笑顔をした、ちょっとだけカッコ悪かった。
扱いとしては事故として扱うそうです。
予定されていた『聖女』のお披露目ですが
万一に備えて中止として、国内や諸外国へ王城の役人が書面にて通知する事で対応して
その他の誕生祭の催しについては
表向きには大きな遅延も無くつつがなく終わった様です。
裏方では、王城内の役人や使用人は後処理等で非常に忙しかったらしく
申し訳ない気持ちでいっぱいですが・・・・
今回の事故は王城内での事故であり
事前に通知していたにも関わらず第一王子が独断で行動を起こした為
我が公爵家には一切の非はないと判断されました。
・・・実際に、起動中の魔道具にストライク決めたのは私と言うかリーナちゃんですが
ただし貴族や役人に関しては問題無いのですが
王城内では働いてる下女や出入り商人もいるので
いくら戒厳令を引いてもウワサに尾ひれが付いて出回ってしまうのは
容易に想像できる為に、特に見た目的に良い噂が無い私に非難が集中してしまう可能性があるため
一度国外を出た方が色んな対応がしやすいそうです。
もちろん我が公爵家が力で抑えるのは容易なのですが
私は腐っても聖女なので、民衆と揉めてしまうと
今後私の役割次第で私が嫌な思いをする事もあるので
お父様的にはあまり強行手段は取りたくないみたいです。
私的にはお家にお籠もりしたいのですが
聖女は大陸条約での決まりもあり、
一国の筆頭公爵といえども
断るのが難しいケースも出て来るみたいです
聖女で良い思いをした事が一度もないんですが・・・
今から職業適正ニートにして貰えないだろうか・・・
「私としても非常に心苦しいのだが
アークにこの後王城に戻って貰って
妻のフレイを止めるのも明日の朝が限度だと思う
あれがリーナが出立する前に気づいたら
全力で妨害してくるのは明らか出し
そうなると事前調整したリケール王国にも迷惑がかかりそうだ。
リーナの荷物に関しては、
既に馬車で積み込んでいつでも出発できる状態にしてあるから
もし、リーナが嫌でなければ
リーナの準備ができ次第リケールに向かって欲しいんだけど」
お父様は、物凄くしょんぼりした顔で
こちらを見ながら私の返事を待ってます
「私は外にお友達もいないし
家族とサマンサにお別れの挨拶出来れば良いんですが
お父様はお母様に怒られませんか?」
沈みゆく戦艦クラウドから最後に残って船と共に沈むのを決めた艦長が
覚悟を決めた顔でそこに立ってた
『艦長我々も残らせて下さい』
『馬鹿を言うな、お前は今年結婚するんだろ』
『それでもかまいません!!』
ばしーん
若い船員を副艦長が殴った
『お前らコイツを引きずっても連れて行け!!』
『艦長ーーー』
若い船員は号泣しながら連れ出された
『嫌な思いをさせてすまないな、後はまかせた』
副艦長は最後に敬礼して振り向かずに部屋を出て行った
目深まで被った副官艦長の帽子は滲んだ涙を隠しきる事はできなかった。
お父様は最後に大戦艦フレイママン号に舵を大きく切った
(リーナ、幸せにな・・・・)
あきた
「お母様にお父様を怒らないで下さいって手紙に書いて残しておくね」
私は脳内の小芝居に飽きたのでお父様にそう言った
お父様は超良い笑顔をした、ちょっとだけカッコ悪かった。
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