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第二章

みあったー みあったーみあったー

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別荘地まで向かう間
ジーク様と話す機会があったので
今回の討伐に向けて色々質問してみた

「ジーク様の職業はかなり珍しいと聞いたんですが
どんな職業です?」

「アーク公爵子息の天馬騎士と比べると地味ですが銀狼騎士です」

「狼に乗って戦うのですか?」

「私のというか、私達の一族と契約してくれてるフェンリルは
体を大きく出来るので、乗って戦う事も可能ですが。
単純に大きくて賢い子なんで乗れるだけで私の職とは直接関係ありませんね。

補助魔法師と騎士の特色を併せた感じです。
前衛の兵士が5人から50人位の集団で真価を発揮する職業ですね。
ですので冒険者より軍隊とか向きです。」

「そうなんですね。
フェンリルってワンちゃんですよね?
名前は何て言うんですか?」

「ワンちゃんとか言うと機嫌が悪くなってしまうので気をつけて下さいね。
名前もつけられないんです。
私の召喚獣と言うか、我が家一族が治めている地方の神獣で
上下関係もありません、彼が嫌だと言ったら強制も出来ません。
気を許した人間は、フェンと呼ばせてます。」
「ごめんなさい、私もフェンちゃんと呼ばせて貰えれば良いんですが・・・」
「多分平気だと思いますよ、神獣だけあって聖女とは相性が良かったと思います」
「全然聖女っぽく無いですが、頑張ります。
あと、ジーク様にお願いがあるんですが・・・」
「何でしょうか?」
「もし、宜しければ、私とはもう少し雑に喋って頂けたら嬉しいのですが」
「雑にですか、女性とは社交会以外のプライベートで話す事がなくて、
あまりに慣れてないんだけど、来年同じ学園に通う中だし、
分かったよ、でもリーナ嬢もね」
「分かりました、社交会どころか、
家族以外会話してなかったので、
同じ年代の男の人とどう話して良いか分かりませんが、少しずつ頑張ります」

『見合い?』
リアルちゃんがボソッと何か言った気がするがスルーした

ジーク様とは少し慣れたと思う
後は、目指せフェン君!!





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