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一つのベッドで寝るなんて

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ある日、騎士団舎からそこそこ離れた場所にある一般の訓練場で1人で訓練した帰り、飲食店帰りのレオニスを見つけて、声をかける。
「おーい、レオ、何してるんだ?これからどっか行くのか?」
「ラウフじゃないか、こんな離れたところで会うなんて、奇遇だな。私は知り合いのご飯屋に行ってたんだ。その帰りだよ。」
「そうか、俺も帰るとこだよ。ちょっとよろうと思ってたとこはあるけど、レオがいるならもう帰るかな。」
「いいのか?邪魔なら先に帰るし、、、邪魔でないなら私も行こうかな。」
「え、、まあ、大した用事じゃねえよ。訓練場帰りだから、ちょっと漬かれる風呂屋によろうと思ってただけだ。
シャワーなら寮にもあるしな。」
「へえ、つかれるところがあるんだな。いいじゃないか、私も連れてってくれ。」
「意外と乗り気なんだな。そういうのには興味無いと思ってた。いいぜ、よってくか。」
「前、、、帝国では浸かる風呂屋が主流だったからな。
この国にいる時でも、幼い頃は父様とよく入っていたよ。久々に浸かるのもいいと思って。」

それから、目的の風呂屋までぼちぼち歩いていった。
ちょっと寄ろうと思っていたと言っただけに、騎士団舎への帰り道からそう対して離れなかった。
そうして少し古びている、魔道具で管理されていて、深夜には無人になるタイプの風呂屋についた。


「ここ、この時間は空いてて、ちいせえけど湯があるんだ。」
「いいじゃないか。休憩室もあって、、、
それじゃあまた、先にあがった方が待ってるって言うのはどうだ?」
(ちゃんと考えたこと無かったけど、ここの風呂屋は『混浴』ってのがあるんだよな、、、)
(俺とレオが、、、)「混浴、、、」
「え?」
「あ、い、いや!なんでもねえよ!」
「混浴は、、帝国にはなかったが、、ラウフはそっちがいいのか?」
「え、、、あ、、、だ、、、、」
「?まあ、一緒に入れるということだろ?それならそっちにしよう。」
「だ、、、だ、、、、(ダメだろ!!!と言いたかったが声が出ない)」
(スタスタ入っていくレオニス)
「(絞り出した一声)ま、待てよ!」
もう中に入ってしまった、、、



中でレオニスが脱ごうとしている、、、
あまりに躊躇ない行動に思わずその手を掴んで、「待てって!」
「なんだ?」
「おい、、なんも思わねえのかよ!」
「なんも、、まあ、特に思い当たる節はないが」
「成人した男女が!恋人でもねえのに!混浴だぞ!!」
びっくりするレオニス「そんなに騒ぐほどか?私はずっと父様と入っていたし、、、」
「そういうのとは、、、!」
そこまで言って、手袋を外したレオニスの手を見る
「お前、それ、、、」
「うん?火傷のことか?」
「あ、ああ、、大丈夫なのかよ。いつそんなになった」
「これは昔からだよ。私は炎の剣を使うから、装備がないと熱でやられてしまうんだ。」
「おい、初耳だぞ、、、」
「そういえば皆には見せたことなかったな、今度ちゃんと装備をつけて実演するよ。」
(そのあとはぼうっと、そのほか傷だらけなレオニスの身体を見て、ほとんど完全に裸になっているのにそこまで気がついていなかった)
(レオ、、、こんなにやわそうな身体に傷ばっかり、、筋肉もかなりついてるけどそれでも、俺とは違う、細くてやわい身体だ、、)
「おい、ラウフ。ラウフ?」
「ん?え、」
「先に入ってるぞって」
「え、あ、あああ!?み、見てねえよ!」
「? 何を言ってるんだ?先に入ってるからな」
「お、おう!」
(この時、自分も脱がなきゃいけないという事実と、自分だけ男湯に行けばよかったのではということに気がついたが、もう引くに引けないところまできていた、、、)


下半身にタオルを巻いて、ドキドキしながら入る。
手前にシャワーの半個室が並び、奥に小さいながら浴槽がある風呂場。
(レオは、、、先にシャワーを浴びているみたいだ。俺も先に浴びるか。)
一瞬ほっとしつつシャワーを浴びて、、でも、隣の隣でレオがシャワーを浴びてる、と頭に過り、顔に熱が上るのを感じる。
煩悩を無視しつつシャワーを浴びる。
水を止めると、もうレオニスは浴び終わったらしく、水の音が聞こえなくなっていた。
ここからでたらレオがいる、、、レオが、、、
ぐるぐると頭の中を巡る
覚悟を決めて、タオルを巻いて出ると、想像通りレオニスはゆっくりと、湯につかっているところだった。
入っていいものかと悩んでいると
「出たのか、ラウフ。早く入りに来いよ。いい湯だな、確かにお前が言うだけあるよ。」
こちらを振り返って少し微笑むレオにドキッとする
「今、行くよ。」
鈍った覚悟を再度決めて、小さな浴槽でできる限り離れた、レオニスの横に入る前側じゃないのは余計なものを目に入れないためだ。
けど、、、わざわざ離れて入ったのに、レオがこっちによって来た、!
顔が暑くて、まともに考えることが出来ない。まだ全然浸かっていないのに。
戸惑っているうちにレオが話しかけてきた。
「お前、これ、、、こないだの、私との模擬戦でできた傷か?」
左腕で咄嗟に防御してしまった時の傷。あの時のレオの謝り方と、咄嗟でも素手で防御するなと怒る顔は、今思い出しても、、、
「そう、だな。あれは俺が悪かったよ。」
少し、冷静になれた気がした。
...が、
「まだ治りきってないじゃないか、、どうして治癒士に見せなかったんだ。跡が残るだろう。」
そう言って俺の左腕に触って、、少し身体を寄せてくる。近い!
「おいっ、ばかっ、!」
思わず振り払ってしまった、その手が結構な勢いで、レオの顔にあたって、
「っ!す、すまねえ、、」
「こちらこそすまない、、傷口を急に触られるのは気分のいいものじゃないよな、、すまない。」
そういうことじゃ、、!と言いかけて、いや、先にレオの心配をすべきだろ、と持ち直す。
「顔、大丈夫か。」
「ん、ああ、さっきのならなんともないよ」
「それなら、、よかったよ。」

「。。。」
「。。。」

その後心を無にして、何もせず湯に浸かっていると、しばらくしてレオが、俺の肩に身体を預けてきた。
何か言いかけたが、あまりに不意に、自然に寄りかかってきたものだから、チラ、と隣を見ると
目を閉じて、、本当に安心した顔で。俺の肩で寝ていたんだ。
ココ最近、いや団長として就任してからずっと、大変だったろうからな、とか考えながら、無意識にレオのことをじっと、見つめてしまっていた。
濡れた髪、前髪に隠れた長いまつ毛、小さな鼻と、、少し開いた、唇。
筋肉質だが柔らかさを感じる肩に、筋張った鎖骨、その下は、、タオルで隠れていて見えなかった。

気がついたら、レオの頬を包み込むように撫で、親指で、唇に触れてしまっていた。
「やわらけぇ...」
そうポソッと呟いてからハッとして、レオの目を見ると、瞼は静かに開いていて、少し上を向いたレオと目が合った。
表情が読めない。驚愕にも見えるし、ただぼうっとしているようにも見える。
「すまない。少し寝てしまっていたようだ、、もう、出ようか」
そういったレオニスは少しだけ、微笑んだようにも見えた。


ラウフはさっきのことをぼうっと思い出しながら服を着ていた。
レオニスは何も気にしてないという風に、ラウフに話しかける。



「久しぶりに湯に浸かれて、良かったよ。気持ちよかったな、ラウフ。」
こちらを向いて笑顔でそう話すレオニスに、ラウフは自身の抱いていた劣情に申し訳なくなりながら答える。
「良かっただろ、、?レオも疲れてたみたいだし、ちょうど良かったんじゃねえか、、?」
「それは!ああ、すまなかった。勝手に肩も借りたし、、邪魔だったろう」
「そんなこたねえよ。邪魔だなんてそんな、、。
、、、そうだ、俺こないだ市場のちょっと怪しい魔道具屋から、興味本位で買ったやつがあってよ。」

急いで話題を変える。
「また変なのを買ったのか?ぼったくられていないだろうな。」
「ぼったくられてねえよ。たぶん。、、で、それがすごくてな、音と匂いと、ちょっとばかしの魔法で、すぐ深い眠りにつけるって謳い文句のやつでな。」
「ほう。」
「それが結構すげえんだよ。俺はあれを市場で買ってから、床についてすぐ眠れなかったことは無いし、嫌な夢を見たこともないんだ。」
「へえ、それは興味があるな。いい買い物だったってことか?今度体験させてくれないか、私はずっと、あまり深く眠れた心地がしなくてな、、、」
「もちろん。なんなら、、」
そこまで言って、自分の欲に気づく。変えた話題も少しミスだったかもしれない。続きを言っていいのか悩んだが、ままよ、と思い口に出した。
「なんなら、今日使ってみるか?」
「いいのか?、、、でも、ラウフも寝る時使うんじゃないのか。」
「今日の風呂屋みてえに、、俺と一緒に使えば問題ねえよ。」
寮の自分の部屋に誘い込む言葉。今日のラウフ自身を考えると、、ちょっぴり危ない考えだと思ったが、ラウフはもうどうにでもなれと思っていた。

。。。レオニスは小さい時から父に鍛えられ、ある程度力が強かったので、あまり対人関係で危険を感じたことがなかった。
例え周りに男しかいない空間で寝る時も、殺されること以外特に気にしていなかった。力でどうにかなると思っているから。
もちろんラウフのことも危険だと思ったことはなく、知れた中なため、殺される危険はないという判断の元
「本当か!なら、今晩はラウフの部屋にお邪魔するとしようかな。」
簡単にラウフと隣で寝ることを承諾し、帰路に着いた。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



寮に戻って、レオニスは1度自分の部屋に寝巻きに着替えに行ったあと、すぐにラウフの部屋に向かった。

(あんなに昔、私を目の敵にしてたラウフが自分から部屋に誘ってくれるなんてな。嬉しいことだ。)
にこにこしながら、皆寝静まって誰もいない廊下を進んで行った。
寮は基本一人部屋で、大した広さがない。
それゆえ扉と扉の間隔が狭く、団長であるレオニスと部隊長であるラウフの部屋はまあまあ近いので、すぐにたどり着いた。

コンコンコンコン、ノックをして、小声で扉に話しかける。
(ラウフ、私だ。入ってもいいか?)
中から少し焦った様子で「ちょっとまってくれ、一瞬、いやほんの一瞬、、、、、。。もういいぞ!」
と、ガタゴトという音と一緒に声が聞こえてきたので、扉を開けて中に入ると、意外にも整頓、、いや壁際や見えづらいところに荷物がまとめられたいかにも彼らしい部屋だった。



「ラウフ、、こういうのは片付けと言わないんだ。」
「クソ、、何も言えねえ、、、」
「だが、片付けようとしたことは認めよう。」
レオニスはそう言って少し笑った。
「けど、、とにかく!今日はもう遅いし寝るんだろ。さっさと床につ、、、」
ラウフはそこまで言って固まってしまった。
(寝るのか?今から、隣で??俺だけでも床で、、いや、スペースねえし!1人用の、、俺の!ベッドで、レオと2人?無理だろ!今からでも魔道具だけ渡して部屋に帰ってもらって、、、)
と葛藤している横で、
「じゃあ、遠慮なく。ちゃんと詰めるから、ラウフもほら、」
と少しウキウキしながらベッドに入り、魔道具の起動を待つレオニス。
あとは魔道具を起動し、電気を消して、ベッドに入るだけなのだが、、、
ラウフは戸惑っていた。
一緒に寝るのかとか、ベッドは変な匂いじゃないかとか、あとは本当に余計なこととか、同じようなことをぐるぐる考えたのち、思考をやめてレオニスと、それから本能に従うことにした。


※※※※※※※※※※
ラウフ視点

手のひらサイズの光る球状魔道具の、上にあるボタンを押すと、何やらいい香りと眠りに誘われるような音、それらに混ざって少しだけ気持ちが落ち着く魔法がかかり、床につけばあっという間に眠くなるだろうなという感じがする。
電気を消して、魔道具の出す少しのあかりを頼りに手探りでベットに入ると、レオニスの身体に触れた。
どこに触れたのかはわからなかったけど、とにかく、隣にいるというのを感じて顔が熱くなる。



耳の近くから小さく、レオが話しかける声が聞こえる。。
(これは確かに、、眠くなるな。ありがとう、ラウフ。)
それに対して俺は、
「、、、おう。」
としか答えることが出来なかった。
普段なら落ち着いてすぐ眠りにつくはずの音と香りが、全く意識に入ってこない。
レオと、今。身体が触れていて。
(このうるさい心臓の音とか、聞こえてねえだろうな?)
とか考えてるうちに、レオはすっかり寝てしまったみたいだ。
微かな寝息のするほうを見ると、
暗闇に目が慣れてきたようで、少しだけレオの顔が見えた。
(本当にいま、隣で寝てるんだ。)
「。。。。。レオ?」
話しかけても返事がない。もう、深く眠っているのか。
少し身体を起こして、正面から顔を見ると、安らかに閉じている目と、、それから、先程風呂屋で触れたやわい唇が、見える。
「。。。。。」
俺はほとんど無意識に、レオの脚と脚の間に自身の脚を潜り込ませるようにして、深く覆い被さっていた。
レオの耳元に、息がかかるほど近づき、「レオ、、、レオニス。」と囁くが、余程深く眠っているのか反応がない。
それに少し安心するのと同時に、今なら何をしても大丈夫な気がしてきて。
レオのやわい唇に、俺の、唇をゆっくりと重ね、何度か息をするうちに、もっと、もっとという気持ちが押し寄せてきて、少しずつ強く。求めていく。
今レオが起きたら。。それ以前に、レオの感触に熱に、いや、自分の熱に?分からないけど、心臓が飛び出しそうなくらい跳ねて。
でもやめられない、もっと、もっと。
レオの唇を舌でぺろりと舐めると、なんだか甘い気がして、それで、止まれなくなって、レオの頬をぐっと掴むと、甘い蜜を舐めとる獣のように、一気に舌を入れて口の中を探った。
あまくて、きもちいい。
どれくらいそうしていたか分からない。レオが少し動くから、離したくなくて、逃がしたくなくて、頬を掴む手に力がこもってしまう。




レオが少し苦しそうに、「う、、んん、、、うう」と呻き声を上げるながら目をゆっくりと開けた。
レオの赤い眼と、間近で目が合って。
俺は何も出来ないまま、色々な感情があって、目を見開いた。
繋がったままの口と、重く体重をのせる身体とを認識したのか、レオは少し固まっていたが、俺の舌を少しだけ舐め返し、またゆっくりと目を閉じると、俺の背中に手を当てて、トントン、と優しく叩いた。
急に恥ずかしさと、やってしまった事実とが襲いかかってきて。
唇を離し、ただ覆いかぶさったままレオの頭の横に顔をうずめて
「すまねえ、、本当に、、すまねえ。」
そう言った。


※※※※※※※※※
レオニス視点


いつもはベッドに入った瞬間気絶するように眠りに落ちるか、または一向に眠れないかの二択だった。
今日はラウフの部屋で、覚えている限り生まれて初めて、人肌を感じながら眠りについた。
暖かい布団の中で、夢も見ないような深い眠りについていた気がする。
目が覚めると、当のラウフが目の前にいた。本当に目の前に。
最初はよく分からなかった。
そのうち口の中が暖かくて、これはラウフなんだなと認識し、少しだけぺろりと舌を動かしたら、なんだか甘い気がした。
人と、、いやラウフと繋がっている感じがして、なんだかとても暖かな気持ちになった。
ラウフが動かないので、また目を閉じて、背中をトントン、と叩く。
なんだかそうしたい気持ちだった。
ただ温かさを手放したくない、そんな気持ちで。

ただそんな想いとは裏腹に、ラウフとの繋がりが離れていってしまった。

「すまねえ、、本当に、、すまねえ。」
いつもからは考えられないラウフの涙混じりの声に、先ず驚いた。離れてしまった寂しさもあるが、、
「どうして、あやまるんだ?」
ときいた。
すると消え入りそうな声で
「おれは、、なんてひどいことをしたんだ。最低だよな。殴ってもかまわねえ、、いや、俺を殴ってくれ」
と言う。
何が正解かわからなかったが、ラウフの言う通りにするのだけは違うと思った。
「ラウフ、少しこっちを見てくれないか。」
しばらくは動かなかったが、そのうち潤んだ目と、私の目が合った。
なぜだかまだラウフと共にありたい気がして、
頭に手を添えて、こちらに引き寄せると、泣いているのか驚いているのか分からないラウフの目をゆっくりと見て、私は目を閉じ。
そっと口付けた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日


ぼうっとするラウフ。
いつもなら、一にも二にも身体を動かしているラウフだが、昨晩のことを思い出しては、顔が赤くなったり青くなったりするだけで、ほとんど立ち尽くしていた。。。



結局あの後の記憶は朧気で、朝目が覚めたらレオは朝の準備をしに出ていった後だった。
俺とは違ってなんのけもなしにいつもの仕事や訓練をしているし、あれは俺の見た悪夢だったのか、、?いやいい夢ではあったか、、
それにしても、蕩けるように甘かったな、、、っっおいおいおい何考えてるんだ!
あの時の俺、きっと涙目だったよな。
ああ、、夢じゃなかったらなんてことをしたんだ、、、
でも確かにあの後、レオの方から、、、それで、、、、




「ラウフ部隊長殿は何をされてるんだ?今朝からずっと、目まぐるしく赤くなったり青くなったりして。」
「さあ?暴れ出さないようにそっとしておくのが吉じゃないか?」

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