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第六章
映像
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女子寮に戻ると、静かだった。消灯時間までは時間はある。皆さん、どうしているのかな。
……それこそ、寮長さんとか。
「それじゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」
リナさんとも各々の部屋の前で別れることに。
「……今日、ありがとね」
例の再生機を抱えたまま、物憂げな表情で部屋に戻っていく彼女。私が言葉を返す前に、だった。
「……わん」
腕の中のリッカが、小さく鳴いた。この子の様子もおかしかったけど、今は大丈夫なのかな……?
それにしても……大晦日の式典というと。ルイ・ゼンガーの代わりを務めた人が、どうしても思い出せない。明日、寮長さんに訊いてみようかな。実際に立ち会ったっていうし。
「……紫の」
紫の花ざかりが、今も鮮明に目に焼きついていた。
いつものひんやりとした床。私はそこで寝そべっていた。薄暗さにも慣れてきた、ゆっくりと視界を見渡す。
「あれ?」
辺り一面は、モヤがかっていた。鳥籠の中にいる、それは間違いないと思っていたところ。
「!?」
モヤの向こうに――人影があった。
それは、華奢な女性のようだった。私はどうしてだろう。
「――」
その人の名前を口にしようとするも。
そこで目が覚めた。
映像の持ち主である寮長さん。あの映像のこと、もっと知りたい。彼女から話を訊くことにした。
「それにしても、映像が擦り切れるほど……だよね」
映像はノイズがかっていた。歌声も聴けるかと思ったけど、そうもならなくて。
それに、今になって思ったことがあった。壊している可能性があるということ。それも確認した方がいいよね。
……だとしたら、さすがに悪いよね。せっかく貸してくださったのに。
「行ってきます、リッカ」
「ぐーすぴー」
お腹パンパン、爆睡中のリッカを部屋に残し、私は食堂に向かうことに。
早朝の時間であれど、すでに大半の寮生が食堂に揃っていた。
彼女たちはというと、トレイを手にしたままで食堂内を歩き回っていた。それも心あらずというか、恍惚とした表情で浸っているともいうか。うん、トレイは空のまま……。
「アサイーボウル、ゲット」
私はすかさずトレイに乗せた。といっても、誰も手にとっていなかった。大量に残されたソレら、明日に回せるといいな?
私は私でトレイに食べたいものを乗せつつ、寮長さんを捜していた。
「……来ていないのかな?」
寮長さんの姿は見当たらない。食堂内を隅々まで見渡してみてもだった。ここにいる人たちに話を聞いてみても。
「はあ……」
「ふう……」
私の質問に答えが返ってくることはなかった。彼女たちは溜息をつくばかり。
……めげそう。無視は堪えるんだよ。
「……ううん」
ここで気を滅入らせている場合じゃない。朝食を食べよう。リッカだって、言ってくれてたじゃない。食べると元気が出るって!
リナさんだって来るだろうし、寮長さんももちろん待ちたい。私は部屋ではなくて、ここで食べることにした。
小さく『いただきます』と声に出して、口にしていく。うん、美味しい。いつもの美味しい朝ごはんだ。私は寮の入口に注意を向けつつも、料理を口に運んでいく。
さあ、主食副菜は食べた。次は待望のアサイーボウルだ。
「……っっ」
すごく美味しい! 具材もゴロゴロ入っているし、素材もみずみずしくて! 酸味もほどよくて! なんか、体の内側から綺麗になっていく気がする!
「……」
食レポって大変なんだね……。
「……皆さん」
それに……私一人だけが食事を堪能していた。皆さんは席に着くことすらないから。まさか、朝食を抜く気なのかな?
「――おはよう、みんな!」
高らかに入ってきたのは、寮長さんだった――いらした! 私がガタっと席を立つ前に、彼女は言葉を発する。
「おやおや、みんな? 朝食抜きはいただけないね? しっかり摂らないとだよ?――勝ち上がれるとお思いかい?」
「「「!」」」
寮長さんの不敵な発言に、彼女たちは強く反応した。いけない、と彼女たちは朝食をトレイに乗せ始めた。おかげで朝食抜きではなくなった、そのことに安堵しつつも。
――勝ち上がる? 何に対してだというの?
「……おっと、君は『その気』はないんじゃないかな? これはあくまで――私達の戦いだよ」
「皆さんのって……あ」
私は思い当たった――『フーゴ・メーディウム』の争奪戦だと。寮長さんも正解だと頷く。
確かにそうだった。私は蚊帳の外なんだと思う。彼女達は真剣なんだ。おいそれと踏み入れていいものでもないのだと。
「――あの、寮長さん。お食事の後にでも聞きたいことがありまして」
「おや? 長くないのなら構わないよ? 可愛い寮生の頼みだからね」
寮長さんは……なんだかんだで普段通りなのかな? 今日の彼女もオシャレに気合が入ってはいる。それはあくまで恋に目覚めたから? それならいいな……。
「ありがとうございます」
私は彼女に感謝し、さっそく質問することにした。もちろん、短めを心がけて。
「大晦日の式典の映像、私も見させていただきました」
「うんうん、そうだったんだね」
私が見ていたこと、それは問題はなさそうだった。寮長さんはむしろ目を輝かせている。前も布教したそうだったし。続けよう。
「それで、その……」
そう、映像は乱れてしまっている。心苦しい、お話しないと……。
「映像があまり映らなくて……再生時に何か衝撃を与えてしまったのかも。となると、申し訳がなくて――」
寮長さん、すごく大事にしていたもの。私は罪悪感に押しつぶされそうだった。
「おや、シャーロット君。気にしないで、ね?」
「え……」
私にそうやって笑いかけてくださる。彼女は言う。
「ふふ、布教用だからね! いくらでもあるから! ほら、君にもあげるよ!」
「え」
寮長さんは制服のポケットからキューブ状のもの――映像を収めたものを私に渡す。『プレゼント』だよ、と無邪気に彼女は笑う。
布教用といえど、いただくのも。いいのかな、と私は思ってはしまう。といっても、もっと鮮明な映像がわかるのならば。
「――ありがとうございます。リナさんと一緒に観ますね」
「ああ、どうぞどうぞ! そうだ、リナ君にも言っておいてくれないかな? 新しいもの、遠慮なくもらってほしいって!」
「はい、わかりました。お伝えしますね」
「うんうん!」
こちらが壊した疑惑もあるのに、さらにくださるとは。寮長さん、変わらずなのかな?
「っと、すみません。長々と引き留めてしまいました」
「なぁに、構わないよ……というにはね、私も力を蓄えておかないと」
「はい。ありがとうございました」
「ふふ、それじゃあね」
トレイも持ってない状態でしたね……すみません。皆さん、食事に夢中になっている。溜息連打状態よりはいいよね? 寮長さんも張り切って朝食を確保しにいくようだった。
「そうだ、シャーロット君。言ってくれて良かったよ。ちゃんとした映像、あの方の美しさを見せたかったからね?」
「寮長さん……本当にありがとうございます」
気に病まないようにと、そう言葉を加えてくださった。彼女のそうしたところに、私は何度助けられてきたのかな。本当に有り難いんです。
「ふふ、君も見入られてしまうのかな――『フーゴ様』の御姿に」
「……?」
私は言葉を失ってしまっていた。
彼女の、委員長の発言が一瞬、理解できなくて。
――フーゴさん? ……うん、フーゴさん。確かにそう口にしていたんだ。
映像の中の人物は華奢な人物。女性、いえ、男性の可能性があるにしろ。あのガチムチな彼とはどうも結びつかない。
それだけではなかった。
「……寮長さん」
いつもの朗らかで気さくな彼女。さっきまで接していた彼女はそうだった、そのはずなのに。
あんな――鋭い、射抜くような眼差しを向けてくるだなんて。
「どういうこと……?」
寮長さんは布教だって笑っていたのに。色んな人に見てほしいって。それなのに? 実際見て、それで……仮にファンにでもなったとしたら。
――それが許せない、そういった思いが伝わってきてしまった。
寮長さん……あなたもそうなの? いつものあなたではないと?
「……映像、まずはリナさんにも」
部屋に寄って、朝食は置いて。リッカが起きてればだけれど、寝たままなら仕方はない。先生もそう、どこかでお伝えしなくては。それはアルトたちにもだった。
リナさんの部屋に向かおう。
……それこそ、寮長さんとか。
「それじゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」
リナさんとも各々の部屋の前で別れることに。
「……今日、ありがとね」
例の再生機を抱えたまま、物憂げな表情で部屋に戻っていく彼女。私が言葉を返す前に、だった。
「……わん」
腕の中のリッカが、小さく鳴いた。この子の様子もおかしかったけど、今は大丈夫なのかな……?
それにしても……大晦日の式典というと。ルイ・ゼンガーの代わりを務めた人が、どうしても思い出せない。明日、寮長さんに訊いてみようかな。実際に立ち会ったっていうし。
「……紫の」
紫の花ざかりが、今も鮮明に目に焼きついていた。
いつものひんやりとした床。私はそこで寝そべっていた。薄暗さにも慣れてきた、ゆっくりと視界を見渡す。
「あれ?」
辺り一面は、モヤがかっていた。鳥籠の中にいる、それは間違いないと思っていたところ。
「!?」
モヤの向こうに――人影があった。
それは、華奢な女性のようだった。私はどうしてだろう。
「――」
その人の名前を口にしようとするも。
そこで目が覚めた。
映像の持ち主である寮長さん。あの映像のこと、もっと知りたい。彼女から話を訊くことにした。
「それにしても、映像が擦り切れるほど……だよね」
映像はノイズがかっていた。歌声も聴けるかと思ったけど、そうもならなくて。
それに、今になって思ったことがあった。壊している可能性があるということ。それも確認した方がいいよね。
……だとしたら、さすがに悪いよね。せっかく貸してくださったのに。
「行ってきます、リッカ」
「ぐーすぴー」
お腹パンパン、爆睡中のリッカを部屋に残し、私は食堂に向かうことに。
早朝の時間であれど、すでに大半の寮生が食堂に揃っていた。
彼女たちはというと、トレイを手にしたままで食堂内を歩き回っていた。それも心あらずというか、恍惚とした表情で浸っているともいうか。うん、トレイは空のまま……。
「アサイーボウル、ゲット」
私はすかさずトレイに乗せた。といっても、誰も手にとっていなかった。大量に残されたソレら、明日に回せるといいな?
私は私でトレイに食べたいものを乗せつつ、寮長さんを捜していた。
「……来ていないのかな?」
寮長さんの姿は見当たらない。食堂内を隅々まで見渡してみてもだった。ここにいる人たちに話を聞いてみても。
「はあ……」
「ふう……」
私の質問に答えが返ってくることはなかった。彼女たちは溜息をつくばかり。
……めげそう。無視は堪えるんだよ。
「……ううん」
ここで気を滅入らせている場合じゃない。朝食を食べよう。リッカだって、言ってくれてたじゃない。食べると元気が出るって!
リナさんだって来るだろうし、寮長さんももちろん待ちたい。私は部屋ではなくて、ここで食べることにした。
小さく『いただきます』と声に出して、口にしていく。うん、美味しい。いつもの美味しい朝ごはんだ。私は寮の入口に注意を向けつつも、料理を口に運んでいく。
さあ、主食副菜は食べた。次は待望のアサイーボウルだ。
「……っっ」
すごく美味しい! 具材もゴロゴロ入っているし、素材もみずみずしくて! 酸味もほどよくて! なんか、体の内側から綺麗になっていく気がする!
「……」
食レポって大変なんだね……。
「……皆さん」
それに……私一人だけが食事を堪能していた。皆さんは席に着くことすらないから。まさか、朝食を抜く気なのかな?
「――おはよう、みんな!」
高らかに入ってきたのは、寮長さんだった――いらした! 私がガタっと席を立つ前に、彼女は言葉を発する。
「おやおや、みんな? 朝食抜きはいただけないね? しっかり摂らないとだよ?――勝ち上がれるとお思いかい?」
「「「!」」」
寮長さんの不敵な発言に、彼女たちは強く反応した。いけない、と彼女たちは朝食をトレイに乗せ始めた。おかげで朝食抜きではなくなった、そのことに安堵しつつも。
――勝ち上がる? 何に対してだというの?
「……おっと、君は『その気』はないんじゃないかな? これはあくまで――私達の戦いだよ」
「皆さんのって……あ」
私は思い当たった――『フーゴ・メーディウム』の争奪戦だと。寮長さんも正解だと頷く。
確かにそうだった。私は蚊帳の外なんだと思う。彼女達は真剣なんだ。おいそれと踏み入れていいものでもないのだと。
「――あの、寮長さん。お食事の後にでも聞きたいことがありまして」
「おや? 長くないのなら構わないよ? 可愛い寮生の頼みだからね」
寮長さんは……なんだかんだで普段通りなのかな? 今日の彼女もオシャレに気合が入ってはいる。それはあくまで恋に目覚めたから? それならいいな……。
「ありがとうございます」
私は彼女に感謝し、さっそく質問することにした。もちろん、短めを心がけて。
「大晦日の式典の映像、私も見させていただきました」
「うんうん、そうだったんだね」
私が見ていたこと、それは問題はなさそうだった。寮長さんはむしろ目を輝かせている。前も布教したそうだったし。続けよう。
「それで、その……」
そう、映像は乱れてしまっている。心苦しい、お話しないと……。
「映像があまり映らなくて……再生時に何か衝撃を与えてしまったのかも。となると、申し訳がなくて――」
寮長さん、すごく大事にしていたもの。私は罪悪感に押しつぶされそうだった。
「おや、シャーロット君。気にしないで、ね?」
「え……」
私にそうやって笑いかけてくださる。彼女は言う。
「ふふ、布教用だからね! いくらでもあるから! ほら、君にもあげるよ!」
「え」
寮長さんは制服のポケットからキューブ状のもの――映像を収めたものを私に渡す。『プレゼント』だよ、と無邪気に彼女は笑う。
布教用といえど、いただくのも。いいのかな、と私は思ってはしまう。といっても、もっと鮮明な映像がわかるのならば。
「――ありがとうございます。リナさんと一緒に観ますね」
「ああ、どうぞどうぞ! そうだ、リナ君にも言っておいてくれないかな? 新しいもの、遠慮なくもらってほしいって!」
「はい、わかりました。お伝えしますね」
「うんうん!」
こちらが壊した疑惑もあるのに、さらにくださるとは。寮長さん、変わらずなのかな?
「っと、すみません。長々と引き留めてしまいました」
「なぁに、構わないよ……というにはね、私も力を蓄えておかないと」
「はい。ありがとうございました」
「ふふ、それじゃあね」
トレイも持ってない状態でしたね……すみません。皆さん、食事に夢中になっている。溜息連打状態よりはいいよね? 寮長さんも張り切って朝食を確保しにいくようだった。
「そうだ、シャーロット君。言ってくれて良かったよ。ちゃんとした映像、あの方の美しさを見せたかったからね?」
「寮長さん……本当にありがとうございます」
気に病まないようにと、そう言葉を加えてくださった。彼女のそうしたところに、私は何度助けられてきたのかな。本当に有り難いんです。
「ふふ、君も見入られてしまうのかな――『フーゴ様』の御姿に」
「……?」
私は言葉を失ってしまっていた。
彼女の、委員長の発言が一瞬、理解できなくて。
――フーゴさん? ……うん、フーゴさん。確かにそう口にしていたんだ。
映像の中の人物は華奢な人物。女性、いえ、男性の可能性があるにしろ。あのガチムチな彼とはどうも結びつかない。
それだけではなかった。
「……寮長さん」
いつもの朗らかで気さくな彼女。さっきまで接していた彼女はそうだった、そのはずなのに。
あんな――鋭い、射抜くような眼差しを向けてくるだなんて。
「どういうこと……?」
寮長さんは布教だって笑っていたのに。色んな人に見てほしいって。それなのに? 実際見て、それで……仮にファンにでもなったとしたら。
――それが許せない、そういった思いが伝わってきてしまった。
寮長さん……あなたもそうなの? いつものあなたではないと?
「……映像、まずはリナさんにも」
部屋に寄って、朝食は置いて。リッカが起きてればだけれど、寝たままなら仕方はない。先生もそう、どこかでお伝えしなくては。それはアルトたちにもだった。
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