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捕まえられた淫魔は逃げられない
しおりを挟む処女淫魔がチョロそうな人間の男を誘惑して精気を奪おうとしたら、逆に襲われてめちゃくちゃにされる話。
人×人外 無理やり
──────────────────
「ラナ、貴女はもう充分大きくなったわ。今日から自分でご飯を見つけて自分の力で食事するのよ」
「うん、お母さん! 私頑張るね!」
母の言葉に、ラナは元気よく返事をした。今までは家族のおこぼれを分け与えてもらっていたが、これからは家を出て、自力でご飯を見つけ食事をしなくてはならない。
見送る母に大きく手を振り、ラナは背中の羽をパタパタと羽ばたかせ空へ飛び立った。
ラナは女型の淫魔、サキュバスだ。頭にはぴょこりと矢印のような黒い角が二本、背中には皮膜でできた黒い羽、尾てい骨の辺りからひょろりと先が三角の黒い尻尾が生えている。
淫魔のご飯は人間の精気だ。エロいことをして人間の性欲を高め、放たれる精気を食べる。
子供の淫魔は親や兄姉に口移しで精気を分けてもらい成長する。そして充分に成長したら、一人立ちして自分の力で人間を誘惑するのだ。
ラナは獲物を捜して空を飛ぶ。獲物は匂いで見つける。淫魔は人間の外見や内面になど拘らない。貧乏だろうと金持ちだろうと気にしない。大事なのは精気の匂いだけ。自分の好みの匂いを放つ人間の精気を食べる。
人間の暮らす町を上空から見下ろす。人間はたくさんいるけれど、食べたくなるようないい匂いは感じなかった。
町を離れ、隣町へ向かう、その途中。
蕩けるような甘い匂いが鼻を掠めた。
ほんの微かなものだったのに、それだけでじゅわりと口の中に涎が溢れた。
美味しそう。
これを食べたい。
ラナは逸る気持ちを抑えて匂いを辿り、森の中へと下りていった。
町から少し離れた森の中に、一軒の家が建っている。
この堪らなく美味しい匂いはあの家の中から漂ってきていた。
ラナは木の陰からそっと家の様子を窺う。
すると、一人の人間がやってきて家のドアを叩いた。
少しして、ドアが開く。途端に、甘い匂いが濃くなった。
ドアの向こうから現れたのは、穏やかな顔立ちの青年だ。甘い風貌の美しい人間。けれど淫魔のラナは顔よりも精気の匂いに魅せられる。間違いなく、この匂いはあの人間の青年のものだ。
「いらっしゃいませ」
「頼んでいた薬を引き取りに来ました」
一枚の紙切れを渡しながら男が言う。青年はそれを受け取り、「少々お待ちください」と言って家の中に消えた。少しして戻ってきた青年は小さな瓶を一つ手に持っていた。
「こちらが頼まれていた腰痛の薬です」
お金を渡して薬を受け取り、男は帰っていった。
それからも、何度も人間が青年の家に訪ねてきた。
どうやら青年は薬師のようだ。アベルという名の彼が作る薬は多岐に渡る。傷薬や治療薬、虫除けの薬や魔法薬、ありとあらゆる薬を取り扱っているようだ。訪れる客とのやり取りで、ラナは彼が優秀な薬師なのだと知った。
けれど、そんなことはどうでもいい。ラナにとって彼の価値は、美味しそうな精気を持っているということだけだ。
離れた場所から様子を窺いながら、夜になるのを待った。甘い匂いに無性に空腹を刺激されるが、いつ客が訪ねてくるかわからない今の時間帯に食事をするのは無理だ。邪魔の入らない夜までひたすら待った。
客に対する応対を見る限り、アベルという青年はとても穏やかな気質のようだ。物腰が柔らかく、話し方も丁寧だ。決して女に慣れているような感じではない。
彼ならば、処女のラナでもうまく誘惑できそうだ。強引にのし掛かってしまえば、きっと彼は抵抗できないだろう。戸惑う彼を気持ちよくさせて、メロメロになったところで無理やり体を繋げればいい。主導権を握るラナが上に乗っかって精を搾り取るのだ。
一番最初に見つけた好みの匂いの男が、はじめての相手に相応しい簡単そうな男だったのはとてもラッキーだ。
ラナはほくそ笑み、獲物の待つ家に向かって暗闇の中を歩いた。
鍵のかかっていない窓から、中へ侵入する。薄暗い廊下を歩き、人の気配のする部屋のドアを開けた。そこは寝室だった。堪らなく食欲をそそる匂いが室内に充満している。ベッドの上で、極上の精気を持つ青年が寝ていた。
ラナはにんまりと唇に笑みを浮かべ、ベッドに近づく。
ベッドに上がり、仰向けに寝ている彼に跨がった。
アベルは身動ぎ、目を覚ました。ラナの存在に気付き、目を丸くする。
「えっ、き、君は……!? なにしてるのっ……?」
「ふふ。私は淫魔」
「淫魔……」
「そう。あなたの精気を食べに来たの」
ラナは艶を孕んだ瞳でアベルを見下ろす。怪しげな手付きで彼の頬を撫でた。
「あなたから、とっても美味しそうな匂いがするの。だから、ねぇ、食べさせて?」
誘惑するように、ゆっくりと衣服を肩から下げる。たゆんっと胸の膨らみがまろびでた。
アベルの手を取り、ラナは自身の乳房へと導く。
「私と、いーっぱい、気持ちいいことしよう?」
熱っぽく囁き、ラナは艶然と微笑んだ。
「ぃやああぁっ、もうやらぁっ、もういらないっ、もうたべられないぃっ」
数時間後、室内にはラナの悲痛な叫びが響き渡っていた。
「この程度でへばるなよ」
「ひぅんっ」
ごちゅんっと内奥を突き上げられ、その衝撃にラナは涙を飛び散らせる。
「お前から誘ってきたんだから、俺が満足するまで付き合ってもらうぞ」
そう言ってラナを見下ろす男は嗜虐の笑みを浮かべていた。
この男は一体誰なのだ。あの、接客中に見せていた穏やかな雰囲気は鳴りを潜め、獰猛な肉食獣のごとくラナの体を貪っている。同一人物とは思えないが、精気の匂いは確かにあのアベルのものだ。
『私と、いーっぱい、気持ちいいことしよう?』
と、精一杯の媚態を演じるラナを見上げ、いきなりアベルは豹変したのだ。
主導権を握るのはラナのはずだったのに。気づけばラナの方がベッドに押し倒されていて、衣服は全て脱がされて、精気の匂いでとろとろになっていた膣穴に巨大な男根を突き立てられた。
わけもわからぬまま処女を奪われ精気を注がれ、食事はできたわけだしまあいいかと思っていたが、それから延々食事を続けさせられているのだ。
淫魔は気持ちいいことが大好きだ。快感を得られ精気も食べられる、人間とのセックスは淫魔にとって最上の淫楽だ。
けれど、何時間も休みなく続けられれば嫌にもなる。淫魔の体は敏感に快感を拾ってしまう。強烈な快楽は過ぎると暴力にもなり得る。ベテラン上級淫魔なら楽しめるのだろうが、ラナはピカピカ新米処女淫魔だったのだ。次から次へと目も眩むような快感に襲われ、頭がおかしくなってしまうのではないかという恐怖に怯えた。
漏らした愛液と精液でびちょびちょになったシーツの上で、ラナは嬌声を上げてもがく。
「やぁああっあぁっ、も、むりぃっ、はじめてなのっ、しょじょだからぁっ、あっひはぁんっ、これ以上きもちぃのむりぃっ」
「もう、処女じゃないだろ。俺が処女膜ぶち抜いて、何時間経ったと思ってる」
「んっひぃいんっ」
両足をアベルの肩に担がれ、ぐじゅうぅっと膣内を剛直で抉られた。内壁を擦り奥まで貫かれ、ラナは全身を痙攣させて絶頂に達する。
咥え込んだものを搾り上げるようにきつく肉筒が締まり、アベルもまた精を吐き出す。
蕩けるような甘い精気は、麻薬のようにラナの思考を犯していった。
じゅぽんっと陰茎を抜かれる。ずっと大きなものを突っ込まれていた蜜口はぽっかりと口を開け、だらだらと注ぎ込まれた精液を零した。
漸く終わったのか。やっと解放されたのだ。こんなところからさっさと出て行きたいけれど、体が動かない。
ぐったりとシーツに沈むラナの体が、くるりと引っくり返された。
「んえっ!? な、なに……!?」
うつ伏せにされ、振り返ろうと身動ぐラナの膣穴に熱い肉塊が押し当てられる。ラナはひっと息を呑んだ。
「う、うそっ、ま、待っ、もうむりっ、もうたべられにゃ、あっんぁああああっ」
ぢゅぶぅっと、容赦なく硬い楔を突き立てられる。そのまま、押し潰すような激しい抽送が繰り返された。
「んひっひううぅっ、らめぇっ、ちゅよいぃっ、おまんこちゅぶれるうぅっ、こわれるぅっ」
「壊れねーよ。しっかり俺のちんぽにしゃぶりついてるくせに、なにが無理なんだ?」
「おっ、ひぃいっんんっ」
ごりゅんっごりゅんっと肉壁を亀頭の雁で刮げるように擦られ、最奥に亀頭をぐりゅぐりゅと押し付けられる。ばちゅばちゅばちゅばちゅっと腰を叩きつける勢いは激しく、おおよそ初心者相手にする行為ではないが、淫魔のラナにとっては快楽でしかない。気持ちよくて気持ちよくて、脳髄までも痺れるような快感に蹂躙され続ける。
「ひっ、いくっいくぅっ、ずっといって、あひっんくうぅっ、も、いくのやあぁっ、きもちぃのやめてぇっ」
「なに言ってんだ」
「はひぃんんっ」
「いーっぱい、したかったんだろ、気持ちいいこと」
「もういいっ、ひっううっ、もういっぱいしたからぁっ、きもちぃのいっぱいしたぁっ、あっあんっんひぃっ、これ以上したらおかひくなるぅっ」
「いっぱい? この程度で? 冗談だろ。ほら、淫魔らしく自分で腰振って俺から搾り取ってみろよ」
「くひぃいんっ」
ぐいっと体を持ち上げられ、背面座位の体勢になる。ごりゅぅっと子宮口を熱塊に突き上げられ、ラナはびくびくと体を震わせた。
「おいおい、自分だけ気持ちよくなってないで俺のちんぽ扱けって。じゃなきゃずっとこのままだぞ」
「ふぇっえっ、らって、むり、むり、おっきいのでお腹いっぱいれ、おまんここしゅれてぇっ、ひっあっあっ、きもちよしゅぎてうごけないぃっ」
ラナは涙を流してかぶりを振る。淫魔とはいえ、数時間前に処女を散らしたばかりなのだ。人間の乙女よりも性に対する知識も豊富で積極性もあるが、いかんせん経験値が低すぎる。それに何時間も体を貪られ、もうへろへろなのだ。極上の精気でお腹は満たされているが、疲労感がそれを上回る。
「しょうがねーな」
そう言ってアベルが手に取ったのは、ピクピク震えていた尻尾だ。
「ひっ、や、やらぁっ、しっぽ、さわっちゃ……っ」
淫魔の尻尾は立派な性感帯だ。掌に握り込まれしゅるりと根元から撫で上げられ、びくんびくんと尻尾が揺れる。
「あっひぃんっ、らめ、らめぇっ」
必死に訴えるけれど聞いてもらえず、アベルは尻尾の先端をすりすりと擦る。特に敏感な先端を刺激され、ラナは爪先をぎゅうっと丸めて快感に悶える。
それだけでも充分な快楽をラナにもたらすというのに、あろうことかアベルはその尻尾を結合部へと近づけた。
「んひぃいいっ」
包皮が剥けて剥き出しになった陰核と尻尾の先端を擦り合わされ、強烈な快感が全身を駆け抜けた。目の前がチカチカして、爪先がびりびりと痺れる。
アベルの満足げな吐息が耳を掠めた。
「ああ、いい感じに中がうねってる」
「あっひっひぁあっ、まっ、まっれぇっ、しょれらめぇっ、おねが、あひっひっ、やめっ、はひっうぅうっ」
丸みを帯びた尻尾の先端で、くりくりと肉粒を捏ねられる。尻尾と陰核の両方から快感が生まれ、その間も胎内をぐちゅぐちゅと突き上げられ、許容量を超える快楽にラナの思考は焼ききれる。
お腹を突き破られるのではないかと思うほど強く内壁を亀頭で押され、ぷしゃっと尿道から体液が噴き出した。潮が飛び散り、シーツをびちゃびちゃに濡らしていく。
ラナは顔をぐちゃぐちゃにして、焦点の合わない瞳でそれを見つめていた。
「はひっ、ひっく、ぅうっ、ひっひうぅっ」
「もう限界か? ったく、しょーがねーな」
「あっあっあっひはぁあっ」
「これで最後にしてやるから、しっかり搾り取れよ」
「んっひっくひっひっあっあはぁああっ」
ぎちゅぅっと奥まで押し込まれた男根が、びゅくびゅくと精を吐き出す。
淫魔の体は勝手にそれに反応し、最後の一滴まで搾り上げるように蠕動する。
ぐったりとしながらも精気の甘美な味にうっとりと瞳を蕩かせ、そして糸が切れたようにラナは意識を失った。
ゆっくりと瞼を持ち上げる。見慣れぬ光景を暫しぼんやりと眺め、それからハッと体を起こす。ラナは全裸でベッドに寝かされていた。どろどろに汚れていた体はすっかり綺麗になっている。
ここはアベルという人間が暮らす家の寝室だ。いい匂いにつられて忍び込み、襲いかかって精気を奪おうとしたら逆に襲われ散々な目に遭った。
昨夜の、昨夜から明朝にかけてのアベルの暴挙を思い出し、ラナは恐怖と怒りにぶるぶると体を震わせた。
精気は舌が蕩けるほどに絶品だったが、もう二度とあんな目に遭うのはごめんだ。大量の精気を食べさせられて腹は充分過ぎるほど満たされた。ならばもうここにいる理由はない。さっさと出て行って、また新たな獲物を捜すことにしよう。
ベッドを下りて、ふと首もとの違和感に気づく。手で触れて、ぎょっとした。
壁にかけられている鏡を見つけ、駆け寄る。見ると、ラナの首には首輪が嵌められていた。ラナが元々つけていたわけではない。こんなものを嵌めた覚えはない。つまり、ラナが眠っている間に嵌められたのだ。犯人はアベルしかいない。
しかも、これはただの首輪ではない。鍵もなにもついてないのに外せない。魔力で作られた首輪だ。
「どういうことよぉおお!!」
ラナは怒り、感情に合わせて頭の角とお尻の尻尾がビンッと逆立つ。
真っ裸で寝室を出て、この首輪を嵌めたであろう犯人を捜す。精気の匂いを辿ればすぐに居場所はわかった。アベルのいる部屋のドアを勢いよく開ける。
「ちょっと!!」
「んだよ、朝っぱらからうるせーな」
作業部屋らしいごちゃごちゃとした部屋の中にアベルはいた。大声を上げるラナを、うるさそうに眉を顰めて振り返る。
別にこっちも好きで喚き立てているわけではない。大声を上げさせるようなことをアベルがしたのだ。
「なにこの首輪!!」
「なにって、主従契約の首輪だろ」
「なんでそんなの勝手に嵌めてるの! そもそも私同意なんてしてないのに、契約なんて……!」
「お前みたいな下級淫魔、同意なんてなくても勝手に契約するのなんて簡単なんだよ」
アベルは悪びれもせず、飄々と言ってのける。
彼の態度にラナは肩を震わせ憤る。
「なんで、こんなこと……!」
「丁度よかったから」
「?」
「俺はな、淫魔と人間の混血なんだよ」
「えっ……」
ラナは思わず怒りも忘れ、まじまじとアベルを見上げる。
「精気は全く必要ないが、性欲だけは淫魔並みなんだ」
「はあ……」
「だから、性欲を発散させるのに丁度いい淫魔のお前を契約で縛って傍におくことにしたんだ」
「なんじゃあそりゃあ!! 私を都合のいい性処理に使おうっての!?」
「別にいいだろ。お前は俺の精気を食べられる。俺は性欲を発散できる。お前にとっても悪い契約じゃないはずだ」
「嫌だよ! 私は色んな男の精気を食べたいんだ! 毎回毎回あんなめちゃくちゃされるなんて冗談じゃないし! 契約破棄してよ!」
「嫌だね、諦めろ。娼館に行くのはもう面倒だし、そもそも人間の女じゃすぐ潰れて全く発散できずに終わる。だけど淫魔のお前なら、それなりにすっきりできるまで潰れずにいられるんだ」
「じゃあ他の淫魔にしてよ!」
「淫魔なんてどうやって捕まえるんだよ。それともお前がここに連れてきてくれんのか?」
「そんなの無理だよ!」
巣立ったばかりのラナに淫魔の知り合いなどいない。かといって自分の家族を身代わりにすることもできない。
「私に一生性欲処理させるつもりなの!?」
「のこのこ俺の前に現れたお前が悪い。俺を獲物に選ばなきゃこんなことにはならなかったんだよ。俺を見つけた自分の運の悪さを恨むんだな」
「そ、そんな……」
悪辣に笑うアベルを見上げ、ラナは絶望に青ざめる。
「話は終わりだ、とっとと出てけ。俺はお前と違って忙しいんだ。家の中は自由にしていいが、汚したり物を壊したりするなよ」
アベルは勝手に話を終わらせ、ラナを部屋から追い出した。
うちひしがれていたラナは、我に返って慌ててドアに向かって怒鳴り付ける。
「ちょっと、私まだ納得してないんだけど!!」
ドアノブをガチャガチャ回し、ドアをドンドン叩いても、もうドアが開くことはなく、なんの反応も返ってはこなかった。
「なんなのよ、このクソアベル!! 横暴! 性欲魔神! 巨根! 絶倫! 二重人格!」
ガンッと両手の拳をドアに叩きつける。
「絶対あんたの思い通りになんかならないから! あんたより強くなって、こんな契約破棄してやるんだから!」
聞いているのかもわからないドアを隔てた相手に向かって、ラナは声高に宣言する。
そしてドアを殴った手の痛みに一人で泣いた。
───────────────
読んで下さってありがとうございます。
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