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59.『高い城』攻防戦 二日目 午後(6) ぼぉっと立つだけの簡単なお仕事
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オレは、『高い城』の中央部分の城壁上へ出た。
風がひどく冷たい。
隣でしゃがみこんでいるバルガスが心配そうに、
「本当にやるんですか? 他に何か手があるんじゃねぇんですか?」
「こ、これしか思いつかなかった。それに」
オレは、バルガスを見た。
しゃがんでいてもオレとそんなに背が変わらない。
ここに来た頃は怖かったその顔が、今ではただただ頼もしく見える。
「信頼してるよ」
「そんなこと、顔を真っ青にして震えながら言われても」
オレは震える右腕を左手で抑えた。その手も震えていた。
仕方がないだろ。
オレは、あの魔弾の射手のマトになるためにここへ立つんだから。
この関所で、実質はともかく、一番重要な人間。
その人間が死ねば、兵達の士気が一気に下がる人間。
あいつの注意を引き寄せて、狙わせることのできる人間。
それはこの関所の司令官。
つまりオレ。
そのことを思いあたった瞬間。体が震えた。
バカかオレは、と思ったよ。何を考えているって。
司令官。一番えらいんだから、危険なことは人任せで大丈夫な役職なのにさ。
だけど、これしかない。
怖くて仕方がない。だけど。やるしかないんだ。
もうここへ出てきちゃったし、行くんだ行くんだ!
オレは、大きく深呼吸した。
そんなことをしても恐怖が薄れるわけじゃない。
だけど、ここまで来たら覚悟を決めるしかない。
胸壁の方へ踏み出した。
ああ、いやだ。怖い。怖すぎる。
だけど、やるしかない。
なに簡単な仕事だ。立っていればいいだけのお仕事なんだから。
主塔の上とちがって、戦場の音が良く聞こえる。
悲鳴、絶叫、城壁に縄梯子が投げつけられる音。
そして、冷たい。寒いよりも冷たい。
緊張と恐怖でにじみだす汗が、風で撫でられて冷たくてたまらない。
ここは、ここの場所から聳え立つ主塔の上よりも戦場に近い。
あの射手の射程内にある。
バロンさんの推測だと、ぎりぎりらしいけど。
それでも射程内にあることには変わりがない。
胸壁のそばまで近づいて、下を覗き込んだオレは思わず。
「近い……」
右翼の戦場がはっきりと見えた。
右翼に迫っている帝国軍。
城壁から撃ちだされる矢。投げられる火壺。
梯子や鉤縄へ蟻のようにたかって登ってくる黒鉄の鎧の群れ。
敵の勢いはすさまじく、今にも城壁の上に乗られそうだ。
石工さん達に、石材を落すのを少なくして貰っているから、余計だ。
オレは下から持って来た青い旗の竿をつかみ、旗を大きく振りかぶった。
石工さん達への合図だ。
右翼の上の段の城壁が、つんのめったように前傾したと思うと。
人の身長の半分ばかりの高さが、一斉に崩壊した。
群がる敵に降り注ぐ石材の豪雨。
右翼に群がっていた帝国兵が、石の豪雨を叩きつけられ、剥がされ落ちていく。
黒鉄の鎧が鎧を圧し潰し、地面に血だまりが広がるけど、そこも石が埋め尽くしていく。
これ以上は、もう、上段からは石材を落せない。
城壁の構造上、これ以上崩して低くすると。
城壁を崩している石工班の人達が敵に姿をさらしてしまうからだ。
だが、外から見れば、まだ上段の城壁は少し残っている。
つまり、ここにオレがいて合図を送る限り、いいタイミングで石材を降らせることができる。
――と、敵が考えてくれれば上出来だ。
いや、その可能性がある、と思ってくれるだけで――
オレは、凄い力で横から突き飛ばされた。
回転するオレの視界に、突き飛ばしたバルガスが、胸にあの矢を受けてのけぞるのが見えた。
敵の大歓声。
胸壁の影に隠れていたマクベイさんが、さっと立ち上がって矢を放つのが見えた。
マカベイさんの胸にあの矢が刺ささり、
その体が仰向けに倒れ、尖がり帽子が舞い落ちていくのが見えた。
味方から大歓声があがり、敵がしずまりかえった。
全てはまばたきするくらいの一瞬。
「バルガス! マカベイさん!」
オレは慌てて身を起こした。
バルガスは、矢が当たった胸の辺りをさすりながら。
「あぶねえあぶねえ。鎧を射抜いてやがる。もう一枚着こんでなかったら、やられてたところですぜ」
バルガスは、先程着こんだ鎧の上に、もう一枚鎧を着ていた。
この距離を飛翔した敵の矢は、二枚の鎧を貫くことは出来ず、ひしゃげて、傍らに転がっていた。
「マカベイさん!! マカベイさん!」
オレ達は、倒れているマカベイさんの元に、駆け付けた。
胸にあの矢が突き刺さっていた。
マカベイさんは鎧なんかつけていない。あんなものをつけたら狙いをつける時邪魔になるって……。
射ったらすぐしゃがみこむから大丈夫だって言ってたのに……。
「若親分。マカベイの旦那も大丈夫ですぜ。気絶してるだけですぜ」
「でも、矢が矢が」
バルガスが、マカベイさんの服をくつろげた。
矢は、胸に下げたメダルに刺さって止まっていた。
オレが大会優勝者に授与したメダルだ。
メダルと言っても、宝石なんかついていないし、金でも銀でもない。
この関所の鍛冶屋さんが打ち、細工師さんが模様を刻んだだけの質素なメダルだ。
鉄製で分厚くて、ここ以外では何の価値もないはずのメダルだ。
つけていてくれているとは、思っていなかった。
「ほ……」
「うまく行ったみたいですぜ」
戦場はしずまりかえっていた。
オレが囮になり。
射程ギリギリに立つオレを射るために、魔弾の射手が櫓から身を乗り出す。
バルガスはオレを突き飛ばし、敵の射線からオレを守る。
オレを撃ったあと、僅かの時間だけ身を乗り出したままの相手を、胸壁の背後に隠れていたマカベイさんが撃つ。
同時に、右翼の城壁の、敵に一番近い位置で待機していたバロンさんが、相手を撃つ。
命中したのはマカベイさんの矢か、バロンさんの矢かは、まだ判らない。
だが、敵と味方の様子からして、魔弾の射手はもう戦えない。
風がひどく冷たい。
隣でしゃがみこんでいるバルガスが心配そうに、
「本当にやるんですか? 他に何か手があるんじゃねぇんですか?」
「こ、これしか思いつかなかった。それに」
オレは、バルガスを見た。
しゃがんでいてもオレとそんなに背が変わらない。
ここに来た頃は怖かったその顔が、今ではただただ頼もしく見える。
「信頼してるよ」
「そんなこと、顔を真っ青にして震えながら言われても」
オレは震える右腕を左手で抑えた。その手も震えていた。
仕方がないだろ。
オレは、あの魔弾の射手のマトになるためにここへ立つんだから。
この関所で、実質はともかく、一番重要な人間。
その人間が死ねば、兵達の士気が一気に下がる人間。
あいつの注意を引き寄せて、狙わせることのできる人間。
それはこの関所の司令官。
つまりオレ。
そのことを思いあたった瞬間。体が震えた。
バカかオレは、と思ったよ。何を考えているって。
司令官。一番えらいんだから、危険なことは人任せで大丈夫な役職なのにさ。
だけど、これしかない。
怖くて仕方がない。だけど。やるしかないんだ。
もうここへ出てきちゃったし、行くんだ行くんだ!
オレは、大きく深呼吸した。
そんなことをしても恐怖が薄れるわけじゃない。
だけど、ここまで来たら覚悟を決めるしかない。
胸壁の方へ踏み出した。
ああ、いやだ。怖い。怖すぎる。
だけど、やるしかない。
なに簡単な仕事だ。立っていればいいだけのお仕事なんだから。
主塔の上とちがって、戦場の音が良く聞こえる。
悲鳴、絶叫、城壁に縄梯子が投げつけられる音。
そして、冷たい。寒いよりも冷たい。
緊張と恐怖でにじみだす汗が、風で撫でられて冷たくてたまらない。
ここは、ここの場所から聳え立つ主塔の上よりも戦場に近い。
あの射手の射程内にある。
バロンさんの推測だと、ぎりぎりらしいけど。
それでも射程内にあることには変わりがない。
胸壁のそばまで近づいて、下を覗き込んだオレは思わず。
「近い……」
右翼の戦場がはっきりと見えた。
右翼に迫っている帝国軍。
城壁から撃ちだされる矢。投げられる火壺。
梯子や鉤縄へ蟻のようにたかって登ってくる黒鉄の鎧の群れ。
敵の勢いはすさまじく、今にも城壁の上に乗られそうだ。
石工さん達に、石材を落すのを少なくして貰っているから、余計だ。
オレは下から持って来た青い旗の竿をつかみ、旗を大きく振りかぶった。
石工さん達への合図だ。
右翼の上の段の城壁が、つんのめったように前傾したと思うと。
人の身長の半分ばかりの高さが、一斉に崩壊した。
群がる敵に降り注ぐ石材の豪雨。
右翼に群がっていた帝国兵が、石の豪雨を叩きつけられ、剥がされ落ちていく。
黒鉄の鎧が鎧を圧し潰し、地面に血だまりが広がるけど、そこも石が埋め尽くしていく。
これ以上は、もう、上段からは石材を落せない。
城壁の構造上、これ以上崩して低くすると。
城壁を崩している石工班の人達が敵に姿をさらしてしまうからだ。
だが、外から見れば、まだ上段の城壁は少し残っている。
つまり、ここにオレがいて合図を送る限り、いいタイミングで石材を降らせることができる。
――と、敵が考えてくれれば上出来だ。
いや、その可能性がある、と思ってくれるだけで――
オレは、凄い力で横から突き飛ばされた。
回転するオレの視界に、突き飛ばしたバルガスが、胸にあの矢を受けてのけぞるのが見えた。
敵の大歓声。
胸壁の影に隠れていたマクベイさんが、さっと立ち上がって矢を放つのが見えた。
マカベイさんの胸にあの矢が刺ささり、
その体が仰向けに倒れ、尖がり帽子が舞い落ちていくのが見えた。
味方から大歓声があがり、敵がしずまりかえった。
全てはまばたきするくらいの一瞬。
「バルガス! マカベイさん!」
オレは慌てて身を起こした。
バルガスは、矢が当たった胸の辺りをさすりながら。
「あぶねえあぶねえ。鎧を射抜いてやがる。もう一枚着こんでなかったら、やられてたところですぜ」
バルガスは、先程着こんだ鎧の上に、もう一枚鎧を着ていた。
この距離を飛翔した敵の矢は、二枚の鎧を貫くことは出来ず、ひしゃげて、傍らに転がっていた。
「マカベイさん!! マカベイさん!」
オレ達は、倒れているマカベイさんの元に、駆け付けた。
胸にあの矢が突き刺さっていた。
マカベイさんは鎧なんかつけていない。あんなものをつけたら狙いをつける時邪魔になるって……。
射ったらすぐしゃがみこむから大丈夫だって言ってたのに……。
「若親分。マカベイの旦那も大丈夫ですぜ。気絶してるだけですぜ」
「でも、矢が矢が」
バルガスが、マカベイさんの服をくつろげた。
矢は、胸に下げたメダルに刺さって止まっていた。
オレが大会優勝者に授与したメダルだ。
メダルと言っても、宝石なんかついていないし、金でも銀でもない。
この関所の鍛冶屋さんが打ち、細工師さんが模様を刻んだだけの質素なメダルだ。
鉄製で分厚くて、ここ以外では何の価値もないはずのメダルだ。
つけていてくれているとは、思っていなかった。
「ほ……」
「うまく行ったみたいですぜ」
戦場はしずまりかえっていた。
オレが囮になり。
射程ギリギリに立つオレを射るために、魔弾の射手が櫓から身を乗り出す。
バルガスはオレを突き飛ばし、敵の射線からオレを守る。
オレを撃ったあと、僅かの時間だけ身を乗り出したままの相手を、胸壁の背後に隠れていたマカベイさんが撃つ。
同時に、右翼の城壁の、敵に一番近い位置で待機していたバロンさんが、相手を撃つ。
命中したのはマカベイさんの矢か、バロンさんの矢かは、まだ判らない。
だが、敵と味方の様子からして、魔弾の射手はもう戦えない。
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