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2 さあ復讐です
㉑ 昼食3
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ナターシャが泣き止むまで待ち、その後、食事を取る。
すっかり冷めてしまった食事だが、何故かいつもより美味しく感じた。
目の前では、ナターシャが嫌な女の仮面を取ったように、子供っぽい笑顔を見せながら食事を取っている。
この笑顔が、本来の彼女の顔なのだろう。
そんな事を考えながら、これからの事を話し合う。
「できれば、王子にバレるような行為と妊娠できなくなる様な事は避けてほしいです」
申し訳なさそうに彼女が言ってくる。
「バレると、あなたにも迷惑がかかりますし、子供が出来ないと、実家にも迷惑が… 」
いつの間にか立場が逆転し彼女が敬語で喋る。
そして当然の要求だ。
「わかっているわ。大丈夫よ」
そう優しく答える。
「子供に関しては、もう実家の方は諦めているかもですけど。少し前に父からこの不良品!と手紙が来ましたし」
どこか自虐的な笑顔で、彼女がぼそりと呟く。
5年も居て子供が出来ないのを、かなり言われているようだ。
(でも不良品は、ひどいわよね)
同情の気持ちが湧き出る。
きっと実家の対応も彼女の心を蝕んだ一つなのだろう。
(ん?実家?手紙?)
そこで話の違和感に気付く。
「ちょっと待って!!あなた外と連絡取れるの?」
立ち上がり叫んでしまった。
急に叫ばれてビックリしたナターシャが怯えるような声で言ってくる。
「え、え、はい。私は手紙くらいなら…あ、メラニーに関しては、王子のお酒なんかも親に注文出来るようです。親が有名な商人らしいので」
うかつだった。
考えてみたら、彼女らは、私やメイド達とは違い人質ではない。違い親の意思でココにいるのだ。
当然、各実家からの贈り物なども有るだろうし、王子の欲しがっている物を伝える必要があるのだろう。
そこで思いつきふと聞いてみる。
「ねえ、あなたの実家に私の事を伝える事は出来る?」
そうすれば、母国に策略を伝えることが出来るかもしれない。
そんな僅かな望みは、すぐに砕かれる。
「出来ますけど…それは止めたほうが良いかと…多分私の実家も今回のパメラ様の一件は関わってますし…」
申し訳なさそうにナターシャが答える。
希望が一瞬で絶望に変わる。
きっとラファエルは派閥の人間を使い今回の事を計画したのだろう。
(ああ、その事も彼女の罪悪感を刺激したのか)
善良な彼女からしたら耐えれなかったのだろう。
(きっとメラニーの実家も関与しているかな)
そんな確信じみた予想。
寄ってたかって、母国を潰されている事に怒りを覚える。
「すいません。パメラ様」
泣きそうな声のナターシャが呟きで、我に返る。
多分怒りに狂った表情だったのだろう。
「大丈夫よ。あなたが悪いわけじゃないし」
優しくそう返して、彼女に一つ餌を与えておく。
「あ、様は付けなくて良いわよ。今まで通りパメラと呼んで欲しいわ」
出来る限り優しい笑顔を作り彼女に伝える。
その言葉に驚きナターシャが目を見開く。
「そんな…王子も居ないのに呼び捨てなんて…」
(ここまで、変わるのもすごいなあ。あ、これが本当の彼女なのかしら)
そんな事はおくびにも出さずに
「問題ないわ。私はあなたと最後には、お友達になりたいと思っているの。王子の決めた上下関係なんて無意味だわ」
それを聞いたナターシャが目に涙を浮かべ
「ありがとうございます。ぱ、パメラ」
そう答えてくる。
何というか、拾われた子犬の様な表情だ。
自分の加虐心が刺激される事に気付く。
「私、私何でもします…パメラの友達になれる様に…何でも…」
まるで、尻尾を振る子犬を見るような感覚。
更に加虐心は刺激され、下腹部が熱くなる。
きっと下着はひどい事になっているだろう。
(これじゃあ、私の方が嫌な女ね)
そんな事をふと思いながら、優しく彼女をなだめる。
「大丈夫よ。私に任せておいて」
そう答え、今晩から自室に来るように伝える。
(あなたが、望むんだから、しっかりと可愛がってあげる)
パメラはナターシャをどんな風にイジメようか考え昼食を取っていくのだった。
すっかり冷めてしまった食事だが、何故かいつもより美味しく感じた。
目の前では、ナターシャが嫌な女の仮面を取ったように、子供っぽい笑顔を見せながら食事を取っている。
この笑顔が、本来の彼女の顔なのだろう。
そんな事を考えながら、これからの事を話し合う。
「できれば、王子にバレるような行為と妊娠できなくなる様な事は避けてほしいです」
申し訳なさそうに彼女が言ってくる。
「バレると、あなたにも迷惑がかかりますし、子供が出来ないと、実家にも迷惑が… 」
いつの間にか立場が逆転し彼女が敬語で喋る。
そして当然の要求だ。
「わかっているわ。大丈夫よ」
そう優しく答える。
「子供に関しては、もう実家の方は諦めているかもですけど。少し前に父からこの不良品!と手紙が来ましたし」
どこか自虐的な笑顔で、彼女がぼそりと呟く。
5年も居て子供が出来ないのを、かなり言われているようだ。
(でも不良品は、ひどいわよね)
同情の気持ちが湧き出る。
きっと実家の対応も彼女の心を蝕んだ一つなのだろう。
(ん?実家?手紙?)
そこで話の違和感に気付く。
「ちょっと待って!!あなた外と連絡取れるの?」
立ち上がり叫んでしまった。
急に叫ばれてビックリしたナターシャが怯えるような声で言ってくる。
「え、え、はい。私は手紙くらいなら…あ、メラニーに関しては、王子のお酒なんかも親に注文出来るようです。親が有名な商人らしいので」
うかつだった。
考えてみたら、彼女らは、私やメイド達とは違い人質ではない。違い親の意思でココにいるのだ。
当然、各実家からの贈り物なども有るだろうし、王子の欲しがっている物を伝える必要があるのだろう。
そこで思いつきふと聞いてみる。
「ねえ、あなたの実家に私の事を伝える事は出来る?」
そうすれば、母国に策略を伝えることが出来るかもしれない。
そんな僅かな望みは、すぐに砕かれる。
「出来ますけど…それは止めたほうが良いかと…多分私の実家も今回のパメラ様の一件は関わってますし…」
申し訳なさそうにナターシャが答える。
希望が一瞬で絶望に変わる。
きっとラファエルは派閥の人間を使い今回の事を計画したのだろう。
(ああ、その事も彼女の罪悪感を刺激したのか)
善良な彼女からしたら耐えれなかったのだろう。
(きっとメラニーの実家も関与しているかな)
そんな確信じみた予想。
寄ってたかって、母国を潰されている事に怒りを覚える。
「すいません。パメラ様」
泣きそうな声のナターシャが呟きで、我に返る。
多分怒りに狂った表情だったのだろう。
「大丈夫よ。あなたが悪いわけじゃないし」
優しくそう返して、彼女に一つ餌を与えておく。
「あ、様は付けなくて良いわよ。今まで通りパメラと呼んで欲しいわ」
出来る限り優しい笑顔を作り彼女に伝える。
その言葉に驚きナターシャが目を見開く。
「そんな…王子も居ないのに呼び捨てなんて…」
(ここまで、変わるのもすごいなあ。あ、これが本当の彼女なのかしら)
そんな事はおくびにも出さずに
「問題ないわ。私はあなたと最後には、お友達になりたいと思っているの。王子の決めた上下関係なんて無意味だわ」
それを聞いたナターシャが目に涙を浮かべ
「ありがとうございます。ぱ、パメラ」
そう答えてくる。
何というか、拾われた子犬の様な表情だ。
自分の加虐心が刺激される事に気付く。
「私、私何でもします…パメラの友達になれる様に…何でも…」
まるで、尻尾を振る子犬を見るような感覚。
更に加虐心は刺激され、下腹部が熱くなる。
きっと下着はひどい事になっているだろう。
(これじゃあ、私の方が嫌な女ね)
そんな事をふと思いながら、優しく彼女をなだめる。
「大丈夫よ。私に任せておいて」
そう答え、今晩から自室に来るように伝える。
(あなたが、望むんだから、しっかりと可愛がってあげる)
パメラはナターシャをどんな風にイジメようか考え昼食を取っていくのだった。
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