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妹の方が良いと婚約を破棄されました。え、本当に?!
8 (父Side)
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「いえ、当然のことをしただけですわ。
では、今日はミシュリーヌとの添い寝の日なので、これで失礼いたしますわ。」
「ん?添い寝の日?」
「はい、可愛い妹との添い寝の日ですわ!」
「そうか、添い寝の日か...ん?それは、いつからやってるんだ?」
マギー、ミシュリーヌとシャリアが添い寝をしているなんて聞いてないんだけど?
え、もしかして、除け者にされてる?
いやいや、報告くらいしてくれても良くないかい?
「はい、先週お母様と話し合いまして、少しでも早く心の距離を縮める為にも添い寝をしようということになりましたの。
因みに、明日はお母様とミシュリーヌとの3人で添い寝いたしますわ。」
「そ、そうか...知らなかったな。」
「あ、お父様は無理でしてよ?」
「な、何故だ?」
「お母様やミシュリーヌとは添い寝が出来るでしょうけれど、私とは無理ですわ。
流石に、私の年齢では難しいでしょう?」
「それは...そうだな。」
それもそうか...流石に、シャリアとの添い寝はもう無理だな。
仕方のないことなのだが、父としては少し寂しい......。
「ですので、ミシュリーヌとお母様とだけにしてくださいませ。」
「分かった。」
「ウフフ、お母様の仰られた通りでしたわ。
お父様も拗ねるんですね。」
「そりゃあ、拗ねるよ。
可愛い娘と添い寝するなんて、もう何年も出来ていないのだからね。」
「暫くは、ミシュリーヌがおりますから添い寝が出来ますわよ。」
「ミシュリーヌも、大きくなれば拒否するようになるんだろうなぁ...シャリアのように。」
「ウフフ、それが成長するということですわ。」
「あぁ、分かっているよ。」
マギーが帰ってきてからというもの、戸惑った顔ばかりで笑顔が少なくなってしまっていたが、少しずつ取り戻してきた。
長く仕えてくれている使用人の中には、2人の距離感がもどかしいのか余計なことを言う者もいる。
王命だったとは言え、長く離れていたことで母子の関係が変わってしまうのは仕方がないだろう。
シャリアは、母のことを毛嫌いしていると言うわけではない。
亡くなったのだと思っていたのに、突然帰ってきた母に対してどう接して良いものかが分からずにいるだけで、お互いに少しずつ距離を縮めて歩み寄ろうとしているのだから、母子のことは当事者である2人に任せてほしいのだがな。
シャリアにも、シャリアなりの考えや予定がある。
母であるマギーにばかり構うことは出来ないし、身内を優先して他者を蔑ろにするなど...してはいけないことだ。
マギーも、シャリアに断られたからと言えども、
『あら、予定があったの?
なら、仕方ないわね。』
と、特に悲しむことは無いというのに...シャリアに物申してばかりのあの侍女は、解雇すべきか?
ん?あぁ、あの侍女は、すでに解雇することをシャリアが決めていたのだったか。
なら、良いか。
「明日、お母様と一緒に、最近流行りのカフェに行ってまいりますわ。」
「そうなのか?」
「えぇ、今日のお茶会で、ミルクティーの美味しいカフェがあるのだと教えていただきましたの。
新鮮なミルクがとても濃厚で、何故かチーズケーキに合うのですって。
お母様は、ミルクティーとチーズケーキがお好きなのでしょう?」
「あぁ、マギーはミルクティーとチーズケーキが好きだな。
そうか、チーズケーキに合うミルクティーがあるのなら、マギーが喜ぶな。」
「えぇ、そのカフェのお話しを聞いたときに、お母様がお好きだろうと思いましたの。
それで、帰ってきてからお母様をお誘いしましたのよ。
ミシュリーヌを生んでからあまり外に出ておりませんので、お母様の気晴らしも兼ねてお出かけしてきますわ。」
「あぁ、気を付けて行ってきなさい。」
「はい。」
マギーの好物を覚えていたのか...これは、マギーがめちゃくちゃ喜んでいるだろうな。
後でマギーにも明日のことを聞いてみるか。
マギーやミシュリーヌの話しをしているときに、ほわりとした柔らかい表情をしてくれるようになったのが、父としては嬉しい。
そう言えば、カフェを教えてくれたのは誰なのだろう?
後日シャリアに確認して、お礼をしたいのだが...うーん、シャリアの友人なのだろうから、父としてはそっとしておくべきか?
うぅ...娘の友人への接し方など知らないからなぁ。
ハッ!ミシュリーヌのときにも悩むことになるのか?
ハァー、男親の悩みは尽きないものだな。
*
では、今日はミシュリーヌとの添い寝の日なので、これで失礼いたしますわ。」
「ん?添い寝の日?」
「はい、可愛い妹との添い寝の日ですわ!」
「そうか、添い寝の日か...ん?それは、いつからやってるんだ?」
マギー、ミシュリーヌとシャリアが添い寝をしているなんて聞いてないんだけど?
え、もしかして、除け者にされてる?
いやいや、報告くらいしてくれても良くないかい?
「はい、先週お母様と話し合いまして、少しでも早く心の距離を縮める為にも添い寝をしようということになりましたの。
因みに、明日はお母様とミシュリーヌとの3人で添い寝いたしますわ。」
「そ、そうか...知らなかったな。」
「あ、お父様は無理でしてよ?」
「な、何故だ?」
「お母様やミシュリーヌとは添い寝が出来るでしょうけれど、私とは無理ですわ。
流石に、私の年齢では難しいでしょう?」
「それは...そうだな。」
それもそうか...流石に、シャリアとの添い寝はもう無理だな。
仕方のないことなのだが、父としては少し寂しい......。
「ですので、ミシュリーヌとお母様とだけにしてくださいませ。」
「分かった。」
「ウフフ、お母様の仰られた通りでしたわ。
お父様も拗ねるんですね。」
「そりゃあ、拗ねるよ。
可愛い娘と添い寝するなんて、もう何年も出来ていないのだからね。」
「暫くは、ミシュリーヌがおりますから添い寝が出来ますわよ。」
「ミシュリーヌも、大きくなれば拒否するようになるんだろうなぁ...シャリアのように。」
「ウフフ、それが成長するということですわ。」
「あぁ、分かっているよ。」
マギーが帰ってきてからというもの、戸惑った顔ばかりで笑顔が少なくなってしまっていたが、少しずつ取り戻してきた。
長く仕えてくれている使用人の中には、2人の距離感がもどかしいのか余計なことを言う者もいる。
王命だったとは言え、長く離れていたことで母子の関係が変わってしまうのは仕方がないだろう。
シャリアは、母のことを毛嫌いしていると言うわけではない。
亡くなったのだと思っていたのに、突然帰ってきた母に対してどう接して良いものかが分からずにいるだけで、お互いに少しずつ距離を縮めて歩み寄ろうとしているのだから、母子のことは当事者である2人に任せてほしいのだがな。
シャリアにも、シャリアなりの考えや予定がある。
母であるマギーにばかり構うことは出来ないし、身内を優先して他者を蔑ろにするなど...してはいけないことだ。
マギーも、シャリアに断られたからと言えども、
『あら、予定があったの?
なら、仕方ないわね。』
と、特に悲しむことは無いというのに...シャリアに物申してばかりのあの侍女は、解雇すべきか?
ん?あぁ、あの侍女は、すでに解雇することをシャリアが決めていたのだったか。
なら、良いか。
「明日、お母様と一緒に、最近流行りのカフェに行ってまいりますわ。」
「そうなのか?」
「えぇ、今日のお茶会で、ミルクティーの美味しいカフェがあるのだと教えていただきましたの。
新鮮なミルクがとても濃厚で、何故かチーズケーキに合うのですって。
お母様は、ミルクティーとチーズケーキがお好きなのでしょう?」
「あぁ、マギーはミルクティーとチーズケーキが好きだな。
そうか、チーズケーキに合うミルクティーがあるのなら、マギーが喜ぶな。」
「えぇ、そのカフェのお話しを聞いたときに、お母様がお好きだろうと思いましたの。
それで、帰ってきてからお母様をお誘いしましたのよ。
ミシュリーヌを生んでからあまり外に出ておりませんので、お母様の気晴らしも兼ねてお出かけしてきますわ。」
「あぁ、気を付けて行ってきなさい。」
「はい。」
マギーの好物を覚えていたのか...これは、マギーがめちゃくちゃ喜んでいるだろうな。
後でマギーにも明日のことを聞いてみるか。
マギーやミシュリーヌの話しをしているときに、ほわりとした柔らかい表情をしてくれるようになったのが、父としては嬉しい。
そう言えば、カフェを教えてくれたのは誰なのだろう?
後日シャリアに確認して、お礼をしたいのだが...うーん、シャリアの友人なのだろうから、父としてはそっとしておくべきか?
うぅ...娘の友人への接し方など知らないからなぁ。
ハッ!ミシュリーヌのときにも悩むことになるのか?
ハァー、男親の悩みは尽きないものだな。
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