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0歳!異世界ライフ始まるよ!

はい、話し合いですよー!6

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「リーン?起きて!
そろそろ、ご飯の時間よ?」

「んにゃ!?おぁーん?」

「良く寝てたわねぇ。
話し合いは中断して、お昼を食べましょうね。」

「あぃ!」

ごっはん!ごっはん!
あ、おはようございます!

寝起きでお腹が空いてる、レイリーンです!
皆さん、私の名前はリーンじゃなくてレイリーンですよー!!
スミマセン...最近はリーンとしか呼ばれないので、本人が忘れそうでした。
危ないアブナイ。

「...父さん。」

「ん?どうした?」

「レイの言う通りだよ。その凶悪な青筋、引っ込めてよ。
フローラとリーンが怖がるでしょ?」

「お兄様、私は慣れておりますから大丈夫ですわ。」

「うにうにー。」

お母さんの腕からお父さんの腕に移動して、お父さんの青筋をふにふにしてみました。
お、引っ込んだ!少しは、和んでくれましたかね?
荒んだ心に赤ん坊は、癒しでしょ?

「そうか、ふにふにするのか!」

「えー、リーンもフローラも大丈夫なの?
怖がるかと思ったんだけど...。」

「お兄様、お気遣い嬉しいですわ。
でもね?慣れって怖いんですのよ?
私、お父さんが血塗れでも、それがお父さん本人の血で無ければ、怖くは感じませんもの。」

「ああ、それはあるね。
たしかに僕も怖くないもん。」

「パーパ、おぁん!」

うん、立ち話してないでご飯にしませんかね?私、お腹空いたの。
殆ど寝てましたけどね!

「食堂に行こうか!お腹空いたね。」

「...ギルドマスターは、どうされます?」

「うーん、ご一緒しても良いかな?」

「えぇ、貴方との確執はありませんもの。構いませんわ。」

お母さんのふわふわ笑顔、キター!そこにチラ見えしてる副ギルドマスターへの当て付けね!自業自得で項垂れてるよ。ザマァ!ですね。

「あ、そうだった...忘れるところだったよ。職員の産休の改定案、やっと本部の方針が決まったからお知らせしないといけないんだった!
ちょっとー!ムーファ君?この紙をコピーしておいてよ!私、お昼を食べてくるから!」

「マスター、その名前で呼ばないでくださいよぉー。」

「?じゃあ、ムー君とか?」

「僕には、ラルフという苗字があるでしょう?そっちでお願いします。」

「ギルドに勤めている君の親族、26人皆ラルフだよね?ラルフ君って呼んだら皆振り向くんだけど?」

「くっ!忘れてた!」

「諦めな...。可愛くて良い名前じゃないか。」

「ムーア?ムーア!」

羊さん!羊さんがいますよ!リアンナさんタイプのケモ耳尻尾の獣人さんではなくて、全身獣タイプの獣人さんです。そして、モフモフの毛皮?がオレンジです。斬新なお色ですね。

「あら、リーンのお気に入り決定ね。」

「...?あ、お子さんですか?こんにちわ。僕は、ムーファ・ラルフと言います。お母さんと同じ受付で、事務をしております。よろしくね?あ、君ならモフモフしても構わないよ?」

「あぃ!おーしぅでー。」

「...羊さんとリーン、可愛い。」





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