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13.フロアボス
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ダンジョン形式の塔をひたすら登っていく。外見は決して大きい塔ではなかった筈なのに、意外と階層が多い。
途中ゴブリン、ミミック、デスワーム、フロッグ型のモンスターが多数出現して、全てスキル魔獣使いで倒した。
アフィアとミラのレベルも少しだがレベルアップしたので助かった。二人の俺に対する好感度も爆上げ間違いなしだろう。
因みにラミルは未だ鑑定していない。なぜか鑑定するのを躊躇ってしまう。理由は自分でもよくわからない。まあ理由なんてないだろう。
そして俺達はとうとうダンジョン最上層に到達した。いや~長かった、長かったぞ。時間にして半日以上は経過していたはず。塔に窓が無いため外の景色を見れないので、日が落ちたのかどうか分からない。
「イズモさん少しいいですか?」
「何だ駄女神マリアか。珍しいなお前から連絡してくるなんて」
「いえイズモさんにヒントをあげようと思いまして」
ヒント!? 何のヒントだよ。謎解きでもこのダンジョンにあるのか?
「それで何のヒントだよ?」
「この塔のダンジョンの最上層にフロアボスが存在します。フロアボスを倒すと宝箱が2つ出現するので、どちらか片方だけを必ず開けてくださいね」
片方だけ? 何故だ、最上層まで登りダンジョンをクリアしたご褒美だろ、両方欲しいに決まっているだろうが。
「何で片方なんだよ駄女神が?」
「それは二者択一しないとレベルカンストのイズモさんや中級者以上のラミルさんを除いて全滅してしまいますので」
「は!? 全滅!?」
意味が分からねえよ。具体的に説明しやがれ駄女神が。
「ヒントと言うか答えですが、この塔は本来中級レベルのダンジョンでして、初級者向けはクリアできない仕様となっておりますので」
ああ成る程理解した。つまりレベルカンストでユニークスキル持ちの例外の俺がいたからアフィアやミラはクリアできたんだな。
「つまり中級者以下のメンバーは選択を間違えると全滅してしまうということだな」
「察しがよくて助かります。因みに誘惑に負けてくださいね、私からは以上です」
いきなり通信を切りやがった。相変わらず勝手な奴だな、またアニメやゲームでもやってやがるのか? 本当に駄女神だな。
うん!? 誘惑に負けてくださいって何だ!? 意味不明なのだが。
後、サラッとラミルが中級者以上であると発覚したわけだが、さすがラミル。変態だが強く頼れる存在だ。
俺たちは最上層のフロアボスが存在する広間へと足を踏み入れた。
さて先ずはフロアボスを倒すとしますか。スキル魔獣使いで召喚してみたい魔獣がいるからな。
「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
うわー牛型のモンスターだ。これはレアなモンスターだな。さて先ずは鑑定スキルで鑑定してみるか。
「スキル発動、鑑定スキル」
『畏まりました。何を鑑定なさいますか』
「あの牛型のモンスターだ」
『畏まりました。ミノタンですね。ステータスボードに反映致します』
================
ステータス
レベル:50000
名前:なし
種族:牛魔族
武器:鋼の斧
防具:鋼の鎧
職業:なし
攻撃力:50000
防御力:30000
魔法力:4000
俊敏性:7000
幸運 :500
スキル:パワーチャージ
※自分の攻撃力を二倍にする。持続時間は30分
:突進
※素早い動きで立派な両角で相手を貫く。攻撃を受ければ並のものでは死亡してしまう。
=================
ミノタウルスじゃねーのかよ!? ミノタンって可愛いな、焼き肉に行きたい気分だぜ。
そしてスキルは普通に強いな。でも奪う気にはなれないが。何せレベルカンストだしな。それに突進は純粋に俺に角がねえ。そしてかっこ悪い。
平均レベル5000の10倍か、マリアが言っていたとおり初級者向けのダンジョンではないらしい。
何故か俺に向かって突進してくる。俺の動体視力は凄まじく、ミノタンが止まって見えるが、アフィアやミラから見れば凄く速いらしい。
「速いですイズモさん」
「イズモ頼むわよお願い」
はいはい分かっていますよ、今すぐフロアボスを討伐しますよ。
「スキル発動、魔獣使い」
『畏まりました。どの魔獣を召喚いたしますか?』
======================
ケルベロス
グリフィン
アーマーン
ドゥン
ウルスラグナ
…………
======================
前回はケルベロスを召喚したが、今回はウルスラグナを召喚してみたい。何せ名前がかっこいいからだ。
理由はそれだけだがどんな魔獣か楽しみでもある。流石にミノタンより弱くはねーだろ。
「ウルスラグナを召喚する」
『畏まりました。ウルスラグナを召喚致します』
俺が召喚したウルスラグナは巨大な猪だった。
俺の脳内イメージと全然違う。俺のロマンを返しやがれ。
ウルスラグナは突進してくる、ミノタンを立派な鋭い牙で真っ二つに切り裂く。
強い、強いんだが……見た目さえ格好良ければなあ。惜しい魔獣だ。だが強いことには変わりはない。今後も積極的に召喚していこうではないか。
こうして俺はフロアボスミノタンを圧倒的なスキルで討伐した。
『ミノタンの鱗とミノタンの肉を拾得しますか?』
一応フロアボスだ、ドロップしたアイテムも貴重であろう。しっかりアイテムボックスにしまっておこう。
「ステータスオープン」
ステータス
レベル:∞
名前:イズモ・リゼル・アルフォード
種族:人族
武器:鋼の剣
防具:布の服
職業:チーター
攻撃力:∞
防御力:∞
魔法力:∞
俊敏性:∞
幸運 :1
パーティーメンバー:イズモ
:ラミル
:アフィア
:ミラ
※パーティーメンバーは経験値を共有できます。
ノーマルスキル:基本属性魔法スキル
スキル説明:基本五属性の魔法を扱える
ノーマルスキル:エネルギーチャージ
スキル説明:体力全回復
ノーマルスキル:生産スキル
スキル説明:素材から生産可能な物質を生産することができる。
ノーマルスキル:鑑定スキル
スキル説明:この世界のあらゆる物質を鑑定することができる。
レアスキル:即死攻撃
スキル説明:20%の割合で相手を抹殺できる。但しレベルがスキル使用者より低い事が条件
レアスキル:錬金術
スキル説明:素材の合成や分離などができる
エクストラスキル:ダンジョンマスター
スキル説明:ダンジョンの管理者権限が与えられる
エクストラスキル:魔獣使い
スキル説明:魔界から魔獣を召喚できる。
ユニークスキル:視認強奪
スキル説明:視認した対象の能力を奪うことができる。無限ストック。
アイテムボックス:巨大グレムリンの肉
:ポーション
:ミノタンの鱗
:ミノタンの肉
:ゴブリンの肉×10
:ノコギリ
:斧
:光石×5
:燃料石×15
:金属石×10
:魔法石×2
:身分証明書(パスポート)
所持金50000ゴールド
よーし無事にアイテムボックスに収納したな。これでダンジョン制覇だぜ。
フロアボスを倒すと2つの宝箱が出現した。さてここからが本番だ。
駄女神マリアの言葉をもう一度思い出してみよう。誘惑に負けろだ。つまりどういう事!?
『青色の宝箱と赤色の宝箱どちらを選択しますか?」
おおゲームの演出っぽいな。念の為何が入っているか確認してみるか。
「宝箱の中身が知りたいんだが」
『はい可能です。青色の宝箱には幸運の種が、赤色の宝箱には眠り姫が入っております』
幸運の種!? え、めっちゃ欲しいんだが。こんなの……いや待て。マリアの言葉を思い出せ、誘惑に負けろとはもしかして欲望に負けろという事ではないか?
「眠り姫は美少女なのか?」
『はい銀色の髪で銀色の瞳の美少女です。選択した瞬間に眠りから覚めます』
これはマリアの言葉が無ければ究極の選択だったかもしれないな。幸運の種は喉から手が出るほど欲しいアイテムだが、俺はこの世界でハーレムを築くと決心している。
ならここで美少女を選択しなくてどうするんだ。決めた、眠り姫を救おうではないか。感謝するぞマリア。
「赤色の宝箱を選択する」
『赤色の宝箱を選択ですね。もう一度聞きます、本当に赤色の宝箱を選択して宜しいのですね?」
くどいな。こうやって人の心を惑わす作戦か。悪いが俺は仲間を死なせる気はないし、みすみす美少女を逃すこともしない。
「ああ赤色の宝箱を選択する」
『おめでとうございます。貴方は見事誘惑に打ち勝ちました。褒美の品として眠り姫と幸運の種を差し上げます』
え!? 幸運の種もくれるの!? それは想定していなかった。
「おはよう。私の名前はミリア。私を目覚めさせてくれてありがとう、今後共よろしくね」
可愛いな。選んで正解だった。
「ああ宜しくミリア。俺の名前はイズモ。ようこそ俺たちのパーティーへ」
途中ゴブリン、ミミック、デスワーム、フロッグ型のモンスターが多数出現して、全てスキル魔獣使いで倒した。
アフィアとミラのレベルも少しだがレベルアップしたので助かった。二人の俺に対する好感度も爆上げ間違いなしだろう。
因みにラミルは未だ鑑定していない。なぜか鑑定するのを躊躇ってしまう。理由は自分でもよくわからない。まあ理由なんてないだろう。
そして俺達はとうとうダンジョン最上層に到達した。いや~長かった、長かったぞ。時間にして半日以上は経過していたはず。塔に窓が無いため外の景色を見れないので、日が落ちたのかどうか分からない。
「イズモさん少しいいですか?」
「何だ駄女神マリアか。珍しいなお前から連絡してくるなんて」
「いえイズモさんにヒントをあげようと思いまして」
ヒント!? 何のヒントだよ。謎解きでもこのダンジョンにあるのか?
「それで何のヒントだよ?」
「この塔のダンジョンの最上層にフロアボスが存在します。フロアボスを倒すと宝箱が2つ出現するので、どちらか片方だけを必ず開けてくださいね」
片方だけ? 何故だ、最上層まで登りダンジョンをクリアしたご褒美だろ、両方欲しいに決まっているだろうが。
「何で片方なんだよ駄女神が?」
「それは二者択一しないとレベルカンストのイズモさんや中級者以上のラミルさんを除いて全滅してしまいますので」
「は!? 全滅!?」
意味が分からねえよ。具体的に説明しやがれ駄女神が。
「ヒントと言うか答えですが、この塔は本来中級レベルのダンジョンでして、初級者向けはクリアできない仕様となっておりますので」
ああ成る程理解した。つまりレベルカンストでユニークスキル持ちの例外の俺がいたからアフィアやミラはクリアできたんだな。
「つまり中級者以下のメンバーは選択を間違えると全滅してしまうということだな」
「察しがよくて助かります。因みに誘惑に負けてくださいね、私からは以上です」
いきなり通信を切りやがった。相変わらず勝手な奴だな、またアニメやゲームでもやってやがるのか? 本当に駄女神だな。
うん!? 誘惑に負けてくださいって何だ!? 意味不明なのだが。
後、サラッとラミルが中級者以上であると発覚したわけだが、さすがラミル。変態だが強く頼れる存在だ。
俺たちは最上層のフロアボスが存在する広間へと足を踏み入れた。
さて先ずはフロアボスを倒すとしますか。スキル魔獣使いで召喚してみたい魔獣がいるからな。
「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
うわー牛型のモンスターだ。これはレアなモンスターだな。さて先ずは鑑定スキルで鑑定してみるか。
「スキル発動、鑑定スキル」
『畏まりました。何を鑑定なさいますか』
「あの牛型のモンスターだ」
『畏まりました。ミノタンですね。ステータスボードに反映致します』
================
ステータス
レベル:50000
名前:なし
種族:牛魔族
武器:鋼の斧
防具:鋼の鎧
職業:なし
攻撃力:50000
防御力:30000
魔法力:4000
俊敏性:7000
幸運 :500
スキル:パワーチャージ
※自分の攻撃力を二倍にする。持続時間は30分
:突進
※素早い動きで立派な両角で相手を貫く。攻撃を受ければ並のものでは死亡してしまう。
=================
ミノタウルスじゃねーのかよ!? ミノタンって可愛いな、焼き肉に行きたい気分だぜ。
そしてスキルは普通に強いな。でも奪う気にはなれないが。何せレベルカンストだしな。それに突進は純粋に俺に角がねえ。そしてかっこ悪い。
平均レベル5000の10倍か、マリアが言っていたとおり初級者向けのダンジョンではないらしい。
何故か俺に向かって突進してくる。俺の動体視力は凄まじく、ミノタンが止まって見えるが、アフィアやミラから見れば凄く速いらしい。
「速いですイズモさん」
「イズモ頼むわよお願い」
はいはい分かっていますよ、今すぐフロアボスを討伐しますよ。
「スキル発動、魔獣使い」
『畏まりました。どの魔獣を召喚いたしますか?』
======================
ケルベロス
グリフィン
アーマーン
ドゥン
ウルスラグナ
…………
======================
前回はケルベロスを召喚したが、今回はウルスラグナを召喚してみたい。何せ名前がかっこいいからだ。
理由はそれだけだがどんな魔獣か楽しみでもある。流石にミノタンより弱くはねーだろ。
「ウルスラグナを召喚する」
『畏まりました。ウルスラグナを召喚致します』
俺が召喚したウルスラグナは巨大な猪だった。
俺の脳内イメージと全然違う。俺のロマンを返しやがれ。
ウルスラグナは突進してくる、ミノタンを立派な鋭い牙で真っ二つに切り裂く。
強い、強いんだが……見た目さえ格好良ければなあ。惜しい魔獣だ。だが強いことには変わりはない。今後も積極的に召喚していこうではないか。
こうして俺はフロアボスミノタンを圧倒的なスキルで討伐した。
『ミノタンの鱗とミノタンの肉を拾得しますか?』
一応フロアボスだ、ドロップしたアイテムも貴重であろう。しっかりアイテムボックスにしまっておこう。
「ステータスオープン」
ステータス
レベル:∞
名前:イズモ・リゼル・アルフォード
種族:人族
武器:鋼の剣
防具:布の服
職業:チーター
攻撃力:∞
防御力:∞
魔法力:∞
俊敏性:∞
幸運 :1
パーティーメンバー:イズモ
:ラミル
:アフィア
:ミラ
※パーティーメンバーは経験値を共有できます。
ノーマルスキル:基本属性魔法スキル
スキル説明:基本五属性の魔法を扱える
ノーマルスキル:エネルギーチャージ
スキル説明:体力全回復
ノーマルスキル:生産スキル
スキル説明:素材から生産可能な物質を生産することができる。
ノーマルスキル:鑑定スキル
スキル説明:この世界のあらゆる物質を鑑定することができる。
レアスキル:即死攻撃
スキル説明:20%の割合で相手を抹殺できる。但しレベルがスキル使用者より低い事が条件
レアスキル:錬金術
スキル説明:素材の合成や分離などができる
エクストラスキル:ダンジョンマスター
スキル説明:ダンジョンの管理者権限が与えられる
エクストラスキル:魔獣使い
スキル説明:魔界から魔獣を召喚できる。
ユニークスキル:視認強奪
スキル説明:視認した対象の能力を奪うことができる。無限ストック。
アイテムボックス:巨大グレムリンの肉
:ポーション
:ミノタンの鱗
:ミノタンの肉
:ゴブリンの肉×10
:ノコギリ
:斧
:光石×5
:燃料石×15
:金属石×10
:魔法石×2
:身分証明書(パスポート)
所持金50000ゴールド
よーし無事にアイテムボックスに収納したな。これでダンジョン制覇だぜ。
フロアボスを倒すと2つの宝箱が出現した。さてここからが本番だ。
駄女神マリアの言葉をもう一度思い出してみよう。誘惑に負けろだ。つまりどういう事!?
『青色の宝箱と赤色の宝箱どちらを選択しますか?」
おおゲームの演出っぽいな。念の為何が入っているか確認してみるか。
「宝箱の中身が知りたいんだが」
『はい可能です。青色の宝箱には幸運の種が、赤色の宝箱には眠り姫が入っております』
幸運の種!? え、めっちゃ欲しいんだが。こんなの……いや待て。マリアの言葉を思い出せ、誘惑に負けろとはもしかして欲望に負けろという事ではないか?
「眠り姫は美少女なのか?」
『はい銀色の髪で銀色の瞳の美少女です。選択した瞬間に眠りから覚めます』
これはマリアの言葉が無ければ究極の選択だったかもしれないな。幸運の種は喉から手が出るほど欲しいアイテムだが、俺はこの世界でハーレムを築くと決心している。
ならここで美少女を選択しなくてどうするんだ。決めた、眠り姫を救おうではないか。感謝するぞマリア。
「赤色の宝箱を選択する」
『赤色の宝箱を選択ですね。もう一度聞きます、本当に赤色の宝箱を選択して宜しいのですね?」
くどいな。こうやって人の心を惑わす作戦か。悪いが俺は仲間を死なせる気はないし、みすみす美少女を逃すこともしない。
「ああ赤色の宝箱を選択する」
『おめでとうございます。貴方は見事誘惑に打ち勝ちました。褒美の品として眠り姫と幸運の種を差し上げます』
え!? 幸運の種もくれるの!? それは想定していなかった。
「おはよう。私の名前はミリア。私を目覚めさせてくれてありがとう、今後共よろしくね」
可愛いな。選んで正解だった。
「ああ宜しくミリア。俺の名前はイズモ。ようこそ俺たちのパーティーへ」
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