20 / 20
20.地下迷宮
しおりを挟む
おいおいマリアどういう事だ!? 俺は翌朝森の中を歩きながら、常に昨日の夜のマリアの言葉が引っかかっていた。
いや引っかかっていたより、衝撃的すぎて仲間の声が俺の脳内に残らない。
何だよ転生者って!? 俺以外にもこの世界に異世界転生したのか? 時間軸はどうなっている。
早速マリアに聞こう。
「おいマリアどうなっている昨日の話だが」
「今忙しいですイズモさん。また後で連絡お願いします」
「おい何が忙しいだ、せめて一つだけ答えろ」
「まあ一つだけならいいですよ。それで何ですかイズモさん?」
滅茶苦茶嫌々だな。まあ聞けることは聞いておこう。
「俺以外の異世界転生した美少女とやらの時間軸はどうなっている?」
時間軸というか、何というか、まあ難しく考えるとあれだが、とにかく年齢が気になる。
「ええとですね、イズモさんより後に異世界転生しましたので年齢的には本来ならイズモさんより年下の筈なんですけど、システムエラーにより恐らくイズモさんと同い年かと」
やっぱりか。予想はしていたが、これは面倒くさいことになりそうだな。
「何で俺以外を異世界転生させたんだよ。面倒くさい事態を引き起こすことになるだろうが」
「いえ悲惨な死に方をしていましたものでつい同情してしまいました」
「もういい後で連絡する」
「はい分かりました。私も上からの連絡が入っておりますので失礼します」
上!? マリアより立場が偉い存在がいるのか!? もしかしてAIか?
俺は頭にもやがかかった状態で、必死に歩きながら森を抜けた。
「イズモ様大丈夫ですか? 先程から元気が無いようですが」
「大丈夫だ心配ないよ」
「ならいいのですが、あまり無茶はなさらずにお願いしますね」
「ありがとう」
流石に長年一緒だっただけはあり、俺のことをよく観察しているな。変態メイドとしての一面以外にも優秀な一面があるのがラミルだ。
「イズモさんあれがダンジョンです」
おお何やら古代遺跡のような場所が見えてきた。結構小さいが、中はどうなっているのだろうか。
中に入ってみよう。
古代遺跡のようなダンジョンに足を踏み入れると、何やら地下に続く階段が存在した。
地下迷宮!? これは楽しそうなダンジョンだな。
俺達は地下へと続く階段を降りていき、ダンジョン攻略を始めた。
「モンスターがいませんね」
「ああいないな、一応警戒しておけよ」
「はいイズモ様」
一本道の薄暗い通路をひたすら歩いていく。壁の感触を確かめたところ特に異常は見当たらなかった。
大抵こういう場所の壁や床には罠が仕掛けられているんだがな。どうやら存在しないらしい。
「道が2つに別れたわよ。どうするイズモ?」
うーんこれは困ったな? 全員で一本の道を行くのが安全だが、逆に罠かもしれないし、何より大幅な時間ロスとなりそうだ。
ここは俺とその他で分けよう。理由は俺は一人でもなんとかなるし、ラミルとミリアは中級者以上はある。スノウも何だかんだ強いだろうし、アフィアとミラも俺が出会った当初よりは強いだろう。
「じゃあ俺は右を行くから、左側を頼む」
「イズモさん大丈夫ですかお一人で? 私も」
「いや左は恐らく安全だから頼む。俺は強いから右側を一人で行くよ」
「何か足手まといの扱いをしていませんか?」
アフィアが俺と一緒に行動したいのか睨んでくる。しかし仲間を失う訳にはいかない。
右側は明らかに異様な気配を感じる。対して左側は何も感じない。恐らく左側は行き止まり、若しくはアイテムだけが存在する。
対して右側はダンジョンボスか若しくは得体の知れない何かが存在する。
「じゃあまたここで待ち合わせしよう」
こうして俺たちは一旦別れた。
「イズモさん少しいいですか?」
「ああいいぜ少しなら」
マリアか、忙しいマリアが俺に何の用だ?
「AIから話を聞いたところ、異世界転生者同士は惹かれ合う運命らしいです。なので協力してくださいね」
惹かれ合うだと!? それはどういう意味だ。まさか恋に落ちるとか!?
だったらハーレム気づけないだろうが。
「協力って何の協力だよ?」
「一応この世界にもエンディングがあるらしく、魔王を倒すとエンディングが流れます。エンディング後の隠し要素については今は触れませんが」
「つまり魔王を倒せと協力して?」
「そうですね。ここがゲーム世界のような世界だと知っているのは転生者だけですから」
「出会う確率は?」
「それは運命なので問題ありません。きっと運命的な出会いを果たしますよ」
「だといいけどな」
俺はマリアと連絡を終えると、ダンジョンの最奥地に辿り着いた。そこで一人の老人が待ち構えていた。
「よく来たな少年よ。少し話そうではないか」
誰だ!? 得体の知れない老人が俺の目の前で小さな椅子に座っている。
俺はこの後重大な情報を得ることとなる。
いや引っかかっていたより、衝撃的すぎて仲間の声が俺の脳内に残らない。
何だよ転生者って!? 俺以外にもこの世界に異世界転生したのか? 時間軸はどうなっている。
早速マリアに聞こう。
「おいマリアどうなっている昨日の話だが」
「今忙しいですイズモさん。また後で連絡お願いします」
「おい何が忙しいだ、せめて一つだけ答えろ」
「まあ一つだけならいいですよ。それで何ですかイズモさん?」
滅茶苦茶嫌々だな。まあ聞けることは聞いておこう。
「俺以外の異世界転生した美少女とやらの時間軸はどうなっている?」
時間軸というか、何というか、まあ難しく考えるとあれだが、とにかく年齢が気になる。
「ええとですね、イズモさんより後に異世界転生しましたので年齢的には本来ならイズモさんより年下の筈なんですけど、システムエラーにより恐らくイズモさんと同い年かと」
やっぱりか。予想はしていたが、これは面倒くさいことになりそうだな。
「何で俺以外を異世界転生させたんだよ。面倒くさい事態を引き起こすことになるだろうが」
「いえ悲惨な死に方をしていましたものでつい同情してしまいました」
「もういい後で連絡する」
「はい分かりました。私も上からの連絡が入っておりますので失礼します」
上!? マリアより立場が偉い存在がいるのか!? もしかしてAIか?
俺は頭にもやがかかった状態で、必死に歩きながら森を抜けた。
「イズモ様大丈夫ですか? 先程から元気が無いようですが」
「大丈夫だ心配ないよ」
「ならいいのですが、あまり無茶はなさらずにお願いしますね」
「ありがとう」
流石に長年一緒だっただけはあり、俺のことをよく観察しているな。変態メイドとしての一面以外にも優秀な一面があるのがラミルだ。
「イズモさんあれがダンジョンです」
おお何やら古代遺跡のような場所が見えてきた。結構小さいが、中はどうなっているのだろうか。
中に入ってみよう。
古代遺跡のようなダンジョンに足を踏み入れると、何やら地下に続く階段が存在した。
地下迷宮!? これは楽しそうなダンジョンだな。
俺達は地下へと続く階段を降りていき、ダンジョン攻略を始めた。
「モンスターがいませんね」
「ああいないな、一応警戒しておけよ」
「はいイズモ様」
一本道の薄暗い通路をひたすら歩いていく。壁の感触を確かめたところ特に異常は見当たらなかった。
大抵こういう場所の壁や床には罠が仕掛けられているんだがな。どうやら存在しないらしい。
「道が2つに別れたわよ。どうするイズモ?」
うーんこれは困ったな? 全員で一本の道を行くのが安全だが、逆に罠かもしれないし、何より大幅な時間ロスとなりそうだ。
ここは俺とその他で分けよう。理由は俺は一人でもなんとかなるし、ラミルとミリアは中級者以上はある。スノウも何だかんだ強いだろうし、アフィアとミラも俺が出会った当初よりは強いだろう。
「じゃあ俺は右を行くから、左側を頼む」
「イズモさん大丈夫ですかお一人で? 私も」
「いや左は恐らく安全だから頼む。俺は強いから右側を一人で行くよ」
「何か足手まといの扱いをしていませんか?」
アフィアが俺と一緒に行動したいのか睨んでくる。しかし仲間を失う訳にはいかない。
右側は明らかに異様な気配を感じる。対して左側は何も感じない。恐らく左側は行き止まり、若しくはアイテムだけが存在する。
対して右側はダンジョンボスか若しくは得体の知れない何かが存在する。
「じゃあまたここで待ち合わせしよう」
こうして俺たちは一旦別れた。
「イズモさん少しいいですか?」
「ああいいぜ少しなら」
マリアか、忙しいマリアが俺に何の用だ?
「AIから話を聞いたところ、異世界転生者同士は惹かれ合う運命らしいです。なので協力してくださいね」
惹かれ合うだと!? それはどういう意味だ。まさか恋に落ちるとか!?
だったらハーレム気づけないだろうが。
「協力って何の協力だよ?」
「一応この世界にもエンディングがあるらしく、魔王を倒すとエンディングが流れます。エンディング後の隠し要素については今は触れませんが」
「つまり魔王を倒せと協力して?」
「そうですね。ここがゲーム世界のような世界だと知っているのは転生者だけですから」
「出会う確率は?」
「それは運命なので問題ありません。きっと運命的な出会いを果たしますよ」
「だといいけどな」
俺はマリアと連絡を終えると、ダンジョンの最奥地に辿り着いた。そこで一人の老人が待ち構えていた。
「よく来たな少年よ。少し話そうではないか」
誰だ!? 得体の知れない老人が俺の目の前で小さな椅子に座っている。
俺はこの後重大な情報を得ることとなる。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(44件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ステータスのコピペあほほど鬱陶しい笑
それとハーレム要員からスキル奪うの意味不明。視認で良いならモンスターとかその辺の関係ない人間から奪おうよ。主人公のヘイト増やしてどうするんだろう?
ステータスボード見過ぎで草
主人公はかなりの馬鹿かヘタレだなwww