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90話 謎の飲み物誰が飲む?
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俺達はガルフダンジョンを無事に攻略した。
クエスト達成報酬として金貨100枚を冒険者ギルド側から貰った。
そして現在宿屋にて皆緊張している。
「これ誰が飲むんだ?」
「さあ、知らないわよ」
「妾でもよいぞ。ま、まあ死にはせんじゃろうしな」
「私は少し怖いです」
「私も怖い」
「私は飲まない」
「わったしもー飲まない」
俺達はガルフダンジョン最奥地で入手したお宝の謎の飲み物を疑心暗鬼で眺めている。
これは一体どんな効果なのか?
全く不明だ。
「取り敢えず俺がセーブして飲むでいいか?」
「セーブはいいけど本当に飲むの?」
「だって売るのは勿体ないだろ」
「まあそうだけど。鑑定してくれる人いないの?」
「未攻略のダンジョン報酬だし鑑定眼持ちじゃないと無理だ。鑑定眼持ちは少ない」
「そう。じゃあじゃんけんして飲みましょう」
「いや俺が飲む。危険だろ」
「また一人で背負いこまない」
「うっ」
「じゃあ決まりね」
俺はリアに言われて丸め込まれる。
そしてセーブをする。
「セーブ」
=========================
スロット1 ガルフダンジョン前
スロット2 フレッディーノ国宿屋
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
=========================
俺はスロット2に上書きセーブをした。
そしてじゃんけんで謎の飲み物を飲む人を決める。
「じゃんけんぽん」
最初に脱落したのはネールとナーフィ。
「私の勝ちね」
「わったしもー勝った」
続いてもう一回じゃんけんを行う。
緊張した状態で。
「じゃんけんぽん」
続いて勝ったのはヴィクトリカとラフレアとアリス。
残ったのは俺とリアだ。
「妾の勝ちじゃな」
「私の勝ち」
「私の勝ちですね」
何故か皆少し安堵している気がするのだが。
まあ分からなくもないがな。
「じゃあ行くぞリア」
「オッケー」
「じゃんけんぽん」
俺の出した手はグー。
対してリアはチョキ。
「俺の勝ちだな」
「そうね。負けたわ。悔しい」
「本当にいいのか?」
「女に二言なし」
「いやそれを言うなら男に二言なしだろ」
「まあいいじゃない。平等で」
「何かあればすぐロードする」
「オッケー」
リアが緊張した様子で謎の飲み物の蓋を開ける。
そしてグイっと一気に飲む。
「美味いわ。凄い美味しい!!」
「マジか!?」
「サイダーの味」
「へえー」
「それで効果は?」
「分からない。体に異変はないけど」
「体動かしたり、魔法使用してみたらどうだ?」
「そうする」
リアが宿屋の外でブラッドソードを振る。
しかし別段変わった様子はない。
体力向上には繋がらなかったようだ。
続いて魔法を使用する。
「ファイアソード」
すると今までの比ではない魔法の威力だった。
魔力の質が向上している。
「これってこの飲み物のお陰?」
「さあな。成長した可能性もあるからな。自分ではどっちだと思う?」
「うーん。何か飲んでから魔力の量は多くなったかも」
「じゃあ魔力量を増やす飲み物だったのかもな」
「そうかも」
結局真相は定かではないがどうやら体に害はないようだ。
リアの魔法の質が著しく向上した。
これは成長のお陰か、それとも飲み物のお陰か。
それは誰にも分からない。
「一応セーブするぞ」
「オッケー」
「別のスロットにするな」
「うん」
「セーブ」
=========================
スロット1 フレッディーノ国宿屋前
スロット2 フレッディーノ国宿屋
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
=========================
俺はスロット1に上書きセーブをした。
鑑定眼持ちが仲間に欲しいな。
クエスト達成報酬として金貨100枚を冒険者ギルド側から貰った。
そして現在宿屋にて皆緊張している。
「これ誰が飲むんだ?」
「さあ、知らないわよ」
「妾でもよいぞ。ま、まあ死にはせんじゃろうしな」
「私は少し怖いです」
「私も怖い」
「私は飲まない」
「わったしもー飲まない」
俺達はガルフダンジョン最奥地で入手したお宝の謎の飲み物を疑心暗鬼で眺めている。
これは一体どんな効果なのか?
全く不明だ。
「取り敢えず俺がセーブして飲むでいいか?」
「セーブはいいけど本当に飲むの?」
「だって売るのは勿体ないだろ」
「まあそうだけど。鑑定してくれる人いないの?」
「未攻略のダンジョン報酬だし鑑定眼持ちじゃないと無理だ。鑑定眼持ちは少ない」
「そう。じゃあじゃんけんして飲みましょう」
「いや俺が飲む。危険だろ」
「また一人で背負いこまない」
「うっ」
「じゃあ決まりね」
俺はリアに言われて丸め込まれる。
そしてセーブをする。
「セーブ」
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スロット1 ガルフダンジョン前
スロット2 フレッディーノ国宿屋
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット2に上書きセーブをした。
そしてじゃんけんで謎の飲み物を飲む人を決める。
「じゃんけんぽん」
最初に脱落したのはネールとナーフィ。
「私の勝ちね」
「わったしもー勝った」
続いてもう一回じゃんけんを行う。
緊張した状態で。
「じゃんけんぽん」
続いて勝ったのはヴィクトリカとラフレアとアリス。
残ったのは俺とリアだ。
「妾の勝ちじゃな」
「私の勝ち」
「私の勝ちですね」
何故か皆少し安堵している気がするのだが。
まあ分からなくもないがな。
「じゃあ行くぞリア」
「オッケー」
「じゃんけんぽん」
俺の出した手はグー。
対してリアはチョキ。
「俺の勝ちだな」
「そうね。負けたわ。悔しい」
「本当にいいのか?」
「女に二言なし」
「いやそれを言うなら男に二言なしだろ」
「まあいいじゃない。平等で」
「何かあればすぐロードする」
「オッケー」
リアが緊張した様子で謎の飲み物の蓋を開ける。
そしてグイっと一気に飲む。
「美味いわ。凄い美味しい!!」
「マジか!?」
「サイダーの味」
「へえー」
「それで効果は?」
「分からない。体に異変はないけど」
「体動かしたり、魔法使用してみたらどうだ?」
「そうする」
リアが宿屋の外でブラッドソードを振る。
しかし別段変わった様子はない。
体力向上には繋がらなかったようだ。
続いて魔法を使用する。
「ファイアソード」
すると今までの比ではない魔法の威力だった。
魔力の質が向上している。
「これってこの飲み物のお陰?」
「さあな。成長した可能性もあるからな。自分ではどっちだと思う?」
「うーん。何か飲んでから魔力の量は多くなったかも」
「じゃあ魔力量を増やす飲み物だったのかもな」
「そうかも」
結局真相は定かではないがどうやら体に害はないようだ。
リアの魔法の質が著しく向上した。
これは成長のお陰か、それとも飲み物のお陰か。
それは誰にも分からない。
「一応セーブするぞ」
「オッケー」
「別のスロットにするな」
「うん」
「セーブ」
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スロット1 フレッディーノ国宿屋前
スロット2 フレッディーノ国宿屋
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット1に上書きセーブをした。
鑑定眼持ちが仲間に欲しいな。
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