独自ダンジョン攻略

sasina

文字の大きさ
19 / 125
呪いのスキル

19身体能力測定2

しおりを挟む


 おはよう。今日から5日間、ダンジョン合宿を行います。

 そうだな。合宿なんだから行く前に課題を決めておこう。

 一つ目は、森で昨日の続き、lvアップによる身体能力をある程度測ること。

 二つ目は、身体能力を測るついでに、体を動かした時の無駄を無くす練習も一緒にする。

 三つ目は、練習に納得がいったら、次はダンジョンに入る。多分もう1階層のスライムを倒しても大した経験値にはならないと思うので、2階層に進みたい。
 その前に1階層には、まだ行ってない場所が二つある。

 小さい隠し部屋と大きい隠し部屋だ。
 小さい隠し部屋はもう一つあり、その隠し部屋の中で木製の宝箱から出てきたスクロールを開き、今身につけている天眼さんの初期スキル、鑑定を手に入れた。

 だから、その残り二つの隠し部屋に行って1階層を完全攻略してから、2階層へと降りたい。

 なら4つ目に2階層に降りるという事にしておこう。

 この後のことは、2階層がどうなっているかにもよるが、それは2階層の地図を書き上げてからでもいいな。

 この4つを課題としてダンジョンに向かうか。

 荷物の準備は昨日の間に済ましているので、大丈夫な筈だ。

 朝御飯を適当にお茶漬けで済ませ、家を出る。

 リビングの机には5日間キャンプに出かけてくると置き手紙を書いて置いてきた。

 少し遠回りになるが、5日分の食料品を持って来ていないので、コンビニに寄って行く。

ーーー

 コンビニに着いて、荷物は全部自転車に置き、財布だけ持って店内に入る。

 水だけはちゃんと持って来ているから、簡単なカップ麺を買おう。

 カップ麺なら種類が豊富にあり、5日で飽きる事は無いだろう。

 うどん、蕎麦、シーフード、塩、醤油、味噌、焼きそば、カレーうどんを二つずつ買う。
 あとインスタントのスープとコーヒーも買っておくか。

 ついでに洗剤も10袋レジに持って行く。

 店員さんを見てみるが、今度は山田ではなかった。

 山田は今日バイトじゃないのか。

「7776円になります」

 もしかしたら今日はダンジョンに行っているのかもな。

「8000円お預かりしました。224円のお返しです。」

 お釣りを受け取り店を出る。
 荷物を積んで自転車に乗り、ダンジョンのある森に向かう。

 今日の荷物はかなり重い筈だ。
 洗剤だけで10キロ、水が15Lに他の荷物も合わせると35キロはあるはずなんだけど、普通に自転車を漕げるし重さもそこまで感じなかった。

 森に到着。
 
 試しに荷物を全部持ってみるが、やはりあまり重くない。嵩張るので多少動き難いが、重さによる負担がないので、今回は往復する事なく一回で荷物が運び終わる。

 ダンジョンに到着したら、簡単に他の人が来た痕跡がないか確認するが、問題なさそうだ。

 隠してあるドロップアイテムや洗剤が入っているブルーシートを取り出して広げ、ブルーシートの上に持ってきた荷物を置く。

 まずは最初に拠点を作っとかないとね。

 空中テントを取り出し、この前と同じ木を使いテントを設営する。

 テントを設営し終えたら、早速一つ目の課題を始めようかな。

 森に入ってから天眼さんで見ていたが人がいる気配は無かった。今も俺の半径100m内には人が居ない。

 多分、森で思い切り体を動かしても他の人に見られる事は無い筈だ。

 例え見られたとしても100mも離れていれば、道具やスキル無しでは人だとは分からないだろう。

 さて、今の俺の全力がどこまでなのかを体で確かめよう。

 先ずは単純に走ってみる。
 
 森なので気をつけて走ろうと思ったが、天眼さんのお陰で地面の凹凸すらも詳細に分かるので、バランスを崩すことも無く、思い切り走る事が出来た。

 走ってみた感じ車と同じぐらいのスピードは出ていると思う。少なくとも人間の限界は越えているんじゃないかな?

 大体時速60km。頑張れば瞬間時速70kmは出せるかもしれない。

 試しに近くの木の枝に飛んでぶら下がってみようとしたら、飛び過ぎてしまい、その枝の上に乗ってしまった。

 漫画みたいに木の枝を飛び移りたいかもと思い、飛ぼうとしたら踏み込みで枝が折れて落ちてしまう。

「おっと」

 まあ、天眼さんがあるので、地面への着地は簡単だったけどね。

 まだ俺が漫画みたいな事をするには練度が足りないか。

 今は力任せに肉体性能で動いているが、無駄を無くし、重心、力加減、姿勢をちゃんと調整出来れば、木々を飛び移る事も出来るようになれるかもしれない。

 あとは力も試してみる。試しに木でも引き抜いてみるか。

 木の幹に手を回し抱える様に持ち上げてみる。

「むぅ~~~~!!」ミシミシ

「ダメだ~~。流石に木を引き抜く様な力はまだ無いか」

 軽く地面がひび割れただけで、木を引き抜く事は出来なかったが、それでもかなり力が上がっている事は分かったな。

 これでlvアップによる基礎能力を知る事は出来たな。

 次の二つ目の課題に移るか。

 
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン] 何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?… たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。 ※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける 縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は…… ゆっくりしていってね!!! ※ 現在書き直し慣行中!!!

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~

仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。 ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。 ガチャ好きすぎて書いてしまった。

親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました

空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。 平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。 どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。

処理中です...