独自ダンジョン攻略

sasina

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呪いのスキル

24.寝ても死なない

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 晩御飯を食べるか。

 マジックポーチに必要な物は全部入れられるので、何処でも楽に食事が取れるようになった。

 今はカップ麺しかないんだけど。カップ麺も軽いし保存も効くので助かってはいたんだけど、今度からは弁当でも持って来ようか。

 さて、今日の晩御飯は何麺を食べますかね?

 無難に味噌にしておくか。ついでに余ったお湯でコーヒーも淹れておこう。

 食事が出来上がり、スマホでネット情報を見ながら食べようと思ったが、ネットに繋がらなかった。

 そう言えば、ダンジョンの中だったな。洞窟と同じ様なものなので繋がらなくて当たり前だ。

 結局、スマホは仕舞い、普通にカップ麺を食べることになった。

ーーー

 カラカラカラジャラ

 晩御飯が終わり跡片付けをしていると、供物の杯から小さい物同士がぶつかる音が聞こえてきた。

 近づいて供物の杯の中を覗いてみると、空だった中には黒い小石が新しく追加されていた。

【名前:供物の杯
 条件:500/10000
 効果:扉の開閉  】

 また500個だな。

 確か供物の杯の中を2000個未満にしたのは、大体14時過ぎ頃で、今が20時20分が過ぎたので、6時間ぐらい経っている事になるな。

 1回に500個増えるので÷2で3時間になる。

 3時間で500個ずつ増えていき2000個が上限って所か。

 なら、これから寝る時でも12時間以上眠らなかったら、大丈夫だと言う事だな。
 出かける場合も、12時間以内もここに戻ってくればいいだけなので、遠出しなかったら問題無く出掛けられる。

 まだ20時と寝るには早い時間だが、ダンジョンでは旨味の少ないスライム狩りしか出来なくて暇だからな。

 今日はもう寝る事にするか。

 流石にダンジョン内で寝るのはちょっと嫌だから、テントに戻ってから寝るけど。

 ダンジョンを出てテントに戻った。

 水で濡らしたタオルで体を拭き、水なしシャンプーで頭を洗ってスッキリしてから、テントに入り就寝する。

ーーー

 「ん、眩しいな」

 森に差す朝日で目が覚めた。

「ん~~」

 テントから出て気持ち良く体を伸ばす。

 12時間までは寝てもいいと思っていたら、気が緩んだのか結構寝てしまったような気がする。

 時間を確認すると既に6時を回っていた。

 じゃあ9時間以上寝ていた事になるのか。最近は平均5時間睡眠だったのに、疲れが溜まっていたのかな?。

 まあ、いい感じに時間が潰せたので良かったか。そろそろ供物の杯に黒い小石が溜まっているだろうから回収しに行こう。

 と、その前に朝ご飯。今日の朝は何しようかな?

 うどん系はまだ食べてない。朝はうどんのカップ麺にしよう。ついでにモーニングコーヒーもつけてな。

 いつもの様に作り、カップ麺を食べる。

 食べ終わったら、服を着替えてからダンジョンの供物の杯がある部屋まで行く。

ーーー

 ダンジョンに入り供物の杯がある部屋まで戻ってきた。

 供物の杯を覗いてみると、案の定、沢山の黒い小石が入っていた。

 鑑定もしておくか。

【名前:供物の杯
 条件:1500/10000
 効果:扉の開閉  】

 今が7時前だから、1500個なら昨日の3時間で500個って計算でも間違っていないみたいだな。

 取り敢えず、供物の杯に入っている1500個の黒い小石をマジックポーチに仕舞う。

 これで今持っている小石の数は大体5500ちょっとになった。

 やはり黒い小石を自力でドロップしたとしても、焼け石に水だな。

 供物の杯に新しく補充されるののを待つ間、別の事をしていよう。

 元々、朝の日課の剣と槍の稽古をする予定だったけど、供物の杯の黒い小石が2000個溜まる前に一度回収しておきたかったので、ご飯を食べるだけにしてダンジョンに入ったので、まだ稽古が出来ていない。

 なので、毎日の日課にする為にも今から稽古を始めよう。

 短剣、長剣、槍の3つの1セットが大体3時間掛かったと思う。

 残りの黒い小石が4500個溜まるまで約27時間、明日の10時って事になるな。

 9セットか、流石には飽きるよな。

 2セット終えたら、気分転換に森に出て散歩でもするか。

 それにダンジョンの外に出ないと、スマホのネットも充電する事も出来ないしな。

「さて、稽古を始めよう」

ーーー

 2セットが終わり、13時になっていたので、カップ麺 (カレーうどん)を食べて、供物の杯に入っていた1000個も回収する。

 ダンジョンを出て、森に散歩でも行くか。

 まあ、森を散歩と言っても唯の散歩ではなく、森の移動中、走り回る事が目的なんだけどな。

 何処に行くか、森の地図を見て適当に決めてしまう。

 この森の奥には山の方から川が流れていて途中には小さい滝もある。
 
 今からその滝まで行ってみよう。

 そこの滝壺は結構深く、泳ぐ事も出来るので、風呂の代わりにそこでサッパリしよう。

 濡れたタオルだけでは、どうにも肌がベタついている気がしていたからな。

 ダンジョンを出て、滝に向かい出来るだけ速く走る。

 でも全速力を出すと、今の俺ではすごい速度で流れてくる木を避ける事が難しい。

 天眼さんがあるので迫ってくる木は分かるけど、避ける時にどうしてもオーバーに避けてしまう。すると、次の動作が遅れてしまい、木にぶつからない様に減速する事になる。
 全速力を出しても、それの繰り返しで全然思うように動く事が森の中では出来ない。

 今は自分できちんと制御出来る範囲で使いこなしていく。

 俺の目標は、入り組んだダンジョンを目的地まで、全速力で駆け抜けられる様になる事だ。

ーーー

 滝に着いた。

 昨日着ていた服に着替えてから、早速滝壺に飛び込む。

「冷たい」

 でも、特に苦もなく我慢出来るぐらいだな。

 普通4月の川に入ったら、直ぐに唇が紫色になりブルブルと震える事になるんだが、今日は全然大丈夫そうだった。

 もしかしてlvが上がったお陰で耐性も上がったのかな?

 多分そうだろう。

 それでもlvが上がって感覚が鈍感になったわけじゃない。
 きちんと川の水が0度近く冷たいのかは分かるからな。

 苦もなく我慢が出来るだけで、冷たいのは冷たかった。

 でも、同時に気持ちもいいな。2日風呂に入ってないから、今は気分が良い。

 力を抜いて、ぼーと水面を漂う。

「少し眠くなってきたな」



 
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