私は脇役でしょう?

Snowdrop

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幼少期

1 プロローグ

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それは、突然だった。


彼女──旭 愛菜はどこにでもいるような平凡な女子高生だ。
クラスに一人はいるような、頭のいい、かといって威張れる程ではない、ごく平凡な女子高生。

美術部に所属している彼女は、まだあまり慣れていない薄暗い帰り道を歩きつつ、帰ったら何するかな、と考えていた。



──ふと。

向こうから歩いてくる人が目に付いた。


この道は程よく人気ひとけがなく、ランニングや、ちょっとした散歩に選ぶ人もそれなりにいる。


だけどそれにしては少し様子が変だった。

別に普段は通行人の動きなんて気にも留めないのに、なんだか それ・・のことは気になった。






────あ。

そうだ。この人──






気付いた頃には。









既に背中からはナイフが突き出ていて。









通り魔の目の中にいる私は崩れ落ちて。










暑さと、寒気が、同時に私を襲った。










暑くて、寒くて、私は血で体を汚しながら──










そのことを思い出したのは、五歳の誕生日を迎えた日のことだった。
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