乙女ゲームの結末にはさせない

小梅カリカリ

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レティシアの今後の予定

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「おはよう、レティシア。今日は朝食後にロレーヌ公爵に会いに行くよ。
この間のお礼と、護身術について話さないとね。
その後レティシアには、今日の午後に魔法と勉強と護身術の先生に会ってもらうよ。」

「おはようございます。お父様、お母様。
勉強と魔法の訓練は中等部に入る前に、卒業できるところまで持っていきたいですわ。」
「そうね、先生は初級から上級まで順番に習えるようになっているし、レティシアの進み具合に合わせて、先生とレティシアと相談しながら予定を立てる補助役のメイドを付けるわ。」
「後、お母様のようにメイドと信頼し合える関係を築いていきたいです。」
「シーナは大丈夫ね、後4人は欲しいわね。
一度に増やすのは得策ではないから、2人づつ増やして様子を見ましょう。
最初の人選は私がするわ、次からは失敗してもいいからレティシアがやってみなさい。
 そうね、7歳になったらレティシアにメイドの人選をしてもらいましょう。」

「後、音楽の習い事からはじめていきたいです。まずは基本のピアノから。
(誰でも練習すればある程度は弾けるものね。天才とは音が違うんだけど。)」
「芸術で言うなら絵画に歌も。レティシア、ピアノと一緒に歌もやった方が良いわ。」
「はい、お母様。魔道具は魔法の練習の際授業に組み込めますよね。」
「ええ、そうだわ。あなた前回の件でルーサー様とお知り合いになったのですから、
魔法研究所の見学を何回か出来るように取り計らっておいて下さいね。良かったわ。」

 レティシアを見つめていたルーサーは嫌だなと思い不機嫌になるが、意見は求められていないのを感じ黙ってうなずく。
「ありがとうございます。お父様。」
 レティシアに微笑まれ、すぐ機嫌が直ったハワードはにこやかに了承した。

「医療関連は勉強に組み込まれているし、ダンスやマナーは貴族関連よね。
庶民の生活や常識を知るために街の探索と、他領の訪問は年1回は入れたいわね。
流行のドレスを見れば、どの貴族や領が何故勢いがあるのか等が分かるようにね。
やることを沢山思いついて、なんだか楽しくなってきたわね。」
「はい、お母様。わくわくします。」
 ハワードは、盛り上がる2人に忘れられているが、楽しそうな2人を見て笑顔で朝食を食べていた。
「今は、ここまでね。この後は様子を見て修正しながら進めましょう。」

 一息ついて、朝食を再開したメリーナとレティシア。
「ミーナ様やカトリーナ様とお友達になれると良いわね。
本当に気の合う信頼のおける関係を気付くのは、私達の身分ではなかなか難しいのよ。
同じ公爵家で同い年の同姓、出来れば争うのではなくて友人でいたいものね。」

 ショックを受けるレティシア。
今まで婚約候補者辞退の為に利用できる子としてしか見ていなかったが、
お互いに友人として信頼できる関係を築いていきたいと思った。
 勿論、立場的に出来ない事もあるだろうが、無理をしても助けたいと、
互いに思いあえる友人が出来たらどんなに素敵な事だろう。

「お母様、ありがとうございます。大切な事を教えて頂けました。
私、ミーナ様やカトリーナ様とお友達になれるように接するよう頑張ります。」

「仲良くなれるよ。レティシアはとてもいい子だからね。(世界一)
私と王弟は学生の頃からの親しい友人なんだよ。勿論公の場では、公私は分けているがね。
王とロレーヌ公爵も友人なんだ。」

「良いですわね。考えてみたら私友達いませんわ。」
 朝食の時間が静かに過ぎて行った。

 ロレーヌ公爵家へ向かう馬車の中、ハワードがフォローをしている。
「私も6歳ころから王弟に会ってだんだんと親しくなったんだ。
一緒に街に行ったり馬で遠出をしたり、結構無茶な事もしたな。
色々な事を一緒に経験してお互い信頼し合える関係になったんだよ。

 レティシアも、これからだよ。色々な人と出会って、相手を見極めていくんだ。
勿論、辛い思いをする事もあるし、幸せを感じられる事もある。
辛かった時失敗した時は、そこから学ぶチャンスだ。大丈夫、きっと上手くいくよ。」

「はい、お父様。まずミーナ様と色々お話してみたいですわ。同じ婚約候補者ですし。
カトリーナ様は、どんな方なのかしら。お話してみたいですわね。
(カトリーナ様はドレーブ家だから親しくするのは難しいかしら。)」
「うん、2人の御令嬢とは婚約候補者の教育でお会いできるだろう。
楽しみだね。(ドレーブ家だが、レティシア達が友達になれるといいな)」
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