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軽井沢駅に4人を迎えに行った。徒歩10分位なのであまり待たせずに到着する。
4人は一泊分の着替えの入った小さい荷物を持っているだけ。新幹線の乗車時間は1時間ちょっとだからまだそれほど仲良くなった感じには見えない。
「皆、お待たせ」
「あれ?大野君も先に着いてたの?良いなあ」
「うん」
「荷物が大変じゃ無ければ少し観光したり買い物してから行こうか?」
「そうね。颯介君のおすすめの所があるの?」
「ああ」
颯介は女子に近づかれるとスッと引いて、男子二人にそっと何か耳打ちをした。夏樹が何だろうと思っていたら
「荷物持つよ」
「俺も持とうか?」
男子二人がそれぞれお気に入りの女子の荷物を持って動きやすくしてあげている。そして颯介は夏樹と触れあうくらいの近くに並んだ。
「まず皆、アレルギーや苦手な物あったら教えて」
「特にない」「私も」
「俺は魚苦手」
「私もない。颯介君気遣いがすごいね」
「いや。甥っ子がアレルギー持ちなんだ」
「へえ、甥っ子さんがいるのね」
「オメガの兄の子供だ。とても可愛いよ」
にっこりと夏樹に向かって微笑んで見せた。尋ねた女の子ではなく夏樹を見た事に、二人の親密さが現れたようで夏樹はドキドキした。
自分を優先するような、大事にしてくれるような人には、家族以外で接して来なかった。まるで自分のことを好きで仕方ないような颯介に、自惚れてしまいそうで怖い。
「どんな所見たい?美術館に興味ある?それとも教会とか、綺麗な景色とか。おしゃれなカフェやレストラン、パンやハム、ジャムを買いたいなら旧軽井沢銀座商店街で散策だ。女の子はそういうのが良いかな?」
「わあっ素敵。行きたい。男子は?」
「皆に合わせるよ」
「美術館だとお話できなーい」
「そうだね。少し歩くけど大丈夫?」
「大丈夫」
颯介は、夏樹の肩を守るようにそっと押して歩き出した。はじめに雲場池を散策して、旧軽井沢銀座に移動。そこで昼食を取ったりスイーツを楽しんでから、明朝に食べるためのパンやハム、ジャムを買って別荘に入る事になった。お土産も買えるとあって、お買い物好きの女子は楽しみにしている。
「素敵な池ね」
「秋は紅葉が綺麗なんだ。夏は少し暑いよね」
「でも東京よりだいぶ涼しい。爽やかで良いわよね」
「朝晩は夏でも少し冷えるよ。冬は寒い」
「俺軽井沢はスキーで冬にきただけなんだよな」
「へえ。スキーできるのね」
「興味あったらスキーかスノボやらない?」
「どうしよっかな」
「夏休みに映画とか、イベントとかでもさ。出掛けようよ」
「そうねえ」
「4人で出掛けても良いよな」
「颯介君は?」
「夏休みは用事があるんだ」
「そうなの。残念」
用事がある?長く泊まって欲しい。実家に送ってくれると言っていたがよいのだろうか。夏樹の心配を察したのか、颯介が安心させるようにそっと手を握った。
次第に女子も一緒にいる男子が自分達を飽きさせまいと話したりアプローチしてくることにいい気分になっていった。
優良物件のアルファを前にすると霞んでしまうが、彼らもそこそこ良い大学の学生で、何より自分を気に入っているようである。
所詮アルファはオメガと番になる生き物だ。自分には縁がない代物なのかも知れない。
夏樹のオメガらしい天然の可愛らしさには、メイクをしても着飾っても叶わないのか。しかも彼はグループワークの時にもとても優秀で颯介と二人で積極的に意見を出して良い成果を作り上げた。
彼女たちも段々風船のように膨らんでいた嫉妬心を萎ませて着地していく。
「次は旧軽井沢銀座だ」
颯介の先導で歩くと、沢山の商店が並んだエリアに到着した。飲食店、土産、古い造りの店もあり、雑多な店に沢山の観光客が並んでいる。
「そろそろ早めに昼にしよう。パンのおいしいところがある」
「このガレット綺麗で美味しいそう。先に写真撮って良い?」
女子はSNS に上げたいのか池の周囲でも映え写真を撮っていて、ランチの場所でもパシャパシャと写真を撮影してから食べている。
男子達は我関せずと食べ始めていたが、颯介は少し眉を潜めていた。SNSや写真を撮ることを快く思っていない様子に女子達は気付いていない。
食後は店舗をみて周り、お土産と朝食用のジャム、老舗の店で数種類のハム、またチーズの店でも数点買い、他のパン店に到着した。
「ここは、ジョン・レノンも買ったパン屋なんだ。朝食用に買おう」
「荷物が増えたね。僕も持とうか?」
「大丈夫だよ」
あらかじめ大きな保冷用のマイバッグに保冷剤を入れて持っていた颯介は、慣れた様子で買い物をしては入れていた。その姿は夏樹にはとても頼りがいのある好ましいものに映った。
「颯介、お父さんになっても凄い頼りになるイクメンになりそう…」
「ふふ…ありがとう。任せてよ」
女子の希望で彼女たちだけが映えるクレープ店でスイーツを購入した。スイーツとそれを持つ彼女たちを男子が請われて写真に撮ってあげている。
「素敵。良いのが撮れた」
「軽井沢観光会館で写真撮影しようか。足りなければ教会にも行く。申し訳ないけど別荘はうちのセキュリティ上、写真を撮ったり載せたりする事は控えて欲しい。明日も良い撮影スポットに案内するからそれで宜しく」
「わかったわ」「はあい」
やっと別荘に戻る。男子は荷物がどんどん増えて重くなり、女子は歩き疲れた様子でちょうど良い時間になっていた。
「すごい。大きい」
「すげえな」
「元々会社の保養所だったんだ」
「今は社員は使えない?」
「社員は提携している会員制リゾートに安く宿泊できるよ。そっちだとレストランがあるし、プールや温泉、各種スポーツ施設を持っている所から選べる」
「やっぱり良い会社だなあ。就職したい」
「とりあえず中を案内するよ」
部屋割りは、女子と男子チーム、それぞれ二人ずつでツインルームを使う事になった。一階の浴室を男子用、女子用と2つに分けて使用することにする。
「暫くゆっくりして。コーヒーか紅茶淹れる。夕食のBBQの準備するから」
「お庭出て良い?」
「良いよ。たまに動物来るよ」
4人がテラスに出ると
「颯介、僕も手伝う」
「夏樹ありがとう」
4人はお茶を運ぶことも無くソファで寛いだりテラスに出たりしていた。
颯介と夏樹がキッチンにいると女子が颯介にちらりと視線を向け
「私もそっちに行こうかな」
「肉を串に刺したりするけど、大丈夫?」
「あ、ごめんなさい。できないかも…」
「夏樹は手際良いね。さすがキャンプ経験者だ」
「そんなでも無いよ。この野菜も切って刺すよね。あとマシュマロとかも焼く?」
「良いね。完璧。夏樹は可愛いし料理も出来て優秀で完璧だよ。ありがとう。俺はダッチオーブンの中身を準備しておく」
二人で手際よく準備をしていくと、テラスに運び大型のバーベキューガスグリルで時間のかかる煮込から調理を始めた。
フランスパンを薄くスライスして、チーズも一部並べると、サラダ、生ハムも彩り良く配置する。
「皆二十歳越えてる?」
「僕はまだなんだ」
「じゃあ夏樹だけノンアルコールな」
肉を焼きはじめワインを開けて、グラスを並べた。クラフトビールの瓶も並び、チューハイの缶も出して豪華な食事が始まった。
「素敵。写真…はダメなんだよね」
「美味しそう」
「凄いな」
他の4人は、実家暮らしで料理は苦手な様子だ。女子もお菓子を作る人はいたが、家事はお母さんに任せているらしい。
「私はお母さんがパートだから家事全部やってくれるのよね。将来は子供できたら専業主婦になりたいから練習しないとな」
「うちは共働きだけど、家事はあんまり手伝ってないや」
「男はやんなくてもって思ってたけど出来ると格好良いな」
「今時専業主婦は無くない?一馬力はきついって。男も家事を手伝わないといけないよ」
「手伝う、じゃなくて分担しないと共働きは回らないよな」
男子二人が良い影響を受けているのを颯介が頷いて見ていた。女子も自分達以上に家事が出来る颯介と夏樹に憧れの眼差しを向けるようになっていた。
「肉焼けたよ。男子は皿に盛ってそっちに運んで」
「オッケー」
「野菜用にもお皿持ってきて」
「はい」
トマトベースのシチューが煮込み終わり、それらも食べながらお酒が進む。
「颯介君のお母さんは、主婦?」
「いや。在宅で文筆業をしてる」
「すごいね」
「私達は皆、会社員家庭だけど大野君は?」
「建設関係の会社をしてる。母親も会社を手伝ってる」
「お母さんも大工さん?」
「建設っていうとそう思うよね」
「公共工事や文化財の維持管理したり、高い技術力を誇る老舗の大きな会社だろう?有名だ」
「そうなの?」
「え?話したことあったっけ?」
颯介はふふと笑顔を浮かべて
「お兄さんはT大の建築で院生だろう?知ってるよ」
「え~、T大。すごい。アルファ?」
「雑誌にも読者モデルや会社の広告塔として出ている。美男子だよな」
「そうなんだ~」
「颯介、うちの兄と知り合いだったの?」
「以前に若手異業種懇談会でお会いしたんだ。とても格好良くて優秀、切れ者なのに高級志向の女性にも男らしさを求める女性にもモテないって言っていたな」
「あはは。言いそう。今はT大の他学部にいるオメガ男性とお付き合いしてるよ」
「やっぱり、優秀な人には素晴らしい出会いがあるんだろうね」
4人は一泊分の着替えの入った小さい荷物を持っているだけ。新幹線の乗車時間は1時間ちょっとだからまだそれほど仲良くなった感じには見えない。
「皆、お待たせ」
「あれ?大野君も先に着いてたの?良いなあ」
「うん」
「荷物が大変じゃ無ければ少し観光したり買い物してから行こうか?」
「そうね。颯介君のおすすめの所があるの?」
「ああ」
颯介は女子に近づかれるとスッと引いて、男子二人にそっと何か耳打ちをした。夏樹が何だろうと思っていたら
「荷物持つよ」
「俺も持とうか?」
男子二人がそれぞれお気に入りの女子の荷物を持って動きやすくしてあげている。そして颯介は夏樹と触れあうくらいの近くに並んだ。
「まず皆、アレルギーや苦手な物あったら教えて」
「特にない」「私も」
「俺は魚苦手」
「私もない。颯介君気遣いがすごいね」
「いや。甥っ子がアレルギー持ちなんだ」
「へえ、甥っ子さんがいるのね」
「オメガの兄の子供だ。とても可愛いよ」
にっこりと夏樹に向かって微笑んで見せた。尋ねた女の子ではなく夏樹を見た事に、二人の親密さが現れたようで夏樹はドキドキした。
自分を優先するような、大事にしてくれるような人には、家族以外で接して来なかった。まるで自分のことを好きで仕方ないような颯介に、自惚れてしまいそうで怖い。
「どんな所見たい?美術館に興味ある?それとも教会とか、綺麗な景色とか。おしゃれなカフェやレストラン、パンやハム、ジャムを買いたいなら旧軽井沢銀座商店街で散策だ。女の子はそういうのが良いかな?」
「わあっ素敵。行きたい。男子は?」
「皆に合わせるよ」
「美術館だとお話できなーい」
「そうだね。少し歩くけど大丈夫?」
「大丈夫」
颯介は、夏樹の肩を守るようにそっと押して歩き出した。はじめに雲場池を散策して、旧軽井沢銀座に移動。そこで昼食を取ったりスイーツを楽しんでから、明朝に食べるためのパンやハム、ジャムを買って別荘に入る事になった。お土産も買えるとあって、お買い物好きの女子は楽しみにしている。
「素敵な池ね」
「秋は紅葉が綺麗なんだ。夏は少し暑いよね」
「でも東京よりだいぶ涼しい。爽やかで良いわよね」
「朝晩は夏でも少し冷えるよ。冬は寒い」
「俺軽井沢はスキーで冬にきただけなんだよな」
「へえ。スキーできるのね」
「興味あったらスキーかスノボやらない?」
「どうしよっかな」
「夏休みに映画とか、イベントとかでもさ。出掛けようよ」
「そうねえ」
「4人で出掛けても良いよな」
「颯介君は?」
「夏休みは用事があるんだ」
「そうなの。残念」
用事がある?長く泊まって欲しい。実家に送ってくれると言っていたがよいのだろうか。夏樹の心配を察したのか、颯介が安心させるようにそっと手を握った。
次第に女子も一緒にいる男子が自分達を飽きさせまいと話したりアプローチしてくることにいい気分になっていった。
優良物件のアルファを前にすると霞んでしまうが、彼らもそこそこ良い大学の学生で、何より自分を気に入っているようである。
所詮アルファはオメガと番になる生き物だ。自分には縁がない代物なのかも知れない。
夏樹のオメガらしい天然の可愛らしさには、メイクをしても着飾っても叶わないのか。しかも彼はグループワークの時にもとても優秀で颯介と二人で積極的に意見を出して良い成果を作り上げた。
彼女たちも段々風船のように膨らんでいた嫉妬心を萎ませて着地していく。
「次は旧軽井沢銀座だ」
颯介の先導で歩くと、沢山の商店が並んだエリアに到着した。飲食店、土産、古い造りの店もあり、雑多な店に沢山の観光客が並んでいる。
「そろそろ早めに昼にしよう。パンのおいしいところがある」
「このガレット綺麗で美味しいそう。先に写真撮って良い?」
女子はSNS に上げたいのか池の周囲でも映え写真を撮っていて、ランチの場所でもパシャパシャと写真を撮影してから食べている。
男子達は我関せずと食べ始めていたが、颯介は少し眉を潜めていた。SNSや写真を撮ることを快く思っていない様子に女子達は気付いていない。
食後は店舗をみて周り、お土産と朝食用のジャム、老舗の店で数種類のハム、またチーズの店でも数点買い、他のパン店に到着した。
「ここは、ジョン・レノンも買ったパン屋なんだ。朝食用に買おう」
「荷物が増えたね。僕も持とうか?」
「大丈夫だよ」
あらかじめ大きな保冷用のマイバッグに保冷剤を入れて持っていた颯介は、慣れた様子で買い物をしては入れていた。その姿は夏樹にはとても頼りがいのある好ましいものに映った。
「颯介、お父さんになっても凄い頼りになるイクメンになりそう…」
「ふふ…ありがとう。任せてよ」
女子の希望で彼女たちだけが映えるクレープ店でスイーツを購入した。スイーツとそれを持つ彼女たちを男子が請われて写真に撮ってあげている。
「素敵。良いのが撮れた」
「軽井沢観光会館で写真撮影しようか。足りなければ教会にも行く。申し訳ないけど別荘はうちのセキュリティ上、写真を撮ったり載せたりする事は控えて欲しい。明日も良い撮影スポットに案内するからそれで宜しく」
「わかったわ」「はあい」
やっと別荘に戻る。男子は荷物がどんどん増えて重くなり、女子は歩き疲れた様子でちょうど良い時間になっていた。
「すごい。大きい」
「すげえな」
「元々会社の保養所だったんだ」
「今は社員は使えない?」
「社員は提携している会員制リゾートに安く宿泊できるよ。そっちだとレストランがあるし、プールや温泉、各種スポーツ施設を持っている所から選べる」
「やっぱり良い会社だなあ。就職したい」
「とりあえず中を案内するよ」
部屋割りは、女子と男子チーム、それぞれ二人ずつでツインルームを使う事になった。一階の浴室を男子用、女子用と2つに分けて使用することにする。
「暫くゆっくりして。コーヒーか紅茶淹れる。夕食のBBQの準備するから」
「お庭出て良い?」
「良いよ。たまに動物来るよ」
4人がテラスに出ると
「颯介、僕も手伝う」
「夏樹ありがとう」
4人はお茶を運ぶことも無くソファで寛いだりテラスに出たりしていた。
颯介と夏樹がキッチンにいると女子が颯介にちらりと視線を向け
「私もそっちに行こうかな」
「肉を串に刺したりするけど、大丈夫?」
「あ、ごめんなさい。できないかも…」
「夏樹は手際良いね。さすがキャンプ経験者だ」
「そんなでも無いよ。この野菜も切って刺すよね。あとマシュマロとかも焼く?」
「良いね。完璧。夏樹は可愛いし料理も出来て優秀で完璧だよ。ありがとう。俺はダッチオーブンの中身を準備しておく」
二人で手際よく準備をしていくと、テラスに運び大型のバーベキューガスグリルで時間のかかる煮込から調理を始めた。
フランスパンを薄くスライスして、チーズも一部並べると、サラダ、生ハムも彩り良く配置する。
「皆二十歳越えてる?」
「僕はまだなんだ」
「じゃあ夏樹だけノンアルコールな」
肉を焼きはじめワインを開けて、グラスを並べた。クラフトビールの瓶も並び、チューハイの缶も出して豪華な食事が始まった。
「素敵。写真…はダメなんだよね」
「美味しそう」
「凄いな」
他の4人は、実家暮らしで料理は苦手な様子だ。女子もお菓子を作る人はいたが、家事はお母さんに任せているらしい。
「私はお母さんがパートだから家事全部やってくれるのよね。将来は子供できたら専業主婦になりたいから練習しないとな」
「うちは共働きだけど、家事はあんまり手伝ってないや」
「男はやんなくてもって思ってたけど出来ると格好良いな」
「今時専業主婦は無くない?一馬力はきついって。男も家事を手伝わないといけないよ」
「手伝う、じゃなくて分担しないと共働きは回らないよな」
男子二人が良い影響を受けているのを颯介が頷いて見ていた。女子も自分達以上に家事が出来る颯介と夏樹に憧れの眼差しを向けるようになっていた。
「肉焼けたよ。男子は皿に盛ってそっちに運んで」
「オッケー」
「野菜用にもお皿持ってきて」
「はい」
トマトベースのシチューが煮込み終わり、それらも食べながらお酒が進む。
「颯介君のお母さんは、主婦?」
「いや。在宅で文筆業をしてる」
「すごいね」
「私達は皆、会社員家庭だけど大野君は?」
「建設関係の会社をしてる。母親も会社を手伝ってる」
「お母さんも大工さん?」
「建設っていうとそう思うよね」
「公共工事や文化財の維持管理したり、高い技術力を誇る老舗の大きな会社だろう?有名だ」
「そうなの?」
「え?話したことあったっけ?」
颯介はふふと笑顔を浮かべて
「お兄さんはT大の建築で院生だろう?知ってるよ」
「え~、T大。すごい。アルファ?」
「雑誌にも読者モデルや会社の広告塔として出ている。美男子だよな」
「そうなんだ~」
「颯介、うちの兄と知り合いだったの?」
「以前に若手異業種懇談会でお会いしたんだ。とても格好良くて優秀、切れ者なのに高級志向の女性にも男らしさを求める女性にもモテないって言っていたな」
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