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第二章 毒娘、王都デビューする
54:固有職ですが固有職狩りを狩ります
しおりを挟む「行くよ! 走って!」
じりじりと囲もうとする六人。
右手に【剣士】二人、後衛に【魔法使い】一人。
左手にも【剣士】二人、後衛に【弓使い】一人。職は憶測だけど。
中央には筋肉ダルマとギャル男が居る。
私の号令と共にそこから離れ、包囲を抜けるように三人固まって後方に少し走った。
私は殿でバックステップしたまま左手を連中に向ける。
八人全員が範囲に入るように。
「<毒雨>!」
開幕は私から。初手、距離をとりながらの<毒雨>。
<麻痺毒>ではない、<腐食毒>だ。
本当はこちらの情報を出したくない。
私が【毒殺屋】だって事も、魔剣を持っている事も。
でも能力の分からない固有職を含めた手練れと思われる八人。
出し惜しみは出来ないでしょ。
「うおっ! 茶色い雨!?」
「お、俺の剣が煙を……!」
「鎧が! なんだこれは!」
<腐食毒>は人体には影響しない。でも装備している武器や防具は別。
物によって差があるらしいけど、少なからず鉄を錆びさせたり、皮製品を腐らせたり、布を溶かしたりはするだろう。
怖いのはまず剣だからね。切れ味くらいは鈍くしておきたい。
<衰弱毒><麻痺毒>が生物限定だったのに対し、<腐食毒>は非生物が対象だ。
しかし非生物と言っても土や草木が腐食するわけではないらしい。
私の予想では『生物が身に着けている非生物』に限定されているのだと思う。
ゴブリン相手に撃てばこん棒とボロい腰巻が腐食する感じ。
まぁ撃たれる方からすれば予期しない攻撃には違いない。
突然の雨と装備破壊で動揺する奴らに追撃をかける。
「<念力>」
「<毒雨>! <毒感知>!」
「<挑発>! <魅惑の視線>!」
ネルトは<念力>で六人のうち、【魔法使い】を優先的に排除。
<毒雨>の中でも<念力>を使えるのは確認済みだ。
不可視の手で【魔法使い】を頭から押し倒し、さらに地面に頭を叩きつける。
腐食の雨による混乱に加え、不可視の手による攻撃。
【魔法使い】は為す術もなく、モロに<念力>をくらった。
後頭部を『手』で持って、前のめりに押し倒したのだろう。
地面がボコンと頭の形に凹んで埋まっている……まぁこの程度じゃ死なないだろうね。
これで気絶してくれれば良し。出来なくても詠唱できない状態であれば問題なしだ。
私は追撃の<毒雨>。これは<麻痺毒>の黄色い雨だ。
八人全員が麻痺るとは思えない。むしろ数人麻痺れば良い方。
手練ればかりだったとしたら抵抗値も高いだろうし、レジストされるだろう。あわよくばの保険だ。
おっ、一発で【剣士】が二人麻痺ったかな? ラッキーだね。
ポロリンは奥の【弓使い】に<挑発>でこちらを向かせた上で<魅惑の視線>。
<挑発>にしても<魅惑の視線>にしても人間相手に効くかは分からない。私たちにだって怖くて試せないし。
レジストの可能性もある。それでも一応やる。
六人の中で怖いのは【魔法使い】と【弓使い】だと思っていた。私たちは遠距離系に弱い。
いや、私は避けるしネルトの念力盾もあるけど、接近戦に比べれば練度が低い。
特にポロリンは弓矢をトンファーで防ぐとか出来なさそう。魔法なんて以ての外だ。
だから最優先で倒すのはその二人。
「!? う、うわああああっ!!!」
「お、お前どうしたんだ! くそっ!」
「押さえつけろ! 混乱してやがる!」
よしよし。【弓使い】は混乱したらしい。これまたラッキーだね。
<挑発>は効いたのか分からないけど、少なくとも<魅惑の視線>は効くってことだ。
ここまでは想定以上。自分たちが有利だと思い込んで油断してた奴らに初撃・二撃と叩き込み戦力を奪う。
武器の腐食と、遠距離要員二名の脱落、おまけに麻痺が二名。
良し良しと、私は魔剣の柄に手をかける。
見据えるはリーダーっぽい最奥の筋肉ダルマ。ギャル男は後回しだ。
六人の固有職狩りは分からないけど、この二人が固有職なのは確実。
どんな能力かは分からないが、冒険者として活動している以上、自分の職とスキルは使いこなしているんだろう。
だから私が一気に片付ける。
<毒雨>が止むのを待って、一気に走る!
「くそがっ! あいつら嘗めた真似をっ!」
「俺の服が……! あんのガキどもがあっ!」
筋肉ダルマとギャル男も<腐食毒>の被害にあっているらしい。麻痺はないか。チッ!
でも着ているシャツがボロっちくなり、連れて来た連中が何人かいきなりやられたからご立腹らしい。
このままキレててくれると楽に戦えそうなんだけど。
「ウサギっ! お仕置きが必要だなぁっ!」
「ベルバトスさん! 俺がいきます!」
ギャル男がそう言うと、筋肉ダルマと横並びになり、右手を握って私に向けた。
武器も何も持ってない。装備も鎧でもローブでもない軽装だ。能力も戦い方も不明。
ただ……
「死ねやっ! <指爆>!」
親指と中指をこすり合わせ「パチン!」と鳴らせる。
すると走る私の位置で何かが爆発した。
ボゥンッ! と空気を破裂させたような音と共に出た衝撃波は当たれば私の頭を吹き飛ばしてもおかしくはない。
「よ、避けた!? うそだろ!?」
慌てるギャル男。続けて右手を横にずれた私の進路へと向ける。
私はギャル男が攻撃してきた事で標的を筋肉ダルマからギャル男に変えている。
魔法か何か放つのは想定していたよ。明らかに前衛タイプじゃないしね。
魔法のような軌道もなく、指を鳴らすだけで任意の場所を爆発させる。
対面していても完全に不意打ちになる。しかも発動条件が軽いときたもんだ。
確かに固有職らしい恐ろしい能力だとは思うよ。
でもね。
ご丁寧に右手でその方向を示し、指パッチンで攻撃の合図してるんだから……
「避けるに決まってるでしょうが! この指パッチン男が!」
「魔剣だと!?」
「な、なんで俺の職が【指パッチン士】だと……! 見えない爆発だぞ!? なんで避けられる!? くそっ! <指爆>! <指爆>っ!」
避けながら近づき、鞘から魔剣を抜くとさすがにバレた。
そりゃクラマスのミルローゼさんが魔剣持ちなんだから分かるか。
筋肉ダルマが私の得物を見て警戒し出した。
いや、それよりもギャル男の職に笑いそうなんだが。【指パッチン士】って何よ。
そういうネタ職枠はうちのパーティーで間に合ってるんですよねぇ。
混乱して及び腰になっているギャル男はろくに照準も合わさずに指をパチンパチンと鳴らし続ける。
余計に避けづらくなったけど、手の向きと視線で大体の位置は分かる。
反復横跳びのように<指爆>を避けつつ、私は持ち前の敏捷を十全に使って急接近。
低い体勢から一気に魔剣を振りぬいた。
――ドゴォン!
ギャル男の顔面めがけて魔剣をぶち当てる。もちろん峰打ちだ。
魔物相手に峰打ちの練習はしたけど、死んだらゴメンね!
「ギャレオ! くそがっ!」
ギャル男は鼻血やら何やら撒き散らしながら、アッパーカットをくらったように吹っ飛んだ。
生きていても戦闘不能は確実。よーし! 一人終わり!
その足で続けて筋肉ダルマへと走る!
「ちいっ! 来やがれウサギがっ!」
「ウサギを嘗めるんじゃないよ!」
■ポロリン 【セクシーギャル】 10歳
先制攻撃は成功。さすがピーゾンさん、作戦通りだ。
そのピーゾンさんは【唯一絶対】の二人に突っ込む。
ボクとネルトさんは周りの集団を相手取らないといけない。
この人たちがただの″とりまき″なのか、固有職なのか、何も分からない。
帝国の固有職狩りっていうのがあの偽山賊と同じだっていうのは分かるけど、はたしてどれほど戦えるものなのか……。
それでもボクたちで何とかしないと……!
ピーゾンさんの麻痺で二人は倒れている。
【魔法使い】の人はネルトさんが倒した。多分気絶していると思うけど油断は出来ない。
【弓使い】の人はボクの<魅惑の視線>を受けて混乱中。
隣に居た【剣士】の人に襲い掛かっているけど、【剣士】の人が気付けするなりして混乱が解けるかもしれない。
即ち、残りの人を早めに対処しなきゃいけないって事だ。
現状、普通に動けるのは【魔法使い】の傍に居る【剣士】の人、ただ一人。
その人はいきなり【魔法使い】の人が倒れたのを間近で見て、それが【魔法使い】系の能力によるものだと判断したらしい。
「くそっ!」と言いつつ、ネルトさんに向かって剣を向けて迫って来た。
「<挑発>!」
ネルトさんに向かわせるわけにはいかない。
ボクはネルトさんと【剣士】の人の間に入り、<挑発>を向ける。
<挑発>が人相手に効くのか未だに分からないけど、それでもやる。
果たして<挑発>が効いたのか、それとも単に邪魔だったのかは分からないけど【剣士】の人の狙いはボクに変更されたらしい。
よし! と心の中でガッツポーズ。
「おらあああっ!!!」と振り上げるのは白銀っぽい直剣だ。
それを――
――カンッ!
同じく白銀のトンファーによって防ぐ。
大丈夫。両手を使うまでもない。やっぱピーゾンさんの剣の方が重い。
【剣士】の人は防がれた事が意外だったのか一瞬驚いた様子だったけど、すぐに連続攻撃を開始する。
やっぱり人相手に剣を向けるのが慣れているのかもしれない。躊躇がない。
……まぁ模擬戦のピーゾンさんもだいぶ躊躇がないんだけど。
――カンッ! カンッ! カンッ!
斬り下ろし、斬り上げ、横薙ぎ、全部防げる。
どれくらいの強さか知りたくて防御に徹していたけど、やっぱりボクみたいな十歳の新人冒険者にことごとく防がれたのはショックだったらしい。
段々と雑に、焦って大振りになっていく。
こうなると結構見られるもんなんだなぁ……相手が熱くなると、こっちは逆に冷静になれる。
威力はそこそこだけど、速さはピーゾンさんの半分以下かなぁ……。
やっぱピーゾンさんは色々とオカシイと思うんだよなぁ。
ネロさんも相当スゴかったけど。
……って考えている場合じゃない、早く倒さないと!
相手の直剣の剣戟に対して、今までは防いでいたけど、タイミングを見て弾く。
パリィってやつらしい。ピーゾンさんから教えて貰った。
結構うまい事いったみたいで、直剣は「カァン!」とかち上げられる。
「なっ!?」
驚くのを後目にボクは半歩前へ。懐に侵入。
そして、せっかくの機会だから打たせて貰いますよっ!
「<ハートアタック>!」
右手のトンファーを前に出す、右ストレート。
いつも叩きつけている長い部位ではなく、短い部位の先端を前に殴りつける。
――ドゴオオオン!!
「がはあっ!!!」
【剣士】の人は胸に強烈な打痕を残し、後方へと吹き飛ばされた。
うわっ……本当に心臓目がけてやるとこんなに威力が出るんだ、これ……。
これで心臓が止まっちゃうとか……大丈夫だよね?
「……っと、そうだ! ネルトさんの援護しなきゃ!」
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