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第四章 毒娘、潜り始める
84:元村娘ですが国王陛下に謁見します
しおりを挟むホームに住み始めて十日ほど、その日も朝からセラさんがやって来た。
軽くお話してから私たちはいつも出るのだが、その日はセラさんからこんな事を言われたのだ。
「申し訳ございません。陛下から至急の言伝をお預かりしまして」
「お父様から?」
おう、国王陛下か! なんかリーナの父親が国王って忘れそうになるんだよね。
もうすっかり私たちの仲間って感じだからさ。
そういやリーナはダンデリーナ第七王女殿下だったわ、と。
「明日にでも一度顔を見せに来てほしいそうです」
「急な話ですね。わたくし一人で行けばいいですか?」
「いえ、パーティーの皆様でと」
うわぁ……国王からのお呼び出しとか……。
リーナ一人じゃダメなのかな。なんか私たち全員に依頼とか?
「おそらくリーナさんが居なくなって寂しいだけですわ。陛下はリーナさんを大層可愛がってらっしゃいますし、ワタクシはともかく、どんなパーティーメンバーなのかと不安に思うところもあるのでしょう。陛下も直に見たいのでは?」
「あー、なるほど。確かに顔見せはしておくべきだったね。失念してたよ」
そりゃ必要だったね。特にリーナを溺愛しているらしい陛下には。
お宅のお嬢さんをお預かり致しますと。
貰いうけますと……そこまでいくと嫁に貰う感じになるな。
「そうでしょうか? わたくし達は王都から離れて暮らしているわけではありませんし、お父様がそこまで心配するとは思えませんが……」
なお当の本人はそこまで溺愛されているとは思っていない模様。
サフィーもセラさんも「いやいやいや」って顔してる。
これはもう国王がリーナを溺愛してるのが周知の事実って事だよね。
ますます行きたくなくなってきたなぁ。
まぁそうは言えないのが一般庶民の悲しいところ。
……とりあえずネルトに少しは礼節を教えないと。
♦
そんなわけで翌日、私たちは朝食を食べた後、早速王城へと足を運んだ。
足を運ぶと言っても歩いて行くわけではない。お出迎えの馬車だ。
「まったくお父様は……冒険者となったのですから移動は徒歩が常識だと、昨日もセラに伝えたはずなのですが……」
「わざわざ呼び出すくらいですから、陛下も気を使われたんじゃないですか? ボクは滅多に乗らないんで嬉しいですけど」
「ん」
「きっと一刻も早くリーナさんにお会いしたかっただけですわ」
私はサフィーの意見に一票。
でもポロリンの言うとおり、なかなか王都の中で馬車に乗る機会もないし、なんか新鮮だね。
賑わう大通りを城に向かって進むと建物だらけの景色も素晴らしい。
ネルトも窓の外の景色に釘づけだ。
「ん。初めて馬車のった」
おお、そうだったか。そういや王都までも徒歩で、冒険者になっても馬車の機会はなかったね。
どうだい? お尻痛いだろう?
まぁ大通りは整備されてるからそんなでもないんだけどね。
結局、貴族区を越える時も馬車の乗り継ぎはなしで王城まで馬車で来てしまった。
大通りがエレベーターと化す例の仕掛けを使って。
これ絶対、リーナが居るから使ってるんだよね? 普通使っちゃダメなヤツだよね?
王城に着くとリーナを先頭に入場、そのまま馬車で迎えに来たセラさんに連れられ王城内を歩く。
もちろんフードはとっています。
と言うか、いつもの装備のまま登城するのは一応リーナに確認してオーケーもらってます。
前にアロークのおっさんと来た時のように、城の入口でカードを見せて、なんてことはしない。
むしろ何も言わずに入ると、並んだメイドさん一同が「おかえりなさいませ、ダンデリーナ様」と揃って頭を下げる始末。
思わず「おお」と呟いてしまう庶民三人衆。
本当にこんなことするんだと感心してしまう。これ、練習とかしてるんだろうか。
途中、貴族の人とかとすれ違うが、その人たちが廊下の端に寄り会釈する。
私たちはリーナに続いて歩くしかないんだが、非常に気まずい。
庶民のくせにすいません。失礼します。
しばらく進むと応接室のような場所に通された。
どうやら謁見の間とかではないらしい。一安心。
セラさんに給仕された紅茶を飲み始めようとした時に、急ぎ足で廊下を歩く音が聞こえた。
もうその様子だけで分かる。どんだけ急いで来たんだよ。
扉を開けて入って来たのは案の定、国王陛下。その後ろから何人か居る。
すかさず立ち上がり膝をつく我ら四人。もちろんリーナは立ったままだ。
「おお、ダンデリーナ! よくぞ帰って来た! 心配しておったぞ!」
「お父様大げさすぎます。まだそれほど空いてはいないでしょう? 遠征にも出ずずっと王都におりますのに」
そういってリーナに速攻ハグする国王。
やめてくれませんかねぇ、一般庶民の前ですよ。
顔を下げたままチラリと見ると国王の隣に、これまた超絶美人の女性。
この顔まさか……。
「ダンデリーナ、陛下は確かに大げさですが、わたくしも心配しております。もう少し密に連絡くらいくれても良いでしょう?」
「お母様、そうは言いましてもお父様の目に届く範囲に居るというのに、毎日のように報告に戻るわけには参りません。わたくしはもう一人の冒険者なのですから」
やっぱお母さんか! すっげー美人! この人が確か第四王妃だよね。
第四王妃ってくらいだから表に出る人じゃないと思うんだけど、やっぱ一人娘が帰って来たからお出迎えか。
「しかしなんと可愛らしい装備ではないか。ダンデリーナの可愛らしさをより際立たせておる!」
「本当ですわね。毛並みの良いワンちゃんで可愛らしいわ。さすがゴンザレス様の逸品ですわね」
「むむむ、これだけ可愛らしいと益々男どもが近寄ってくるやもしれん。やはり危険な冒険者は辞めて王城に戻って来た方が……」
「お父様っ!」
散々ハグした後にちょっとした親子喧嘩があったわけだが、それもう私たちの居ない所で勝手にやってくれませんかねぇ。
頭を下げ続けるのも結構つらいんですよ?
その後、国王の「楽にしてくれ」という言葉が出るまで、膝をつき続けた。
本当は座らずに立っていたほうが気持ち的に楽なんだけど、言われるままに着席。
リーナと並んで国王たちの向かいに座る。
おいネルト、お茶菓子食べちゃダメだからね! 我慢しなさい!
「さて、わざわざ呼び出して悪かったな。【輝く礁域】といったか。余がジオボルト王国国王、ジョバンニ・フォン・ジオボルトである」
急に威厳を出し始めた。今までの娘との絡みはなかった事にするつもりか。
パーティーを代表して喋るのは私の役目だ。
胸に手を当て、頭を軽く下げつつ挨拶。一応予習しました。
「はっ。お初にお目に掛かります。【輝く礁域】のパーティーリーダーを務めております、Dランクのピーゾンと申します。国王陛下におかれましてはお含み置き頂ければ幸いです」
「ふむ、なるほど大したものだ。ダンデリーナがリーダーに据えて置くのも頷ける。確か其方はまだ十歳とか。そのように堅苦しい言葉遣いは無用。楽にして構わん」
「……ありがとうございます」
前世が二五歳だったとしても今みたいなの使った事ないんだけど、本当に合ってたのか不安満載なんだが。
まぁとりあえず楽にしろって言うなら少しは楽させてもらいます。
正直、こんな調子だと何も喋れないんで。
「して、リーダーであるピーゾンの目から見て我が娘ダンデリーナの様子はどうだ? もちろん文武両道の天才であるからして活躍はしていると思うが」
「お父様! わたくしはまだ新人冒険者です! 先達であるピーゾン様たちの足手まといとならないよう、日々訓練を積んでいる最中なのです!」
「ほう、才に胡坐をかく事なく努力を! なんという向上心か。それで、どうだ?」
うわぁ、なんか父娘の会話が成り立ってないんだけど……。
どうもうちの父母と似たような印象を受けますな。
「はい。ダンデリーナ殿下はパーティーでは前衛での攻撃……特に高い敏捷値を主とした連続物理攻撃は素晴らしく、パーティーにおける攻撃の軸にと考えております。また例のスキルによる討伐後の魔物の処理という面でも冒険者活動を行う上では重要な存在です」
「ふむふむ、そうであろう、そうであろう」
「依頼以外の面でも初めてであろうホームでの生活において、家事や装備の手入れ、街中での買い出しといったものにも触れ、その経験を貪欲に吸収し、身につけようと日々努力なさっておいでです」
「な、なんと! ダンデリーナが家事を!?」
国王だけでなく、王妃様や周りの騎士までもが目口を開ける。
あれ? ホームで暮らすって知ってるでしょ?
セラさんだって毎日来てその報告とかしてるだろうし、掃除以外は私たちで家事やってるの知ってるんじゃないの?
もしかしてリーナ以外の私たちだけで家事やってると思われてる?
と、考えていると並んで座るサフィーから援護射撃。
「当り前ですわ、国王陛下。ワタクシやダンデリーナ様と言えども、王族・貴族である前に一人の新人冒険者ですもの。ホームに住むからにはパーティーメンバー全員で家事を分担するのが当然ですわ」
「なんと! ではダンデリーナだけではなくサフィーも家事を行っていると!」
「当然ですわ! ねぇダンデリーナ様」
「ええ、冒険者となれば自分の世話は自分で行うのが当然です。ただ食事はポロリン様、洗濯はネルト様にお願いする事がほとんどではありますが、なるべくわたくし自身で行いたいと思っております」
……そういった事は事前に説明しておいてくれませんかねぇ。
今さら「うちの王女にそんな事させてんのか!」とか言われても困りますよ。
しかし王侯貴族の箱入り娘が冒険者になるというのは、即ちこういう事だぞと理解していなかった面々にはショックが大きいらしい。
「これはセラ以外にも侍女を十人ばかり派遣した方が……」
「陛下、でしたら騎士も十人ほど……」
「やめて下さい、お父様、お母様」
「ホームに入り切りませんわ。それに冒険者となりホームに住む意味がないでしょう」
もうそっちで会議しててくれませんかねぇ。
でも警備の衛兵は出来れば欲しいかな。
こんなにリーナが大事にされてるって正直噂以上だったし、これで強盗とか暗殺者に狙われたら怖い。
大人数は無理だけど、例えば門番っぽく居てもらうってのは必要かもしれないね。
今はとても口を挟める空気じゃないから、今度リーナとサフィーに相談してみようかな。
しばらく家族会議したところで、渋々納得したらしい。
国王や王妃様としては家から飛び出したリーナの生活を何より心配していて、冒険者どうこうよりも、むしろホームでの生活について質問が結構きた。
「なんと! 食事も自分たちで作っておるのか!」
「作るのはポロリン様にお任せしておりますので、わたくしは後片付け程度ですが」
「それと昼食はだいたい大通り沿いの屋台ですわね! 大変美味しいですわよ!」
「そ、それは毒見などちゃんと行っておるのか!? 屋台の料理などそれこそ腹を下してもおかしくはないぞ!?」
まぁ王女様が屋台で買い食いしてるとか聞けば心配するだろうね。
でも腹を下すって……平民の食事にどんな印象持ってるのよ、陛下は。食べた事ないでしょうに。
しかし毒見の話が出たら、私が口を出すしかない。
「それについては私の方で食材の段階から判別しております。私の職とスキルをご存じであればご理解頂けると思いますが」
「其方の職……例のアレか。そこまで判別出来ると?」
「全てが分かるという訳ではないと思いますが、食材や採取物に関しては今のところ問題は出ておりません」
「ふむ……」
やっぱり私の職は知ってるか。そりゃ管理局が国の管轄だから当然だね。
おそらく<毒感知>も知っているだろうけど、どの毒までが感知可能なのか分からないのだろう。
そりゃ私だって分かってないから無理もない。
レベルが上がるにつれて感知できるものも増えるっぽいし。
傷んだ食材とかは分かるから、それで判別していると伝えておいた。
朝市で食材買い出しでも、昼食の屋台でも、一応<毒感知>してますよと。
不本意ながら納得はしてくれたらしい。
ついでとばかりにリバーシも売り込んでおいた。
こういうのやってるんですよ、リーナは強くてねぇ、あぁ今度里帰りの時には一緒に遊んでみたらどうです? みたいな。
あとはベルドットさんに任せよう。王家からの注文とかあったら嬉しがるだろうなぁ。
そして最後の方には、こんな質問が。
「それで……その……其方はポロリンというのか?」
「は、はいっ!」
「ハハッ、いや、すまんな、其方が男だと聞いておったから身構えていたのだ。やはり間違いであったらしい。余の杞憂であった」
「えっと、その、ボクは男ですが……」
どんだけビックリするんだよ、という目の開き方でポロリンに視線が集中する。
部屋に居る私たち以外の全員だ。
国王や王妃様はポロリンを見ても尚、親の贔屓目でリーナの方が可愛いと思うだろうが、果たしてメイドさんや騎士さんはどうか。
リーナをも超える美少女の登場、そしてそれが男だと分かった時のなんとも言えない感情。
筆舌に尽くしがたい。
「なん……だと……」
「ま、まさか……」
「そ、そんなばかな……」
そんな呟きが漏れる。
逸早く正気に戻ったのはやはりリーナが一番可愛いと思っているであろう国王夫妻。
「いやいや、其方にチ〇コがついてるわけなかろう」
「そ、そうです。まさかチ〇コがついているなどと……」
「お父様、お母様! ポロリン様にチ〇コはついております!」
「チ、チ〇コとか言わないで下さいっ!」(美少女憤慨ポーズ)
「グリッド……しかも案外大きい」
「ネルトさん!? もうやめてって!」(美少女憤慨ポーズ)
「セクシーチ〇コですわね」
「サフィーさん!?」(美少女驚愕ポーズ)
もうなんか用件済んだみたいだから、さっさと退室しよう。うん。
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