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第五章 毒娘たち、注目の的になる
108:DランクパーティーですがSランクに挑みます
しおりを挟む正面の騎士団が抑えられそうならば、私たちは側面――【唯一絶対】の隣辺りから攻撃を仕掛ける。
抑えられそうもなければ、私たちも正面での戦いに加わる。
そのつもりでいた。
もし抑えられずとも、王都から騎士団の援軍が来るかもしれない。
そうなれば陣は分厚くなるし、ますます私たちは側面に回った方が良い。
今の所、援軍が来る気配はないが……もしかすると王都の守備を固めているかもしれない。
どちらに行くべきか、逡巡して間もなく決断を促される事態となった。
「ぐあっ!!!」「くそっ! 持ちこたえろっ!!!」
騎士団の離脱者が多い。
もちろん『禁域』深部での調査を行っていたのだし、エビルクラーケンと実際に対峙しつつ遅滞戦術をしたのだから精強ではある。
でも地上に配備していた予備戦力はそれほどの力量はないようで、さらにエビルクラーケンの攻撃はその正面に偏っている。
聖女部隊の回復も虚しく、無数の足による猛攻を凌ぎ切れないように見えた。
「ピーゾン様!」
「分かってる! 騎士団に混じって戦うしかない! プランは三番! 戦いにくいけど周りに気を付けてね! 特にサフィーとネルト!」
『了解!』
そうして私たちは前に出た。騎士団と隣接するようにエビルクラーケンの正面へと。
考えていたプランの一番は、全員が奮闘する事を期待して、背面から攻撃する案。
二番は【唯一絶対】に隣接して側面からの攻撃。
これなら私たちが固有職特有の戦い方をしても紛れる。周りが全部固有職だから。
正直三番はあまりとりたくない案だった。
私たちの戦い方をあまり多くの人に見せたくないし、密集した大人数だから邪魔で戦いにくい。
まぁ騎士団が国軍である以上、私たちの職情報の秘匿なんてあってないようなものだけど、他の冒険者が騎士団の後衛に控えていたり、側面に回っていたりするわけだしね。正面で目立つように戦うのは躊躇われた。
……そうは言ってもここへ来てそんな事も言えないわけで。
「出し惜しみなし! (枯病毒の――)<毒弾>!」
■ネルト 【ニートの魔女】 10歳
「ネルト! ヤツの体内狙って! 周りの人に気を付けてね!」
ピーゾンの指示を受けて、私は頷いた。
詳しい事は言われなくても分かる。<ルールシュレッド>でエビルクラーケンの体内を斬り刻めと。
もしくは<室内空調>が効けば……という所。
エビルクラーケンの正面には騎士団の人たちが固まっている。
そのすぐ隣に私たち五人。
でもピーゾンとリーナはさらに前に出て攻撃を仕掛けた。
サフィーは二人以上に遊撃気味に動いている。
騎士団と並ぶのは私と、私を守るように前に居てくれるポロリンだけだ。
私がこの状況で出来る仕事は三つしかない。
一つは<ルールシュレッド>での攻撃。<グリッド>で敵の体内を指定し、そこを攻撃する。
幸いにも騎士団や周りの人たちも含め、足の相手で精一杯みたい。
本体に近づく人は皆無……いや、多分、ピーゾンとリーナが近づくと思うけど。あとはミルローゼって人が頑張ってる。
ともかく、本体に近付いた人が<グリッド>の範囲に入らないように、確実に敵の体内を斬ると。
二つ目は<念力>による防御。
ポロリンが私を守ってくれているけど、私も防御に回る事も念頭に置いておく。
今はまだ大丈夫。でも攻撃がもっと厳しくなったり、騎士団に向いている攻撃がこっちに来た時に、ポロリン一人で防げるか……多分無理だろうなーと。
最後の三つ目は<ロングジャンプ>による緊急避難。
どうしてもダメだと判断した時はピーゾンの合図でみんなが私の傍に寄って来る。そこで発動、ホームに帰る。
私はその為のMPを常に確保した状態で戦わないといけない。
<ルールシュレッド>は結構MPを消費するから連発は出来ないし、防御の為の<念力>用にも余分に確保しておきたい。
<室内空調>は多分だけど効かないんじゃないかと。
なぜなら海の底って冷たいって言うし、なのにこいつには<火魔法>が効かないって言うし、熱の変化だけじゃどうにもならない気がする。
そんなわけで、MPを気にしつつ、MPポーションをがぶ飲みして、今は<ルールシュレッド>に集中する。
私がいっぱい飲める体質で良かった。初めてそう思った。
【魔杖プレシューズ】(ネコネコカバー付き)を構え、魔力を通す。
「<グリッド>……うわ」
グロい。エビルクラーケンの体内、黒いしウネウネしてる。キモイ。
出来れば魔石を狙いたいけど、どこにあるのか……これ<グリッド>で探してから攻撃した方がいいのかな?
この家みたいな巨体の中で魔石を探すの? 動きながら? かなり厳しそう。
とりあえず<ルールシュレッド>を発動させてみる。
……見た目に変化なし。痛がる素振りも見せない。
<ルールシュレッド>の欠点は攻撃が『線』だって事だ。普通の剣戟みたいに『面』じゃないから斬れる所が細すぎる。
何でも斬れる威力はあるんだけどね、岩でも鉄でも貫くし。
でも相手が家みたいな大きさだとさすがにダメージは微々たるもののようだ。
やっぱ体内のどこかにある魔石を探ってみるしか……あとは足の付け根とか狙って、動きを封じる事が出来れば……あ、脳とかあるのかな? スライムみたいだけど。
あればそこを狙うってのも手かな。
いずれにしても<グリッド>で色々と見てみよう。グロいけど。
■サフィー・フォン・ストライド 【スタイリッシュ忍者】 11歳
目の前にそびえるエビルクラーケンの巨体は、ワタクシが今までに見たどの魔物よりも大きい。
まずは群がる人々を倒そうと、小砦の位置に留まったまま、王都方面に向かう素振りは見せません。それは重畳。
しかし足止めが出来ているかと言われればそんな事はなく、騎士団の陣が壊滅するのは時間の問題でしょう。
だからこそ我々が加わってでも抑えなければいけません。
本来ならばリーナさんをお連れして王都に帰還すべきですが……リーナさんの性格からすれば無理ですわよね。
戦っている皆さんを置いて退く事など出来るはずがありません。
となればワタクシの仕事はリーナさんをフォローしつつ、エビルクラーケンに攻撃を仕掛けると。
……見る限り、リーナさんが大ダメージを食らいそうには思えませんけどね。
<流水の心得>は体捌きを滑らかにするスキルですが、攻撃よりも回避に重点を置いて使っているように見えます。
明らかにピーゾンさんの影響でしょう。
ピーゾンさんの異次元の回避に近づく為に<流水の心得>を使っている。
身近に最高のお手本が居て、毎日それを見ているわけですから。模擬戦もしているわけですし。
リーナさんの吸収力は図抜けています。
今もエビルクラーケンの足が鋭い殴打となって襲い掛かりましたが、半身で躱しつつカウンターで剣戟を入れました。
敏捷値の高いワタクシ以上なのはもちろん、そこいらの冒険者や騎士ではお目に掛かれないほどの回避を見せています。
……まぁそれを上回る回避を見せているピーゾンさんが異常ですけどね。
スキルなしであの動き……首を傾けただけで、指一本分程度の隙間を空けて足を避けました。
一体どんな特訓をすれば、どんな精神力を持てば可能なのか……いえ、考えるのはよしましょう。頭が痛くなるだけですわ。
ともかくリーナさんは視界に入れつつ、ワタクシも攻撃をするのみです。
さて、何で攻撃すべきか。最近のワタクシの悩みです。
【スタイリッシュ忍者】がスタイリッシュすぎて何でも出来てしまうという贅沢な悩み。
ピーゾンさんからは「周りに気を付けろ」という指示が出ました。
騎士団や冒険者の皆さんもそうですし、ピーゾンさんやリーナさんは回避しつつ本体に接近するでしょうからね、やたらな攻撃は出来ません。
とは言え、<必中投擲>ではあの巨体に対してダメージを与えるのは無理がある。
<短剣術>にしてもピーゾンさん以上に接近しないといけませんから当然却下です。
そうなると【魔刀ムラマサ】による<射出>か、<スタイリッシュ忍術>になります。
うーん……やはり<スタイリッシュ忍術>ですわね! 見栄えも良いですし!
出来れば<風刃乱舞>でブワーッとやりたい所ですが、周りにも影響が出てしまいそうです。
<影縫い>をしてもあっという間に動かれてしまいそうですし、<火遁>は効きづらいという情報もあります。
となれば<土遁>か<轟雷>ですか……<轟雷>ですわね! 派手ですし! ダンジョン内ではないので空もあります!
さあ、とくとご覧あそばせ、騎士団の皆さま、冒険者の皆さま、そしてエビルクラーケン!
これがスタイリッシュたるワタクシによる<スタイリッシュ忍術>!
王都中が噂で持ち切りになること間違いなし! 職情報は秘匿させて頂きますけどね! オーーッホッホッホ!
「(ババババッ!)――<轟雷>ッ! ですわッ!」
――ドオオオン!!! バチバチバチ……
遥か上空から落ちた青白い稲妻が、エビルクラーケンの脳天に直撃しました。
轟音、そして炸裂後には華やかな光となって周囲を彩ります。ああ、スタイリッシュ。
さすがのエビルクラーケンもダメージを負ったのでしょう、直撃の際にスライムのような本体が凹み、足を含めた全ての動きがビクンと一瞬止まりました。
おそらく遅滞戦術を行っていた調査組は雷属性まで効くかどうかの検証はしていなかったのでしょう。
珍しいですからね、雷魔法使いは。
まぁそれが使える【スタイリッシュ忍者】が素晴らしいという証左なのですけれど! オーーッホッホッホ!
「こらああああ!!! サフィー! 周りに影響与えるようなの使うなってんでしょうがあああ!」
え? ピーゾンさんがワタクシに向かって何やら怒っているご様子。
どういう事かと見てみれば、クラーケンの身体と地面を通じて、少なからず雷の影響が広がったようです。
周りの人たちに倒れた人や麻痺の症状などが出ていないのは幸いですが、「ビリッときた」とか「少しダメージ入った」とか声が聞こえます……。
これは……やってしまいましたわね……。
「通電するから気を付けろって言ってるでしょ! 大人しく<土遁>使って!」
「は、はいっ! 申し訳ございませんわっ!」
えーと、<土遁>と魔剣だけ使いつつ、リーナさんのフォローをする事に努めましょう。うんうん。
■ポロリン 【セクシーギャル】 10歳
「ポロリン、絶対に<挑発>使わないでね、そっちにヘイト行くと困るから」
打ち合わせの段階からピーゾンさんにそう言われた。
それはボク一人でエビルクラーケンの目を惹いた所で、さすがに防ぎ切れるものじゃないっていうのが一つ。
もう一つは多分、ピーゾンさん自身がヘイトを稼ぎたいんだと思う。予想だけど。
リーナさんとサフィーさんたちの護衛依頼、ロックリザードと戦った時もそうだった。
ピーゾンさんはボクたちみんなを避難させて自分一人で戦おうとしていた。
それは護衛としての安全確保もそうなんだけど、「敵の目が自分一人に向いている状況」っていうのが、おそらくピーゾンさんにとって戦いやすいんじゃないかと思う。
普通に考えればそれで戦いやすいはずなんてないんだけど、今更ピーゾンさんに『普通』を求めちゃいけない。
自分に集中してくる敵の攻撃を回避し続け、カウンターを入れ続ける。
そんな【剣聖】にだって無理そうな戦い方がピーゾンさんの好みなのかなーと、ボクは思っている。
実際、ボクやリーナさんとの模擬戦でもそんな感じだしね。
というわけで、ボクは<挑発>を使ってピーゾンさんの邪魔をするわけにはいかない。
ボクの仕事は「ネルトさんを守る事」それだけだ。
ネルトさんは防御も敏捷もないし、もしエビルクラーケンの足をまともに食らえば、死ぬかそれに近いダメージを受けるだろう。
でも<ルールシュレッド>は上手くいけば一撃で倒せるほどの力があるし、<ロングジャンプ>での緊急避難手段も持っている。
ある意味、ボクらのパーティーで一番守らなきゃいけない存在だ。
エビルクラーケンの攻撃は一撃でもネルトさんに当てるわけにはいかない。
ボクが盾役として守らないとね!
「<鉄壁>!」
ボクの魔剣……【魔ンファー・デュランダル】に付与されているスキルを発動。
魔剣自体の防御力も高いんだけど、<鉄壁>を使うともっと固くなる。
これなら――
――ブオン!――ガンッ!!!
「くっ! よしっ!」
受けられる! 重いけど! 大きいから逸らすのは難しいかもしれない。
嫌々だったけどクマ装備にして正解だったかも。
これのおかげで防御力が格段に上がってる。レベルアップの分もあるし。
もし前の武術着のままだったら受けられなかったかもしれない。
……すごく嫌だけどね。ピンクのクマとか。
本当は<セクシートンファー術>で攻撃もしたい。<ピンクタイフーン>とかすごくカッコイイし。ダダダダダッて感じが。
でもさすがに防御に専念するしかないよね。
ボクが抜かれたらネルトさんがマズイし。
「ポロリン、だいじょぶ?」
「大丈夫です! 守りは任せて! 攻撃をお願いします!」
「ん」
よーし、頑張って守るぞー!
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