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第五章 毒娘たち、注目の的になる
110:ボス戦が順調なまま終わるわけがありません
しおりを挟む■ソプラノ 【????】(七色の聖女) 25歳
『職決めの儀』で回復職を授かる人は少ないと言います。
数少ないその人たちは、例えば神殿に勤めたり、治療院に勤めたり、非戦闘職の方と同じように市井で暮らす方もいらっしゃいます。
冒険者となって魔物と戦う方というのは、本当に僅かなのです。
私の場合はさらに固有職の回復職となりました。
数少ない中でも数少ない存在。
能力を見ても使いやすく、すぐにでも第一線級の治療師になれると、すぐさま神殿預かりとなったのです。
そして【七色の聖女】と噂されるまでに時間は掛かりませんでした。
五年の王都滞在義務を終え、私は国内全土を回りました。
冒険者登録をし、旅路で戦える神殿の方々と共に。
向かう先にはいつも治療を待ち望む人が居て、私はこの人々を治す為、この人々を救う為にこの職に就いたのかと改めて感じたのです。
行く先、行く先で無償での治療をして回りました。
冒険者登録をしたのは旅先で倒した魔物を旅費に充てる為というのもありますが、私としては憧れていた部分もあったのです。
魔物の脅威から非戦闘職の方々を守れるのは戦闘職の方だけ。
冒険者の方々はそれを率先して行っている。それは救世とも言える活動なのではないかと。
しかし実際には私利私欲の為だけに活動している冒険者も多く、少し幻滅したりもしました。
もちろん人々の為に身体を張って魔物と戦う方もいらっしゃるのですが、やはり少数派だったようです。
そうした旅路の果て、王都へと戻って来た私に、凶報が入ります。
未管理ダンジョン『禁域』に氾濫の恐れあり、と。
私はすぐさま『禁域』へと向かいましたが、どうやら冒険者ランクがDでは入る事すら出来ないようです。危険だと。
治療を優先して冒険者ランクを上げる事を怠ったと悔やみました。
しかし何もしないわけにもいきません。
私たちは『禁域』前の砦で、簡易治療院を開設し、調査探索に向かう冒険者の方々や騎士団の方々の治療に当たりました。
ギルドから指名依頼を受けた冒険者の方々は、さすがに選ばれたベテランといった様子で、それこそ王都を守る為に身体を張って危険な『禁域』に挑もうという気概が見えました。
私は自分の未熟さに歯噛みしつつ、尊敬の念を抱きました。
そんな中、異様とも言えるパーティーも『禁域』に入って行ったのです。
【輝く礁域】と仰る、可愛らしい動物装備で固めた少女たち。
明らかに場違いと言えますが、それに加えてかのダンデリーナ王女殿下もいらっしゃったのです。
殿下は私以上に国を想う気持ちに溢れ、危険な『禁域』へと挑んでいきました。
殿下だけでなく、他の四名の少女もまた、同じように意気込んで。
こんなにも小さな少女たちが、王都を守るべく身を挺して戦っている。
彼女たちに感動を覚えつつ、それを案じる事しか出来ない自分が情けなくもありました。
彼女たちは私の想像を超え、厳しい間引きの仕事を熟していきました。
どのベテランパーティーよりも頻繁に潜り、より多くの魔物を倒す。
年齢に全くそぐわない活躍。さすがにギルドに指名されただけはあります。
そんな彼女たちと多く話す機会もあり、より親密に、より案じるようになりました。
そしてその日は訪れました。
氾濫――フラッドボスとして出現したエビルクラーケンがダンジョンの入口を破り、地表へと出てきたのです。
私たちに出来る事は傷つく騎士団の皆さんを癒す事。
ここをエビルクラーケンに突破されれば、王都に向かうかもしれません。
そうなれば非戦闘職である王都の皆さんが犠牲になる。
だからこそ死力を尽くして、癒し尽そうと思いました。
が、そこでもまた彼女たちの戦いに驚かされました。
騎士団壊滅の危機に参入し、正面からエビルクラーケンとの戦いに身を投じた彼女たち。
側面から攻撃を仕掛ける、Aランクの方が率いる大手クランの皆さんより、その戦いぶりは凄まじいと感じました。
そこで初めて分かったのです。
彼女たちが五人全員、固有職だと。
口に出すスキル、動き、放つ魔法のような何か、その全てが一般職のそれではない。
だからこそ少女五人だけで『禁域』に潜れたのかと思った半面、若くして固有職の能力を使いこなしている事にまた驚きました。
私の場合、最初から使いやすい回復職という事で取っ掛かりは掴みやすかったのですが、本来であれば固有職がまともに戦えるまで一年から三年は掛かるはず。下手すればもっと。
彼女たちは、まともに戦えるどころか、ベテランの冒険者をも圧倒するような戦いぶりです。
これは私でなくても分かるほどの異常。
中でもパーティーリーダーであるピーゾンちゃんの動きは、近接戦闘の全くできない私の目から見ても桁外れ。
後ろから見ていて「絶対に当たった」と思ったエビルクラーケンの攻撃も、紙一重で躱していたらしく、さらに動じない様子で攻撃を加えつつ、味方に指示出しまでしている。
白いウサギさんがピョンピョン跳ねているように見えて、その実は非常に高度な戦闘技術です。
思わず見とれてしまいましたが、頭を振って思い返しました。
私は見学する為にここに居るのではない。共に戦い、敵を打ち倒し、王都を救う為に居るのだと。
「皆さんは騎士団の方々の回復を! 私は彼女たちを援護します!」
『は、はいっ!』
仲間の神官たちにそう言い、黒い杖をピーゾンちゃんへと向けました。
私が出来る精一杯の事を。最大限の援護を彼女たちに。
この戦いの行く末――私は彼女たちに賭けます!
「<―――――>!!!」
■ピーゾン 【毒殺屋】 10歳
正面からエビルクラーケンと戦う事に決めた我ら【輝く礁域】の攻撃。
先制は私の<枯病毒>の<毒弾>。
これは確実にフレンドリファイアしないと判断出来ない限り撃てない。
万が一、誰かにビシャンと<毒弾>の飛沫が掛かってしまうと、おそらく<枯病毒>になってしまう。そしてそうなると治すのは困難だと言う。
だから今回も遠目から、敵の上部目掛けて何発か放った。
さすがに近づいて使える手ではない。
果たしてスライムみたいなエビルクラーケンに効くものかと思ったが、どうやら非常に効くらしい。
痛がる素振りは見せないものの、本体に当たれば削れるように凹み、足に当たれば細くなって動かすのが困難になるらしい。
同じ足でも根元の方だと太いから一発で動かなくなるというわけじゃなさそうだが、それでも収穫だ。
狙い所を絞ればいけると踏んで、とりあえず片目は潰しておいた。
さすがに暴れ出したし、私もリーナも近寄りすぎたのでそれ以降は自重したけど。
近付いてからは回避からのカウンターを試みる。
避けるのは訳ない。多方向からの触手攻撃というのは『クリハン』で嫌と言うほど味わったからね。
それが日常でもあり、むしろ懐かしささえ感じる。あー、そうそう、こんな感じだわーと。
そう考えるとエビルクラーケンというのは誰よりも私向きの相手なのではないかと。
誰も海の魔物となんか戦った事ないだろうし。
そうして回避しつつ【魔鉈ミュルグレス】で足を斬りつけるわけだが……これがキツイ。
ロックリザードのような硬さではないが、足の一本一本がオークキングの胴体と同じような感触。
ナイフでゴムタイヤを斬っているような、何とも心許ない攻撃しか出来ない。
となればもう、私の打つ手は一つしかない。
毒らせてから【魔鉈ミュルグレス】の<状態異常特攻>でダメージを稼ぐ。
麻痺や石化で動けなくさせるって手もあるが、集団戦闘で尚且つ私以外に接近戦を試みている人が居る以上、やたら撃てない。
<枯病毒>も同じ。というかこっちは本当に危険だからもう使いたくない。
「つーわけで――(<衰弱毒>の)<毒弾>! <毒弾>! <毒弾>!」
結局<衰弱毒>頼りになってしまう。いつもお世話になっています。
状態異常にさせつつ、継続ダメージを稼ぎ、尚且つフレンドリファイアしたとしても回復手段があるという安定性。素晴らしい。
かつて私を殺そうとした事は水に流そうじゃないか、<衰弱毒>よ。
しかしワイバーンやロックリザードなどの″亜竜″でも毒らせるのには時間が掛かった。
今回はSランクの魔物だ。そもそも毒るのか分からんし、毒るにしても【抵抗】は高いだろう。
私もレベルアップによってステータスは伸びているが、果たしてどうかと疑問は残る。
定期的に<毒感知>を使いつつ、カウンター斬撃も入れつつ継続してみるしかない。
最悪は回避盾みたいに邪魔をしてヘイトを稼いでの足止めが出来ればいい。
その隙にネルトが<ルールシュレッド>で魔石を砕くかもしれないし、王都から騎士団の増援が来るかもしれない。
ミルローゼさんやストレイオさん、リーナとかがチマチマと足を斬っていって、本体を丸裸に出来るかもしれない。
そんなわけで私がやる事は変わらず、回避+カウンター+<毒弾>+<毒感知>だね。
周りを気にしつつ、<毒弾>を当てる場所を決めるから、ついでにみんなの戦いぶりも見て指示を出しておこう。
と、そんな感じで戦っていると、後方の【聖女】ソプラノさんが何やら飛ばしてきた。
杖の先から放たれるのは、いくつもの″赤と黄色のシャボン玉″。
それはフワフワとしたシャボン玉の動きではなく、スーッと吸い寄せられるように、私やリーナに近づく。
私の身体に触れると、割れるわけでもなく、同化する。
身体は一瞬赤と黄色の光に包まれ、何事もなかったかのように消えた。
は? 何? 回復?
そう思っているとソプラノさんの声が掛かる。
「とりあえず攻撃力と防御力を上げました! 定期的に援護を継続します!」
おお、バフかい! さすが聖女様! 回復だけじゃないんだね!
ん? 「とりあえず」って事は他のステも上げられるのかな?
「ソプラノさん、サンキュー! でももし【敏捷】上げられても上げないでね! 攻撃と防御だけでいいから! あともし魔力も上げられるならお願い!」
「っ……分かりました!」
【敏捷】が急に上がっちゃうと回避する動きが変わっちゃうからね。こいつと戦いながらアジャストするのは厳しい。
リーナもちゃんと回避出来てるし、スタミナ管理さえ出来ていれば大丈夫でしょう。
どれどれ、試しにカウンターを入れてみるが……おお! 結構食い込む!
STR上昇うまし! ナイスバフです! いいなー、バッファー、うらやましいなー。
ソプラノさんは私たち五人を相手に絞ってバフを撒いてくれているらしい。
ポロリンの防御もより安定したし、私だけじゃなくリーナとサフィーの攻撃力も上がってる。
なんか贔屓されてるみたいですいませんね。騎士団とか他の皆さん。
ともかくそれからはより安定した戦いになったと思う。
決定打には欠けるが……早く毒ってくれればなぁ……。
そんな事を思いながら、大鉈を振るっていた時だった。
「コォォォォオオオオオ!!!」
今まで足を縦横無尽に動かしての攻撃に終始していたエビルクラーケンの動きが変わった。
さすがにチマチマと攻撃されて嫌だったのか、一定量のダメージを与えられたのかは分からない。
本体を後ろに倒し、足の付け根を正面の騎士団へと向けて来たのだ。
足の付け根――本体の真下のあるのは″口″だ。
牙のような棘が無数にある丸い口が騎士団に向けられる。
その異様に騎士団にも警戒が広がり、指揮官から後退の指示が飛ぶ。
――ブシュウゥゥゥゥゥ!!!
口から吐かれたのは黒い液体――イカスミか!? タコスミ!?
いや墨なんて生易しいものではない。
それはヘドロのように身体の自由を奪うと同時に、酸のようにシュウシュウと音を立てて盾や金属鎧を溶かしている。
つまりは広範囲の状態異常攻撃。
あれを浴びれば、そしてそこに足の攻撃が襲って来れば、動けずにただ食らい、弱くなった防具で受けるはめになる。
そうなれば瞬く間に壊滅するだろう。
騎士団の隣に布陣しているポロリンたちもマズイ。
しかし私が退避の指示をする前に、エビルクラーケンの口は少し横を向いた。
どうやら周りの敵に対してどんどん放つつもりらしく、次に狙われたのはまさしくポロリンたちの方向。
そしてすぐさま次の墨液を吐き出した。
「っ!? ポロリン!! ネルト!!」
私の声は指示でも何でもない、ただの叫び声だった。
それしか言えなかった。
エビルクラーケンが放った黒い墨の波に、飲み込まれるのを眺める事しか出来なかった。
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