ぽぽぽぽいぞなぁ!~物騒すぎるジョブになっちゃったので、私、スローライフは諦めます~

藤原キリオ

文字の大きさ
163 / 171
最終章 毒娘、故郷の為に戦う

151:輝く礁域ですが依頼を完遂しました

しおりを挟む


「ん。アローク勝った」


 後ろからネルトの報告。


「よし! じゃあもう後はこいつを倒すだけだ! みんな頑張ろう!」

『おお!』


 オーケーオーケー。かなり予想外の事が重なったけど終わりよければ全て良し。

 いやまだ終わってないし、ドラゴン相手に油断も出来ないけど、先が見えたのは確かだ。
 未来が見えればそこに向かって邁進するのみ。
 正直今日は戦いすぎてもう嫌なんだけど、あとちょっとだけ頑張る。


 そうこうしていたら、崖の上からおっさんがやって来た。
 その後ろには糸の束で持ち上げられた六つの白い芋虫が寝ている。
 その糸、パワーリフター代わりにもなるのか。やっぱ強いじゃん。


「ポロリン! ちょっと私の代わりに正面に入って! 無理しないでね!」

「わ、分かりました!」


 ポロリンとスイッチして戦線離脱。おっさんの下へと駆け寄る。


「おつかれー。ナイス捕獲。時間かけた甲斐があったね」

「おつかれー……って言える状況じゃねえだろ! ドラゴン相手に余裕かましてんじゃねえよ!」

「いや、あれもう毒ってるから」

「マジで!? 早くね!?」


 おっさんは盆地に入ってからずっと細~~い糸を出し続けていた。戦闘は私たちに全部任せて。
 崖上の連中に気付かれないようにひたすら長く、ひたすら静かに。
 五人を逃がさず同時に捕らえる為には、かなりの量の糸を伸ばす必要があるらしく、それでかなり時間が掛かった。

 途中、炎を吐くケルベロスが来た時には糸が焼かれるんじゃないかと不安だったが、どうにか保持できたようだ。


 崖の上の連中からすれば、私たちが苦戦しながら戦っているというのに、何もしていないおっさんという風に見えるはず。
 実際こっちはかなり厳しい戦いだったんだから、これでおっさんが失敗しようものなら、私は殴ってる所だ。
 しかし無事に成功し、五人どころか六人(多分これで全員)も捕まえられたと言うのなら褒めてやるのもやぶさかではない。


 とまぁそれはそれとして、次の行動に移らなければならない。


「とにかくその荷物を早いとこ何とかしよう。ネルト、ちょっと来て。ソプラノ、ブレス来たら踊ってね」

「ん」「了解です!」

「よし、ネルト、この六人とおっさんを連れて王都に飛んで欲しい」

「ん? 八人?」


 ドラゴンとの戦いは長期戦だ。その間ずっと芋虫を保護し警戒し続けるのは馬鹿らしい。
 おそらく帝国の手先なんだろうし、さっさと国に引き渡した方がいいだろう。
 というわけで<ロングジャンプ>で一気に護送する。

 ただ八人どころか七人同時に飛べるのかも分からないので、まずは盆地の外に作ってあるブックマークに飛んでみる。

 八人同時ジャンプが可能と分かれば、王都に飛ぶ、という感じ。MPポーション飲みつつね。
 距離的な問題で王都まで飛べないとすれば中継点を経由しつつ飛ぶ感じだね。


 王都にあるブックマークはホームと西門と南の森の三か所だ。
 衛兵に突き出す事を考えれば移動距離が一番近い西門に飛ぶべきだろう。
 そうした指示を一気に伝えた。


「んー、私は抜けるって事?」

「おっさんが衛兵か騎士団に引き渡したら戻って来て。その時おっさんが一緒に戻ってくるかは任せるよ」

「おっさんじゃねーけどな。引き渡しても短時間で説明出来ねえだろうなぁ……かと言ってお前らを放置するわけにもいかねーし」

「んじゃ時間を決めて西門に集合とかにすればいいじゃん。とにかくそっちは任せるよ」

「おう、分かった。じゃあ悪いけどちょっとネルト借りるわ」

「ネルト、MPポーションまだあるね? 飛んだ先で魔物とか居る可能性もあるから気を付けて。いいね? 頼むよ?」

「ん」かっくん


 範囲系の魔法の上限が六人と聞いていたのでどうかと思ったが、ネルトが「多分七人でもいける」と言った予想は正しかったようで、ネルトに触れていれば何人でも同時に転移が可能なようだった。

 ネルトとおっさん、そして芋虫六人は盆地の外に瞬間移動し、それから王都へと飛んで行った。


 よし、これで黒幕関係は片付いた。
 あとはネルトが帰って来るまで事故らないようにしないとね。
 ブレスの対応できるの<泡姫の舞>しかないし。


「んじゃ行きますか! ポロリンこっちはオーケー! 代わるよ!」





 その後、十分少々でネルトは帰って来た。
 詳しい話は聞く暇がなかったが、おっさんは明朝合流するとの事で、ネルトが迎えに行くらしい。
 ホント【ニートの魔女】が有能すぎて困る。働きすぎだろ、ニートのくせに。


 それからは六人で千剣竜との戦いを再開した。
 すでに暗くなっているので、ネルトとソプラノには<照明>を使ってもらっている。

 ちなみに毒らせたのをいい事に<石化毒>を使おうかとも思ったが、素材が全て石になってしまうのでやめた。
 ならば動けなくさせようと<麻痺毒>を撃ちまくったが、どうやら麻痺耐性は持っているらしく全くダメ。
 <ラックアップ>を掛けて貰いつつ百発以上撃ち込んでダメなので、もう諦めた。
 毒っただけでもラッキーだったと思うしかない。


 千剣竜も攻撃は相変わらずなのだが、さすがに焦れて来たのか、それともダメージが入っている影響なのか、暴れるような攻撃をしてくるようになっていた。
 あの巨体、あの剣鱗で少しでも暴れようものなら、それはとんでもなく強烈な範囲攻撃となる。
 オークキングが何百匹も剣を振り回しているのと変わらない。

 しかしまぁ、そこは距離をとるなり、逃げるなり、最悪<泡姫の舞>や<念力>盾で凌ぐ。
 <泡姫の舞>がチートすぎる。泡姫無双。
 MPが無限にあればバリアの内側から延々と攻撃し続けるだけで勝てるんだけど……まぁさすがにね。


 そんな感じで、危険ではあるものの安定もし始めたので、一人ずつ順番に休憩をとって食事したりもした。
 すでに長期戦になっているし、あとどれほど戦うはめになるのか分からない。
 その間五人になるリスクを背負ってでも休んでおくべきだと。

 まず考えるべきは安全第一である事。
 その上で千剣竜を足止めしつつ、少しずつでもダメージを与える事。
 もうそれだけでいい。その為の集中力を何とか維持出来ればいい。


 私は千剣竜の正面でヘイトを稼ぐのが仕事。
 一番危険だけど私がやるしかない。スポットでポロリンにもスイッチするけど。
 とにかくちょっかいを出し続ける。嫌がらせし続ける。それだけだ。





「ギヤアアァァァァァアアアア!!!」


 ――ドシィィィィィン……。


 断末魔とはこの事を言うのだろう。
 そう思えるほどの咆哮を上げ、千剣竜――サウザンドドラゴンは地に伏した。


「はぁっ、はぁっ、はぁっ」


 息を整えつつ、恐る恐る近づく。みんなも無言だ。
 魔法の鞄から解体用のナイフを取り出し、剣鱗の隙間に突き刺してみた。


 ――サクッ


 ……斬れた。


 武器でない解体ナイフで傷がつく……つまりこれは″死んだ″という事だ。

 と、言う事は……。


「よっしゃああああああああ!!! 勝ったあああああ!!! 終わったあああああ!!!」


 両手を突き上げ、そのまま後ろに大の字に倒れた。
 やっと終わった。達成感、安堵感、色々とあるがとにかく疲れたとしか言えない。

 おそらく四時間くらい戦った。『クリハン』でもこれほど長時間戦った事はない。よく集中力がもったもんだと自分を褒めたい。

 四時間というのを長いと見るか短いと見るか。
 私としては当初「毒ダメだけなら丸一日掛かってもおかしくない」というつもりでいた。それに比べれば断然短いだろう。

 しかし実際にこうして戦ってみれば間違いなく「長い」と言い切れる。
 毒ってからどんだけ斬ったと思ってるんだ。顔とか傷だらけだぞ?
 ドラゴンとかタフ過ぎるわ、マジで。もう二度と戦いたくない。


「ピーゾンさん!」「ピーゾンちゃん!」「ピーゾン様!」「ピーゾンさん! やりましたわね!」


 次々に覆いかぶさって来る。おぅふ、重いわ!
 でもみんなとても嬉しそうだ。これだけはしゃいでいるのを見れば、どれだけ辛い戦いだったのかよく分かる。


 一人かぶさって来ないで、淡々とBBQの用意を始めている食欲魔人が居るが。

 え、もう食うの? ってか食えるの? なんかすごい固そうだけど。
 ああ、チャレンジすると。そうかい。もう私には止める元気もないよ、うん。


 私は大の字に寝続け、周りにはみんなが座る。
 横絶える千剣竜を見て、ぼーっと余韻に浸っているみたいだ。
 出来ればこのまま目をつむって、朝までこうしていたい。


 ……とは言えないのが辛い所だね。やらなきゃいけない事は多い。

 この状態のまま会議にして、それから動こうか。


「とりあえずサフィーは『言葉送りの護符』で連絡入れておいてくれる? 終わったよって。多分おっさんからある程度聞いてるはずだから術者の事は言わないでいいと思うけど」

「分かりましたわ」


 これでロートレク爺さんから国王とかにも話が行くだろう。
 スタンピードを画策していたと思われる魔物使いの集団、その切り札であろうドラゴンとAランクの魔物各種を全て討伐したと。

 あ、本当に全部倒したのか確認しないと。今さらだけど。

 気になるのはグラトニースライムだ。縮んで動かなくなったけど、あれが死んでるのか分からない。
 どうやって確かめればいいんだ?
 下手に近づいたり触ったりすると、溶かされたり吸収されそうで怖いんだが。


「私が範囲ギリギリで踊りましょうか。敵性存在なら結界からはじかれるはずですし」

「おお、なるほど。んじゃお願い」


 泡姫無双再び。やっぱチートだわこれ。
 結局<泡姫の舞>の結果、死んでると立証出来た。
 死体の状態のものはスライムゼリーと魔石だけ。つまりはただの素材だ。
 グラトニースライムの素材なんて貴重も貴重らしいので、是が非でも回収したいところだ。

 というか千剣竜も含め、回収しなければいけないものが多すぎるし、マリリンさん製の魔法の鞄を総動員しても入りきらない。

 かと言って捨て置くには勿体なさすぎる。
 この盆地の魔物だけでも相当だが、途中で倒したエルダートレントやミスリルゴーレムも回収したい。


「ネルトとソプラノに頑張ってもらうしかないか……」

「ん?」「私ですか?」


 <ロングジャンプ>運送と、MPタンクだね。
 全員の魔法の鞄を使っても十往復じゃ効かないだろうし、MPポーションも足りなくなる。
 だからソプラノには<マジックヒールバブル>も使ってもらいつつ運用する感じかな。


「ん。お肉いっぱいお土産できればいい」

「私も問題ないですよ。解体しようにもお邪魔になるだけですし」

「ピーゾン様、転移で運ぶにしても場所はどうするのですか? 何度も転移するとなれば見られるわけにもいきませんし、かと言って街から離れるとまた運搬が厳しいです」

「相当広い場所じゃないと置けなさそうですしね……」


 うん。だから明日おっさんと合流して相談しようと思うんだよ。
 例えば王城の庭とかにブックマークさせてもらって、そこに運び入れるとかね。
 国王だったら<ロングジャンプ>の事も知ってるだろうし、そこにおっさん――管理局が絡んでくれれば問題ないだろうし。

 んで、素材の処理はそれこそ国王や騎士団とかに任せる。
 冒険者ギルドに運んで貰ってもいいし、王城で保管しておきたい素材とかあれば売るし、まぁ多少はあげちゃってもいいけど。
 こっちは一応ギルドの依頼で動いているからね。筋は通したい。


 と言うか、<ロングジャンプ>を使えるとなれば、だ。


「私は一刻も早く神殿に行きたい!」


 ガバッと身体を起こし、私はそう力強く宣言した。

 そう。私が延々と集中力を保って戦い続けていたのは、ひとえに「これが終われば神殿に行ける!」と考えていたからだ。

 依頼がどうとか、帝国の組織がどうとか関係ない。神殿に行く為に戦っていたのだ。

 ……いや、ファストン村を守りたいってのが第一だけどね。


 私のステータスは現在こんな感じになっている。


―――――
名前:ピーゾン
職業:毒殺屋Lv50【MAX】【転職可能】
―――――


 エルダートレントの辺りからずっとこの状態なのだ。
 Lv50でMAXらしいので、それ以降の戦いは全て経験値のムダという事になる。

 ジョブによっては50がMAXじゃない場合もあるらしく、固有職ユニークジョブである以上、【毒殺屋】がどうなのかは誰も分からなかったわけだが、どうやら一般的と言えるLv50MAXだったらしい。


 し・か・も・だ!

 転職が可能と言う事は、だ! ようやく【毒殺屋】とかいう物騒すぎるジョブから解放されるという事なのだ!

 苦節……数ヶ月だけだけど! 私は待ちに待っていたのだ!
 やっと! やっと【毒殺屋】じゃなくなる! こんなに嬉しい事はない!


 ちなみに私が最初にLv50MAXになったが、他の五人も同様にLv50がMAXだったようで、全員が転職可能の状態だ。
 さすがにこれだけAランクやらドラゴンやら倒せば、そりゃ50に行きますわな。

 固有職ユニークジョブの六人共がLv上限が50だったのも驚きだが、全員が上位派生出来るというのも意外だった。
 転職出来ないジョブもあるって聞くし、世界に一つの固有職ユニークジョブなのだから数名は転職不可でもおかしくはないと、勝手にそう思っていた。
 蓋を開ければ全員仲良く転職可能と。素晴らしい。


 で、転職に関しては『職決めの儀』と同じように起神殿で神官さんにお願いする必要がある。
 ソプラノじゃ無理らしい。だから神殿に行かないといけない。


 さすがに今日はもう疲れたので帰って寝たいが、明日おっさんを迎えに王都に行くのであれば神殿にも行きたいと思っている。
 私的には最優先事項なのだ。


 と言うか、ガメオウ山からファストン村付近の魔物を間引く必要があるからね。
 ヤツらが操ってた魔物だって残ってるかもしれないし、元々ガメオウ山山頂に居たトロールとかが山を下りてる状態だから。

 さすがに放っておくわけにはいかないし、そこで得られる経験値は今度こそ無駄にしたくない。
 間引きついでに新しいジョブの経験値になってもらおう。


 とは言え、素材のピストン運送も優先させなきゃいけないだろうから、そこら辺はおっさんと合流してから相談なんだけど。


「ギルドに報告もしないとダメですよね」

「少なくともオーフェンには必要でしょう。王都にはアローク様経由のお話が行ってそうですが。それとファストン村にも」

「今日は<ロングジャンプ>でファストン村に帰るからそこで話せばいいでしょ。オーフェンはどうしたものか……というか今日はもう眠りたいんだけど」

「ですね。しかし村の皆さんは心配なさっているでしょうし、しないわけにもいきませんよ」

「だね。じゃあもうちょっとだけ気合い入れて働きますか」

「ん? ドラゴン肉食べないの? もぐもぐ」


 よく食えるなお前は。匂いで分かってたけどね。勝手に焼いて食ってるって。こっちは疲労困憊で……え? くれるの? ああ、どうもどうも、もぐもぐ……うん、固いけどめちゃくちゃ旨いなこれ。すごいなこれ。さすがドラゴンだな。もぐもぐ。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─

石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」 貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。 「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」 かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。 ときどき舞い込んでくるトラブル。 慌ててミーナを探しているルカ。 果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。 甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。 *サイトより転載になります。

規格外で転生した私の誤魔化しライフ 〜旅行マニアの異世界無双旅〜

ケイソウ
ファンタジー
チビで陰キャラでモブ子の桜井紅子は、楽しみにしていたバス旅行へ向かう途中、突然の事故で命を絶たれた。 死後の世界で女神に異世界へ転生されたが、女神の趣向で変装する羽目になり、渡されたアイテムと備わったスキルをもとに、異世界を満喫しようと冒険者の資格を取る。生活にも慣れて各地を巡る旅を計画するも、国の要請で冒険者が遠征に駆り出される事態に……。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~

紅月シン
ファンタジー
 聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。  いや嘘だ。  本当は不満でいっぱいだった。  食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。  だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。  しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。  そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。  二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。  だが彼女は知らなかった。  三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。  知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。 ※完結しました。 ※小説家になろう様にも投稿しています

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)

わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。 対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。 剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。 よろしくお願いします! (7/15追記  一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!  (9/9追記  三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン (11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。 追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

野生児少女の生存日記

花見酒
ファンタジー
とある村に住んでいた少女、とある鑑定式にて自身の適性が無属性だった事で危険な森に置き去りにされ、その森で生き延びた少女の物語

異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト) 前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した 生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ 魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する ということで努力していくことにしました

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

処理中です...