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after3:纏いし炎は最強の証
3-6:まずは一手、セイヤvsグレン
しおりを挟む■セキメイ 纏炎族 女
■135歳 Aランク組合員
―――キキンッ! キンッ! キンッ!
「しっ――!」
「くっ……! はあっ!」
私はセイヤ殿のお屋敷の地下にあるクラン【黒屋敷】専用の訓練場に来ている。
この場所もさる事ながら父とセイヤ殿の戦い……これを模擬戦と言って良いのか分からないが、ともかく驚きつつも見逃すわけにはいかないと、瞬きする事も忘れて、ただ見つめていた。
いや、驚かされたのは今に始まった事ではない。
組合の本部長室で話を聞いた時にも驚いたが半信半疑であった。
セイヤ殿のお屋敷に案内され、その手前にある『はくぶつかん』とやらに並ぶ人々から「黒の主」だの「カオテッドの英雄」だの呼ばれて親しまれている様にも驚いた。
父が帰郷してもここまで皆から英雄視される事はない。しかしここではまるで『王の帰還』だ。セイヤ殿は基人族だと言うのに。
人波を潜り抜け、屋敷へと入る。
エントランスの風竜の尾にも驚かされた。その経緯も少し聞いたが、例の【天庸】という闇組織と戦った時の戦利品らしい。
そうして食堂で出された食事。これもまた驚きだ。
王宮の晩餐でもおかしくはない、と父は言っていた。私にはその経験がないのだが。ともかく旨い。それしか言えん。
その場で、セイヤ殿から少し説明を受ける。要は『いかにして【黒屋敷】がSSSランクとなったか』『いかにして英雄と呼ばれるに至ったか』という事だ。
父はセイヤ殿を強者として仕合いしたがっている。私は少し疑っている。そういった事を考慮しての事前説明らしい。
まぁ聞いた所で、私は訝しむ事しか出来なかったわけだが。荒唐無稽で信じがたい内容だったのだから仕方ないだろう。
奴隷を侍女とし、徐々にその数を増やし同時に鍛える。そして獣帝国の小規模迷宮を制覇。この時点でAランク。
その後カオテッドへとやって来て、獣帝国領の闇組織を潰したり、奴隷侍女を増やしたりしつつ、カオテッド大迷宮の最高到達階層である三階層を初見で踏破。初の四階層到達を為す。
その功績と新種の魔物の情報なども持ち帰った事によってSランク認定。
さらに魔族の巣窟となっていた北西区の【ゾリュトゥア教団】支部を壊滅。
カオテッド全域に襲って来た魔導王国の闇組織【天庸】の壊滅。ガーブや風竜はここだな。そして魔導王国から直々に賞された。
極めつけとなったのが、カオテッド制圧を目論んだ獣帝国軍との戦争。それと同時に起こった、【ゾリュトゥア教団】本部の襲来。これは魔族二千体という馬鹿げた規模の軍勢だったと言う。
獣帝国との戦争に関しては【黒屋敷】の活躍は微々たるものだったと言うが、魔族軍に対しては【黒屋敷】の当時二一名と神聖国の天使族軍二千名だけで対処するしかないという事で、かなり奮闘したそうだ。……奮闘して勝てる相手には聞こえないのだが。
なんかセイヤ殿の組合員証に『王級悪魔族討伐』とか書いてあるし。なんですか王級って……。
ともかくその一件は『カオテッドの聖戦』と呼ばれ、そのせいもあって【黒屋敷】はカオテッド中から英雄視されている。
本部長としても迷宮組合の仕事とは無関係であるものの、本部が中央区を管理するカオテッドを救ったという功績を賞さないわけにはいかない。
さらに言えば、【黒屋敷】がSランクのままだと下がつかえて、誰もSランクに上がれない。という事でSSSランクになったそうだ。
実際にAランク上位のクランでも『黒屋敷と比べちゃうとなぁ』と周囲だけでなく本人たちも同意見だった為にSランクに上がれなかったそうだ。今は無事昇格出来たらしいが。
と、そんな話を軽~い調子でセイヤ殿は言うものだから、私としては益々信憑性が薄くなったわけだ。
こんなもの英雄譚で語られる夢物語であって、食後の世間話のようにする会話ではない。
しかし父にとっては興味深い話。どこか納得したような表情さえ浮かべていた。
セイヤ殿はそういった話の裏付けの為にも博物館の案内をするべきかとも考えていたようだが、父の要望もあり、先に一度手合わせさせて頂く事になった。
私たちは庭の地下に造られた訓練場へ。とても頑丈で、とても広い訓練場。思わず父も「ほう」と目が輝く。
まずは一手、とでも言うように訓練場の中央には父とセイヤ殿が向かい合った。
お互い武器は真剣だ。父はいつもの長剣。セイヤ殿は真っ黒な片刃の細剣……だが峰で戦うようだ。模擬戦だから刃は向けたくないという事だろう。
父のように皮膚一枚で刃を止めるという技量がないのかもしれないが。
そうして始まった模擬戦。その一合目で私は今まで軽んじていたセイヤ殿の見方が変わった。
速い。ともかく速い。
それと打ち合う父も父だ。
私が今まで遠く彼方に感じていた父の強さ――それは全然本気ではなかったのだと改めさせられた。
ともかく空中に残像と火花が飛び交うような異次元の模擬戦は、私が普段からやっている父との模擬戦、その倍ほどの時間をかけて、ようやく終わった。
剣を向けたまま距離をとり、お互いが足を止めたのだ。
「ははっ、凄まじいな。セイヤ、今何割ほどだ?」
「八割くらいですかね。スキルなしであれば」
「やれやれ。せめてその剣の刃を変えさせるくらいはしたかったが」
「やりませんよ。そしたら模擬戦じゃなくて殺し合いになる」
……あれが本気ではないと? 八割の力であれだと?
一方で父にも余裕があるように感じる。
一体、二人はどれほどの高みに居ると言うのか。
「しかしよくガーブを殺せたものだ。いや、力があるのは十分に分かった。スキルも何かしら使ったのであろう。とは言え『殺し合い』でガーブが負けるとは信じがたいものがある」
父曰く、ガーブという男は【剣聖】と呼ばれるほどの剣の達人。それは父にも同じ事が言える。
父と違う点、父がガーブに負けていると思う点は、その剣の本質が『相手を殺す為の剣』だという事らしい。
ガーブはいかに斬り殺すか、その一点のみを追求し、鍛錬に励み技と力を手に入れたと言う。
父の場合は『己の強さを磨く事』を念頭に鍛錬している。これは我が家の家訓にもなっている。当然私も同じだ。
最終目的が違うと言えばいいのだろうか。
ガーブが相手ありきの剣だったのに対し、父はあくまで自分と向き合う剣。相手はそれを映し出す鏡にすぎない。
だからこそガーブの強さは父に真似の出来ないものだったようだ。
そして、そんなガーブが『殺し合い』で負けたというのが信じがたいと。
「やって分かったと思いますけど、俺は『力』と『速さ』で上回ってましたけど『技量』では完全に劣ってましたよ。スキルを使いつつ初見殺しの手を打ったのと、剣の性能で勝っただけです。もう一度戦えって言われたら多分負けますね」
「ふむ、なるほどな。それもまたよく分かる話だ。こう言ってはなんだが『技量』自体はCランクやDランク組合員と変わらんかもしれん」
「ははっ、ガーブにも言われましたよ。能力は高いが経験が圧倒的に不足しているって」
SSSランクになるほどに迷宮で戦果を挙げ、例の聖戦でも魔族を圧倒した――それでも経験が不足していると?
私には全く理解の出来ない話だ。
「ガーブと比べて私はどうだ?」
「俺が比較するのも烏滸がましいと思いますけど」
「構わん。忌憚なき意見が聞きたい」
父はガーブを越える事を一つの目標としてきたと言う。
セイヤ殿はそのガーブを下し、今、父と仕合ったのだ。判断するのに一番的確な人材だろう。
「そうですね……速さと体捌き、厭らしさみたいなものはガーブが上だと思います。でも力と剣捌きの巧みさではグレンさんが上って感じですかね。まぁあの時の殺し合いと今の模擬戦じゃ全然違うでしょうけど」
「なるほどな。厭らしさというのは非常に分かる。私の剣はまっすぐすぎると当のガーブにも言われた。奴の剣は翻弄するような遊び心さえ感じたものだ」
「あー分かります。でも纏炎族の能力……炎とか使えば勝てるんじゃないですか?」
「同じ纏炎族相手ならばともかく、他種族との仕合いで炎は使わんよ。剣技のみで戦いたいと……これは私のエゴだな」
セイヤ殿からして甲乙つけがたいという所だろうか。であるならば私も嬉しい。どうしてもガーブという男が父より上だと認めたくない部分もある。
そんな話をしつつ、父は私の横に居た多肢族と鬼人族のメイドにも声を掛けた。
是非一度戦ってみたいと。
「エメリー、イブキ、こんな貴重な経験ないぞ。胸を借りるつもりでいけ」
「「はい」」
「ただし二人は模擬剣だ。あとスキル使用禁止」
「セイヤ、私は真剣でもいいぞ?」
「使い慣れた武器で戦ってみたいって事でしょうけど、止めておいた方がいいです。まぁイブキの【魔剣イフリート】なら纏炎族のグレンさんに効かないかもしれないですけど、エメリーの【魔剣グラシャラボラス】は本当に危険なんで」
「魔剣!?」
イブキ殿の背負っているのが【炎の魔剣】だとは聞いたが――多肢族のメイドの主武器も魔剣だと!?
国宝級の武器を二つも持っているというのか!?
「いや、魔剣は全部で六本ですね」
「「六本!?」」
「自力で迷宮から手に入れたのは一本ですけど」
他の五本は魔導王国から褒賞として手に入れたものや、オークションで競り落としたもの、獣帝国との戦争で賠償代わりに貰ったものもあるらしい。
いや、一本でも自力で見つけた事すら驚きなのだが、まさか一つのクランで六本も所有しているとは……改めてとんでもないクランなのだな。さすがはSSSランクと認められるだけある。
ともかくエメリー殿の魔剣はセイヤ殿たちが揃って「やめておけ」と言うくらい危険な代物だそうで、使わない事にするそうだ。
一方でイブキ殿の魔剣は纏炎族の固有スキル<炎纏>と同じく剣に炎を纏わせるらしい。
ならば共に<炎纏>状態で仕合えるか、とも思ったが模擬戦で剣技以外を使うのは父の意にも反する為に使用禁止とした。
とは言え【魔剣イフリート】の<炎纏>にも興味はあったので見せて頂く。
「これは……! 私の炎より余程強力ですね。さすがは魔剣と言いますか……」
「うむ、私の【白炎】より熱量としては強いかもしれんな」
「父上の炎よりもですか!?」
「私の【白炎】は剣筋に凝縮して炎を集め、切れ味を加算しているようなものだ。しかしこの魔剣は単純に暴力的な炎が大量に噴き出している。炎をコントロールするまでもなく破壊力は相当あるのだろう」
魔剣はただでさえアダマンタイトの剣よりも攻撃力が高いと聞く。
その上で炎を纏わせるのだ。その威力は計り知れない。
なるほど父の【白炎】より強力というのも頷ける。
「ちなみに彼女たちの防具は? 着替えないでいいのか?」
「ああ、俺たちはこの格好で潜ってるんですよ」
「迷宮にか? 貴族服とメイド服で?」
「喪服と侍女服って言いますけど、そうですね。俺のはグレートモスの『大樹蛾の繭』製ですし、侍女服はタイラントクイーンの『鉄蜘蛛の糸』製です。一応『魔装』ってやつです」
ま、魔装!? そのメイド服……いや、侍女服が!?
これで迷宮に潜っている!? このまま戦うのか!?
なんとも……何から何までおかしなクランだな……。
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