394 / 421
after4:北は竜の地、邂逅の時
4-5:ザラ迷宮を走破せよ!
しおりを挟む■セキメイ 纏炎族 女
■135歳 Aランク組合員
この【黒屋敷】というクランに私の常識など通用しない。
そんな事はカオテッドの迷宮組合でセイヤ殿たちと出会ってから、ずっと思わされ続けてきた事だ。
生活も、考え方も、能力も、戦い方も、その全てが私の常識を軽く上回る。
父上は「狭い視野に囚われるな」と言う。「世界は広い」と。
それは確かにそうなのだろうが、世界を知らない私からして、この【黒屋敷】というクランが世界で唯一の、異常にして異端な存在であると確信している。
最早、日常の中で普通と感じる事の方が少ない。
異常である事が即ち日常であると、その真理を受け入れるには私の心はまだ弱いのだ。
マツィーア連峰に竜を狩りに行くと聞いた時には「まあ【黒屋敷】は実際竜殺しで、何体もの竜を倒しているしな」と納得した部分もある。
そこまで走っていくという案を聞いた時は驚いたが、一方で「【黒屋敷】ならば出来るのだろうな」と思ったりもした。
結局馬車で行くとなってからも時折走るはめになったのだが、それは置いておこう。少なくとも想定していたよりもマシだ。
しかしザラの街で共に迷宮を潜る事になり、案の定驚かされる事となる。
もちろん模擬戦で侍女の方々とさんざん戦っていたし、その強さに疑いようなどない。
【黒屋敷】が普段からどのように探索しているか、なども話に聞いたりしていた。
とは言え、話に聞くのと実際に同行するのでは全く違うのだ。
私とてソロではあるがAランク迷宮組合員の端くれ。迷宮探索というものがどういったものかはよく知っている。
父上も私も、潜る際にはよく調べ、情報を買い、入念な事前準備を整えてから挑む。
剣技や炎だけでは倒せない魔物も居る。私たちの察知能力では見落とす可能性のある罠があるかもしれない。
迷宮では絶対強者など存在しない。組合員に事故は付き物なのだ。だからこそ油断せずに挑む。
ところがこのクランと来たら……。
「次の角から蝙蝠五体! その先十歩で左に罠です!」
「了解! さっきはウェルシアが撃ったから私行ってもいいわよね!」
「えー、ラピスお姉ちゃんずるーい」
「ティナ、順番でしょ? ちゃんと守りなさい」
「ひぃぃ、また私ばっかり光って……皆さんいつもすみません……」
「ユアさんだけじゃなくてあたし達もまとめてバフ掛かってるけどな……毎度申し訳ない」
「ご主人様、もうすぐ魔物部屋がありますが」
「よーし、じゃあCチームは魔物部屋任せるぞー。先に行ってるからなー追いついて来いよー」
『はーい!』
信じられるか? これ迷宮探索だぞ? ピクニックじゃないぞ?
狭い小規模迷宮の通路を、侍女の集団が連なって走っているんだ。楽し気に。
罠があれば斥候の方々が遠くから確実に発見しそれを伝達。全員が慣れた様子でそれに従う。信頼と連携と言ってしまえばそれまでなのだが。
おまけに能力向上魔法が常に掛かっている。なぜか頼んでもいないのに私にもだ。
お蔭さまで身体は軽いし体力は減らないから助かるのだが……そんな魔法を何重に、延々と掛けられる。このクランは後衛職の方々もかなりおかしい。
もちろん魔物など片手間で鎧袖一触。さらには迷宮組合員にとっての禁忌、魔物部屋にも嬉々と入っていく。
いや、聞いてはいたのだがもちろん私は入った事などないし、いくら弱い魔物であっても数の暴力というのは危険なのだ。避けて通るのが普通。
それを屋敷の扉でも開けるようにワイワイと入っていく。
しかも人数を割き、少人数で入っては後から本隊に合流というのを繰り返している。
まぁこれだけの人数だから部屋に入りきれないのかもしれないが……。
そんな様子を父上と並びながら見ている。見ながら一緒に走っている。
隊列は当然縦長なので入れ替わりで前の方に行ったりもするし、最前線まで行けば一緒に魔物を倒したりもする。
セイヤ殿はほとんど後ろから眺めるだけだ。全てを侍女の好きにさせている。それを見守り、指示を出すだけに留めている。
「なるほど、やはり面白いクランだな」
父上は笑顔でそう言う。私としては面白いで済まされないのだが。
「これほど″個″の力を前面に出したパーティーやクランなど居まい。私やセキメイが混じって普通に剣を振れている事が異常だ」
……言われてみれば確かにそうだ。
纏炎族の――特に私たちの戦い方は集団戦闘に向かない。だからこそソロに拘っている部分でもある。
それは一対一で魔物に立ち向かうという信念もあるが、周囲に影響を及ぼす炎を、魔物に接近して使うという纏炎族独特の戦い方が主な原因だ。
長い剣に<炎纏>で炎を纏わせる。それは近くに仲間が居て使えるものではない。同族ならばともかくだ。
ところが【黒屋敷】の戦闘は″普通のパーティー戦闘″とは違う。
今回はクラン全員での探索だが、隊列を組み変える事で魔物と相対するのは一つのパーティーごとだ。
しかしそのパーティー戦闘が、いわゆる″普通のパーティー戦闘″ではない。
誰もが一撃で倒せる力を有しているから、魔物と接敵した時、誰がどう攻撃するかは順番に行っている。
それは『ソロの攻撃の連続』だ。
もちろん後衛陣の三人が同時に攻撃をする場合もある。盾役に受けさせる時もある。前衛が端の魔物を倒し、後衛が中央を狙うなど、パーティーらしい連携をする場合もある。
だが、その全てが結局は『一人で殲滅できるほどの攻撃』を分散させているだけなのだ。
だからこそ私が混じっても普通に戦える。
優秀な斥候から遠目の段階で警戒の報が入り、パーティーリーダーが「セキメイさん、右を! 私は左に!」と言えばその通りに突貫するだけだ。
それで傍目にはパーティー戦闘のように見えてしまう。
個の力を前面に押し出したパーティー戦闘。父上の言うようにまさにそれなのだろう。
おそらくだが魔剣を何本も有しているのが原因の一つだと思う。
イブキ殿、エメリー殿、ジイナ殿、ティナ殿の魔剣は確かに強力だが味方にまでその影響を及ぼす。
それは纏炎族の<炎纏>と同じだ。
だからこそ私たちが前線に加わっても違和感なく戦闘出来るのだと思う。
セイヤ殿も侍女の方々も、これが″普通″なのだろう。
これが【黒屋敷】の戦い。だからこの″異様なパーティー戦闘″に慣れ切っている。
結果として指示や連携がスムーズに行くのだ。これがれっきとした″パーティー戦闘″になってしまう。
「やはり一緒に潜ってみて正解だな。模擬戦では見られない皆の戦い方が見えるし、新たな発見もある。私たちが集団戦を学ぶ機会にもなろう」
「かなり特殊な集団戦だと思いますが……」
「ハハッ! それも含めて新たな発見だ。得難い経験には違いない」
……まぁそれは否定しませんがね。
「なんならグレンさんとセキメイも魔物部屋行ってみます?」
いやいやいや、セイヤ殿、無茶を言わないで下さい。父上も乗り気にならないで!
■マルティエル 天使族 女
■1896歳 セイヤの奴隷 創世教助祭位
小規模迷宮というのは初めて潜りましたが、ツェッペルンドの中規模迷宮とさほど変わらないと思いました。
道幅も同じくらいですし、広さも多少は狭いのだと思いますが、最短経路を走る私たちにとってはさほど変わりません。
ただ罠の数が少なかったり、魔物部屋の数が少ないとは思います。
ツェッペルンド迷宮が多かったのかもしれませんが、私にはそこしか比較対象がないので分かりません。
初めて一緒に潜るグレンさんとセキメイさんは大丈夫かなーと思いましたが、特に問題なく同行できているようです。
さすがソロのSランクとAランクでござる。<カスタム>なしなのに本当に強い。
一応は定期的に回復したりしてますし、セキメイさんには余計にバフが掛かったりしているようですが。
模擬戦で前衛組の戦い方と力量をすでに知っているというのも大きいと思います。
お互いに何も知らない状態であれば、いくらグレンさんやセキメイさんでも一緒に戦えないと思いますし。
ちなみに今回は総勢二八人なので、A~Eの五チームに分けています。これは事前にお屋敷で決めました。
戦力を均等に分散させている感じで、カイナさんたち五人もバラバラです。
もちろん回復役が居なかったり、盾役が居ないパーティーもあるのですが、道中の探索用のパーティーですしね。
あくまでどのパーティーが先頭に立って走るのかと、その順番決めのようなものです。
これが【迷宮主】や【階層主】になると話は変わります。まぁザラ迷宮は【迷宮主】だけですけど。次に訪れる予定のトルテーモ迷宮は中規模らしいので【階層主】も居ますからね。
ともかく【主】に関してはご主人様の采配で振り分けが行われます。
具体的にはレベルの低い人が【主】。次にレベルの低そうな人からその取り巻きを、といった感じ。
で、潜り始めてから二日目。ザラ迷宮の最下層である十二階に辿り着きました。
「えー、ギガントラットはカイナ組とユアな。それとソルジャーラットが二〇体出てくるらしいから、俺とエメリーは入口待機。入った順に端のネズミから当たって行ってくれ」
『はい!』
「グレンさんとセキメイもそれでいいですか?」
「構わん。むしろ同行者の我々に獲物を譲ってくれるだけでも感謝だな」
そんな感じで私はソルジャーラットだそうです。
娯楽室にあった魔物百科で一応は知っているのですが、大きなネズミで素早く動き、噛み付いたり引っかいたりしてくるそうです。
ギガントラットはもっと大きいらしいですが、果たしてどれほどのものか……。
そんな事を考えつつ【迷宮主】の部屋に入りました。
途端に周りから「うわぁ……」と声が漏れます。
かなり広い大部屋に広がるソルジャーラットは、馬より大きいかもしれません。
ギガントラットなんて家みたいなものです。
牙も鋭く、毛もドルチェさんの髪の毛みたいにトゲトゲしてますし。
「せっかく時間もあるし三周くらいするかな」
ご主人様……そういうのは部屋に入るまえに言って欲しいでござる。心構えが必要でござるので……。
0
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
異世界帰りの英雄は理不尽な現代でそこそこ無双する〜やりすぎはいかんよ、やりすぎは〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
<これからは「週一投稿(できれば毎週土曜日9:00)」または「不定期投稿」となります>
「異世界から元の世界に戻るとレベルはリセットされる」⋯⋯そう女神に告げられるも「それでも元の世界で自分の人生を取り戻したい」と言って一から出直すつもりで元の世界に戻った結城タケル。
死ぬ前の時間軸——5年前の高校2年生の、あの事故現場に戻ったタケル。そこはダンジョンのある現代。タケルはダンジョン探索者《シーカー》になるべくダンジョン養成講座を受け、初心者養成ダンジョンに入る。
レベル1ではスライム1匹にさえ苦戦するという貧弱さであるにも関わらず、最悪なことに2匹のゴブリンに遭遇するタケル。
絶望の中、タケルは「どうにかしなければ⋯⋯」と必死の中、ステータスをおもむろに開く。それはただの悪あがきのようなものだったが、
「え?、何だ⋯⋯これ?」
これは、異世界に転移し魔王を倒した勇者が、ダンジョンのある現代に戻っていろいろとやらかしていく物語である。
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。
そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。
妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる