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第二章 第22話
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**「武人の約定」**
荒野。
乾いた風が砂を巻き上げる。
対峙する二人。
**ハヤテ・アリオト。**
**ヴァルキュリア・ジークルーネ。**
かつての師弟。
しかし今は敵。
静寂が張り詰めていた。
リナ達は少し離れた場所から見守っている。
アルカイドが小声で言う。
「マジでやるのか……」
レディンも頷く。
「止めても無駄でしょう」
ナティエが短く言う。
「武人」
アリュールは腕を組んだまま、険しい顔をしていた。
一方。
ハヤテはゆっくり刀を抜いた。
鞘から滑り出る長刀。
陽光を反射する刃。
ジークルーネもまた刀を抜く。
そして静かに言った。
「始める前に」
全員の視線が集まる。
ジークルーネは淡々と続けた。
「条件を出そう」
ハヤテが眉を動かす。
「条件?」
ジークルーネは頷く。
「魔術等の類は一切使用禁止」
「純粋な剣のみ」
それは彼女らしい条件だった。
そして。
さらに続ける。
「そして」
少しだけ目を細めた。
「私が勝ったら」
ジークルーネはリナを見る。
「リナ」
「君には天魔教会に来てもらう」
その瞬間。
空気が凍りついた。
アルカイドが叫ぶ。
「はぁ!?」
アリュールの顔が怒りで歪む。
「ふざけないで!」
レディンも眉をひそめた。
ナティエは冷たい視線を向ける。
しかしジークルーネは構わず続ける。
「そして」
今度はハヤテを見る。
「ハヤテが勝ったら」
一拍置いて言った。
「私を好きにしていい」
沈黙。
アルカイドが思わず言う。
「……え?」
アリュールが完全にキレた。
「ふざけないでよ!!」
怒りの魔力が漏れそうになる。
「リナを賭けるなんて――」
その時。
ハヤテが口を開いた。
「いい」
全員が彼を見る。
ハヤテは刀を構える。
「受ける」
ジークルーネの目が細くなる。
「ほう」
ハヤテは静かに言った。
「これは」
「負けられないな」
その声は真剣だった。
リナが心配そうに言う。
「ハヤテ……」
だが。
ハヤテとジークルーネは同時に言った。
「口出し無用」
「手出し無用」
その声には絶対の意思があった。
「これは」
ジークルーネが言う。
「武人の勝負だ」
ハヤテも頷く。
「俺達の戦いだ」
リナ達は黙るしかなかった。
荒野に風が吹く。
二人が構える。
完璧な間合い。
剣士だけが理解できる距離。
ジークルーネが静かに言う。
「成長を見せてみろ」
ハヤテは答える。
「全力でいきます」
そして。
二人は同時に叫んだ。
「「いざ尋常に――」」
「「勝負!!」」
次の瞬間。
地面が爆ぜた。
ドンッ!!
二人の姿が消える。
目にも留まらぬ速度。
キィィィン!!
刃と刃がぶつかる音が荒野に響いた。
アルカイドが目を見開く。
「速っ……!」
アリュールも驚く。
「見えない……!」
レディンでさえ辛うじて追うのがやっとだった。
ナティエが呟く。
「超高速剣」
砂嵐の中。
二つの影が交錯する。
師と弟子。
剣士と剣士。
真剣勝負が
今始まった。
――第二章 第23話へ続く。
荒野。
乾いた風が砂を巻き上げる。
対峙する二人。
**ハヤテ・アリオト。**
**ヴァルキュリア・ジークルーネ。**
かつての師弟。
しかし今は敵。
静寂が張り詰めていた。
リナ達は少し離れた場所から見守っている。
アルカイドが小声で言う。
「マジでやるのか……」
レディンも頷く。
「止めても無駄でしょう」
ナティエが短く言う。
「武人」
アリュールは腕を組んだまま、険しい顔をしていた。
一方。
ハヤテはゆっくり刀を抜いた。
鞘から滑り出る長刀。
陽光を反射する刃。
ジークルーネもまた刀を抜く。
そして静かに言った。
「始める前に」
全員の視線が集まる。
ジークルーネは淡々と続けた。
「条件を出そう」
ハヤテが眉を動かす。
「条件?」
ジークルーネは頷く。
「魔術等の類は一切使用禁止」
「純粋な剣のみ」
それは彼女らしい条件だった。
そして。
さらに続ける。
「そして」
少しだけ目を細めた。
「私が勝ったら」
ジークルーネはリナを見る。
「リナ」
「君には天魔教会に来てもらう」
その瞬間。
空気が凍りついた。
アルカイドが叫ぶ。
「はぁ!?」
アリュールの顔が怒りで歪む。
「ふざけないで!」
レディンも眉をひそめた。
ナティエは冷たい視線を向ける。
しかしジークルーネは構わず続ける。
「そして」
今度はハヤテを見る。
「ハヤテが勝ったら」
一拍置いて言った。
「私を好きにしていい」
沈黙。
アルカイドが思わず言う。
「……え?」
アリュールが完全にキレた。
「ふざけないでよ!!」
怒りの魔力が漏れそうになる。
「リナを賭けるなんて――」
その時。
ハヤテが口を開いた。
「いい」
全員が彼を見る。
ハヤテは刀を構える。
「受ける」
ジークルーネの目が細くなる。
「ほう」
ハヤテは静かに言った。
「これは」
「負けられないな」
その声は真剣だった。
リナが心配そうに言う。
「ハヤテ……」
だが。
ハヤテとジークルーネは同時に言った。
「口出し無用」
「手出し無用」
その声には絶対の意思があった。
「これは」
ジークルーネが言う。
「武人の勝負だ」
ハヤテも頷く。
「俺達の戦いだ」
リナ達は黙るしかなかった。
荒野に風が吹く。
二人が構える。
完璧な間合い。
剣士だけが理解できる距離。
ジークルーネが静かに言う。
「成長を見せてみろ」
ハヤテは答える。
「全力でいきます」
そして。
二人は同時に叫んだ。
「「いざ尋常に――」」
「「勝負!!」」
次の瞬間。
地面が爆ぜた。
ドンッ!!
二人の姿が消える。
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キィィィン!!
刃と刃がぶつかる音が荒野に響いた。
アルカイドが目を見開く。
「速っ……!」
アリュールも驚く。
「見えない……!」
レディンでさえ辛うじて追うのがやっとだった。
ナティエが呟く。
「超高速剣」
砂嵐の中。
二つの影が交錯する。
師と弟子。
剣士と剣士。
真剣勝負が
今始まった。
――第二章 第23話へ続く。
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