【完結】俺の好きな人は誰にでも優しい。

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甘くて重い、愛と快楽の底なし沼 ※R18

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 ヒューゴの手が触れるたび、思考がひとつずつほどけていく。大きな掌がなぞり、指先が探り、逃げ場を塞ぐ。
 そこへ重なる吐息と、熱を帯びた口づけ。肌に落ちるその感触ひとつひとつが、容赦なく感覚を呼び覚ましていく。

「ひぁ…っ、ぁ、そこ、は…」
「全部見せろ。全部……」

 甘く、深く、間断なく。

 ズボンが足から抜き取られ、下着の上からペニスの形をなぞるように撫でられる。
 与えられる刺激に、身体は正直に震えた。抗おうとする理性は、波にさらわれる砂の城のように、あっけなく崩れていく。

「ふぁっ、あ、あんんっ…!」

 下着までヒューゴの指によって拐われると、直接なじむ体温に一際高く甘い声が空気を震わせる。触れられるたびに、内側から熱が込み上げる。

 掌で包むように上下にしごかれながら、ヒューゴの舌が股関節を辿る軌跡に、ぞくりと背筋が弓なりに反る。
 掌の熱が、まるで刻印のように肌へと移り、触れられた場所すべてが彼のものになっていく錯覚。

「あっ、あっ、あぁっ…」

 休む間もなく、次から次へと押し寄せる快楽。
 それは優しさを含みながらも、決して甘やかすだけではない。翻弄するように、試すように、深く沈めていく。

「っ、だめ、い、く…いっちゃ……!」
「イけよ、オレの手で」

 俺はただ、その波間に揺蕩うしかなかった。抵抗も、言葉も、すべてが溶けて。

「あぁぁっ――…!!!」

 ヒューゴの手と舌と熱に導かれるまま、俺は白濁を散らした。荒い息を吐きながら、全身を包む甘い崩落に身を委ねる。

 無防備に口を開け、乱れた呼吸を整えようとしたが、一瞬の隙を見逃さないとでもいうように、ヒューゴの唇が再び重なる。深く、強く。
 ふぅ、ふぅ、と荒い息遣いが肌にかかる。その熱を帯びた呼吸が、まだ余韻に震える体をさらに煽った。

 閉じていた瞼を、ぼんやりと持ち上げる。霞む視界の先にあったのは、猛々しいヒューゴの顔だった。
 いつもの余裕も、茶化すような笑みもない。ただ、激しい高鳴りに呑まれたままの表情。瞳は熱に濡れ、頬は紅く染まり、わずかに開いた唇から荒い呼吸が漏れている。

 きっと、俺と、同じ顔をしている。そう思うと、胸の奥がぎゅうっと締めつけられた。

 自分だけが翻弄されているのではない。ヒューゴもまた、同じ波に呑まれている。その対等な熱に触れた瞬間、甘い痛みのような感情が込み上げる。
 唇が離れても、吐息は絡んだまま。互いの額が触れ合う距離で、ヒューゴの瞳が真っ直ぐに俺を捉える。
 その奥に宿る衝動と、隠しきれない愛おしさに、胸はさらに強く締めつけられた。

 彼が何かを言うのかと思った。荒い呼吸の合間に、俺の名を呼ぶとか、いつものように軽口を叩くとか。けれど、唇はわずかに開かれたまま、言葉は生まれなかった。
 言葉を紡ぐ余裕もないのか。それとも、込み上げた興奮にすべてを奪われてしまったのか。

 ヒューゴはただ、熱に浮かされた瞳で俺を見つめている。焦点が合っているのかさえ曖昧なほどに濃い視線。
 欲と衝動と、それでもどこか確かめるような色が混ざっている。そのまなざしに縫い止められ、喉がひくりと鳴った。

 ゆっくりと、本当に、触れるか触れないかを試すように。俺の白濁を纏ったヒューゴの指が、蕾へと下りていく。骨の線をなぞり、ためらいがちな、それでいて確かな意志を宿して。

 そっと、閉ざされた場所へと伸びる指先。触れる直前で、空気がぴんと張りつめる。息が止まる。
 ヒューゴの瞳が、ほんのわずかに揺れた。俺の反応を探るように、逃げ道を残すように。
 けれどその指は、逃げない。俺も、逃げない。静かに、蕾に触れた。

「っ…ふぁあ…!」

 くるくると、皺を伸ばすように、皮膚を柔らかくするように表面をなぞられる。
 自分で触ったことはおろか、人に触られたことなんてない場所。そこを、躊躇いもなく、ヒューゴの指が触れている。

 その事実は、俺の羞恥を最高潮に持っていく。まだ撫でられているだけなのに、ぞわぞわと、胃の裏が騒ぐ。これから待ち受ける痛みや快楽を想像して、ぶるりと全身が震える。

「……っ!」

 そして、ゆっくりと、中に侵入してきた指。経験したことのない圧迫感と、皮膚が引きつるような痛みに顔をしかめる。
 ヒューゴの指先は、決して急かさない。壊れものに触れるみたいに、慎重で、確かめるようで、そこにあるのは衝動だけじゃないと伝えてくる。

 「大丈夫だ」と言葉にしなくても分かるほどの、丁寧さ。熱を帯びた視線が頬にかかる。俺のわずかな呼吸の乱れ、指先の震え、そのすべてを見逃すまいとする眼差し。その真剣さが、余計に胸を締めつけた。

「なるべく力を抜け。ゆっくり息を吸って、吐くんだ」

 言われた通り、息を吸う。ゆっくり吐く。体の奥に残る緊張をほどくように、何度も呼吸を繰り返す。
 怖いわけじゃない。ただ、未知の感覚に身を委ねる勇気を、必死にかき集めているだけだ。

 ヒューゴの指が、少しずつ中を開いていく。奥を目指すように、ゆっくりと進んでくる。
 急がない。奪わない。
 俺の反応を確かめながら、一歩ずつ距離を詰めてくるその在り方に、震えはやがて別の熱へと変わっていく。
 怖さと期待が溶け合う、その境界で。俺は目を閉じ、彼に身を預けた。

 次第に圧迫感が薄れ、その感覚に慣れてきた頃、彼の指先がくいっと動く。そしてとある一点を押された瞬間。

「…ひゃぁあ!?」

 灼けるような光に包まれた。
 思わぬ衝撃に喉がひっくり返り、無意識に腰が持ち上がる。びくびくと下半身が震え、手足が痺れる。
 ヒューゴの指は、まるで標的を定めたように、その一点を狙い、仕留め続けた。そのたびに体の内側で小さな花火が打ち上がるような快感が駆け巡る。

「あっ、あんっ、んんぁ…っ」
「……やっべぇな……あんたの感じる顔、すんげぇ滾る」

 喉の奥から絞り出すような声だった。抑えようとしても抑えきれない熱が、そのまま滲み出ている。
 けれど、その言葉は最後まできちんとは届かなかった。
 自分の喉から零れ落ちる掠れた声にかき消されてしまう。息なのか、声なのかも分からない震えが、勝手に胸を押し上げる。
 耳の奥で血の音が鳴る。ヒューゴの吐息が近い。荒く、重く、獣のように熱を孕んだ呼吸。

 ぼんやりと焦点の合わない視界の中で、彼の瞳だけがやけに鮮明だった。欲を隠そうともしない、真っ直ぐで危うい光。
 その視線に晒されていると、羞恥と甘い誇らしさが同時に胸を締めつける。
 自分の表情が、そんなにも彼を煽っているのだと知ってしまったから。唇を噛もうとしても、力が入らない。

「ひゅ、…っんあ…!はぁ、ああ!」

 ヒューゴの名を呼ぼうとしたはずなのに、喉から零れたのは意味を成さない甘い音だけだった。それを聞いた彼の瞳が、さらに濃く揺れる。

「……指、増やすぞ」

 そう宣言されたことに頷きを返すので精一杯だった。次々と押し寄せる快感に、体も思考も翻弄され続ける。
 ぐ、と再び圧迫感が襲い、息が詰まる。力が入る体を嗜めるように、彼の唇が俺の顔中に雪のように降り注ぐ。

 俺もキスを返したいのに、そんな余裕がない。息をすることと力を抜くことに必死で、彼の背に腕を回すことも出来ない。
 シーツを強く握りしめる俺の手を、ヒューゴの大きな掌が覆い被さり、優しく繋ぎ止められる。もう片方の手の指は、俺の中を容赦なく暴いていく。

「ふぅ、う、あぁ…」
「なか、うねってんの、分かるか?すげぇ…オレを誘ってんぞ。はぁ……早く、こんなかに入りてぇ……」

 荒い息を吐きながら、顔を真っ赤にさせ、額に汗を滲ませたヒューゴの切実な声すら、俺の快感となる。胸と蕾の中がきゅぅと愛しさと切なさで絞られる。
 衝動で動く彼が、まだだめだと自分を抑え、必死に自分の衝動から俺を守ろうとしていることが伝わってくる。
 こんなにも俺のことを思ってくれていることが伝わるヒューゴの姿に、我慢出来なくなったのは、俺のほうだった。

「ヒューゴ…もう、っ…きて……」
「ッ…!」

 彼の鼻先に、自分の鼻先をそっと擦り寄せる。甘えるように、ねだるように。
 わずかな距離を詰めただけなのに、ヒューゴの体がぴくりと反応した。息をのむ気配が伝わる。
 次の瞬間、ごくり、と喉が鳴った。やけに大きく、静まり返った室内に響く。その音に、胸がひどく高鳴る。

 視線を上げれば、至近距離で揺れる夕陽色の瞳。驚きと、欲と、そして堪えきれない何かが混ざった色。

「…あんたな……」

 かすれた声が落ちる。けれどその続きを紡ぐ前に、ヒューゴの額がこつんと俺の額に触れた。
 荒い呼吸が混ざり合う。鼻先が触れたまま、互いの熱を確かめるみたいに。

「本当に、いいのか…?怖くねぇか?」
「……ヒューゴだから、大丈夫。はやく、ちょうだい」

 ほんの小さな仕草なのに、理性を試すには十分だった。ヒューゴの喉が、もう一度小さく鳴る。その音に、胸の奥が甘く締めつけられた。

「クソッ……」

 ヒューゴは、胸の奥で渦巻く何かを振り払うように、短く息を吐き出した。
 はだけたシャツを乱暴に脱ぎ捨て、そのまま床へと放る。布の落ちる音が、やけに乾いて響いた。

 露わになった肉体に、思わず息をのむ。
 鍛えられた肩の線、胸元を走る筋肉の陰影。灯りに照らされたその輪郭は、彫像のように整っていて、それでいて生々しい熱を帯びている。

 心臓が、どくん、と大きく跳ねた。

 視線を向けたままでいるのが耐えられず、思わず目を逸らす。けれど逸らしたはずの視界の端にも、彼の体温が焼き付いて離れない。
 ヒューゴは一歩、距離を取る。そしてゆっくりと、ズボンの前に手をかけた。

 その仕草ひとつで、空気が変わる。
 逃げ場のない緊張が、ぴんと張り詰める。喉がひくりと鳴り、自分の鼓動が耳の奥で暴れ出す。
 視線を戻してしまったのは、抗えなかったからだ。彼の瞳が、真っ直ぐにこちらを射抜いている。
 その奥に宿る熱が、次の瞬間を予感させ、鼓動の動きを早めた。

 露になったヒューゴの雄は、俺とは比べ物にならないほど、猛々しく、存在感を放っていた。
 思わず手を伸ばしてみたくなるけれど、まだ羞恥が勝り、その手は空を掴む。しかしすぐにヒューゴの手によって、それは絡め取られた。

「…いれるぞ」
「うん……きて…」

 ぴたり、と蕾に熱を押し付けられる感触。ばく、ばく、ばく、と心臓が胸をしきりに押し上げる。
 熱を帯びた、激しく燃え盛る夕陽色の瞳は、ずっと俺を捉え続けている。俺も、羞恥の中で必死に彼の瞳を見つめ返す。
 彼の腰が、前に進む。ぐ、と蕾を押し広げる。刹那、焼けるような快楽と痛みが同時に脳を刺す。

「うあっ……!はぁ、ああっ…!」
「……くッ」

 思わずぎゅっと目を閉じる。ヒューゴの苦しそうな息が顔にかかる。押し寄せる巨大な圧迫感と内側を捲られるような感覚に息が詰まる。
 汗が全身に滲み、目尻から涙が溢れる。はくはくと口を動かし、必死に内側の熱を外に逃がす。

 ひどく体は苦しいのに、胸を満たすのは、幸福感だった。

「んぁ、っ…!」
「は、は、……ッ、大丈夫、か?」
「っ…ん、だ、い…じょぶ、だから……」
「……動くぞ」
「ぅん…っ」

 俺の頬を包むように触れた彼の手に縋ると、ヒューゴは俺の頭を強く抱き込むようにして、腰をゆっくりと動かし始めた。
 固く、熱く、太いものが俺のなかで蠢く。じゅる、ぶちゅ、ぱちゅん……卑猥な音が、室内に響き渡る。
 その音やヒューゴの荒々しい吐息に耳を犯されているようで、俺は初めて経験する大きすぎる快感に溺れていく。

「ひゃ、あ、あぁっ…!」
「ハッ……すっげぇ、きもちー……なぁ、ロランちゃんも、きもちーか?」
「ふ、うん、うんっ……き、もちぃ、…ぁ!」
「あー……クソッ、かわいい、たまんねぇ…ッ」

 次第に、ヒューゴの動きは加速していく。それは意図的ではなく、無意識に動いているように思えた。我慢の限界を越えた、衝動の先にある欲求。

「わり、も、止まんねぇわ…ッ…激しくしちまう!」
「あ!あ!あぁ!ぅ、うん、いい、よ…っ…我慢…しないで…っうあ…!」
「まじやべぇ…ッ、抱き潰したら、わりぃ。もう、抑え、きかねぇわ」

 そう宣言してからのヒューゴの動きは、まさに獣だった。

 俺の奥をしきりに押し上げ、突き刺し、興奮を叩きつける。首筋を吸われ、噛まれ、幾つも痕を刻んでいく。
 ヒューゴの中で俺の声を響かせろと言わんばかりに、唇をぴったりと塞がれ、矯声を呑み込まれる。
 あまりの激しさに、ベッドが壊れそうな勢いで軋むことにすら気付かず、俺はヒューゴからもたらされる快楽の波に翻弄され続けた。

「んんっ!…ふぅ、ぁ!だめ、あっ、もう…!」
「だめだ、まだイくな、まだイかせねぇ……」

 沸き上がる絶頂の波が、ヒューゴの手によって塞き止められる。彼の汗が目蓋に落ち、俺の目の中に入って染みる。

「ずっと、オレの与える快楽のなかで、溺れてろ。まだまだ……溺れてろ」

 なんて残酷なことを言うんだ、と思った。
 こんなにも強い快楽の中で、熱を吐き出さず、揺蕩い続けるなんて狂気の沙汰だ。
 俺は持ちうるすべての力を使って、首を横に振る。早くこの熱を外に逃がさなければ、熱すぎて焼け焦げてしまうと思った。

「やっ、やだぁ…!い、いきたぃ…!」
「ッ……だめだ、終わりたくねぇ……もっと、あんたの感じる顔を、見ていてぇ」
「ふぁあっ…あ!な、何度、しても、いぃから…!いっかい、イかせてぇ…っ」
「……言ったな?言質、取ったぜ」

 にやり、荒い息を吐きながら、彼がほくそ笑んだのが分かった。
 頭のすみで、とんでもないことを言ってしまったと分かっていながら、否定する術はなかった。押し寄せる快楽から沸き起こる、強い欲求を吐き出したかった。

「おら、イかせてやるよ。オレを好きって言いながら―――イけ」

 耳元で熱い吐息まじりに低く囁かれ、一際強く内側を押し上げられる。俺はその言葉と快感に押し上げらるようにして、叫んだ。

「……ひゅーご、好き!すきっ…あっ、いく、いっちゃう…~~~っ!!!」
「はッ……う…!」

 名も知らぬ星が、体内で爆ぜた。
 甘い奔流に呑み込まれる。
 稲妻が背骨を駆け上がった。

 どくどく、と体の奥に吐き出される熱を受け止め、深く長い絶頂感に思考を白く染めながら、荒々しいふたつの呼吸が歌のように重なり合うのを聞いていた。
 どちらとも分からない汗が顔の上を、体の上を滑り落ちる。暖炉の入っていない室内の空気は冷えているはずなのに、ひどく熱く、湿気を帯びていた。

「はぁ、はぁ、はぁ…ぁ」
「……はっ、は、……大丈夫か?」

 労るような声に頷きだけを返す。まだ、瞼を持ち上げることも、声を出すことも出来そうになかった。

 ちゅ、ちゅ、と優しく甘いキスが顔中に落ちてくる。その仕草はまるで、本気で俺を心配しているのに、次を期待しているような熱を含んでいた。
 一度でこんなにも疲れ果てるのだから、複数回なんて無理だと体が悲鳴をあげる。
 しかし、彼に唇や掌で優しく撫でられているだけで、新たな欲がむくりと顔を出す。そっと、瞼を持ち上げると。

 そこには、初めて見る、甘ったるい顔をしたヒューゴがいた。

 甘露を含んだような眼差し。口元に蜜が滲んだような貌。舌先で砂糖を転がすような笑み。
 あまりに甘く蕩けた顔に、俺はカッと全身に火がくべられたように真っ赤になった。

「くくっ、今さら一番、恥ずかしがることねーだろ」
「……ヒューゴが、そんな顔してるのが悪い…」
「ははッ…自分でも、自覚あるわ。今のオレ、すんげぇだらしねー顔してんだろうなって。オレ、セックスがこんなに気持ちよかったなんて、初めて知ったわ」

 遊び人であったはずの彼から落とされたものとは思えない言葉。初めては俺ばかりだと思っていたけれど、俺から彼に与えられた初めてもあるのだと知り、胸が熱くなる。

「……もう、俺以外と…しない?」
「あったりめーだろ!つか、もうあんたとしか無理。こんなに、心も体も満たされる気持ちよさを知っちまったんだから」

 嘘偽りのない、明らかな本心に、羞恥と嬉しさできゅ、と唇を結ぶ。
 そこに隙ありと言わんばかりに彼はキスを落とすと、焦がした砂糖のように、黒く甘く焦げついた光を帯びた眼差しで告げた。

「あんたも一生、オレ以外に触られんなよ。もしオレ以外の熱に触れたら―――」

 祈りの蝋燭が溶け落ちたあとの、粘つく蝋のような声で続けようとした彼の唇を、俺は自分で塞いだ。その先は、必要ないと示すために。

 そしてそのキスは、次の快楽の扉を開ける、鍵となった。甘くて重い、底なしの沼の、入り口だった。


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