43 / 51
欲しかった地図
しおりを挟む
「飴」
そう。砂糖を加熱して溶かし、丸めただけのものだ。
複雑な味がなく純粋に甘い砂糖。そして加熱で溶けやすいっていうシンプルすぎるものだから、イメージも容易かった。
市販されているものは、もっと他に色々添加物が入ってるんだろうが、これは単純に砂糖だけの飴だ。
いわゆるベッコウ飴。
香りはマスカットにしてみた。イヴの果樹園にないから、きっと目新しさがあるだろう。
香りだけで味覚は変わる。
かき氷のシロップは全部同じ味だが、香りと色だけ違うっていう、あの理屈だ。
「ほら。食ってみ」
一粒差し出すと、スーリは秒速でひったくっていった。
そのまま口に放り込む。
この飢えた餓鬼のような動き、どうにかならんもんかね。
「……おお…おおお……!」
目がまんまるになって、頬に赤みが差す。
次の瞬間、ガリィッと飴が噛み砕かれる音がした。
「いやこれ舐めるもんd…」
「すごい!あまいが多い!うまい!あまいのに固い!間違ってる!」
俺の言葉を遮り、飴の欠片を口から飛ばしながら、興奮している。
間違ってるってなんだよ。
スーリは味覚がなかったなら、蜂蜜なんかの味も知らないだろう。
塩と砂糖は、程度は違うが似たような現象を起こすってことは、黙っておこう。
なめくじは塩だけじゃなく、砂糖でも縮む。
塩が問題なかったんだから、知らない方がいい。
「イヴも食べる?」
差し出した飴は、イヴが受け取る前にスーリの口の中に消えた。
食い物絡むとマジでハンパないな、お前は。
新しく作り出した飴を、今度はちゃんとイヴに渡す。
「噛む人もいるけど、本来は舐めて長く楽しむものだよ」
飴を口に入れ、教えたとおりに口の中で舐めてるようだ。
「気に入った?」
「は…」
返事をしようとしたイヴの口から、飴が零れ落ちた。不器用さんか。
食事という当たり前の行動をしなくなると、"食べながらしゃべる"っていう動作すら、人は失うらしい。
うまい!あまい!固い!とバリバリ飴の欠片を飛ばしながら喚くスーリと、コロコロ転がる飴を追いかけるイヴ。
飴一つで、ちょっとしたカオスだ。
そして俺は疲労感がひどい。
飴玉10個程度作っただけで、この有様だ。魔法はコスパ悪いな。
──でも"創れた"。
無から有の発現だ。
地球では不可能だったこと。
この世界でも、そんな簡単なわけがない。
不可能が可能になる魔法。感動するには充分すぎる。
「スーリ。他の人がいる場所を教えてくれないか?」
「うん」
賄賂成功。テーブルに飛び散った飴の欠片を、犬のように舐めながら快諾してくれた。
機嫌を損ねると面倒だから今は放置するが、こいつの躾も今後ちゃんと考えなきゃだめだな。
あらかたテーブルを舐め終わると、スタスタと外に出て行った。
俺も付いていく。
小屋から少し離れた場所でスーリは地面に手をべたっと付けた。
土が盛り上がり、奇妙なオブジェのように何かを形作っていく。
上と下が欠けた球体のようなものだ。
使われた分の土が減ってるんだろう。地面がクレーターのように穿たれてる。
近づいて見てみると、そのオブジェは、表面が少しボコボコしてる。
下部は土についているから、中途半端なワールドカップトロフィーみたいだ。
スーリの背より少し高いくらいの大きさの"それ"の表面に水が走る。
全体を覆うわけじゃなく、凸凹に沿って広がる水。
……!
これは惑星模型だ。
広がる水は、海を表現してる。表面の高低は地形だ。
ものすごい緻密な模型。
──欲しかった地図!
「これは、この星の模型か?」
「星?これはガルナだ」
ガルナが星であると認識してないような、スーリの返事に違和感がある。
まさか天動説を信じてたりしないだろうな。
どう見てもガルナは惑星だ。まさか"ガルナ"が地名じゃなく、星の名だったなんて。
最初にイヴに聞いた時は、そんなはずないと思ったが、既に答えを得ていたのか。
「すごいなお前!こんな模型が作れるなんて!」
俺の率直な感動に、スーリも得意気だ。
いやだって、これはすごすぎるだろう。
ただ、その模型は完全な球体ではなく、上下も大きくえぐれてるし、それ以外に欠けている部分もかなりあって歪だ。
「ガルナは球体じゃないのか?こんな感じであちこち欠けてんの?」
重力によって星が丸くなるのは常識だが、魔法がある世界だ。
物理法則自体すら通じないかもしれない。
「分からないところは作れない。冷たいところと、水の下と、魔力が違うところと、乾いてるところと、熱いところ」
スーリが挙げた場所は、菌や微生物が少なそうな場所だな。
魔力が違う場所っていうのは分からんが。
この模型は、この周囲の状況を知るのには規模がでかすぎるが、それでも"この世界"を知るには、必要な情報だと思う。
「俺たちがいる場所はどこだ?」
規模が大きすぎて現在地なんて分かりようがない。
「ここ」
スーリが無造作に一か所に指をぶすっと指すと、ボロボロとその部分の土が零れ落ちた。
そんなもろいのかよ、この模型!
「ちょ、触らないでいい!壊れる!」
突然怒られてムスっとするスーリ。
「いやお前すごいな!こんな模型を作れるなんて!ほんとすごいよ!壊しちゃうのもったいないから、触らないでおこう!」
すかさず褒めちぎる。
「スーリはすごいか?」
「うん。すごいすごいマジすごい」
機嫌がいい間に、知りたい情報を聞き出さねば。
いつの間にかイヴも小屋を出てきていて、興味深げに惑星模型を見ている。
口が少し動いてる。まだ飴舐めてるのか。
「これ平面地図に出来ないか?紙に描き移したり、こう、持ち歩けるように」
「ヘイメンチズってなんだ?カミってなんだ?」
まったく通じなかった。地球の常識を覆すことを当たり前のようにするのに、地球で当たり前の常識が通じない。
もどかしい。
だが俺は建築家。
畑違いだが、2Dと3Dに慣れ親しんできた人間だ。
球体のデータから平面地図に変換くらい出来るだろう。
……多分時間は掛かるが。
そう。砂糖を加熱して溶かし、丸めただけのものだ。
複雑な味がなく純粋に甘い砂糖。そして加熱で溶けやすいっていうシンプルすぎるものだから、イメージも容易かった。
市販されているものは、もっと他に色々添加物が入ってるんだろうが、これは単純に砂糖だけの飴だ。
いわゆるベッコウ飴。
香りはマスカットにしてみた。イヴの果樹園にないから、きっと目新しさがあるだろう。
香りだけで味覚は変わる。
かき氷のシロップは全部同じ味だが、香りと色だけ違うっていう、あの理屈だ。
「ほら。食ってみ」
一粒差し出すと、スーリは秒速でひったくっていった。
そのまま口に放り込む。
この飢えた餓鬼のような動き、どうにかならんもんかね。
「……おお…おおお……!」
目がまんまるになって、頬に赤みが差す。
次の瞬間、ガリィッと飴が噛み砕かれる音がした。
「いやこれ舐めるもんd…」
「すごい!あまいが多い!うまい!あまいのに固い!間違ってる!」
俺の言葉を遮り、飴の欠片を口から飛ばしながら、興奮している。
間違ってるってなんだよ。
スーリは味覚がなかったなら、蜂蜜なんかの味も知らないだろう。
塩と砂糖は、程度は違うが似たような現象を起こすってことは、黙っておこう。
なめくじは塩だけじゃなく、砂糖でも縮む。
塩が問題なかったんだから、知らない方がいい。
「イヴも食べる?」
差し出した飴は、イヴが受け取る前にスーリの口の中に消えた。
食い物絡むとマジでハンパないな、お前は。
新しく作り出した飴を、今度はちゃんとイヴに渡す。
「噛む人もいるけど、本来は舐めて長く楽しむものだよ」
飴を口に入れ、教えたとおりに口の中で舐めてるようだ。
「気に入った?」
「は…」
返事をしようとしたイヴの口から、飴が零れ落ちた。不器用さんか。
食事という当たり前の行動をしなくなると、"食べながらしゃべる"っていう動作すら、人は失うらしい。
うまい!あまい!固い!とバリバリ飴の欠片を飛ばしながら喚くスーリと、コロコロ転がる飴を追いかけるイヴ。
飴一つで、ちょっとしたカオスだ。
そして俺は疲労感がひどい。
飴玉10個程度作っただけで、この有様だ。魔法はコスパ悪いな。
──でも"創れた"。
無から有の発現だ。
地球では不可能だったこと。
この世界でも、そんな簡単なわけがない。
不可能が可能になる魔法。感動するには充分すぎる。
「スーリ。他の人がいる場所を教えてくれないか?」
「うん」
賄賂成功。テーブルに飛び散った飴の欠片を、犬のように舐めながら快諾してくれた。
機嫌を損ねると面倒だから今は放置するが、こいつの躾も今後ちゃんと考えなきゃだめだな。
あらかたテーブルを舐め終わると、スタスタと外に出て行った。
俺も付いていく。
小屋から少し離れた場所でスーリは地面に手をべたっと付けた。
土が盛り上がり、奇妙なオブジェのように何かを形作っていく。
上と下が欠けた球体のようなものだ。
使われた分の土が減ってるんだろう。地面がクレーターのように穿たれてる。
近づいて見てみると、そのオブジェは、表面が少しボコボコしてる。
下部は土についているから、中途半端なワールドカップトロフィーみたいだ。
スーリの背より少し高いくらいの大きさの"それ"の表面に水が走る。
全体を覆うわけじゃなく、凸凹に沿って広がる水。
……!
これは惑星模型だ。
広がる水は、海を表現してる。表面の高低は地形だ。
ものすごい緻密な模型。
──欲しかった地図!
「これは、この星の模型か?」
「星?これはガルナだ」
ガルナが星であると認識してないような、スーリの返事に違和感がある。
まさか天動説を信じてたりしないだろうな。
どう見てもガルナは惑星だ。まさか"ガルナ"が地名じゃなく、星の名だったなんて。
最初にイヴに聞いた時は、そんなはずないと思ったが、既に答えを得ていたのか。
「すごいなお前!こんな模型が作れるなんて!」
俺の率直な感動に、スーリも得意気だ。
いやだって、これはすごすぎるだろう。
ただ、その模型は完全な球体ではなく、上下も大きくえぐれてるし、それ以外に欠けている部分もかなりあって歪だ。
「ガルナは球体じゃないのか?こんな感じであちこち欠けてんの?」
重力によって星が丸くなるのは常識だが、魔法がある世界だ。
物理法則自体すら通じないかもしれない。
「分からないところは作れない。冷たいところと、水の下と、魔力が違うところと、乾いてるところと、熱いところ」
スーリが挙げた場所は、菌や微生物が少なそうな場所だな。
魔力が違う場所っていうのは分からんが。
この模型は、この周囲の状況を知るのには規模がでかすぎるが、それでも"この世界"を知るには、必要な情報だと思う。
「俺たちがいる場所はどこだ?」
規模が大きすぎて現在地なんて分かりようがない。
「ここ」
スーリが無造作に一か所に指をぶすっと指すと、ボロボロとその部分の土が零れ落ちた。
そんなもろいのかよ、この模型!
「ちょ、触らないでいい!壊れる!」
突然怒られてムスっとするスーリ。
「いやお前すごいな!こんな模型を作れるなんて!ほんとすごいよ!壊しちゃうのもったいないから、触らないでおこう!」
すかさず褒めちぎる。
「スーリはすごいか?」
「うん。すごいすごいマジすごい」
機嫌がいい間に、知りたい情報を聞き出さねば。
いつの間にかイヴも小屋を出てきていて、興味深げに惑星模型を見ている。
口が少し動いてる。まだ飴舐めてるのか。
「これ平面地図に出来ないか?紙に描き移したり、こう、持ち歩けるように」
「ヘイメンチズってなんだ?カミってなんだ?」
まったく通じなかった。地球の常識を覆すことを当たり前のようにするのに、地球で当たり前の常識が通じない。
もどかしい。
だが俺は建築家。
畑違いだが、2Dと3Dに慣れ親しんできた人間だ。
球体のデータから平面地図に変換くらい出来るだろう。
……多分時間は掛かるが。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる