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彼と彼女の痴話喧嘩
⑦ちゃんとしましょう
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「あ、わかったかも。こっちが、これに係るってこと?」
「そーそー。そういうこと」
「やっとわかったー!ここ、ずっとよくわからなかったんです。ありがとうございます」
「いーえ。まあでもこの問題に時間割くより他のとこで確実にとる方が現実的かもなー」
先輩の部屋のローテーブルに教科書とノートを広げて、問題の解説をしてもらう。隣同士に並んで座って過ごすこの時間はいつも生真面目で、私の大好きな時間だ。
久しぶりに訪れた先輩の部屋は相変わらず物が少なく片付いていた。でも、そんな殺風景なお部屋のラグマットの上に、いつか一緒に出掛けた時にゲームセンターのクレーンゲームで獲った大きな白いぬいぐるみが置かれていて、そのちぐはぐな様子にちょっとだけ きゅんとする。
始めは「このキャラクター、最近よく見るけど流行ってんの?」なんて言っていたのに、私がこのキャラクターのスタンプを使っていたら、いつの間にか先輩からの返信にも同じスタンプが登場するようになっていた。
一息つくように、出してもらった麦茶に口を付けながら、スマホをチェックする。
兄からは引退試合の日程について、いつも仕事で遅い母からは、無くなりそうな牛乳を買っておいてほしいという連絡が入っていた。それぞれに適当なスタンプを送る。
ふと顔を上げると、肘をついてこちらをじっと見つめてくる先輩と目が合った。
「…そろそろ休憩する?」
ちょっとその熱っぽい視線から、ちゃんと受け取ることができる思い。
一瞬、お互いに時間が止まったように見つめ合うと、先輩が「ん」と腕を広げる。
…これは合図だ。
持っていた麦茶の入ったグラスを倒れないところに置いて、膝立ちで大好きな人の元へ移動する。腕の中に飛び込むように抱きつくと、頭や背中を撫でられて、体の力が抜けていくような気がする。
「…ねえ、梓先輩…」
「ん?」
「好きです」
「あ、先に言われた」
ちょっとだけ照れたように笑った先輩は、「俺も大好きだよ」と私を抱っこするように持ち上げて、背後に置かれていたベッドに運んだ。
ちゅっと軽いキスの後、確認するように尋ねられる。
「…じゃあ、休憩ってことでいいですか」
「…はい」
制服のネクタイをするりと解かれて、シャツのボタンを外される。私も先輩の着ていたシャツのボタンを一つ一つ外した。
その間も、唇が耳朶や額を掠めていく。さっきまでシャーペンを持って、参考書をめくっていた手が、首筋や肩の形をなぞるように私の体を這う。
掌の感触を味わいながら身を捩ると、肩をとんと押されて、ベッドに横たえられた。
直後に覆いかぶさってきた先輩の吐息は熱かったけれど、脱げかけたシャツの間から手を差し入れて触った素肌はどちらかというとぽかぽかしていて、なんだか安心する。
重ねられた唇の隙間から舌が入り込んでくる。くちゅくちゅと音を立てながら、吸い上げるように舌を絡められて、顎が上がってしまう。
どうしてこんなにエッチなキスが出来るんだろう。
先輩以外としたことはないけれど、多分先輩はキスが上手だと思う。先輩にキスをされると、いつだってお腹の奥がきゅんと疼くような気がしてきて、もっとしてほしくて堪らなくなるから。
私がそれに夢中になっている隙に、気付くとブラのホックが外されていて、そっと胸に手を添わされる。
先端を指先でくりくりと捏ねるように摘まれて思わず漏れそうになった声を、どうにかこうにか我慢したのに、先輩は、ぱくりとそこを口に含んで、しゃぶるようにぺろぺろと舐め始める。
「あっ、やっ…んんっ…」
「超可愛い」
「だ、だめ…っ」
「ん?」
「声が出ちゃうから…ぁ…もし、誰か帰って来たら…っ」
「あー…じゃあキスしてたらいい?でもそうするとこっち舐められないね。どうしようか」
胸の先端を掌で転がしながら、私の顔を楽しそうに眺める先輩は、こういう時だけちょっぴりいじわるになる。
「あ、いいのがあった」
先輩は腕を伸ばして、床に置かれていた大きな白いぬいぐるみを手に取り、渡してくる。
「これ…」
「いつか場所とか時間とか気にしないで、思う存分こういうことできるように、『だいふく』に願掛けしとこうね」
「だいふくって…この子の名前?」
「こいつ大福みたいでしょ。はい、持って」
そう言うなり、スカートの中に手が入ってくる。太腿をすりすりと撫でながら足の間に座った先輩が、ショーツのクロッチの横から指を入れてきた。
「んゃぁあ……っ!」
「ほら、こいつでちゃんと声抑えないと」
「んむ…むぅ…」
「…すごい濡れてるの自分でわかる?」
恥ずかしくて首を振ることしかできないけれど、自分の体のことなのだから、わからないわけがない。
ぐちゅりと指を出し入れされ、下の突起をぐりぐりと刺激され、腰がびくびくと震える。ぬいぐるみ…だいふくを口に押し付けることで声はどうにか押し殺せているけれど、体の反応は止められない。
「ふっ…う…んんっ…」
「…なんか逆にエロいんだけど。嫉妬しちゃうなー」
「し、嫉妬…?」
「大福じゃなくて、やっぱり俺とキスして」
その言葉の直後に、息が止まってしまいそうな口づけが始まる。一生懸命応えていると、その間にも胸や太腿を、器用に つーっと先輩の指先がなぞっていく。おまけに、快感とくすぐったさに背中を反らせた私を、目を細めて愛おしそうに見つめてくるから、体中が溶けていくような気分になる。
私のスカートのホックを外し、するりと足から抜き取ると、先輩は上から見下ろすように体を起こした。
「すごい格好」
「ん…やだぁ…っ」
なんやかんやしているうちに全部ボタンを外されて、はだけたカーディガンとシャツは床に落ちていた。いつの間にか上半身はなぜか片腕だけ抜かれたブラと、くしゃくしゃになったキャミソールだけ。下半身は、湿りきったショーツときちんと履いたままのハイソックス。
ぐちゃぐちゃになってしまっていた私の衣服を脱がせながら、「たまんないな」とか「すぐイキそうでヤバい」とかぶつぶつ独り言を呟いてから、自分もボクサーパンツ姿になり、私に尋ねる。
「…挿れても、大丈夫?」
黙って頷くと、先輩はベッド近くの棚に手を伸ばして、避妊具を取り出した。
いつもこのタイミングは手持ち無沙汰になるのだけれど、起き上がる気力もないから避妊具をつける様子をぼんやりと眺める。
「…ねえ、先輩?」
「ん?」
「私、今度先輩のも…触ったり舐めたりしてみたい」
「えっ」
「教えてほしいです。どこをどうやったら気持ちいいのか。だめ?」
「いや…いいけど…」
すると「……あんまり勉強熱心だと俺がもたないんだよな」と困ったように笑ってから、先輩は私の蜜口に自分のものをあてがう。
「痛かったら言って」
「はい、でも…多分痛くないと思う…ん…ぁぁっ…!」
ずぶずぶと埋め込むように先輩が入ってくる。自分の体の中心を押し広げられて感じる、少しの圧迫感と不思議な安心感。そして何より。
「あ、ん…きもち、い…っ…!」
「…俺も気持ちいいよ」
初めての時はちょっと痛かった。でも、2回目からは痛みよりも気持ちよさが勝って、それ以降はもう、ただ気持ちいいだけ。
先輩は腰をゆっくり動かしながら、私の額にかかった髪を避けてくれる。内壁を擦られる度にやっぱり声が我慢できなくて、口を抑える。
経験の少ない私をいつも気遣ってくれる先輩に、しがみつくように腕を伸ばす。
「もっと、強くして、平気…だから…っ」
「……もしかして俺、理性試されてる?」
先輩は私の腰を掴んで、少し律動を速める。ぎりぎりまで引き抜かれて、奥まで押し込まれて、つま先がぴんと伸びる。
奥を突かれる度に声が出るのを堪えようと唇を噛むと「噛んじゃだめ」と親指でなぞられ、ちょっと乱暴なキスが与えられた。唾液が口の端から漏れてしまいそうなほど深いキスの間に、前の突起をぐりぐりと刺激されて、お腹の奥がぞわぞわしてくる。
「それ、もう、だめぇっ…!むり、あぁ…ん…!」
「…っ、すご…中がびくびくしてる」
「だ、て…きもちい…っん、ん…ぁっ」
「一緒にイけるかな?」と眉間に皺を寄せながら笑って、先輩は私を閉じ込めるように覆い被さり、腰を動かす。
「大好きだよ、綾音」
「ん、わ、たしも、梓先輩が、好き…っ」
お互いに譫言のように「好き」と繰り返す。
甘い快感に包まれて、私は先輩の背中に手を回した。
「そーそー。そういうこと」
「やっとわかったー!ここ、ずっとよくわからなかったんです。ありがとうございます」
「いーえ。まあでもこの問題に時間割くより他のとこで確実にとる方が現実的かもなー」
先輩の部屋のローテーブルに教科書とノートを広げて、問題の解説をしてもらう。隣同士に並んで座って過ごすこの時間はいつも生真面目で、私の大好きな時間だ。
久しぶりに訪れた先輩の部屋は相変わらず物が少なく片付いていた。でも、そんな殺風景なお部屋のラグマットの上に、いつか一緒に出掛けた時にゲームセンターのクレーンゲームで獲った大きな白いぬいぐるみが置かれていて、そのちぐはぐな様子にちょっとだけ きゅんとする。
始めは「このキャラクター、最近よく見るけど流行ってんの?」なんて言っていたのに、私がこのキャラクターのスタンプを使っていたら、いつの間にか先輩からの返信にも同じスタンプが登場するようになっていた。
一息つくように、出してもらった麦茶に口を付けながら、スマホをチェックする。
兄からは引退試合の日程について、いつも仕事で遅い母からは、無くなりそうな牛乳を買っておいてほしいという連絡が入っていた。それぞれに適当なスタンプを送る。
ふと顔を上げると、肘をついてこちらをじっと見つめてくる先輩と目が合った。
「…そろそろ休憩する?」
ちょっとその熱っぽい視線から、ちゃんと受け取ることができる思い。
一瞬、お互いに時間が止まったように見つめ合うと、先輩が「ん」と腕を広げる。
…これは合図だ。
持っていた麦茶の入ったグラスを倒れないところに置いて、膝立ちで大好きな人の元へ移動する。腕の中に飛び込むように抱きつくと、頭や背中を撫でられて、体の力が抜けていくような気がする。
「…ねえ、梓先輩…」
「ん?」
「好きです」
「あ、先に言われた」
ちょっとだけ照れたように笑った先輩は、「俺も大好きだよ」と私を抱っこするように持ち上げて、背後に置かれていたベッドに運んだ。
ちゅっと軽いキスの後、確認するように尋ねられる。
「…じゃあ、休憩ってことでいいですか」
「…はい」
制服のネクタイをするりと解かれて、シャツのボタンを外される。私も先輩の着ていたシャツのボタンを一つ一つ外した。
その間も、唇が耳朶や額を掠めていく。さっきまでシャーペンを持って、参考書をめくっていた手が、首筋や肩の形をなぞるように私の体を這う。
掌の感触を味わいながら身を捩ると、肩をとんと押されて、ベッドに横たえられた。
直後に覆いかぶさってきた先輩の吐息は熱かったけれど、脱げかけたシャツの間から手を差し入れて触った素肌はどちらかというとぽかぽかしていて、なんだか安心する。
重ねられた唇の隙間から舌が入り込んでくる。くちゅくちゅと音を立てながら、吸い上げるように舌を絡められて、顎が上がってしまう。
どうしてこんなにエッチなキスが出来るんだろう。
先輩以外としたことはないけれど、多分先輩はキスが上手だと思う。先輩にキスをされると、いつだってお腹の奥がきゅんと疼くような気がしてきて、もっとしてほしくて堪らなくなるから。
私がそれに夢中になっている隙に、気付くとブラのホックが外されていて、そっと胸に手を添わされる。
先端を指先でくりくりと捏ねるように摘まれて思わず漏れそうになった声を、どうにかこうにか我慢したのに、先輩は、ぱくりとそこを口に含んで、しゃぶるようにぺろぺろと舐め始める。
「あっ、やっ…んんっ…」
「超可愛い」
「だ、だめ…っ」
「ん?」
「声が出ちゃうから…ぁ…もし、誰か帰って来たら…っ」
「あー…じゃあキスしてたらいい?でもそうするとこっち舐められないね。どうしようか」
胸の先端を掌で転がしながら、私の顔を楽しそうに眺める先輩は、こういう時だけちょっぴりいじわるになる。
「あ、いいのがあった」
先輩は腕を伸ばして、床に置かれていた大きな白いぬいぐるみを手に取り、渡してくる。
「これ…」
「いつか場所とか時間とか気にしないで、思う存分こういうことできるように、『だいふく』に願掛けしとこうね」
「だいふくって…この子の名前?」
「こいつ大福みたいでしょ。はい、持って」
そう言うなり、スカートの中に手が入ってくる。太腿をすりすりと撫でながら足の間に座った先輩が、ショーツのクロッチの横から指を入れてきた。
「んゃぁあ……っ!」
「ほら、こいつでちゃんと声抑えないと」
「んむ…むぅ…」
「…すごい濡れてるの自分でわかる?」
恥ずかしくて首を振ることしかできないけれど、自分の体のことなのだから、わからないわけがない。
ぐちゅりと指を出し入れされ、下の突起をぐりぐりと刺激され、腰がびくびくと震える。ぬいぐるみ…だいふくを口に押し付けることで声はどうにか押し殺せているけれど、体の反応は止められない。
「ふっ…う…んんっ…」
「…なんか逆にエロいんだけど。嫉妬しちゃうなー」
「し、嫉妬…?」
「大福じゃなくて、やっぱり俺とキスして」
その言葉の直後に、息が止まってしまいそうな口づけが始まる。一生懸命応えていると、その間にも胸や太腿を、器用に つーっと先輩の指先がなぞっていく。おまけに、快感とくすぐったさに背中を反らせた私を、目を細めて愛おしそうに見つめてくるから、体中が溶けていくような気分になる。
私のスカートのホックを外し、するりと足から抜き取ると、先輩は上から見下ろすように体を起こした。
「すごい格好」
「ん…やだぁ…っ」
なんやかんやしているうちに全部ボタンを外されて、はだけたカーディガンとシャツは床に落ちていた。いつの間にか上半身はなぜか片腕だけ抜かれたブラと、くしゃくしゃになったキャミソールだけ。下半身は、湿りきったショーツときちんと履いたままのハイソックス。
ぐちゃぐちゃになってしまっていた私の衣服を脱がせながら、「たまんないな」とか「すぐイキそうでヤバい」とかぶつぶつ独り言を呟いてから、自分もボクサーパンツ姿になり、私に尋ねる。
「…挿れても、大丈夫?」
黙って頷くと、先輩はベッド近くの棚に手を伸ばして、避妊具を取り出した。
いつもこのタイミングは手持ち無沙汰になるのだけれど、起き上がる気力もないから避妊具をつける様子をぼんやりと眺める。
「…ねえ、先輩?」
「ん?」
「私、今度先輩のも…触ったり舐めたりしてみたい」
「えっ」
「教えてほしいです。どこをどうやったら気持ちいいのか。だめ?」
「いや…いいけど…」
すると「……あんまり勉強熱心だと俺がもたないんだよな」と困ったように笑ってから、先輩は私の蜜口に自分のものをあてがう。
「痛かったら言って」
「はい、でも…多分痛くないと思う…ん…ぁぁっ…!」
ずぶずぶと埋め込むように先輩が入ってくる。自分の体の中心を押し広げられて感じる、少しの圧迫感と不思議な安心感。そして何より。
「あ、ん…きもち、い…っ…!」
「…俺も気持ちいいよ」
初めての時はちょっと痛かった。でも、2回目からは痛みよりも気持ちよさが勝って、それ以降はもう、ただ気持ちいいだけ。
先輩は腰をゆっくり動かしながら、私の額にかかった髪を避けてくれる。内壁を擦られる度にやっぱり声が我慢できなくて、口を抑える。
経験の少ない私をいつも気遣ってくれる先輩に、しがみつくように腕を伸ばす。
「もっと、強くして、平気…だから…っ」
「……もしかして俺、理性試されてる?」
先輩は私の腰を掴んで、少し律動を速める。ぎりぎりまで引き抜かれて、奥まで押し込まれて、つま先がぴんと伸びる。
奥を突かれる度に声が出るのを堪えようと唇を噛むと「噛んじゃだめ」と親指でなぞられ、ちょっと乱暴なキスが与えられた。唾液が口の端から漏れてしまいそうなほど深いキスの間に、前の突起をぐりぐりと刺激されて、お腹の奥がぞわぞわしてくる。
「それ、もう、だめぇっ…!むり、あぁ…ん…!」
「…っ、すご…中がびくびくしてる」
「だ、て…きもちい…っん、ん…ぁっ」
「一緒にイけるかな?」と眉間に皺を寄せながら笑って、先輩は私を閉じ込めるように覆い被さり、腰を動かす。
「大好きだよ、綾音」
「ん、わ、たしも、梓先輩が、好き…っ」
お互いに譫言のように「好き」と繰り返す。
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