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真っ赤なバラと真っ赤な痛み
10P
しおりを挟むノルウェムの手が今度は鎖骨を撫で、離れることなく下へと滑っていく。脇は、くすぐったいだけ。もちろん毛は永久脱毛済みよ。
するりと脇腹に降りたのがくすぐったくて身をよじると、一旦止まって上へ。お腹を撫でられても我慢して、女になるには不十分なまっ平らな胸へ。
「ハハッ、起ってやがるぜ?屋外で、自由を奪われて、大勢の男に見られながら俺に撫で回されて興奮してんのか?とんだ変態だな」
「ひ、いやっ……触んないで、やめっ!あっ」
喉の奥で「クックックッ」と笑いながら、わざと耳元で低くささやくノルウェム。そんなことされたら嫌でも意識しちゃうでしょう。
アタシの体は、アタシの意思に反して、彼の思い通りに反応する。乳首は固く尖って、彼の指でピンッと弾かれればほんのり赤く色づく。
片手はそのまま乳首をつねったりコリコリこねてみたり、もう片方の手は背中に回されて上に下に撫でる。
だめ。いい加減、失血で意識がもうろうとしてるのに体が敏感になってきて、だんだん呼吸が荒くなってくる。体が熱い。
彼がまた何かささやこうと耳元に顔を寄せ、右手が乳首をつねり後ろの左手が下へと滑り落ちたその時。「ひゃぁんっ!」と、自分でもビックリな声が口から飛び出した。
熱っぽくて艶のある女の嬌声。今の、本当にアタシの声?後ろの手が腰の下の方を撫でたらビリビリッて、まるで電気が走るみたいに体が跳ねたの。
それと同時に力が入らなくなって、自分の足では立っていられなくてガクンッと崩れ落ちる。
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