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真っ赤なバラと真っ赤な痛み
13P
しおりを挟む詰まっている息がさらに詰まるくらい強く握って、上下に扱く。乱暴に、力任せに痛めつける。
痛みと恐怖しか感じないわよ。もう、見られているのも気にならないくらい痛くて痛くて、それなのにアタシの体は快楽を感じ始めているの。
首を絞められていても、苦しい、けれど甲高い甘い声が漏れちゃうの。竿がさらに腫れて熱くなって、彼の手の中で震える。
「あ、っ……うぅ、んっ、く……はっはっはっ……や、もう……苦し、い」
「まだイかせねぇ、もっと苦しめ。俺に恐怖しろ。2度と俺に歯向かうな。俺から与えられる苦痛を刻め、忘れるな」
我慢できなかった。恋人でもない男の手でイかされる。その寸前に、彼は竿の根元を思いっきり握って流れを止める。
熱が解放されずに体内で暴れる、そんな感じがしたわ。苦しくて苦しくて。でも首が楽になった。
ずっと首を絞めていた手が離れ、途端に激しく咳き込んで大きく息を吸い込む。酸素が体中に、脳にめぐる感じが、さすがにわからないけど。意識がはっきりしてきた。
だから気付いた。尻に何か、熱いモノが当てられてるって。
「いやっ、やめて!それだけは、お願い、今までのこと全部謝るから……やめっ……あ、あぅ、いや、あっいやぁぁぁぁっ!!」
本来は出口であるはずのその場所にあてがわれた彼の熱い竿。アタシの決死の懇願もむなしく、容赦なく押し付けられる。
出口は入口になって、彼の侵入を許してしまう。無理矢理に壁を押し広げられて、それも力任せに一気に奥まで突っ込まれたから今までにない激痛が走った。
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