ユキ・シオン

那月

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まさかの翌日再会

7P

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 ――あぁ。


 あぁぁぁぁっ!?な、なんだったんだ今のは!?俺も同じチャイムで目が覚めていたんだよなぁ。まぶたは開けられなかったんだが。


 いや、青年がすでにいないと思ったらまだ気配を感じて。ゴゾゴゾ起きたみたいだしどうするんだろうと様子を、目を閉じたまま感じていたんだよ。


 そしたら何?なんか突き刺さるような熱い視線を感じるなぁって思ったら急に「このヘタレめ」って!


 何のことですか!?あれか、起こして注意しなかったのは俺にそんな度胸がなかったからとか思われているのか?違うし!


 あれは俺の優しさです。あと、俺も寝たかったから。実はそっちが本音だったりする。


 その時点で起きておけばよかった。まさか青年があんなことをするなんて。


 俺はまぁまぁの頻度でタバコを吸うから匂いが気になったか?熱い視線と、かなり近づいてくる気配にこれは起きてはいけないなと思って。


 加齢臭が臭かったか?35でも加齢臭が出る人はいるって言うんだもんなぁ。一旦は身を引いて「うっ」とうめき声が聞こえた。


 そこでまた俺は起きようとしたんだぞ?「きゃー、寝込みを襲うなんてサイテー」って、ふざけてやろうと思った。


 でもできなかった。ギシッとベッドが軋んで、まぶた越しに感じる光が急に暗くなったと思ったら首のあたりに生温かい空気を感じてさぁ。


 それが青年の吐息で。襲われてんのは俺かっ!?なんてアホなことを考えてしまったよ。


 首元で鼻をすするような、匂いを嗅ぐ音が聞こえて。青年の吐息が熱くなったのに驚いた。


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