41 / 756
ネコ、拾いました
1P
しおりを挟む体が、全身が痛い。疲れて、体がだるすぎて指1本も動かせないくらい。俺は、目を覚ました。
ここはどこだ?どこかの部屋みたいだが薄暗く、目だけを動かせばここは寝室なんだとわかった。とりあえず、俺の家じゃあない。
俺の家にはベッドなんかなくて、いつも畳に布団。けど今の俺はベッドの上。なんか、ちょっといい匂い。
モゾモゾ。体の向きを変えようとすれば体中に激痛が走り、腹に力を入れるとナカから男の――あれ、出てこない?
結構な量を入れられたはずだったんだけどな。布団の中でゴゾゴゾ。ケツに手をやってみると綺麗になっている。
というか体全体が綺麗になっていて、素っ裸だが、石鹸の匂いもする。誰かが洗ってくれた?
「お、目が覚めたか。気分はどうだ?まぁ、良くはないだろうが。睨むな睨むな。そんなに警戒しても、オジサンはこれでも一応は先生だから、お前を保護しているんだ。休んでいなさい」
急に、最近聞き馴れてきた声がした。振り向き、布団を握り締めながらベッドの反対側の端まで寄ると声の主をきつく睨みつける。
いつからそこにいたのか。驚いた顔の、髭面のオッサンと目が合った。
「……っ……っ?」
「あぁ、声が出なくなってんのか。まぁ無理はするな、そのうち治る。あ、ここはオジサンの家だ。ちゃんと、動けるまで回復したら家に帰してやるよ」
散々口と喉を犯されて、声が出ない。声を出そうとすれば「ヒュー」という息だけが抜けて、ヒリヒリ焼けるように痛む。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
野球部のマネージャーの僕
守 秀斗
BL
僕は高校の野球部のマネージャーをしている。そして、お目当ては島谷先輩。でも、告白しようか迷っていたところ、ある日、他の部員の石川先輩に押し倒されてしまったんだけど……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる