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初夜
6P
しおりを挟む同時に俺もビクビクンッ!と体を震わせ、俺と悠一の腹を汚した。悠一の指を咥えたままだったし、イった時に噛んだらしい。ごめん。
「あ、は、あぁ……はぁっ、はぁっ……っ……すげ、ナカ、まだ出てる……」
「はーっ、はーっ、はーっ……ふぅ……思いっきり噛んだな?あー……お前とのエッチがこんなにもヤバいとは、想像以上。すげー気持ち良かったよ、シオン」
腹の奥ではまだ、力をなくした竿から熱が注がれ、嬉しくて腹に手を当てる。この中に悠一がいるんだ。
噛んでしまった悠一の指はうっすら血がにじんでいる。また奥まで咥えて、舐める。そんなにすぐは治らなくても、止血くらいはできるだろう?
「ごめん、舐めるから……ん、ふっ……悠一……俺も、気持ち良かった。この気持ち良さを覚えたらもう、他のやつとはできねぇ――」
「ほう、俺という恋人ができたっていうのに。シオンはまだネコヒメを続けるつもりで?それは、いくら何でも…………怒るぞ」
「い、いや違っ、今のは言葉のあやでっ……ま、待って悠一、あぁっ!」
「待たない。そんな酷いことを言うやつの口は塞いで、もう2度と俺以外とやろうなんて考えられないようにしてやるよ」
そういうつもりで言ったんじゃない。けど、ものの例えでも、これは俺が悪い。本気じゃないって、冗談だってわかっていても、悠一は傷ついた。
軽い冗談でも傷ついて、悠一は俺の腰をつかむと引き上げた。グリンッ!と、竿は抜かずに180度回転。
仰向けだった俺の体は強制的にうつぶせにさせられ、とっさに掴んだ枕に顔をうずめる。えっ、もう2回目!?
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