ユキ・シオン

那月

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烏合の衆

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 悠一と体をつなげるようになって数日後。悠一は何事もなかったように、というわけにもいかないが、大学で保健室の先生に復帰。


 俺も大学と猫カフェのバイトに復帰して。大学での空き時間、保健室で悠一とのんびり過ごすようになった。


 のんびりというか、イチャイチャ?カギをかけ忘れて、悠一が俺に突っ込もうとした時に怪我人が来た時はさすがに死ぬかと思った。


 衣服を乱して、下を穿いてない俺を慌てて隠して。自分はギンギンの竿を無理やり押し込んで慌てて飛んでいった、悠一の慌てっぷりと言ったらもう。


 とっさにボフンッとかぶせられた布団の中で大爆笑だったな。声を押し殺すのが辛かった。


 でも、保健室の先生らしく怪我の具合を見て適切に処置を施す悠一の姿が格好良かった。同時に、すんげぇ嫉妬した。


 仕事だってわかってる。それでもズキズキ胸が痛くて、辛くて。怪我人が出て行った後にちゃんと鍵をかけてから戻ってきた悠一の手を引いて、乗っかってやった。


 もう待てない、と。騎乗位で悠一をナカに迎え入れる。やっぱり悠一は俺のだ。


「ハハッ、嫉妬してくれるなんて嬉しいよ。でもシオン、もう少しだけ声を抑えて。もうほら、休み時間だし生徒達が移動で通るから」


「うぅ、我慢、できない……っ、ん、はっ……あぁ、っ!」


 パチュンッパチュンッと腰を振っていると、奥のイイ所に当たってつい叫んでしまった。その瞬間、血相を変えた悠一がバッ!と起き上がって俺の口を塞いだ。


 口で。手の方が明らかに早いだろうに、わざわざキスで塞ぐあたり恋人を実感する。が、勢いのあまり歯がガチンッ!


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