ユキ・シオン

ハッピーバースデー

７P

　全部脱ぎ終わって覆いかぶさって、シオンに舐めてもらった指をナカに入れて動かす。今日はちょっと急ぎたい。突っ込んだ２本の指をナカで開いて、曲げて、何度も素早く出し入れして。


　いきなりの強い刺激に枕を押さえながら「あ、ひっ、あんっ！やあぁっ、やらぁっ」と首を横に振りながら喘ぐシオン。


　高く余裕のない嬌声にさらに高ぶる。俺は、ピンと尖っている可愛らしい、赤く熟れた乳首に吸いついた。


　舌先で弾いて、グリグリ押し付けて、強く吸いついたり甘噛みしたり。俺の腹に当たっているシオンの竿がビクビク震えガチガチに硬くなるまで攻め続ける。


　ものの１分で完成。俺も、シオンの声と濃密な甘い香りで何もしなくても準備万端。


　指を抜いてすぐに入口にあてがうと、ヒクヒクしている入り口が俺の竿の先端を咥えた。うはっ。シオンが、腰を下ろしてきた。


「は、はや、く……悠一……欲しいよぅ……」


　ずっと枕をつかんでいた手が俺の首に回され、引き寄せられる。そのまま、引っ張られてズプププッと入って行ってしまった。


「ん、はぁっ……うあ、あぁぁぁ、はぁ。悠一の、ナカでビクビクしてんな。あっ！はぁっ！んあ、あっ、そこっ……好きぃ……ゴリッてするの、好き、あぁっ」


「シオン、お前……街に行くまでに欲しいもの、考えておきなよ？はっ、く……」


　発情期か、再び。自分で入れるとか。しかも、ねだりながら腰を振ってくるとか。わざと、だよな？


　奥に到達するとキュッと締め付けられて、それだけでイきそうになった。俺も、まだまだ若いな。なんて思う間もなく。


　キスを求めてきたシオンが、ほんの少し動いただけでビクンッ！と跳ねて耳元で甘く鳴いた。そのせいで俺の頭の奥で何かがプチンッ。