ユキ・シオン

那月

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名は体を表す

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 見えねぇのに悠一のことが好きで好きで。もっといっぱい触れてほしい、もっと酷く乱暴にしてほしい、与えられる痛みも快楽も全てが愛しい。


 もっと欲しい。もっと、もっと、もっとたくさん、悠一が欲しいっ!


 たまらない。体が、魅了の力に侵食された心が勝手に悠一を求めて、腰を高く突き上げる。クソッ、気持ち良すぎて耳と尻尾まで生えている気がする。


 自分でも嫌になるほどに、俺の叫び声は高く艶やかに熱を帯びていく。甘い嬌声に変わっていく。


 壊れる。堕ちる。大好きだよ、悠一、愛してる。悠一以外、誰にも触れたくないし触れられたくない。俺、悠一以外見ないから。約束する。


 頭の中が悠一で覆いつくされる。笑った悠一。ショボくれた悠一。ア然とした悠一。寝ている悠一。甘えてくる悠一。禁煙できなくて俺に隠れてタバコ吸ってる悠一。俺に夢中になっている悠一。俺のために怒っている悠一。


 可愛くて格好いい。俺の大好きな悠一。


 走馬灯みたいに思い出される、色んな悠一。ズキッと胸が痛んだ。同時に、1番イイ所を突き上げられビクビクンッ!と大きく体が跳ねた。


 手を離され、抑えられていた白濁が俺の腹とシーツに吐き出される。やっとイけた、喜びと強烈な快感で俺のナカは悠一の竿を力一杯抱きしめる。


 俺の手を離れた、俺の体。悠一を悦ばせようと勝手に動く。口元に笑みが浮かぶ。


「う、くっ!」


 ドクンッ!と、俺のナカで暴れ回っていた竿が脈打った。熱い熱い、悠一の媚薬のような白濁が俺のナカを満たす。


 濃い魅了の力の塊が、ナカから俺の内側を蝕んでいく。気持ち悪い。あんなに愛しい、大好きだった悠一の白濁が気持ち悪い。


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