ユキ・シオン

夜、甘えたい

９P

　お望み通り、シオンの唾液をまとった指を下の穴にねじ込んだ。いや、ねじ込んだと思ったがさして抵抗もなくニュルッと入った。


　それも、いきなり２本。ナカを確かめるように抜き差ししながら顔を上げると、シオンは顔を真っ赤にさせて「わ、悪いかよ？」と仏頂面。


　そんな顔は似合わない。指を深くまで進めて、奥のイイトコロを刺激してやる。「ひにゃあっ！」なんて可愛い鳴き声を上げて、涙目。そっちの方がいい。


「早く繋がりたいから。で、でも。俺の指は細くて短いから。やっ、ひ、広げんなぁ……っ、んうぅ。上手くいかなくて、やっぱり……悠一のじゃねぇと、だめだ、あぁっ！」


「ありがとう、嬉しいよシオン。これならもうそろそろ、入ると思う。ゆっくりと一気に、どっちがいい？」


　俺の指２本で、シオンの指３本分くらいか？ナカにローションも入れてくれていたみたいだし、柔らかくなって俺は指を抜いた。


　シオンの腰を引き寄せ、こちらも準備万端になった竿の先端をあてがう。すんごい、シオンがソコを凝視。


　凝視したまま何も言わないから、グッと押してくびれまで入れてみたらやっと目が合った。「あっ、は、入るっ」とか嬉しそうな声を上げながら俺の手を捕まえ指を絡める。


　それでも返事をしないから抜いて、もう１度聞いてみる。下の口がパクパク、勝手に腰が下りてきて俺の竿にキスをした。


「ゆ、ゆっくりがいい。あっあっあっ、んっ！んはっ、あっ……そこ、は……一気にいくとこ、だろ、あぁぁっ！き、た。悠一のが、俺の奥、にっ」


　え、そうなのか？病み上がりだしなと、言われた通りゆっくり進めたら怒られた。でもちゃんと、奥まで全部入った。