57 / 217
3.元聖女は冒険者として仕事をします。
第56話(ステファン視点)
しおりを挟む
ライガに前で抱えられたレイラが手を組んで祈ると、ぼわっと僕たちを包むように白い薄い光の壁のようなものが生まれた。
僕たちのほうに長い尖った2本の前歯を光らせて向かってくる一角兎は、その光に押し返された。
これなら……行ける!
「ライガ!」
僕の声を合図に、僕らはソーニャの方へ走り出した。
「ステファンっ、ライガ!」
ソーニャは突然出てきた僕らの姿見つけて、驚いたように叫んだ。
「何で、ここに……」
「ソーニャ、久しぶり! そのまま燃やしててくれ! 今行くから!」
そのまま兎を光の壁で兎を蹴散らして、彼女のところに向かう。
彼女の放っている炎も、レイラの祈りの壁で超えた。
「その子……! それに、ジャンも……」
ライガの背中くくりつけられている仲間の剣士を見て、ソーニャは息をつまらせた。
呪文の詠唱を止め、杖を下げて炎を消す。
レイラは引き続き祈りの言葉を呟きながら手を組んでいる。薄い光の壁に角の生えた兎の頭が牙を突き立て跳ね返された。
一角兎はとても凶暴な魔物だ。テリトリーに近づくと、鋭い牙と素早い動きで襲い掛かってくる。
とはいっても、別に4・5匹くらいなら別に、初心者の冒険屋が手間取るような魔物ではない。だけど、今目の前にいるのは、全部で百匹以上は軽くいそうだ。しかも、真っ赤な目は怒りに満ち満ちていて、普通の状態じゃなかった。
……このまま撒いて逃げられないこともないけど、放置はまずいよな。
他の山に入った冒険者なんかが出くわしても大変だし、下手するとこのまま山を下って村や街の方へ行ってしまうかもしれない。
……一気に燃やすか。
僕は背負った荷物から瓶を出すと、ソーニャに言った。
「ソーニャ、これが落ちて割れるタイミングで、君の得意な爆発魔法を頼むよ」
「えっ、それ、何?」
「よく燃える燃料。頼りにしてるよ」
答えると、僕はずっと祈りの言葉を呟き続けているレイラに囁いた。
「レイラ、大きい音がするけど、僕が肩を叩くまで、そのまま祈りを続けてくれ」
大きく振りかぶって瓶を兎の群れの中心に放り投げた。
ソーニャがさっと杖を構えて、振る。
ドンッ
爆発音とともに、視界が炎に包まれる。炎は兎を巻き込んで、渦になった。
ライガがジャンを担いだままレイラを持ち上げて踏み出す。僕はソーニャを担ぎあげると、ライガに合わせてレイラの祈りの壁に守られたまま、渦巻く炎から飛び出した。黒い煙があたり一面に立ち込めて、思わず咳き込む。
「もう大丈夫だよ、ありがとう」
炎の渦を抜けたとこで、僕はとんっとレイラの肩を叩いた。
祈りを止めて、ぱちりと目を開いたレイラは、目の前の光景にぽかんとした表情をした。
「燃えてます!」
「燃えてるね」
「消しましょうか!」
「助かるよ」
彼女がまた祈ると、シューっと音を立てて煙だけを残して火が消えた。あとに残ったのは大量の黒焦げの一角兎の骨だけだった。
「――すごい」
その様子に、ソーニャが信じられないという声を漏らした。
魔法使いとして優秀なのもあって、ふだん人を見下しがちな彼女が、こんな風に感嘆して驚くなんて珍しいと思いながら、僕も頷く。
――最初、レイラが兎を鎮められなかったときは、彼女の祈りの力に何か異変があったかなと思ったけど――、あの守りの壁と炎を鎮めたのは、さすがだ。
「あの炎で兎を全部やっつけたんですね……。あれも、ソーニャさんの魔法ですか?」
「そうだよ」
僕が答えると、レイラは目を輝かせた。
「魔法……ソーニャさんの魔法、すごいんですね……」
「……まぁね……」
ソーニャはローブのフードを被ると、フードの両端を手で押さえて、ぼそりと呟いた。
「ソーニャは火の魔法が得意なんだ。魔法都市の名門学校を飛び級してる、優秀な魔法使いなんだよ」
そう補足すると、ソーニャはフードを被ったまま「……まぁね」と俯いた。
「ステファン、こいつの治療してやってくれ」
ライガが背中に背負ったジャンを下ろす。怪我はひどいけど、命に別状はなさそうだ。
僕は荷物から布を取り出して噛まれた箇所を縛ると、ひどい傷を塞ぐ程度の回復魔法をかけた。
「応急処置はしたけど、街に戻ったら、治療院でしばらく入院しないといけないね」
「――ありがとう――」
痛みが減って意識がはっきりしてきたのか、ジャンがたどたどしく言葉を発した。
「ソーニャは……無事……?」
「無事よ、無事……!……っ……うぅ」
ソーニャはローブのフードを押さえたまま、嗚咽して膝をついた。
「――ジャンこそ、無事で良かったぁ……死ぬかと思ったぁ」
それから、そのまま僕たちの方をぐるりと見てから、うずくまった。
「来てくれて、……ありがとぉ……っ、うわぁぁん」
緊張の糸が切れたのかもしれない。
肩を叩こうかと思ったけど、見守ることにした。
ソーニャはぐすぐす鼻を鳴らしてから、しばらくすると、すっと立ち上がって、ジャンに向かって言った。
「――まぁ、あなたを逃がしたりしないで、初めから1人だったら、あんなに追い詰められたりしなかったんだけどね!」
――気持ちの立て直しが、できたみたいだ。良かった。
「何があったのか、詳しく教えてもらえる?」
少しソーニャの気持ちが落ち着いたみたいなので、二人に問いかけると、顔を見合わせ答えてくれる。
「……ジャンが魔法草を落とすための穴を掘ろうとしてたの……。そしたら、土の中から、一角兎が飛び出してきて、ジャンが穴の中に引きずり込まれてしまったの」
「ソーニャが魔法で攻撃してくれて、なんとか穴から這い出したんだけど……、そしたら、土の中からどんどん出てきたあいつらが、みんなソーニャの方に向かって行って……、ソーニャが逃げろって言うから、俺はそのまま逃げて、そしたら運よく、あなたたちに会えたんだ」
「土の中……、足のないたくさんの一角兎……」
僕は彼らの言葉を反復する。
一角兎は確かに土の中に巣を作る。だけど、一つの巣に暮らすのは一家族多くて5・6匹だ。あんなにたくさんが穴の中にいることなんてない。しかも足がないなんて……。
新種? ――いや。
「また、魔物の違法取引かも」
竜の卵に続いて……最近一体、何なんだ。
「違法取引?」
レイラが首を傾げる。
「一角兎の足は高額取引されるんだよ。幸運のお守りとか、安産のお守りとか、そういう魔法道具の素材用に。――誰かが、そういう素材用に一角兎を大量に養殖して、足を切って、切った後の足以外を穴に埋めたのかもしれない。――きちんと、死体の処理をしないで」
――または、とどめをささずに、足を切ったまま、そのまま埋めたのかも。
そう思ったけれど、口に出すのさえ嫌な気持ちになって、一瞬黙った。
「……だけどこの辺りは魔法草が多くて、地中に魔力が多いから……、屍鬼として復活しちゃって、そこをジャンが掘り当てちゃったんじゃないかな。魔物の遺体はきちんと処理しないと、余計に凶暴化した【屍鬼】になってしまうことがある」
人に痛めつけられた魔物が屍鬼になると、元より攻撃性が増して、とても凶暴で厄介な存在になる。魔力が強く他害性の強い動物を総じて【魔物】と呼ぶけど、魔物だって動物だ。
人に害をなす場合や、魔法研究のために駆除するのは仕方ないけれど、無駄に苦しめるのは駄目だ。僕だって、魔物を仕留める時は首を落としたり、できるだけ一撃で絶命させるよう心掛けている。
「――面倒だな」
重い気持ちのまま、呟いた。
僕たちのほうに長い尖った2本の前歯を光らせて向かってくる一角兎は、その光に押し返された。
これなら……行ける!
「ライガ!」
僕の声を合図に、僕らはソーニャの方へ走り出した。
「ステファンっ、ライガ!」
ソーニャは突然出てきた僕らの姿見つけて、驚いたように叫んだ。
「何で、ここに……」
「ソーニャ、久しぶり! そのまま燃やしててくれ! 今行くから!」
そのまま兎を光の壁で兎を蹴散らして、彼女のところに向かう。
彼女の放っている炎も、レイラの祈りの壁で超えた。
「その子……! それに、ジャンも……」
ライガの背中くくりつけられている仲間の剣士を見て、ソーニャは息をつまらせた。
呪文の詠唱を止め、杖を下げて炎を消す。
レイラは引き続き祈りの言葉を呟きながら手を組んでいる。薄い光の壁に角の生えた兎の頭が牙を突き立て跳ね返された。
一角兎はとても凶暴な魔物だ。テリトリーに近づくと、鋭い牙と素早い動きで襲い掛かってくる。
とはいっても、別に4・5匹くらいなら別に、初心者の冒険屋が手間取るような魔物ではない。だけど、今目の前にいるのは、全部で百匹以上は軽くいそうだ。しかも、真っ赤な目は怒りに満ち満ちていて、普通の状態じゃなかった。
……このまま撒いて逃げられないこともないけど、放置はまずいよな。
他の山に入った冒険者なんかが出くわしても大変だし、下手するとこのまま山を下って村や街の方へ行ってしまうかもしれない。
……一気に燃やすか。
僕は背負った荷物から瓶を出すと、ソーニャに言った。
「ソーニャ、これが落ちて割れるタイミングで、君の得意な爆発魔法を頼むよ」
「えっ、それ、何?」
「よく燃える燃料。頼りにしてるよ」
答えると、僕はずっと祈りの言葉を呟き続けているレイラに囁いた。
「レイラ、大きい音がするけど、僕が肩を叩くまで、そのまま祈りを続けてくれ」
大きく振りかぶって瓶を兎の群れの中心に放り投げた。
ソーニャがさっと杖を構えて、振る。
ドンッ
爆発音とともに、視界が炎に包まれる。炎は兎を巻き込んで、渦になった。
ライガがジャンを担いだままレイラを持ち上げて踏み出す。僕はソーニャを担ぎあげると、ライガに合わせてレイラの祈りの壁に守られたまま、渦巻く炎から飛び出した。黒い煙があたり一面に立ち込めて、思わず咳き込む。
「もう大丈夫だよ、ありがとう」
炎の渦を抜けたとこで、僕はとんっとレイラの肩を叩いた。
祈りを止めて、ぱちりと目を開いたレイラは、目の前の光景にぽかんとした表情をした。
「燃えてます!」
「燃えてるね」
「消しましょうか!」
「助かるよ」
彼女がまた祈ると、シューっと音を立てて煙だけを残して火が消えた。あとに残ったのは大量の黒焦げの一角兎の骨だけだった。
「――すごい」
その様子に、ソーニャが信じられないという声を漏らした。
魔法使いとして優秀なのもあって、ふだん人を見下しがちな彼女が、こんな風に感嘆して驚くなんて珍しいと思いながら、僕も頷く。
――最初、レイラが兎を鎮められなかったときは、彼女の祈りの力に何か異変があったかなと思ったけど――、あの守りの壁と炎を鎮めたのは、さすがだ。
「あの炎で兎を全部やっつけたんですね……。あれも、ソーニャさんの魔法ですか?」
「そうだよ」
僕が答えると、レイラは目を輝かせた。
「魔法……ソーニャさんの魔法、すごいんですね……」
「……まぁね……」
ソーニャはローブのフードを被ると、フードの両端を手で押さえて、ぼそりと呟いた。
「ソーニャは火の魔法が得意なんだ。魔法都市の名門学校を飛び級してる、優秀な魔法使いなんだよ」
そう補足すると、ソーニャはフードを被ったまま「……まぁね」と俯いた。
「ステファン、こいつの治療してやってくれ」
ライガが背中に背負ったジャンを下ろす。怪我はひどいけど、命に別状はなさそうだ。
僕は荷物から布を取り出して噛まれた箇所を縛ると、ひどい傷を塞ぐ程度の回復魔法をかけた。
「応急処置はしたけど、街に戻ったら、治療院でしばらく入院しないといけないね」
「――ありがとう――」
痛みが減って意識がはっきりしてきたのか、ジャンがたどたどしく言葉を発した。
「ソーニャは……無事……?」
「無事よ、無事……!……っ……うぅ」
ソーニャはローブのフードを押さえたまま、嗚咽して膝をついた。
「――ジャンこそ、無事で良かったぁ……死ぬかと思ったぁ」
それから、そのまま僕たちの方をぐるりと見てから、うずくまった。
「来てくれて、……ありがとぉ……っ、うわぁぁん」
緊張の糸が切れたのかもしれない。
肩を叩こうかと思ったけど、見守ることにした。
ソーニャはぐすぐす鼻を鳴らしてから、しばらくすると、すっと立ち上がって、ジャンに向かって言った。
「――まぁ、あなたを逃がしたりしないで、初めから1人だったら、あんなに追い詰められたりしなかったんだけどね!」
――気持ちの立て直しが、できたみたいだ。良かった。
「何があったのか、詳しく教えてもらえる?」
少しソーニャの気持ちが落ち着いたみたいなので、二人に問いかけると、顔を見合わせ答えてくれる。
「……ジャンが魔法草を落とすための穴を掘ろうとしてたの……。そしたら、土の中から、一角兎が飛び出してきて、ジャンが穴の中に引きずり込まれてしまったの」
「ソーニャが魔法で攻撃してくれて、なんとか穴から這い出したんだけど……、そしたら、土の中からどんどん出てきたあいつらが、みんなソーニャの方に向かって行って……、ソーニャが逃げろって言うから、俺はそのまま逃げて、そしたら運よく、あなたたちに会えたんだ」
「土の中……、足のないたくさんの一角兎……」
僕は彼らの言葉を反復する。
一角兎は確かに土の中に巣を作る。だけど、一つの巣に暮らすのは一家族多くて5・6匹だ。あんなにたくさんが穴の中にいることなんてない。しかも足がないなんて……。
新種? ――いや。
「また、魔物の違法取引かも」
竜の卵に続いて……最近一体、何なんだ。
「違法取引?」
レイラが首を傾げる。
「一角兎の足は高額取引されるんだよ。幸運のお守りとか、安産のお守りとか、そういう魔法道具の素材用に。――誰かが、そういう素材用に一角兎を大量に養殖して、足を切って、切った後の足以外を穴に埋めたのかもしれない。――きちんと、死体の処理をしないで」
――または、とどめをささずに、足を切ったまま、そのまま埋めたのかも。
そう思ったけれど、口に出すのさえ嫌な気持ちになって、一瞬黙った。
「……だけどこの辺りは魔法草が多くて、地中に魔力が多いから……、屍鬼として復活しちゃって、そこをジャンが掘り当てちゃったんじゃないかな。魔物の遺体はきちんと処理しないと、余計に凶暴化した【屍鬼】になってしまうことがある」
人に痛めつけられた魔物が屍鬼になると、元より攻撃性が増して、とても凶暴で厄介な存在になる。魔力が強く他害性の強い動物を総じて【魔物】と呼ぶけど、魔物だって動物だ。
人に害をなす場合や、魔法研究のために駆除するのは仕方ないけれど、無駄に苦しめるのは駄目だ。僕だって、魔物を仕留める時は首を落としたり、できるだけ一撃で絶命させるよう心掛けている。
「――面倒だな」
重い気持ちのまま、呟いた。
181
あなたにおすすめの小説
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
二人分働いてたのに、「聖女はもう時代遅れ。これからはヒーラーの時代」と言われてクビにされました。でも、ヒーラーは防御魔法を使えませんよ?
小平ニコ
ファンタジー
「ディーナ。お前には今日で、俺たちのパーティーを抜けてもらう。異論は受け付けない」
勇者ラジアスはそう言い、私をパーティーから追放した。……異論がないわけではなかったが、もうずっと前に僧侶と戦士がパーティーを離脱し、必死になって彼らの抜けた穴を埋めていた私としては、自分から頭を下げてまでパーティーに残りたいとは思わなかった。
ほとんど喧嘩別れのような形で勇者パーティーを脱退した私は、故郷には帰らず、戦闘もこなせる武闘派聖女としての力を活かし、賞金首狩りをして生活費を稼いでいた。
そんなある日のこと。
何気なく見た新聞の一面に、驚くべき記事が載っていた。
『勇者パーティー、またも敗走! 魔王軍四天王の前に、なすすべなし!』
どうやら、私がいなくなった後の勇者パーティーは、うまく機能していないらしい。最新の回復職である『ヒーラー』を仲間に加えるって言ってたから、心配ないと思ってたのに。
……あれ、もしかして『ヒーラー』って、完全に回復に特化した職業で、聖女みたいに、防御の結界を張ることはできないのかしら?
私がその可能性に思い至った頃。
勇者ラジアスもまた、自分の判断が間違っていたことに気がついた。
そして勇者ラジアスは、再び私の前に姿を現したのだった……
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
追放された魔女は、実は聖女でした。聖なる加護がなくなった国は、もうおしまいのようです【第一部完】
小平ニコ
ファンタジー
人里離れた森の奥で、ずっと魔法の研究をしていたラディアは、ある日突然、軍隊を率いてやって来た王太子デルロックに『邪悪な魔女』呼ばわりされ、国を追放される。
魔法の天才であるラディアは、その気になれば軍隊を蹴散らすこともできたが、争いを好まず、物や場所にまったく執着しない性格なので、素直に国を出て、『せっかくだから』と、旅をすることにした。
『邪悪な魔女』を追い払い、国民たちから喝采を浴びるデルロックだったが、彼は知らなかった。魔女だと思っていたラディアが、本人も気づかぬうちに、災いから国を守っていた聖女であることを……
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる