399 / 574
動乱
動乱 5
しおりを挟む
「どういう事だ?」
アシノは子供に剣を突きつける亜人を見て言った。操られている可能性も考える。
取り残した裏の道具の可能性は無いだろう。キエーウとの戦いの後、巨大探知盤には一切裏の道具の反応がなかった。
ならば魔人か? それならば可能性がある。
「勇者アシノ殿、あなたはキエーウを壊滅してくださいました。なので、あなたにもこの子にも、手荒なことをしたくはありません」
「したくありませんって、既にしてるじゃねぇか」
考えながらワインボトルを手にすると、亜人達は少したじろいだ。
「私の能力を使えば、その子供を傷付けずにお前達だけ痛めつけることも出来る。馬鹿な真似はやめろ」
後はハッタリがどこまで効くかだ。思わずアシノも冷や汗が流れそうになるが、グッと堪える。
「失礼ですが、私どもはあなたの能力を存じております勇者アシノ殿」
奥から現れた屈強なオークがアシノに言う。
「ビンのフタをスッポーンと飛ばす能力」
「なっ……」
「キエーウのメンバーを拷問した際に出た情報です」
アシノは動揺してしまった。
「私どもはキエーウに、そしてこの国の情勢に反撃する機会をジッと伺っておりました」
そう言った後で屈強なオークは両手を開くように上げる。
「魔人の襲撃で王都が混乱している今こそ、今こそ!! その時だと思いましてね」
考えろ、アシノは自分に言い聞かせる。
コイツ等の言ってる事は本当なのか、それとも魔人に操られて言わされているだけなのか?
「アシノ殿。これ以上一言でも話したらこの子の首を刎ねます」
泣きじゃくる子供を見てアシノは静かに両手を上に上げた。今はそれしか出来ない。
亜人達はアシノを後ろ手に縛り上げた。その後ぞろぞろと城まで歩き出す。
城門では兵士達が警備をしていたが、亜人達の群れを見て何事かと警戒する。
「上の話の分かるものを出せ」
「貴様ら、何のつもりだ!?」
「こちらは勇者アシノ殿を人質に取っている。5分以内に返答をしろ!!」
歯ぎしりをして1人の兵士が城の中へと消えていった。そして、しばらくすると近衛兵長のカミトが城壁へとやってくる。
多数の弓兵を連れて。
「反乱か魔物に操られているかは知らんが、お前達の行為はれっきとしたこの国への反逆行為だ。大人しく投降しろ!!」
亜人達と兵のにらみ合いが続くかと思われたが、先に仕掛けたのはエルフだった。
矢を放って城壁の兵士を次々と射抜いていく。
「放て!!」
カミトが言うと同時に城壁の兵も弓を引いた。しかし、それらは素早く展開された防御壁に弾かれる。
「お城の実戦経験も無いおぼっちゃん達には、俺の相手は荷が重いぜ?」
そう言ってエルフのリーダー格らしき男は目にも留まらぬ速さで矢を放ち続けた。
それらは1発も外れること無く兵士に命中していく。
一気に劣勢になっていく王国軍には動揺が広がる。
「お前達は何が目的なのだ!!」
相手が目的を聞いたことで屈強なオークがニヤリと笑う。
「私達の欲求は簡単なものだ。まず1つ、逮捕されたキエーウのメンバーを裁判無しに速やかに全員処刑すること」
「そして、もう1つ、刑に服する亜人の解放!!」
カミトはゴクリと生唾を飲んだ。こいつ達は本気で国を傾けに来たと。
「最後に、王との直接の対話を望む!!」
王との直接の対話だと、そんな事認めるわけにはいかない。カミトはなんとか時間稼ぎをする事にした。その矢先。
「ネック様、勇者サツキがこちらに向かっているとの事です」
ネックと呼ばれる先頭の屈強なオークは報告を聞いて頷いた。
「全員籠城するぞ!!」
だが、城門は固く閉ざされている。どうするのかと言うと……。
フードを深く被った人物が城門へと歩く。弓兵が矢を放つも、全て最小限の動きで躱されてしまう。
「それでは頼みます勇者、トチノハ殿」
ネックが言うと同時に城門は吹き飛んで激しい轟音が辺りに響いた。
「アシノ先輩が人質に取られたのですか!?」
翼竜を倒し、緊急の信号弾を見て王都へ戻ったサツキは、その報告を聞いて膝から崩れ落ちた。
「オークとエルフを主体とした亜人の反乱勢力が城を目指し突き進んでおります!!」
「クサギ、カミクガ、どうしよう、アシノ先輩が!! アシノ先輩が!!」
サツキは思い切りうろたえていた。
「もー、人質に取られるとか何やってんのよアシノ!!」
ルーは頬を膨らませて怒っている。だが、ムツヤ達は心配そうだ。
「早くアシノさんを助けないと!!」
「そうです、早くアシノ先輩を!! あんなに美しくて可愛い先輩なんですよ!? 今頃あんな事やこんな事されているに決まっています!!」
「いやー、その心配はないかなー……。 まぁ、まずは相手を刺激しないように落ち着いて」
「しかし、これが落ち着いていられますか!!」
「よく考えてみてサツキちゃん、作戦を立ててアシノをカッコ良く救出した時の事を」
ルーからそう言われて、サツキは少し妄想をする。
アシノは子供に剣を突きつける亜人を見て言った。操られている可能性も考える。
取り残した裏の道具の可能性は無いだろう。キエーウとの戦いの後、巨大探知盤には一切裏の道具の反応がなかった。
ならば魔人か? それならば可能性がある。
「勇者アシノ殿、あなたはキエーウを壊滅してくださいました。なので、あなたにもこの子にも、手荒なことをしたくはありません」
「したくありませんって、既にしてるじゃねぇか」
考えながらワインボトルを手にすると、亜人達は少したじろいだ。
「私の能力を使えば、その子供を傷付けずにお前達だけ痛めつけることも出来る。馬鹿な真似はやめろ」
後はハッタリがどこまで効くかだ。思わずアシノも冷や汗が流れそうになるが、グッと堪える。
「失礼ですが、私どもはあなたの能力を存じております勇者アシノ殿」
奥から現れた屈強なオークがアシノに言う。
「ビンのフタをスッポーンと飛ばす能力」
「なっ……」
「キエーウのメンバーを拷問した際に出た情報です」
アシノは動揺してしまった。
「私どもはキエーウに、そしてこの国の情勢に反撃する機会をジッと伺っておりました」
そう言った後で屈強なオークは両手を開くように上げる。
「魔人の襲撃で王都が混乱している今こそ、今こそ!! その時だと思いましてね」
考えろ、アシノは自分に言い聞かせる。
コイツ等の言ってる事は本当なのか、それとも魔人に操られて言わされているだけなのか?
「アシノ殿。これ以上一言でも話したらこの子の首を刎ねます」
泣きじゃくる子供を見てアシノは静かに両手を上に上げた。今はそれしか出来ない。
亜人達はアシノを後ろ手に縛り上げた。その後ぞろぞろと城まで歩き出す。
城門では兵士達が警備をしていたが、亜人達の群れを見て何事かと警戒する。
「上の話の分かるものを出せ」
「貴様ら、何のつもりだ!?」
「こちらは勇者アシノ殿を人質に取っている。5分以内に返答をしろ!!」
歯ぎしりをして1人の兵士が城の中へと消えていった。そして、しばらくすると近衛兵長のカミトが城壁へとやってくる。
多数の弓兵を連れて。
「反乱か魔物に操られているかは知らんが、お前達の行為はれっきとしたこの国への反逆行為だ。大人しく投降しろ!!」
亜人達と兵のにらみ合いが続くかと思われたが、先に仕掛けたのはエルフだった。
矢を放って城壁の兵士を次々と射抜いていく。
「放て!!」
カミトが言うと同時に城壁の兵も弓を引いた。しかし、それらは素早く展開された防御壁に弾かれる。
「お城の実戦経験も無いおぼっちゃん達には、俺の相手は荷が重いぜ?」
そう言ってエルフのリーダー格らしき男は目にも留まらぬ速さで矢を放ち続けた。
それらは1発も外れること無く兵士に命中していく。
一気に劣勢になっていく王国軍には動揺が広がる。
「お前達は何が目的なのだ!!」
相手が目的を聞いたことで屈強なオークがニヤリと笑う。
「私達の欲求は簡単なものだ。まず1つ、逮捕されたキエーウのメンバーを裁判無しに速やかに全員処刑すること」
「そして、もう1つ、刑に服する亜人の解放!!」
カミトはゴクリと生唾を飲んだ。こいつ達は本気で国を傾けに来たと。
「最後に、王との直接の対話を望む!!」
王との直接の対話だと、そんな事認めるわけにはいかない。カミトはなんとか時間稼ぎをする事にした。その矢先。
「ネック様、勇者サツキがこちらに向かっているとの事です」
ネックと呼ばれる先頭の屈強なオークは報告を聞いて頷いた。
「全員籠城するぞ!!」
だが、城門は固く閉ざされている。どうするのかと言うと……。
フードを深く被った人物が城門へと歩く。弓兵が矢を放つも、全て最小限の動きで躱されてしまう。
「それでは頼みます勇者、トチノハ殿」
ネックが言うと同時に城門は吹き飛んで激しい轟音が辺りに響いた。
「アシノ先輩が人質に取られたのですか!?」
翼竜を倒し、緊急の信号弾を見て王都へ戻ったサツキは、その報告を聞いて膝から崩れ落ちた。
「オークとエルフを主体とした亜人の反乱勢力が城を目指し突き進んでおります!!」
「クサギ、カミクガ、どうしよう、アシノ先輩が!! アシノ先輩が!!」
サツキは思い切りうろたえていた。
「もー、人質に取られるとか何やってんのよアシノ!!」
ルーは頬を膨らませて怒っている。だが、ムツヤ達は心配そうだ。
「早くアシノさんを助けないと!!」
「そうです、早くアシノ先輩を!! あんなに美しくて可愛い先輩なんですよ!? 今頃あんな事やこんな事されているに決まっています!!」
「いやー、その心配はないかなー……。 まぁ、まずは相手を刺激しないように落ち着いて」
「しかし、これが落ち着いていられますか!!」
「よく考えてみてサツキちゃん、作戦を立ててアシノをカッコ良く救出した時の事を」
ルーからそう言われて、サツキは少し妄想をする。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる