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反乱の勇者
反乱の勇者 1
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-サツキ妄想中-
「アシノ先輩、助けに来ました!」
サツキは人質として縛られているアシノの元へと向かう。
「サツキか!? 助かった!!」
アシノは安堵の表情を見せる。
「アシノ先輩……」
「今なら何をしても逃げられませんね? ハグをしても、いやもっとそれ以上の事をしても……」
現実へと戻ったサツキはよだれを垂らしていた。
ムツヤ達はそれを見て自分達の方が早くアシノを救出しないと、どのみち大変な事になるのを悟る。
「伝令です。反乱勢力が城の中へと侵入しました!」
1人の兵士が兵士長とムツヤ達にそう伝えた。そして続けて言う。
「そして、城門を破ったのは勇者トチノハらしき者との事です」
「勇者トチノハ!?」
兵士長とサツキはほぼ同時にそう言った。
「一体、城で何が起きているんだ……。皆、門を閉めて城へ向かうぞ!!」
命令を受けて兵士達は急いでその通りに動いた。
「あのー、勇者トチノハってだれでずか?」
ムツヤが聞くとサツキは答える。
「勇者トチノハはエルフの勇者です。弓と爆破魔法の使い手で、かなりの実力者です」
「まずい事になったわねー……」
ルーも今回ばかりはどうしようかと頭を捻っていた。
「勇者トチノハ様、ご乱心召されたか!!」
近衛兵長カミトは大剣を亜人の集団に向けて言う。
「乱心、違いますよ」
トチノハは何も構えずに右手を前に突き出していた。
「狂ってるのはこの国の方ですよ」
「ここは私にお任せ下さい。トチノハ様は王のもとへ!!」
屈強なオーク、ネックが前に出て剣を構える。
「随分と格好いいけど、逃さないわよ?」
近衛兵の魔法使いであるイズミが亜人の集団に重力魔法を掛けた。すると、重さに耐えきれない者は膝を付いて苦しそうにする。
「それじゃアンタの相手はこの俺だ。美人さん?」
エルフのリーダー格らしき男は、魔法を無効化してイズミに矢を放った。自動で出現する高度な防御壁でそれは弾かれたが、重力魔法を退けられてイズミは冷や汗をかく。
トチノハが軽々と王の間へ走り去ろうとするのをカミトは追いかけようとしたが、後ろから剣で斬りつけられる。
とっさに振り向いて剣で受け止めたが、その重い剣で体が後ろに少しよろめく。
イズミも追尾型の業火を放つが、トチノハの生み出す爆風で相殺されてしまう。
早く追いかけたいが、後ろから斬られ、射られてしまってはそこでお終いだ。それならば、さっさとこの場を片付けるしか無い。
「行くぞ!!」
カミトは腕力増加の魔法を使い、大剣を一気にネックへと振り下ろした。が、少しも動じずに受け止められてしまう。
ネックが剣を持つ力を緩めて、左下に受け流すと、反撃とばかりに袈裟斬りに斬りつける。カミトはフルプレートアーマーだが、大剣で斬られたら、ただでは済まないだろう。
ところが、カミトは左腕1本でその剣を受け止めた。腕に防御の魔法を掛けていたのだ。そして横薙ぎに剣を振るう。
ネックは脇腹を少し斬られてしまうも、致命傷にはならない。そしてハハハと笑った。
「やはり戦士の戦いはこうでなければ!! 久しぶりの強者との戦いだ、楽しませてもらうぞ!!」
「アシノ先輩、助けに来ました!」
サツキは人質として縛られているアシノの元へと向かう。
「サツキか!? 助かった!!」
アシノは安堵の表情を見せる。
「アシノ先輩……」
「今なら何をしても逃げられませんね? ハグをしても、いやもっとそれ以上の事をしても……」
現実へと戻ったサツキはよだれを垂らしていた。
ムツヤ達はそれを見て自分達の方が早くアシノを救出しないと、どのみち大変な事になるのを悟る。
「伝令です。反乱勢力が城の中へと侵入しました!」
1人の兵士が兵士長とムツヤ達にそう伝えた。そして続けて言う。
「そして、城門を破ったのは勇者トチノハらしき者との事です」
「勇者トチノハ!?」
兵士長とサツキはほぼ同時にそう言った。
「一体、城で何が起きているんだ……。皆、門を閉めて城へ向かうぞ!!」
命令を受けて兵士達は急いでその通りに動いた。
「あのー、勇者トチノハってだれでずか?」
ムツヤが聞くとサツキは答える。
「勇者トチノハはエルフの勇者です。弓と爆破魔法の使い手で、かなりの実力者です」
「まずい事になったわねー……」
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近衛兵長カミトは大剣を亜人の集団に向けて言う。
「乱心、違いますよ」
トチノハは何も構えずに右手を前に突き出していた。
「狂ってるのはこの国の方ですよ」
「ここは私にお任せ下さい。トチノハ様は王のもとへ!!」
屈強なオーク、ネックが前に出て剣を構える。
「随分と格好いいけど、逃さないわよ?」
近衛兵の魔法使いであるイズミが亜人の集団に重力魔法を掛けた。すると、重さに耐えきれない者は膝を付いて苦しそうにする。
「それじゃアンタの相手はこの俺だ。美人さん?」
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とっさに振り向いて剣で受け止めたが、その重い剣で体が後ろに少しよろめく。
イズミも追尾型の業火を放つが、トチノハの生み出す爆風で相殺されてしまう。
早く追いかけたいが、後ろから斬られ、射られてしまってはそこでお終いだ。それならば、さっさとこの場を片付けるしか無い。
「行くぞ!!」
カミトは腕力増加の魔法を使い、大剣を一気にネックへと振り下ろした。が、少しも動じずに受け止められてしまう。
ネックが剣を持つ力を緩めて、左下に受け流すと、反撃とばかりに袈裟斬りに斬りつける。カミトはフルプレートアーマーだが、大剣で斬られたら、ただでは済まないだろう。
ところが、カミトは左腕1本でその剣を受け止めた。腕に防御の魔法を掛けていたのだ。そして横薙ぎに剣を振るう。
ネックは脇腹を少し斬られてしまうも、致命傷にはならない。そしてハハハと笑った。
「やはり戦士の戦いはこうでなければ!! 久しぶりの強者との戦いだ、楽しませてもらうぞ!!」
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