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第三章
第五十話「逆境」
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「身体を修復した……?!」
結月と瀬那は信じられないものを見て、驚きとさらに絶望を感じた。
「自己再生能力まであんのかよ!!!?」
結月の脳内では魔夜を倒す術が思いつかなくなっていた。
(厄介だ……)
結月は必死にその頭を回転させて、心臓がある場所を探ろうとする。
と、同時に瀬那に声をかけた。
「瀬那さん、透視で心臓の位置を見抜けませんか?」
「うん、さっきからみてるけど、全く見えない。結界発動しながらだと半減するから確実とはいえないけど……」
「見えない?」
「見えない。何も、どこにも……」
(どういうこと……?)
結月の脳内ではその情報を処理しきることができずにいた。
瀬那もまた『心臓が見えない』という事実に困惑していた。
「ひとまず、魔夜が強化されない程度で時間を稼ぎます。瀬那さん、もう一度見てもらえますか?」
「俺はいいけど、結月ちゃんは大丈夫?」
「大丈夫です。なんとか持たせます」
そういうと結月は結界から飛び出し、魔夜に向かって一直線に駆けて行った。
(瀬那さんが集中する時間を作る──)
結月は魔夜に向かって双剣を振りかざす。
魔夜はその攻撃を軽く受け止める。
負傷している結月は本領を発揮できず、受け身を取るだけでもじりじりと後退せざるを得なかった。
「結月ちゃんっ!右胸!!」
「──っ!」
結月に瀬那が心臓の位置を伝える。
「ふっ!」
結月は指示の通りに魔夜の右胸を貫いた。
(……いけた……?)
結月は今度こそ心臓を貫いた感触を感じていた。
しかし、魔夜は動きを止めず、結月を蹴り飛ばした。
「──っ!」
地面に投げうつように飛ばされた結月。
「結月ちゃんっ!」
瀬那が結月に向かおうとしたとき、二人同時にある気配を感じた。
二人が気配のしたほうを振り返ると、そこには朔がいた──
結月と瀬那は信じられないものを見て、驚きとさらに絶望を感じた。
「自己再生能力まであんのかよ!!!?」
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(厄介だ……)
結月は必死にその頭を回転させて、心臓がある場所を探ろうとする。
と、同時に瀬那に声をかけた。
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「うん、さっきからみてるけど、全く見えない。結界発動しながらだと半減するから確実とはいえないけど……」
「見えない?」
「見えない。何も、どこにも……」
(どういうこと……?)
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「ひとまず、魔夜が強化されない程度で時間を稼ぎます。瀬那さん、もう一度見てもらえますか?」
「俺はいいけど、結月ちゃんは大丈夫?」
「大丈夫です。なんとか持たせます」
そういうと結月は結界から飛び出し、魔夜に向かって一直線に駆けて行った。
(瀬那さんが集中する時間を作る──)
結月は魔夜に向かって双剣を振りかざす。
魔夜はその攻撃を軽く受け止める。
負傷している結月は本領を発揮できず、受け身を取るだけでもじりじりと後退せざるを得なかった。
「結月ちゃんっ!右胸!!」
「──っ!」
結月に瀬那が心臓の位置を伝える。
「ふっ!」
結月は指示の通りに魔夜の右胸を貫いた。
(……いけた……?)
結月は今度こそ心臓を貫いた感触を感じていた。
しかし、魔夜は動きを止めず、結月を蹴り飛ばした。
「──っ!」
地面に投げうつように飛ばされた結月。
「結月ちゃんっ!」
瀬那が結月に向かおうとしたとき、二人同時にある気配を感じた。
二人が気配のしたほうを振り返ると、そこには朔がいた──
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