日常

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終わりではじまり

また 〜あの夢〜

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「うわぁぁぁーまたこの夢か」

もうこれで3週間連続同じ夢
同じ内容同じ場面で終わる。
その続きを見たいが見れない
いや違う。見ようとしてないだけのか?
逃げてるのか俺はまた……

「くそ、俺は逃げてるのか、                          
      あの日から」

そうあの日俺は
大切な人を一瞬で失った。
目を離したほんの一瞬だった。
目の前で何が起こってるのかもわからなかった。ただ立ち尽くすことしかできない俺。

あの日から俺の日常は変わった
変な夢を見るようになったのもあの日から

いつも寝てると
彼女が叫んでる。泣いてる。
名前を呼んでる。
こっちに向かってゆっくり歩いてくる。
いつも一緒に歩いてる
同じ速度で
同じ歩幅で
同じ光景が
目の前で
ただ繰り返されるのを見るしかできない。

そのたび俺は思うのだ

「ごめん、俺のせいで…」

謝っても何も帰ってこない
    何も返事がない
    
そんなこんなで憂鬱な1日が始まる
何もない1日が
君の居ない1日が

朝あの日君が居なくなった日
君が死んだ場所に毎日行かなければならない
学校を通学するために

「はぁ、嫌だな。思い出してしまう。
 あの日があの夢が」

ガタンゴトン ガタンゴトン

息がつまる呼吸が乱れる。

「ねぇどうしたの?私の彼氏くん」

「ん?今なんて言った?
 もう一度言って?」

「耳が悪いなぁ私の彼氏くん」

「なんで彼女が今ここに?確かあの日
 俺の目の前でしんだはずじゃ…」

「何をいってるの?ボソボソと」

「いやなんでもない」

いったん深呼吸して整理しよう
確かあの日彼女は俺の目の前で死んだはず
いやそこに間違えはないはず…?
今日は確か2045年5月6日のはずじゃ
あれなんでだ。今日は2045年4月15日
彼女が死んだ日

「これは夢?いやそんなはずない」

あの日はゴールデンウィーク最終日
一緒に遊ぶ約束をしてた日

「じゃなんで俺は今制服を着てる?」

「本当だよ!なんで制服着てるの?」

「いや今日は学校のはずじゃ?」

「何を言ってるの?今日はGW最終日だよ」

「あぁ…俺は寝ぼけてるのか?」

「さっ電車来たよ!早く乗ろう!!」

「あぁ…うん。」

なんで?君が生きてるの。
わからない。何が起きてるの。
一体何が…俺の目の前でおきてる?

「ねぇねぇ何を考えこんでるの?」

「いや別になにも…」

「ふーんそうなんだ」

「あっあぁ。」

「さっ今日は映画を観に行くんだよ?
 覚えてる?」

そうあの日俺は彼女と
二人で映画を観た
その後買い物にも行った。

「ねぇちゃんと話聞いてる?」

「あっ悪い、聞いてなかった
 ごめん、もう一回言って?」

「ねぇさっきからどうしたの?
 何か様子が変だよ?」

「大丈夫大丈夫、
 変な夢がここ最近続いてて、ちょっとボッ
 としてただけだから。」
 
「変な夢って?」

「そ それは気持ち悪い格好した
 ちょー意味不明なおじさんが俺を
 走っておいかけてくる夢だよ。」
と俺は苦笑いしながら彼女に嘘をついた
ホントのこと言っても信じてもらえるはずが
ないのだ。
今日彼女は死ぬんだよって言っても、

そうすると彼女はクスッと可愛い笑顔で
笑った

またこの笑顔がまた彼女の隣に俺はいれる
幸せな気持ちと不思議な気持ちが混じる。

「さっ降りよう!」

「うっうん。」

「目的地までlet's go!!」

「おっおう、」

「ねぇ彼氏くんは連休なにしてたの?」

「俺は別に家でゴロゴロかな」

「またそんな不健康な生活を」

「うるさいなぁ~これが俺の日常だからな」
 エッヘン

「でたよ、その謎の胸張り笑」

あぁそうだこの日もこんな会話してた
薄々思い出していく俺
なんだかんだ話ながら目的地に向かう

「もう少しで映画館だよ!」

「駅から結構な距離あるよなー」

「まぁこうやって歩きながら話すのって
 なんか青春って感じだよね!」

「でたよ青春。俺はその言葉が嫌い
 なんだよなぁ。なんでもかんでも
 青春と言えばいいみたいな感じが」

「もうそれ聞くの何回目だよ笑」

「何度でも言ってやるぞ俺は
 青春が嫌いダァァァー」
とか言いつつも彼女もいる俺氏
これを青春といわずに何という?

二人揃って
「アッハハ」

「やっぱ面白いね!私の彼氏くんは!」

「そうだろ!もっと自慢した前
 私の彼氏くんは面白くてカッコいいとな」

「いや、面白いは認めるけど 
 カッコよくはないな、」

「嘘だろ、」

「ウソ嘘!私の彼氏くんはカッコよくて
 面白いよ!」

「だろ!」

そうこれもあの日喋った内容。
何故か脳裏に思いだす。
あの日の会話が次々と。
確か次は俺氏が

「さっ今日見る映画はなんでしょ?!」

「んーとたしかホラー系の映画だったかな」

「ブッブー少し違いまーす!
 ホラー&恋愛系の映画だよ!」

「さっチケット買いに行こ!」

列に並んでる間もあの日喋った内容を
ただ話すだけ。ただ繰り返す。

「映画面白かった?」

「うん!すっごく面白かった!」

「それは良かった!」

「次はどこにいく?」

「そうだなぁ。買い物にいこ!」

「私の彼氏君はいつも同じ服ばっかりだか
 ね!少しは違う服をたまにはね!」

「まっそうだな!よし買い物だ!
 let's go!!」

「よーし買い物も終わった事だし
 それそれ帰ろうか!」

「そうだな。そろそろかえ」

買い物も無事終わり帰ろうかと
彼女が言った一言に俺はどうしても答えが
でなかった。
言えなかった。言いたくなかった。
言ったら何か変わると思って。
いやもしここで今から君が死ぬって言えば
君はどう思うだろ。
決断できない俺氏に自分に腹が立った。
でも時間は止まらない。進む一方。
ただ時間だけが過ぎていく。

「どうしたの彼氏くん?」

「んっいやなんでもない」

「なになに教えて?」

「いやなにもないよほんと」

「なんか今日の彼氏くんずっと
 考えてるよ。私におしえてくれない?」

「なんでもないっていってるだろ!!」

「なんかごめん」

「俺の方こそごめん。急に怒鳴ったりして」

もしここで今言ってしまえば
君は助かるのか?どうする?
いや行ってみるか?
もし1%でもその望みがあるなら俺は
それにかけたい。それで君が助かるなら
またあの日々があの日常が帰ってくるなら

「彼女くんよく聞いてくれ
 き きみは今日しぬんだ」

「あっ」
そう俺が言い終えた瞬間彼女がまた
目の前で死んだ。なぜだ。
何を間違えた。言ってはダメだったのか?
ならどうすればいいんだ。
また死なせてしまった。
二度も二度もだぞ。
考えるよりも先に悲しみに目には
溢れんばかりの涙が。
でもおかしい今日彼女くんは駅のホームで
待っててた時に突然後ろから押されて
轢かれて死ぬはずだったのに。
場所も日時も全く違う。
今回は原因不明の暴走した車が
彼女を轢いて殺したのだ。
最後に俺の目に写った彼女の姿は手を伸ばしている
また助けてやれなかった…

二章に続く



今回はよくありがちなストーリーを書いてみました。楽しめたでしょうか?
話のストーリーの人物に名前つけると情が
うつりはうなので名前はあえてですよ!
別に思い浮かばなかったわけでは決して
ありませんよ!!
では今後のストーリーを楽しみに待ってて
ください!感想まってます!


















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