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作戦が大事!アクロスブルー編
159 前夜のリン
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その後、何日もかけてチェイスと何度かやり取りをして、アクロスブルーの戦いは明日に迫ってきている。私、リンは一人リビングでココアを飲んでいた。最終的に決まった配置は、チェイスさんを迎えに行く先鋒隊に、オーウェンさんをはじめに私と、そしてジェーンの隊が参加することになった。
どうして私が先鋒隊なのか、キリーに寄れば私が言い出しっぺだから、らしい。それにラブ博士の自動援護システムもあるからだって。そんなの疲れるって言ったのに、ちっとも考慮してくれない、人使いの荒い奴め。まあ、ちょっとは自動援護を使ってみたかったから、すぐに了承したけれどね。
でも別に、チェイスさんとは戦わないから大丈夫だ。それに何かあってもオーウェンさんがいる。ジェーンはと言うと、当初はキリーが行く予定だったが、迎えに行く程度でしたら私で十分です。と、ジェーンが来ることになったのだ。
彼はもう魔力が使えないのに、何かに巻き込まれた時は大丈夫なのだろうか?でもジェーンは意外としぶといからな……爆破した機体から放り出されて、七つの孤島に不時着しても生きていたのは、他の誰でもない、彼なのだ。我々とは生命線の次元が違うのだろう。
私はココアの入ったコップをテーブルに置いた。ああ、明日もしヴァルガ隊の駆逐に活躍したら、私はきっと歴史の教科書に載るに違いない。そうなればきっとモテるし、それ用の写真だって用意する必要があるな。でも待てよ、モテてしまうのは嬉しいが、もう私には。
その時、トン、と玄関の扉が叩かれた音がした。だったらインターホン鳴らせばいいのに。そうだ、ノックをするんだから、研究所の誰かかもしれないと、私はキャミソールにショートパンツの部屋着のまま玄関の扉に近づいた。もしや帝国の人間の可能性もあるな、そう思った私は、玄関を開けないで、低い声で話しかけた。
「合い言葉はなんだ?十秒以内に言え。」
「……くだらんことをしてないで、早く開けろ。」
私は思いっきりドアを開けた。そこには私服姿のラブ博士が立っていた。
「ああああ~ん!博士!「うるさい」どうしました?もしかして、お泊まりですか?いいですとも、いいですとも!ほらほらどうぞ~?」
その顔は嫌がっているのかな?またまたぁ!私はラブ博士の腕をがっしりと掴んで、グイグイ引っ張り始めた。しかしラブ博士は玄関の中にだって、入ろうとしてくれない。少し入るぐらい、いいだろうが!
「お前やめろ!……誤解するな、違う!泊まる訳がないだろうが!上がりもせん!やめろ!」
ええ……?何それ。上がりもしないって、何それ。私は肩をがっくりさせた。ガッカリだよ、泊まらないのか。頭の中では今日の夜のことでいっぱいだったのに、それらは夢で終わってしまうのか。あーあ、これだから人生って嫌だよ。
「じゃあ、何しに来たんですか?」
「あからさまに残念がるんだな。まあ、すぐ済むからここでいい。少し話をしようと思ってな、はあ。」
ああ話ね、話をするために、ここに来たのね。ならもうウォッフォンでいいじゃん。私はラブ博士が話し始めるのを待った。しかし博士は私から目を逸らしたまま、言葉に詰まっている。早く何か言わないと、もう一度あなたを部屋の中に引きずり込んでしまいますよ?私は博士に聞いた。
「どうしました?こんな夜更けに。」
「……はっきり言わせてもらおう。俺は、お前といると、調子が狂う。」
何それ。
「え?クレームのお問い合わせなら、営業時間内にお願い致します。我がソーライ研究所の営業時間は、朝九時から夕方の「自動アナウンスモードに入るな。クレームではない。」
なんだ、違うのか。じゃあ何なんだ?私は腕を組んで、博士をじっと見つめた。すると博士はボソボソと話し始めた。
「はあ、だから……調子が狂うんだ。最近はお前と一緒に研究所から帰ったり、ご飯を食べたり、そういうことが多い。確かに、友人とたまに食事はしてきたが、二日に一回という高頻度で、誰かと定期的に食事をすることは、経験に無かった。」
「ああ、ああ?」
「……だから」と、ラブ博士が私の目を見つめた。「明日、戦いで前線に行くお前に、俺は何を言えばいいのか分からない。」
そういうことか、私は手のひらをヒラヒラさせながら言った。
「ああ、それですか。でも私はそんな大変なポジションじゃ……寧ろ後方のキリーの方が、直接ヴァルガ騎士団長と当たるから」
「いいから聞け。それでも敵陣に近いのだから、流れ弾にやられる可能性だって大いにある。防具があるとは言え、あれも万全では無い。だから、これだけは言っておこうと思った……戦いから、絶対に帰って来い。」
「だからそんな大変な「約束だと言っている!……守らなかったら、どうなるか分かっているだろうな?」
ラブ博士が私の手をひょいと掴んだ。え?え?何これ。
「約束、ですか?」
博士の頬が少し赤い。
「……そうだ、無事に帰ってくることを、約束しろ。出来ないなら殺す。」
「それ約束しないっていう選択肢無いじゃないですか。分かりましたよ~じゃあ無事に帰ってきますから、そうだそうだ!帰ってきたら何してくれるんですか?フフっ。」
私はニヤニヤしながら博士の答えを待った。こんなに愛されているんだもの、それは勿論……!
と思ったが次の瞬間、博士は身を翻して、部屋の外へ飛び出し、バタンと扉を閉じてしまったのだ。ドアが閉まってしまった、これはしまった……なんて、そうじゃない!私は慌ててドアを開けて、マンションの通路を見たが、もう既に博士の姿は無かった。
「意外と足早くね……?」
そう呟いて、私はさっき博士に言われた言葉を思い出して、ニヤニヤしながら玄関の扉を閉めた。恥ずかしがっちゃって逃げられたが、帰った暁には、ご褒美としてハグしてもらおう。
それかデートだな、お泊まりコースのデート。まだ付き合ってはいないが、お泊まりしてしまえばこっちのものだ。リンのテクニックは凄い。
「ふんふんふ~ん」
私は上機嫌でリビングに戻り、さっきの飲みかけココアを捨てると、もう一杯新しいココアを作り始めた。お湯を注いだ時に、ふわっと広がる甘い匂いが、たまらなく気持ちよかった。
どうして私が先鋒隊なのか、キリーに寄れば私が言い出しっぺだから、らしい。それにラブ博士の自動援護システムもあるからだって。そんなの疲れるって言ったのに、ちっとも考慮してくれない、人使いの荒い奴め。まあ、ちょっとは自動援護を使ってみたかったから、すぐに了承したけれどね。
でも別に、チェイスさんとは戦わないから大丈夫だ。それに何かあってもオーウェンさんがいる。ジェーンはと言うと、当初はキリーが行く予定だったが、迎えに行く程度でしたら私で十分です。と、ジェーンが来ることになったのだ。
彼はもう魔力が使えないのに、何かに巻き込まれた時は大丈夫なのだろうか?でもジェーンは意外としぶといからな……爆破した機体から放り出されて、七つの孤島に不時着しても生きていたのは、他の誰でもない、彼なのだ。我々とは生命線の次元が違うのだろう。
私はココアの入ったコップをテーブルに置いた。ああ、明日もしヴァルガ隊の駆逐に活躍したら、私はきっと歴史の教科書に載るに違いない。そうなればきっとモテるし、それ用の写真だって用意する必要があるな。でも待てよ、モテてしまうのは嬉しいが、もう私には。
その時、トン、と玄関の扉が叩かれた音がした。だったらインターホン鳴らせばいいのに。そうだ、ノックをするんだから、研究所の誰かかもしれないと、私はキャミソールにショートパンツの部屋着のまま玄関の扉に近づいた。もしや帝国の人間の可能性もあるな、そう思った私は、玄関を開けないで、低い声で話しかけた。
「合い言葉はなんだ?十秒以内に言え。」
「……くだらんことをしてないで、早く開けろ。」
私は思いっきりドアを開けた。そこには私服姿のラブ博士が立っていた。
「ああああ~ん!博士!「うるさい」どうしました?もしかして、お泊まりですか?いいですとも、いいですとも!ほらほらどうぞ~?」
その顔は嫌がっているのかな?またまたぁ!私はラブ博士の腕をがっしりと掴んで、グイグイ引っ張り始めた。しかしラブ博士は玄関の中にだって、入ろうとしてくれない。少し入るぐらい、いいだろうが!
「お前やめろ!……誤解するな、違う!泊まる訳がないだろうが!上がりもせん!やめろ!」
ええ……?何それ。上がりもしないって、何それ。私は肩をがっくりさせた。ガッカリだよ、泊まらないのか。頭の中では今日の夜のことでいっぱいだったのに、それらは夢で終わってしまうのか。あーあ、これだから人生って嫌だよ。
「じゃあ、何しに来たんですか?」
「あからさまに残念がるんだな。まあ、すぐ済むからここでいい。少し話をしようと思ってな、はあ。」
ああ話ね、話をするために、ここに来たのね。ならもうウォッフォンでいいじゃん。私はラブ博士が話し始めるのを待った。しかし博士は私から目を逸らしたまま、言葉に詰まっている。早く何か言わないと、もう一度あなたを部屋の中に引きずり込んでしまいますよ?私は博士に聞いた。
「どうしました?こんな夜更けに。」
「……はっきり言わせてもらおう。俺は、お前といると、調子が狂う。」
何それ。
「え?クレームのお問い合わせなら、営業時間内にお願い致します。我がソーライ研究所の営業時間は、朝九時から夕方の「自動アナウンスモードに入るな。クレームではない。」
なんだ、違うのか。じゃあ何なんだ?私は腕を組んで、博士をじっと見つめた。すると博士はボソボソと話し始めた。
「はあ、だから……調子が狂うんだ。最近はお前と一緒に研究所から帰ったり、ご飯を食べたり、そういうことが多い。確かに、友人とたまに食事はしてきたが、二日に一回という高頻度で、誰かと定期的に食事をすることは、経験に無かった。」
「ああ、ああ?」
「……だから」と、ラブ博士が私の目を見つめた。「明日、戦いで前線に行くお前に、俺は何を言えばいいのか分からない。」
そういうことか、私は手のひらをヒラヒラさせながら言った。
「ああ、それですか。でも私はそんな大変なポジションじゃ……寧ろ後方のキリーの方が、直接ヴァルガ騎士団長と当たるから」
「いいから聞け。それでも敵陣に近いのだから、流れ弾にやられる可能性だって大いにある。防具があるとは言え、あれも万全では無い。だから、これだけは言っておこうと思った……戦いから、絶対に帰って来い。」
「だからそんな大変な「約束だと言っている!……守らなかったら、どうなるか分かっているだろうな?」
ラブ博士が私の手をひょいと掴んだ。え?え?何これ。
「約束、ですか?」
博士の頬が少し赤い。
「……そうだ、無事に帰ってくることを、約束しろ。出来ないなら殺す。」
「それ約束しないっていう選択肢無いじゃないですか。分かりましたよ~じゃあ無事に帰ってきますから、そうだそうだ!帰ってきたら何してくれるんですか?フフっ。」
私はニヤニヤしながら博士の答えを待った。こんなに愛されているんだもの、それは勿論……!
と思ったが次の瞬間、博士は身を翻して、部屋の外へ飛び出し、バタンと扉を閉じてしまったのだ。ドアが閉まってしまった、これはしまった……なんて、そうじゃない!私は慌ててドアを開けて、マンションの通路を見たが、もう既に博士の姿は無かった。
「意外と足早くね……?」
そう呟いて、私はさっき博士に言われた言葉を思い出して、ニヤニヤしながら玄関の扉を閉めた。恥ずかしがっちゃって逃げられたが、帰った暁には、ご褒美としてハグしてもらおう。
それかデートだな、お泊まりコースのデート。まだ付き合ってはいないが、お泊まりしてしまえばこっちのものだ。リンのテクニックは凄い。
「ふんふんふ~ん」
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