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17 全てが正反対
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オフィスでイオリの仕事姿を見させてもらった。眼鏡をかけてPCでカタカタ打ったり、ノアフォンで度々電話したり忙しそうだった。午後にはもう一人重役が来て、イオリのカウンセリングを受けていった。
電話で話すイオリは、一人称が「私」になっていた。ちょっとPCを覗くと、どうやら犯行現場の荒れた室内の写真が表示されていた。写真や送られてくる資料に目を通して、イオリが自殺か他殺か、或いは犯人像の見立てを作って回答している。そんな感じの仕事だった。
覗くこと以外、私は兎に角突っ立っていた。本当にやることが無かった。イオリはコーヒーを飲む暇もないし、一人でバタバタと働いている。私は彼のことをじっと見つめて、時たまに辺りを見渡しては一人で謎の警備ごっこをした。
本棚には心理学の本と、犯罪の本がぎっしり詰まっていた。中には犯罪現場ファイルという本職の人向けの本もあった。その隣にある頭蓋骨の全てという本を手に取って、中を見た。頭蓋骨が損傷している写真がたくさんあった。犯罪の写真、というよりかは芸術的に見えて、私は暫くそれに心を奪われてから、本を戻した。
「痕跡は?」イオリが電話の相手に聞いている。うん、うん、と相槌を打ってから「ならば私の見立てと一致している。彼で間違いないだろう。証拠はそうだな……貸し金庫か何かでは?用意周到な性格をしているようだから。」と助言した。
イオリが電話を切ると、PCに鋭い目を向けつつ、独り言のように呟いた。
「……静かだな。」
「え?私が?」
「いや、シードロヴァ。とっくに研究室には戻っているはずなのに、そしてレモン飴を盗んだのも気づいたはずなのに。」
「意外と気付いていないのかも。」
「うーん。」
チラッとイオリと目が合った。彼の頬は、窓から入ってくるオレンジの夕陽で少し色づいていた。再びPCを見た彼が、ちょっと叫んだ。
「おっ」
「どうしたの?」
「シードロヴァからメールだ……!リアのIDを作成したから衛兵に頼んで俺の自宅のポストに入れて置くとのことだ。レモン飴については何も触れていない。」
「やっぱりバレなかった。」
「うーん。」
納得いかない様子のイオリだったけど、すぐに再び作業に集中し始めた。私はひたすら警備をしたり、突っ立っていた。
イオリの仕事が終わると、彼はさっさと支度をしてノアフォンだけポケットに入れてオフィスから出た。そういえば鞄なしで仕事場に来てる、私なんか職場にゴルフバッグを抱えて行くので、それは良いなと羨ましく思った。
ノアズの廊下を、イオリの後ろについて歩いている間、私は今日のことを幸せに思った。犯罪という秘密の共有、それも相手が好きな人となると、胸に変な興奮感が生まれた。勝手に親密になった気がした。
受付に着くと、私は入館証を返却した。その手順を終えると、サラが私の隣にいるイオリを手招いた。イオリは「俺のオフィスがいいか?」と愛する人に対して発するような優しい声で聞いたが、サラはぶっきらぼうに「すぐそこでいい」と隅っこを指さした。
「こんなとこで話すのか」と頭をかいてサラについて行くイオリを、私は出来るだけ離れて見守った。二人が窓際の隅に立つと、職員がチラチラと二人のことを見た。
中には「あ、アルバレス先生」と声を漏らす人もいた。全身防具に包んだ、衛兵だった。彼は相手のサラを発見すると、他の人同様に見て見ぬ振りをして歩いて行った。
「ねえ、リアだっけ?あの子はなんなの?なんかボランティアかなんかで引き取ったってメアリから電話で聞いたけど。」
……彼のお母さんと電話で話す仲なのかい。それは良かったねと内心ふてくされた。
「ああ、そうだ。暫くうちにいるし、俺のそばにいる。心理の方の研究、ただそれだけだ。因みにシードロヴァから何か聞いてないか?連絡があったとか、そういうことはないか?」
「いやいや、わざわざ副所長から声かけられるなんてこと、普通に過ごしてたら無いでしょ。……え?もしかして私クビなの?」
「そうじゃない。ただ聞いただけだ。失礼。」
「びっくりしたー。ふふっ。」
ふふ、はは、と二人がにこやかに笑い始めると、サラの方からイオリの手を握り始めた。私は近くで立ったまま、目を逸らした。やだなぁこのムード。
でもいいよ。私なんかイオリと犯罪を共有してる。サラはせいぜい恋人らしいことが出来てるだけでしょ?手を繋いだり、キスしたり、ベットでいちゃついたり、セッ……!
グヌヌヌヌ!
「じゃあリアとは何でもないんだ。」
再び見れば、サラが誘惑的に顎をあげながら体をくねらせて、イオリのことを見つめていた。何あのぶりっ子な感じと思っていたが、イオリは満更でもない様子で、頬を赤く染めていた。
何あれ。
「だ、だからそうだと言っているではないか。俺にはお前だけ……あまり職場で言わせるな。」
「えー、でももっと言って欲しいかも。アルバレス先生~。」
「また今度、俺の部屋で。」
「えー。」
『ヴヴん!』
私の咳払いと同時に、受付からも同じような咳払いが聞こえたのでそっちを向くと、サラの同僚のモリーが険しい顔を二人に向けていた。
二人はシュッと一歩離れてから、見つめ合って、イオリがサラの耳元で何かを囁くと、サラは嬉しそうに微笑んだ。そしてイオリが私の元へ戻ってきた。
私はつい、顔を逸らした。
「どうしたリア、さあ帰ろう。」
「……はい。」
「結局シードロヴァは何も言ってこなかった。」
「うん。」
イオリは首を傾げた後に、すぐ歩き始めた。私も彼について行った。ノアズの建物を出ると、広々とした庭園の丸く刈り取られた木や、パンジーの花々が綺麗に橙に染まっていた。
一番綺麗なのは彼だった。歩くたびに彼のツヤツヤの髪の毛が揺れた。革靴がコツコツと音を立てた。彼の香水の匂いがした。
サラが羨ましくなった。彼女はイオリの大切な人だ。彼女は綺麗だし、明るい性格だし、セクシーで胸が大きいし……それに生きている。
全てが私と真逆だ。
「そうだ。」と、駐車場に来た時に、急にイオリが立ち止まった。私はじっと彼の言葉を待った。
彼は私を見ないで言った。
「帰りにお前の好きなものを俺が買おう。有無は言わせない。」
「でも。」
「煩い。」
黒いオープンカーに彼が乗った。運転席に座った彼は、ハンドル奥に置いてあった丸いサングラスをかけた。一気にマフィアのボスっぽくなった。
「どうした?早く乗れ。」
「乗るけど……」と、私も助手席に座った。高級車はシートの質感も違う。シートベルトがお腹に食い込むのも気持ちがいい。
夫のバンとは全然違う。乗り心地も、乗っていた時の気持ちも。その全てが、仕事のための輸送だった。楽しいという感情の発想すらなかった。
彼が車を一度バックをさせてから切り替えて、アクセルを踏んだ。私は小声で呟いた。
「何も欲しくない。」
仕事をこなした後は、夫にも何が欲しいかよく聞かれた。何も欲しくなかった。そんなことを思い出しながら呟いてしまった。
イオリは運転を続けている。彼のサングラスの反射が、彼の揺れる髪の毛が素敵だった。今のはきっと聞こえていなかっただろう。
それで良かった。私はすぐに消えるから、あまり優しくしないでほし「向こうに行ってから決めよう。何だか今日は俺も疲れたからな、広場脇の駐車場に停めて、適当に雑貨屋を見てまわれば、お前が好きそうなドクロのキャンドルでも売っているかもしれない。今日は俺も何か買おう。」
「イオリ、ドクロのキャンドル買うの?」
「それはアリシアだろうが。はは。」
優しく微笑む彼の横顔を見て、ああ、あの時、私が頭蓋骨の本に心を奪われていたのを、彼が実は知っていたんだと思うと、私は泣きそうになった。
電話で話すイオリは、一人称が「私」になっていた。ちょっとPCを覗くと、どうやら犯行現場の荒れた室内の写真が表示されていた。写真や送られてくる資料に目を通して、イオリが自殺か他殺か、或いは犯人像の見立てを作って回答している。そんな感じの仕事だった。
覗くこと以外、私は兎に角突っ立っていた。本当にやることが無かった。イオリはコーヒーを飲む暇もないし、一人でバタバタと働いている。私は彼のことをじっと見つめて、時たまに辺りを見渡しては一人で謎の警備ごっこをした。
本棚には心理学の本と、犯罪の本がぎっしり詰まっていた。中には犯罪現場ファイルという本職の人向けの本もあった。その隣にある頭蓋骨の全てという本を手に取って、中を見た。頭蓋骨が損傷している写真がたくさんあった。犯罪の写真、というよりかは芸術的に見えて、私は暫くそれに心を奪われてから、本を戻した。
「痕跡は?」イオリが電話の相手に聞いている。うん、うん、と相槌を打ってから「ならば私の見立てと一致している。彼で間違いないだろう。証拠はそうだな……貸し金庫か何かでは?用意周到な性格をしているようだから。」と助言した。
イオリが電話を切ると、PCに鋭い目を向けつつ、独り言のように呟いた。
「……静かだな。」
「え?私が?」
「いや、シードロヴァ。とっくに研究室には戻っているはずなのに、そしてレモン飴を盗んだのも気づいたはずなのに。」
「意外と気付いていないのかも。」
「うーん。」
チラッとイオリと目が合った。彼の頬は、窓から入ってくるオレンジの夕陽で少し色づいていた。再びPCを見た彼が、ちょっと叫んだ。
「おっ」
「どうしたの?」
「シードロヴァからメールだ……!リアのIDを作成したから衛兵に頼んで俺の自宅のポストに入れて置くとのことだ。レモン飴については何も触れていない。」
「やっぱりバレなかった。」
「うーん。」
納得いかない様子のイオリだったけど、すぐに再び作業に集中し始めた。私はひたすら警備をしたり、突っ立っていた。
イオリの仕事が終わると、彼はさっさと支度をしてノアフォンだけポケットに入れてオフィスから出た。そういえば鞄なしで仕事場に来てる、私なんか職場にゴルフバッグを抱えて行くので、それは良いなと羨ましく思った。
ノアズの廊下を、イオリの後ろについて歩いている間、私は今日のことを幸せに思った。犯罪という秘密の共有、それも相手が好きな人となると、胸に変な興奮感が生まれた。勝手に親密になった気がした。
受付に着くと、私は入館証を返却した。その手順を終えると、サラが私の隣にいるイオリを手招いた。イオリは「俺のオフィスがいいか?」と愛する人に対して発するような優しい声で聞いたが、サラはぶっきらぼうに「すぐそこでいい」と隅っこを指さした。
「こんなとこで話すのか」と頭をかいてサラについて行くイオリを、私は出来るだけ離れて見守った。二人が窓際の隅に立つと、職員がチラチラと二人のことを見た。
中には「あ、アルバレス先生」と声を漏らす人もいた。全身防具に包んだ、衛兵だった。彼は相手のサラを発見すると、他の人同様に見て見ぬ振りをして歩いて行った。
「ねえ、リアだっけ?あの子はなんなの?なんかボランティアかなんかで引き取ったってメアリから電話で聞いたけど。」
……彼のお母さんと電話で話す仲なのかい。それは良かったねと内心ふてくされた。
「ああ、そうだ。暫くうちにいるし、俺のそばにいる。心理の方の研究、ただそれだけだ。因みにシードロヴァから何か聞いてないか?連絡があったとか、そういうことはないか?」
「いやいや、わざわざ副所長から声かけられるなんてこと、普通に過ごしてたら無いでしょ。……え?もしかして私クビなの?」
「そうじゃない。ただ聞いただけだ。失礼。」
「びっくりしたー。ふふっ。」
ふふ、はは、と二人がにこやかに笑い始めると、サラの方からイオリの手を握り始めた。私は近くで立ったまま、目を逸らした。やだなぁこのムード。
でもいいよ。私なんかイオリと犯罪を共有してる。サラはせいぜい恋人らしいことが出来てるだけでしょ?手を繋いだり、キスしたり、ベットでいちゃついたり、セッ……!
グヌヌヌヌ!
「じゃあリアとは何でもないんだ。」
再び見れば、サラが誘惑的に顎をあげながら体をくねらせて、イオリのことを見つめていた。何あのぶりっ子な感じと思っていたが、イオリは満更でもない様子で、頬を赤く染めていた。
何あれ。
「だ、だからそうだと言っているではないか。俺にはお前だけ……あまり職場で言わせるな。」
「えー、でももっと言って欲しいかも。アルバレス先生~。」
「また今度、俺の部屋で。」
「えー。」
『ヴヴん!』
私の咳払いと同時に、受付からも同じような咳払いが聞こえたのでそっちを向くと、サラの同僚のモリーが険しい顔を二人に向けていた。
二人はシュッと一歩離れてから、見つめ合って、イオリがサラの耳元で何かを囁くと、サラは嬉しそうに微笑んだ。そしてイオリが私の元へ戻ってきた。
私はつい、顔を逸らした。
「どうしたリア、さあ帰ろう。」
「……はい。」
「結局シードロヴァは何も言ってこなかった。」
「うん。」
イオリは首を傾げた後に、すぐ歩き始めた。私も彼について行った。ノアズの建物を出ると、広々とした庭園の丸く刈り取られた木や、パンジーの花々が綺麗に橙に染まっていた。
一番綺麗なのは彼だった。歩くたびに彼のツヤツヤの髪の毛が揺れた。革靴がコツコツと音を立てた。彼の香水の匂いがした。
サラが羨ましくなった。彼女はイオリの大切な人だ。彼女は綺麗だし、明るい性格だし、セクシーで胸が大きいし……それに生きている。
全てが私と真逆だ。
「そうだ。」と、駐車場に来た時に、急にイオリが立ち止まった。私はじっと彼の言葉を待った。
彼は私を見ないで言った。
「帰りにお前の好きなものを俺が買おう。有無は言わせない。」
「でも。」
「煩い。」
黒いオープンカーに彼が乗った。運転席に座った彼は、ハンドル奥に置いてあった丸いサングラスをかけた。一気にマフィアのボスっぽくなった。
「どうした?早く乗れ。」
「乗るけど……」と、私も助手席に座った。高級車はシートの質感も違う。シートベルトがお腹に食い込むのも気持ちがいい。
夫のバンとは全然違う。乗り心地も、乗っていた時の気持ちも。その全てが、仕事のための輸送だった。楽しいという感情の発想すらなかった。
彼が車を一度バックをさせてから切り替えて、アクセルを踏んだ。私は小声で呟いた。
「何も欲しくない。」
仕事をこなした後は、夫にも何が欲しいかよく聞かれた。何も欲しくなかった。そんなことを思い出しながら呟いてしまった。
イオリは運転を続けている。彼のサングラスの反射が、彼の揺れる髪の毛が素敵だった。今のはきっと聞こえていなかっただろう。
それで良かった。私はすぐに消えるから、あまり優しくしないでほし「向こうに行ってから決めよう。何だか今日は俺も疲れたからな、広場脇の駐車場に停めて、適当に雑貨屋を見てまわれば、お前が好きそうなドクロのキャンドルでも売っているかもしれない。今日は俺も何か買おう。」
「イオリ、ドクロのキャンドル買うの?」
「それはアリシアだろうが。はは。」
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