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11.月璃の推理
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ぐるりと城を囲むような壁の中にある門をくぐると、そこはまた城の中だった。でも、建物が明らかに違う。俺の目の前に広がるのは、工事現場によくあるプレハブ小屋みたいな家だ。遠くには、いま通った壁よりもさらに高い壁が見える。
あんな壁よく造ったよなーー。石をひとつひとつ乗せてるんだろうけど、色が全体的に白色で、さらに寒さを感じてしまうよ。
「ここからは、兵舎や使用人達のエリアだ」
従業員用部屋、ってやつかな。ーーそういう建物もすべて含めて城っていうのか?
まあ、城の出口に近くなったのはありがたい話だよ。クラメンの調べてくれた使用人部屋に行くのは、たぶん無理だからね。なら、別のルートを確保しないと……。
小屋の近くで仕事をしていたひと達が、驚いた顔で俺達を見た。慌てて頭を下げようとするひと達を無視するように、皇帝は歩き続ける。まるで、「気にするな」、とでも言ってるみたいだ。
「あれが、ユニコーンの舎だ」
「ーーー!」
しばらく歩くと、日当たりのいい広場に、白い馬が何頭もいた。けど、よく見ると馬じゃない、額から角が生えているからだ。ああ、そうだ、ユニコーンて、小学校のときの手提げカバンの柄だよ。女物なんか嫌だって、泣きまくったやつだ。
「ーー仔を」
「はっ!」
皇帝の命令に衛兵のおじさんが、小さなユニコーンを広場と隣接されてる馬舎からだしてきた。それを俺の目の前に連れてきてくれる。
「ーーー!」
白い仔馬みたいなのに、額にはちょこんと角がある。仔ユニコーンは広場におろされ、不安そうに左右に首を振った。無理やり連れてきてないか?
けど、ちっちゃくてカワイイ!ーーすごい、目の中が虹みたいだ……。こんなのが見られるなんて、ラッキーだな。きっとパンダより貴重だろうぜ。
キラキラときれいな色に、俺はじっと魅入ってしまう。皇帝から腕をはずし、いろんな角度から仔ユニコーンを見る。
「さわっても大丈夫だ」
「………」
ちょっと怖いけど、噛みつかないよなーー?屈んでおそるおそる手を伸ばすと、ユニコーンのほうから身体を擦り付けてきてくれた。思ったより硬くて、とっても温かい身体だよ。
ーーカワイイ。すごくカワイイな……。
自然に笑ってしまうような愛らしさに、俺は黙ったままその背中を撫で続けた。
「ーー陛下、ラダマンテ城代からの書簡が届いております」
「ーー少し離れる。好きなだけ見るがいい」
皇帝が俺から離れた場所へと移動していく。衛兵達も皇帝と一緒にユニコーンの馬舎から動いた。
ーーおっと、これはチャンスだ。あっちに森みたいな場所があるから、自然にあそこに行けないだろうかーー……。
「ーークラメン……」
側に控えてくれていたクラメンを、口を動かして呼ぶ。クラメンは俺の口の動きが読めるように、努力してくれてるんだ。
「はいーー」
「これからあそこの森にはいって、そのまま城から出るーー……」
「はいーー」
「おまえだけなら、なんとかなるだろ?」
俺の言葉にクラメンが顔色を変えた。
「何をおっしゃいます!」
「帰りたいんだろ?ーーニバリスにーー」
「ですが、セラフィナ様は!」
「会いたいひとがいるんだろう?」
クラメンの胸にかかるペンダントに触れると、彼女の眉がきゅっと寄せられる。こんな可愛い顔をするなんて、これは恋だな。
それだけ言うと、俺はユニコーンの仔のお尻を叩いた。ユニコーンの仔が飛び跳ね、広場の奥の森のほうに走っていく。大人のユニコーンが一瞬だけ仔を見たけど、またそのまま首を戻した。どうやら牝のユニコーンを口説くのに、忙しいらしい。なかなか薄情なやつらだな。
「………行くぞ」
ーーよし、でもこれで自然に追いかけられるーー。
待ってよ~~~、とばかりにスカートを持ち上げてユニコーンの仔の後を追う。もちろんクラメンもついてくる。さあさあ、森に入れば猛ダッシュだ。がんばれ、俺。がんばるんだ、クラメン!
「ーー意外に暗いな」
木々が密集しているそこは、道らしいものはなかった。散歩用の森じゃあないんだろうな、こんな暗い森での猛ダッシュは危ないぞ。
「足元にお気をつけくださいーー」
「クラメン、もういいから行けよ」
「………」
「あの遠くの城門からしか抜けられないんじゃ、早めに行かないと参拝客はみんな出てしまうだろーー?」
「ですがーー。あなたはどうなりますかーー?」
彼女の目は俺への心配でいっぱいだよ。けど、俺だってそうだ。クラメンのこれからが心配で仕方がない。
「ーークラメン。クラメンはわかってるんだろ?」
はー、はー、確実に運動不足だ。試合中、コートの中を走り切るぐらいの体力はあるはずなのにーー。
「何をですか?」
「セラフィナ様は戻ってこないって……」
俺の言葉を聞きながら、クラメンが悲しそうに顔を伏せた。
「………」
「セチアが言ってた意味を考えてたんだけどさ、ニバリスが冬で鎖国になるってことは、すげー冬が厳しいってことだよな?」
後ろを見ても誰も来ていない、これはうまくやったんじゃないか?
「ーーーはい」
「なら、セラフィナ様が皇帝の不興をかっても、兵を出すだけ無駄だし、国が攻められることはないーー。セチアはクラメンを犠牲にして、早くニバリスに戻って、国を封鎖することにしたんだよな?」
そのために、俺に時間稼ぎをお願いした。自分が国に戻るまで、俺が皇帝を引きつけりゃ完璧だもん。そんで、冬が終わる頃には次の妃候補が選ばれて、皇帝の怒りもおさまってるーー、そんなとこだろ?
ーー向こうの歴史でもあったなーー。ナチス・ドイツ軍がノルウェー北部を侵攻した際、厳しい寒さのために苦戦した、とかーー……。よっぽどほしいものがないと、極寒の地にちょっかいなんかかけたくないだろ。
「ーーニバリスのためなら、私の生命など……」
「うん。クラメンの生命を大事なひともいるんだろ?そいつのためにも、いきなよーー」
俺の言葉にクラメンの目に涙が浮かんだ。大事なひとがいるひとは、ちゃんと生きなきゃダメだ。ーー大丈夫だよ、クラメン、何があってもおまえは国に返してやるさーー。
「おっ、ユニコーンちゃん。ごめんよーー。さあ、早く行け!クラメン!」
走るのをやめたユニコーンの仔が、くるくるとその場でまわっている。トイレかな?
「ほら、クラメンーー」
買い出しとか言って、うまい具合に門を抜けてくれ……、俺は動かないクラメンの背中を強く押す。
「セラフィナ様……」
眉根をギュッと寄せた顔をしながら、クラメンが走ろうとして、………ーーーーーッ!!
クラメンのすぐ近くに、黒く動くものが見えた。
「あっ!」
ヘビだ!あのヘビ、クラメンの足を狙ってるーー!
俺は走った。スカートをぐしゃぐしゃにして、見た目なんか気にせずに走ったよ!
「ひゅ~ん」
ユニコーンの仔がいななく。
「クラメン!」
スカートが邪魔で足が出せないーー、クソッ!
あんな壁よく造ったよなーー。石をひとつひとつ乗せてるんだろうけど、色が全体的に白色で、さらに寒さを感じてしまうよ。
「ここからは、兵舎や使用人達のエリアだ」
従業員用部屋、ってやつかな。ーーそういう建物もすべて含めて城っていうのか?
まあ、城の出口に近くなったのはありがたい話だよ。クラメンの調べてくれた使用人部屋に行くのは、たぶん無理だからね。なら、別のルートを確保しないと……。
小屋の近くで仕事をしていたひと達が、驚いた顔で俺達を見た。慌てて頭を下げようとするひと達を無視するように、皇帝は歩き続ける。まるで、「気にするな」、とでも言ってるみたいだ。
「あれが、ユニコーンの舎だ」
「ーーー!」
しばらく歩くと、日当たりのいい広場に、白い馬が何頭もいた。けど、よく見ると馬じゃない、額から角が生えているからだ。ああ、そうだ、ユニコーンて、小学校のときの手提げカバンの柄だよ。女物なんか嫌だって、泣きまくったやつだ。
「ーー仔を」
「はっ!」
皇帝の命令に衛兵のおじさんが、小さなユニコーンを広場と隣接されてる馬舎からだしてきた。それを俺の目の前に連れてきてくれる。
「ーーー!」
白い仔馬みたいなのに、額にはちょこんと角がある。仔ユニコーンは広場におろされ、不安そうに左右に首を振った。無理やり連れてきてないか?
けど、ちっちゃくてカワイイ!ーーすごい、目の中が虹みたいだ……。こんなのが見られるなんて、ラッキーだな。きっとパンダより貴重だろうぜ。
キラキラときれいな色に、俺はじっと魅入ってしまう。皇帝から腕をはずし、いろんな角度から仔ユニコーンを見る。
「さわっても大丈夫だ」
「………」
ちょっと怖いけど、噛みつかないよなーー?屈んでおそるおそる手を伸ばすと、ユニコーンのほうから身体を擦り付けてきてくれた。思ったより硬くて、とっても温かい身体だよ。
ーーカワイイ。すごくカワイイな……。
自然に笑ってしまうような愛らしさに、俺は黙ったままその背中を撫で続けた。
「ーー陛下、ラダマンテ城代からの書簡が届いております」
「ーー少し離れる。好きなだけ見るがいい」
皇帝が俺から離れた場所へと移動していく。衛兵達も皇帝と一緒にユニコーンの馬舎から動いた。
ーーおっと、これはチャンスだ。あっちに森みたいな場所があるから、自然にあそこに行けないだろうかーー……。
「ーークラメン……」
側に控えてくれていたクラメンを、口を動かして呼ぶ。クラメンは俺の口の動きが読めるように、努力してくれてるんだ。
「はいーー」
「これからあそこの森にはいって、そのまま城から出るーー……」
「はいーー」
「おまえだけなら、なんとかなるだろ?」
俺の言葉にクラメンが顔色を変えた。
「何をおっしゃいます!」
「帰りたいんだろ?ーーニバリスにーー」
「ですが、セラフィナ様は!」
「会いたいひとがいるんだろう?」
クラメンの胸にかかるペンダントに触れると、彼女の眉がきゅっと寄せられる。こんな可愛い顔をするなんて、これは恋だな。
それだけ言うと、俺はユニコーンの仔のお尻を叩いた。ユニコーンの仔が飛び跳ね、広場の奥の森のほうに走っていく。大人のユニコーンが一瞬だけ仔を見たけど、またそのまま首を戻した。どうやら牝のユニコーンを口説くのに、忙しいらしい。なかなか薄情なやつらだな。
「………行くぞ」
ーーよし、でもこれで自然に追いかけられるーー。
待ってよ~~~、とばかりにスカートを持ち上げてユニコーンの仔の後を追う。もちろんクラメンもついてくる。さあさあ、森に入れば猛ダッシュだ。がんばれ、俺。がんばるんだ、クラメン!
「ーー意外に暗いな」
木々が密集しているそこは、道らしいものはなかった。散歩用の森じゃあないんだろうな、こんな暗い森での猛ダッシュは危ないぞ。
「足元にお気をつけくださいーー」
「クラメン、もういいから行けよ」
「………」
「あの遠くの城門からしか抜けられないんじゃ、早めに行かないと参拝客はみんな出てしまうだろーー?」
「ですがーー。あなたはどうなりますかーー?」
彼女の目は俺への心配でいっぱいだよ。けど、俺だってそうだ。クラメンのこれからが心配で仕方がない。
「ーークラメン。クラメンはわかってるんだろ?」
はー、はー、確実に運動不足だ。試合中、コートの中を走り切るぐらいの体力はあるはずなのにーー。
「何をですか?」
「セラフィナ様は戻ってこないって……」
俺の言葉を聞きながら、クラメンが悲しそうに顔を伏せた。
「………」
「セチアが言ってた意味を考えてたんだけどさ、ニバリスが冬で鎖国になるってことは、すげー冬が厳しいってことだよな?」
後ろを見ても誰も来ていない、これはうまくやったんじゃないか?
「ーーーはい」
「なら、セラフィナ様が皇帝の不興をかっても、兵を出すだけ無駄だし、国が攻められることはないーー。セチアはクラメンを犠牲にして、早くニバリスに戻って、国を封鎖することにしたんだよな?」
そのために、俺に時間稼ぎをお願いした。自分が国に戻るまで、俺が皇帝を引きつけりゃ完璧だもん。そんで、冬が終わる頃には次の妃候補が選ばれて、皇帝の怒りもおさまってるーー、そんなとこだろ?
ーー向こうの歴史でもあったなーー。ナチス・ドイツ軍がノルウェー北部を侵攻した際、厳しい寒さのために苦戦した、とかーー……。よっぽどほしいものがないと、極寒の地にちょっかいなんかかけたくないだろ。
「ーーニバリスのためなら、私の生命など……」
「うん。クラメンの生命を大事なひともいるんだろ?そいつのためにも、いきなよーー」
俺の言葉にクラメンの目に涙が浮かんだ。大事なひとがいるひとは、ちゃんと生きなきゃダメだ。ーー大丈夫だよ、クラメン、何があってもおまえは国に返してやるさーー。
「おっ、ユニコーンちゃん。ごめんよーー。さあ、早く行け!クラメン!」
走るのをやめたユニコーンの仔が、くるくるとその場でまわっている。トイレかな?
「ほら、クラメンーー」
買い出しとか言って、うまい具合に門を抜けてくれ……、俺は動かないクラメンの背中を強く押す。
「セラフィナ様……」
眉根をギュッと寄せた顔をしながら、クラメンが走ろうとして、………ーーーーーッ!!
クラメンのすぐ近くに、黒く動くものが見えた。
「あっ!」
ヘビだ!あのヘビ、クラメンの足を狙ってるーー!
俺は走った。スカートをぐしゃぐしゃにして、見た目なんか気にせずに走ったよ!
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