16 / 23
心の内
しおりを挟む
~side 桜~
もう…調子がいいのか悪いのか…
狂いっぱなしなのは間違いないんだけど…
今日草間さんに言われたので本当に嬉しかったんだけど、それでも確かに違った。草間さんに対しても一人称は『僕』だったし。他のスタッフが居ても変わらずに僕。。。
「まぁ、一人称が違うだけでどうこうって訳じゃないんだろうけど…」
でもやっぱり気になる。会長が…男性が一人称を変える意味って何だろう…そう思って気付けばスマホで調べていた。
「…へぇ、全員がそうとは限んないだろうけど…」
出てきた検索結果を見て何だかスン…と納得してしまった。
てことは…
「え、でも、初めの頃から俺だったけど…何で?」
そう。その検索結果をもってしても初めに近い頃から私にとって牧田のイメージは『一人称は俺』だった。間違いなく意外と早い段階からそうだったもん。
「でも、ひとめぼれとかって男性無いみたいだし、それに会長に限って、そんな事はないだろうし。」
それでも検索結果は嬉しいものだった。加えて今日の誘い。
「…嬉しい意外に無いって…どうしよ…」
また、触れれるかな…いけないとは思ってる。そんなこと考えてばっかりだとそれしかない様に取られちゃっても嫌だし…そんなのは私が一番分かってる。でも…
期待してしまう。
会長に抱きしめられるのはなんていうか…あったかい…気持ちぃし…だけどなんか自分からって言うにはいろんなことが、いろんな経験値が足りなさすぎる…
「どうしよ…」
でも、手位は…繋いでも、って言うかむしろ繋ぎたいって思う…素直になってもいいんだろうけど…恥ずかしいってのがきっとまた先走るんだろうな…
「何着ていこう…」
いつの間にか、考えている事は一人称問題から明後日のデートについてに様変わりしていた。
~side 牧田~
どうかしてる、本当に…
まさか草間にまで勘付かれるとは…
『せっかく二人にしたのに』
『解りやすいですね』
そんなに顔に出ていたのか…?だからって…それを言ってしまう程に…?
草間の事だから誰彼にペラペラ話す訳もない。だからもし仮に本当のことを言っても問題はない…
解っているんだが…解っているけれど…
確かに彼女に口止めをしている訳でもない。俺自身も非公開にしている訳でもない。何よりも俺の会社では社内恋愛禁止じゃない。
それは俺自身の事にしても同様だ。
だけど…なぜだろう、何かが引っかかるのか…
あぁ、そうか…
グラッドの人間に聞かれるかもしれない
それが俺は嫌なのかもしれない。相当言われているだろうし。だけど彼女が何も言わないから、
本当に…それだけか?
言わないんじゃなくて『言えない』の間違いとかは無いか?
考え出せば考えるだけ、いろんな靄がグルグルと頭を、思考をかき乱す。
明後日の約束、どうしようか…どこかでお茶でもするか?それとも…でもそんなに焦る必要もない。というか…
ひとつひとつの行動が…言葉が…彼女の事をもっと知りたい…何を考えて、何を見ているのか…仕事じゃない、そうじゃなくて…ただ、純粋に…
抱きしめて、あわよくば…
キスしたいなんて…
「俺のがよっぽど子供だな…そんな事に拘るなんて…」
少しは俺の頭の靄も…明後日迄には少しは晴れていてくれよ…
もう…調子がいいのか悪いのか…
狂いっぱなしなのは間違いないんだけど…
今日草間さんに言われたので本当に嬉しかったんだけど、それでも確かに違った。草間さんに対しても一人称は『僕』だったし。他のスタッフが居ても変わらずに僕。。。
「まぁ、一人称が違うだけでどうこうって訳じゃないんだろうけど…」
でもやっぱり気になる。会長が…男性が一人称を変える意味って何だろう…そう思って気付けばスマホで調べていた。
「…へぇ、全員がそうとは限んないだろうけど…」
出てきた検索結果を見て何だかスン…と納得してしまった。
てことは…
「え、でも、初めの頃から俺だったけど…何で?」
そう。その検索結果をもってしても初めに近い頃から私にとって牧田のイメージは『一人称は俺』だった。間違いなく意外と早い段階からそうだったもん。
「でも、ひとめぼれとかって男性無いみたいだし、それに会長に限って、そんな事はないだろうし。」
それでも検索結果は嬉しいものだった。加えて今日の誘い。
「…嬉しい意外に無いって…どうしよ…」
また、触れれるかな…いけないとは思ってる。そんなこと考えてばっかりだとそれしかない様に取られちゃっても嫌だし…そんなのは私が一番分かってる。でも…
期待してしまう。
会長に抱きしめられるのはなんていうか…あったかい…気持ちぃし…だけどなんか自分からって言うにはいろんなことが、いろんな経験値が足りなさすぎる…
「どうしよ…」
でも、手位は…繋いでも、って言うかむしろ繋ぎたいって思う…素直になってもいいんだろうけど…恥ずかしいってのがきっとまた先走るんだろうな…
「何着ていこう…」
いつの間にか、考えている事は一人称問題から明後日のデートについてに様変わりしていた。
~side 牧田~
どうかしてる、本当に…
まさか草間にまで勘付かれるとは…
『せっかく二人にしたのに』
『解りやすいですね』
そんなに顔に出ていたのか…?だからって…それを言ってしまう程に…?
草間の事だから誰彼にペラペラ話す訳もない。だからもし仮に本当のことを言っても問題はない…
解っているんだが…解っているけれど…
確かに彼女に口止めをしている訳でもない。俺自身も非公開にしている訳でもない。何よりも俺の会社では社内恋愛禁止じゃない。
それは俺自身の事にしても同様だ。
だけど…なぜだろう、何かが引っかかるのか…
あぁ、そうか…
グラッドの人間に聞かれるかもしれない
それが俺は嫌なのかもしれない。相当言われているだろうし。だけど彼女が何も言わないから、
本当に…それだけか?
言わないんじゃなくて『言えない』の間違いとかは無いか?
考え出せば考えるだけ、いろんな靄がグルグルと頭を、思考をかき乱す。
明後日の約束、どうしようか…どこかでお茶でもするか?それとも…でもそんなに焦る必要もない。というか…
ひとつひとつの行動が…言葉が…彼女の事をもっと知りたい…何を考えて、何を見ているのか…仕事じゃない、そうじゃなくて…ただ、純粋に…
抱きしめて、あわよくば…
キスしたいなんて…
「俺のがよっぽど子供だな…そんな事に拘るなんて…」
少しは俺の頭の靄も…明後日迄には少しは晴れていてくれよ…
0
あなたにおすすめの小説
罪悪と愛情
暦海
恋愛
地元の家電メーカー・天の香具山に勤務する20代後半の男性・古城真織は幼い頃に両親を亡くし、それ以降は父方の祖父母に預けられ日々を過ごしてきた。
だけど、祖父母は両親の残した遺産を目当てに真織を引き取ったに過ぎず、真織のことは最低限の衣食を与えるだけでそれ以外は基本的に放置。祖父母が自身を疎ましく思っていることを知っていた真織は、高校卒業と共に就職し祖父母の元を離れる。業務上などの必要なやり取り以外では基本的に人と関わらないので友人のような存在もいない真織だったが、どうしてかそんな彼に積極的に接する後輩が一人。その後輩とは、頗る優秀かつ息を呑むほどの美少女である降宮蒔乃で――
心のすきまに【社会人恋愛短編集】
山田森湖
恋愛
仕事に追われる毎日、でも心のすきまに、あの人の存在が忍び込む――。
偶然の出会い、初めての感情、すれ違いのもどかしさ。
大人の社会人恋愛を描いた短編集です。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
春に狂(くる)う
転生新語
恋愛
先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる