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第2章・モフモフで可愛いケモノっ子
029:秘密の地下室
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エッタさんとカエデちゃんは、ジャック大船団の根城に潜入していて、見回りの人間から逃れる為に宝物庫に隠れている。
見回りの男たちは宝物庫から古びた剣を持ち出すと、エッタさんたちに気がつく事なく出て行った。
「何とか気付かれずに済んだね………まだまだ見張りがいるから気が引けない」
「気疲れするわん。でも先に進む他ないわん………」
「そうね。兎人族の人たちだって捕まっているのかも知れないのだから………どうにか助け出さないとね」
見張りの数が多いせいで、常に周りを気にしていなければいけない為に、相当な神経をすり減らしているのである。
その為に2人は戦闘を行っていないが、ツーッと頬に汗が流れ出るくらいの緊張感がある。
それでも先に進まなければいけない為、2人は宝物庫の扉に耳を当てて音が聞こえなくなるまで待って、音が聞こえなくなったら警戒しながら外に出る。
「後方は、私が警戒するから、カエデちゃんは前の方を お願いできる?」
「了解わん!! ミナトさんに、前方を任せられているんですわん!!」
「とても信頼できるわ………よし。気を引き締めていきましょうか」
後衛を任されているエッタさんが背後を守り、前衛を任せられているカエデちゃんが前を警戒しながら進んでいく。
カエデちゃんの犬としての能力である嗅覚を使って、周りに気を遣いながら先に進んでいく。
即興ではあるが中々に息のあったコンビネーションで、2人は誰に見つかる事なく奥に進んでいく。
するとカエデちゃんが壁にもたれかかった瞬間に、壁がガチャッと押し戸の要領で開いた。
「わっ!? いててて………何なんだわん」
「カエデちゃん、大丈夫っ!? これは……隠し扉?」
「地下に繋がる階段があるわん……」
「こんなところに隠し階段があるなんて、この下に何かある可能性があるね………よく見つけてくれたね!!」
カエデちゃんが突然に転んだので、エッタさんは急いで駆け寄ると偶然にも根城の隠し扉を見つけていた。
こんなところに分かりづらく作られているなんて、何かあるに違いないとエッタさんはカエデちゃんの頭を撫でる。
身も隠せるし先に、この隠し階段を降りようとエッタさんはカエデちゃんと一緒に降りる。
「うっ!? なんか嫌な匂いがするわん………」
「本当に? そんなに変な匂いはしないけど………犬人族の嗅覚でしか感じ取れないのかな」
「分かんないわん。とても今すぐに逃げ出したい気分わん………何の匂いなんだろうわん」
何やら地下室の奥からカエデちゃんにのみ感じる嫌な匂いが漂っているみたいで、エッタさんは感じないが苦しそうだ。
「そんなに嫌な匂いなのね………無理しなくて良いよ?」
「大丈夫だわん!! こんなところで、逃げ出すなんて犬人族のプライドに傷がつくわん!!」
「無理だと思ったら言ってね」
「分かったわん………」
エッタさんからすれば本当に辛そうなので、ここで待っていても良いのだが、カエデちゃんのプライドが許さないのである。
その為に冷や汗を流しながら、地下室への階段を一歩一歩慎重に降りていく。
すると松明の光で薄暗い部屋が現れて、そこに5人くらいの兎人族がバタンッと倒れていた。
「こんなところにいたのね!!」
エッタさんは見つけると直ぐに階段を駆け降りて、兎人族のところに駆け寄り生死を確認する。
5人全員の確認をすると弱くなっている人もいるが、一応は生きているのでエッタさんは安心した。
無事な事をカエデちゃんに報告しようと見ると、カエデちゃんも地面に倒れ込んでいた。
「カエデちゃん!? だ 大丈夫!?」
「こ この匂いがダメみたいわん………」
「この匂い? この赤い線……」
エッタさんは急いでカエデちゃんに駆け寄ると、汗ダラダラに呼吸も荒くなっていて異常なのが直ぐに分かる。
カエデちゃんは自分の体調不良の原因が、この部屋に入って分かったみたいで、エッタさんに伝える為に指を刺した。
その指が刺された場所を見てみると、近寄った時には気づかなかったが兎人族を囲む様に赤い線が円を描いている。
「これが獣人の人たちを苦しめている? もしかして黒魔術系の呪いとかだったり………」
「違うと思うわん。単純に、その線を描くのに使われているのが獣の血………つまりは強力な魔獣の血だと思うわん」
「ま まさか!? 獣人特有の性質………自分たちよりも遥かに上の生物の地によって体が蝕まれている?」
カエデちゃんは円を描くのに使われているのは、強力なモンスターの血で、その匂いを嗅ぐ事で獣人としての性質、強者の血や排泄物の匂いを嗅ぐと体に緊張が走るというものだった。
エッタさんには分からない為に、この血を早く消した方が良いと足で地面する様にして血を薄く伸ばしてから、置いてあった松明を使って血を焼いた。
「少しマシになったわん………エッタさん、ありがとうだわん」
「良いのよ。まさか、こんな方法で兎人族の人たちを閉じ込めていたなんて………ん? あそこにいるのは、人間の女の子?」
匂いが薄くなった事でカエデちゃんの顔色が落ち着いてきた。
皆んな意識を取り戻しそうなので、エッタさんは少し安心していると部屋の奥の壁にグッタリと、座り込んで意識の無い人間の女の子を発見した。
エルフ族でもなければ獣人でもない、人間の女の子が何で居るのかとエッタさんは疑問に思った。
「どうして、こんなところに人間の子が? 兎人族の誘拐の際に間違わられたのかしら………こっちも意識ないわね」
「その子は生きてるのかわん?」
「えぇ何とか息はしているみたい。でも、何で獣人に混じって人間の女の子がいるのかな………」
「ん? 普通に間違われたけど、外に放すのも危ないと思ったからでは無いかわん?」
「それもそうよね。海賊なんて考えている事が分かるわけ無いものね………」
エッタさんは、どうして女の子が居たのかの理由に関しては、考えても仕方ないからと気にする事はしない様にした。
「とにかく今の段階で皆んなで移動はできない………この人たちには、ここで待っててもらって上を攻略しちゃおう」
「そうですねわん!! そっちの方が確実に、この人たちを救う事ができるわん!!」
「そうと決まれば上にあがあがろうね………ん? ま 待って」
「どうかしたのかわん?」
2人は上に、うじゃうじゃと見張りがいるのに脱出なんて無理だと思って、先に上を蹴散らそうと階段を上がろうとする。
その時に松明を持ってきてしまったら、兎人族の人たちが起きた時に暗かったら困るからと松明を戻そうと、松明をふと突き当たりの奥に持っていくと祭壇が現れた。
まさか兎人族は何かの儀式や宗教関係の生贄で、連れて来られたのでは無いかとエッタさんの頭の中に考えが出る。
「い いや。大丈夫……早く先に行きましょ」
「そ そう? なら早く行くわん!!」
「そうね……気になるけど、今は上が先ね………」
何やら嫌な予感はしながらもエッタさんは、上の海賊たちを倒すのが先だとカエデちゃんには内緒で階段を上がる。
そのまま音が聞こえない事と、少しの隙間からいない事を確認してから隠し扉から出た。
「あらあら可愛いネズミちゃんが居たみたいね………そこは秘密の部屋に入ったのね」
「ば バレた!? それにしても女……」
「女は海賊しちゃいけないのかい?」
「そんな古い考えなんて捨てなよ………私たちは!!」
―――大船団の女海賊・ミア&クロエ―――
2人が出ると地下で思っていたよりも音が響いていたらしく、2人の女海賊が現れた。
見回りの男たちは宝物庫から古びた剣を持ち出すと、エッタさんたちに気がつく事なく出て行った。
「何とか気付かれずに済んだね………まだまだ見張りがいるから気が引けない」
「気疲れするわん。でも先に進む他ないわん………」
「そうね。兎人族の人たちだって捕まっているのかも知れないのだから………どうにか助け出さないとね」
見張りの数が多いせいで、常に周りを気にしていなければいけない為に、相当な神経をすり減らしているのである。
その為に2人は戦闘を行っていないが、ツーッと頬に汗が流れ出るくらいの緊張感がある。
それでも先に進まなければいけない為、2人は宝物庫の扉に耳を当てて音が聞こえなくなるまで待って、音が聞こえなくなったら警戒しながら外に出る。
「後方は、私が警戒するから、カエデちゃんは前の方を お願いできる?」
「了解わん!! ミナトさんに、前方を任せられているんですわん!!」
「とても信頼できるわ………よし。気を引き締めていきましょうか」
後衛を任されているエッタさんが背後を守り、前衛を任せられているカエデちゃんが前を警戒しながら進んでいく。
カエデちゃんの犬としての能力である嗅覚を使って、周りに気を遣いながら先に進んでいく。
即興ではあるが中々に息のあったコンビネーションで、2人は誰に見つかる事なく奥に進んでいく。
するとカエデちゃんが壁にもたれかかった瞬間に、壁がガチャッと押し戸の要領で開いた。
「わっ!? いててて………何なんだわん」
「カエデちゃん、大丈夫っ!? これは……隠し扉?」
「地下に繋がる階段があるわん……」
「こんなところに隠し階段があるなんて、この下に何かある可能性があるね………よく見つけてくれたね!!」
カエデちゃんが突然に転んだので、エッタさんは急いで駆け寄ると偶然にも根城の隠し扉を見つけていた。
こんなところに分かりづらく作られているなんて、何かあるに違いないとエッタさんはカエデちゃんの頭を撫でる。
身も隠せるし先に、この隠し階段を降りようとエッタさんはカエデちゃんと一緒に降りる。
「うっ!? なんか嫌な匂いがするわん………」
「本当に? そんなに変な匂いはしないけど………犬人族の嗅覚でしか感じ取れないのかな」
「分かんないわん。とても今すぐに逃げ出したい気分わん………何の匂いなんだろうわん」
何やら地下室の奥からカエデちゃんにのみ感じる嫌な匂いが漂っているみたいで、エッタさんは感じないが苦しそうだ。
「そんなに嫌な匂いなのね………無理しなくて良いよ?」
「大丈夫だわん!! こんなところで、逃げ出すなんて犬人族のプライドに傷がつくわん!!」
「無理だと思ったら言ってね」
「分かったわん………」
エッタさんからすれば本当に辛そうなので、ここで待っていても良いのだが、カエデちゃんのプライドが許さないのである。
その為に冷や汗を流しながら、地下室への階段を一歩一歩慎重に降りていく。
すると松明の光で薄暗い部屋が現れて、そこに5人くらいの兎人族がバタンッと倒れていた。
「こんなところにいたのね!!」
エッタさんは見つけると直ぐに階段を駆け降りて、兎人族のところに駆け寄り生死を確認する。
5人全員の確認をすると弱くなっている人もいるが、一応は生きているのでエッタさんは安心した。
無事な事をカエデちゃんに報告しようと見ると、カエデちゃんも地面に倒れ込んでいた。
「カエデちゃん!? だ 大丈夫!?」
「こ この匂いがダメみたいわん………」
「この匂い? この赤い線……」
エッタさんは急いでカエデちゃんに駆け寄ると、汗ダラダラに呼吸も荒くなっていて異常なのが直ぐに分かる。
カエデちゃんは自分の体調不良の原因が、この部屋に入って分かったみたいで、エッタさんに伝える為に指を刺した。
その指が刺された場所を見てみると、近寄った時には気づかなかったが兎人族を囲む様に赤い線が円を描いている。
「これが獣人の人たちを苦しめている? もしかして黒魔術系の呪いとかだったり………」
「違うと思うわん。単純に、その線を描くのに使われているのが獣の血………つまりは強力な魔獣の血だと思うわん」
「ま まさか!? 獣人特有の性質………自分たちよりも遥かに上の生物の地によって体が蝕まれている?」
カエデちゃんは円を描くのに使われているのは、強力なモンスターの血で、その匂いを嗅ぐ事で獣人としての性質、強者の血や排泄物の匂いを嗅ぐと体に緊張が走るというものだった。
エッタさんには分からない為に、この血を早く消した方が良いと足で地面する様にして血を薄く伸ばしてから、置いてあった松明を使って血を焼いた。
「少しマシになったわん………エッタさん、ありがとうだわん」
「良いのよ。まさか、こんな方法で兎人族の人たちを閉じ込めていたなんて………ん? あそこにいるのは、人間の女の子?」
匂いが薄くなった事でカエデちゃんの顔色が落ち着いてきた。
皆んな意識を取り戻しそうなので、エッタさんは少し安心していると部屋の奥の壁にグッタリと、座り込んで意識の無い人間の女の子を発見した。
エルフ族でもなければ獣人でもない、人間の女の子が何で居るのかとエッタさんは疑問に思った。
「どうして、こんなところに人間の子が? 兎人族の誘拐の際に間違わられたのかしら………こっちも意識ないわね」
「その子は生きてるのかわん?」
「えぇ何とか息はしているみたい。でも、何で獣人に混じって人間の女の子がいるのかな………」
「ん? 普通に間違われたけど、外に放すのも危ないと思ったからでは無いかわん?」
「それもそうよね。海賊なんて考えている事が分かるわけ無いものね………」
エッタさんは、どうして女の子が居たのかの理由に関しては、考えても仕方ないからと気にする事はしない様にした。
「とにかく今の段階で皆んなで移動はできない………この人たちには、ここで待っててもらって上を攻略しちゃおう」
「そうですねわん!! そっちの方が確実に、この人たちを救う事ができるわん!!」
「そうと決まれば上にあがあがろうね………ん? ま 待って」
「どうかしたのかわん?」
2人は上に、うじゃうじゃと見張りがいるのに脱出なんて無理だと思って、先に上を蹴散らそうと階段を上がろうとする。
その時に松明を持ってきてしまったら、兎人族の人たちが起きた時に暗かったら困るからと松明を戻そうと、松明をふと突き当たりの奥に持っていくと祭壇が現れた。
まさか兎人族は何かの儀式や宗教関係の生贄で、連れて来られたのでは無いかとエッタさんの頭の中に考えが出る。
「い いや。大丈夫……早く先に行きましょ」
「そ そう? なら早く行くわん!!」
「そうね……気になるけど、今は上が先ね………」
何やら嫌な予感はしながらもエッタさんは、上の海賊たちを倒すのが先だとカエデちゃんには内緒で階段を上がる。
そのまま音が聞こえない事と、少しの隙間からいない事を確認してから隠し扉から出た。
「あらあら可愛いネズミちゃんが居たみたいね………そこは秘密の部屋に入ったのね」
「ば バレた!? それにしても女……」
「女は海賊しちゃいけないのかい?」
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