56 / 201
第2章・モフモフで可愛いケモノっ子
055:金の暴力
しおりを挟む
傷だらけになったエッタさんの代わりに、俺はシャドーと戦闘する事になったが、俺の気持ちとしてはエッタさんを弄んでくれた事に怒りでいっぱいだ。
「エッタさんの借りは、俺が返してやるって事になったが………今の俺は怒りで頭がいっぱいなんだ。ちょっと力加減は出来ねぇから気をつけろよ」
「おいおい。そんなに大口を叩いて大丈夫か? これで負けでもしたら、お前は女の前で赤っ恥だぞ?」
「赤っ恥だと? 大口だと言ってると、テメェの方が痛い目を見る事になるぞ………テメェは覚悟をしておけ」
俺の怒りオーラを感じているのか、シャドーは少し冷や汗を出しながら強がりで俺を罵倒する。
強がってはいるが俺の体からの殺気を警戒して、攻めてくる事はなく距離をとって様子を見ている。
「俺に大口とか言っておきながら、お前は攻めて来ないのか? どっちが赤っ恥なんだよ………もっとエッタさんを弄んだようにかかって来いや!!」
「ちっ。面倒な奴が目を覚ましやがったな………」
シャドーは言われたままでは性に合わないと、影の中に入ると影の中から俺に向かってクナイを投げてくる。
だが俺は全てを見切って避けるやら、クナイを素手で受けるなど身体能力の高さを見せつけた。
「こんな飛び道具で、俺は倒せるわけねぇだろ………隠れてねぇで出て来いや!!」
「うっ!? 影をぶん殴りやがった!?」
飛び道具を投げてくるだけで、直接戦闘をして来ないシャドーに俺のフラストレーションが高まっていく。
その為に俺はシャドーが隠れている影に向かって、筋力増強魔法を使い地面をぶん殴った。
するとダメージが入ったのか、口から血を吐いているシャドーが影の中から現れたのである。
「影を殴るなんて、普通の人間がやる事じゃねぇぞ!!」
「俺が普通の人間に見えるか? そう見えるのなら、お前に悪役を担う力はねぇよ………テメェじゃあ無理だ」
「だから舐めんじゃねぇぞ!!」
・影魔法Level3《忍法、影掴み》
シャドーもガキの俺に色々と言われた事で、腹が立って影掴みを使って俺の動きを止めた。
そのまま俺の背後に回って首に狙いを定め、クナイで掻っ切る為に腕を振り上げるのである。
「だから、そう簡単に行くわけねぇだろ………お前らの方こそ、夢物語を語ってるようだぞ?」
・炎魔法Level1《ファイヤーボール》
・風魔法Level2《ストーム》
――火達磨――
「火だと!? 熱いぃいいいいい!!!!!!」
俺は動けないは動けないが、炎魔法と風魔法を使って自分の体を燃やしてシャドーを道連れにした。
それに巻き込まれたシャドーも火だるまになって、あまりの熱さから地面を転がって火を消そうとしている。
「これで終わりにしようや!!」
・オリジナルスキル『牛変化』
・炎魔法Level1《根性の拳》
―――焼ける肉―――
「バイソン部長のスキルか………」
俺は倒れているシャドーにトドメとして、バイソンになり腕に炎を纏ってシャドーの顔面を地面に殴りつけた。
そのままシャドーは気を失った。
その瞬間を持ってシャドーとの戦闘は、俺とエッタさんの勝利で幕を閉じる事になる。
「ふぅ~……エッタさん!! 傷は大丈夫かい!!」
「はい、何とか。オリジナルスキルで、傷口は塞いだのですが魔力を使い過ぎて………」
「それなら、ここに残っていた方が良いね。後の事は、俺の方でやっておくから」
「ミナト様に伝えておいた方が良い事がありまして………カエデちゃんの両親について」
エッタさんはオリジナルスキルで傷口を塞いで治していたが、魔力を多く使ってしまって疲れ切っている様子だった。
それを見て俺は、ここからは俺が1人でやるからとエッタさんを休ませる事にしたのである。
そんな中で俺は、ここで初めてカエデちゃんの両親が既に殺されている事をエッタさんの口から聞いた。
「そ そんな事があって良いのかよ………あの野郎を本気で、俺がぶっ飛ばしてくるよ」
「わ 分かりました………私は一緒に行けませんが、心から無事を祈っています」
「あぁエッタさんも体を休めていてよ………」
後にエッタさんは、この時の俺の顔は恐怖で身震いするくらい怒った顔をしていたと話した。
それもそうだろう。
バラドンカンパニーがやってきた事は、人間のやる所業ではなく地獄に落ちるであろう行為だ。
* * *
数々の悪行を行っているバラドンカンパニーの社長で、世界犯罪者のエルマーは社長室で葉巻を吸いながら外を見ている。
「この国での仕事も終わりか………」
エルマーは葉巻を吸いながら、このルクマリネ王国での仕事はやりきったかと考えている。
そして目をゆっくりと閉じて、エルマーは自分の幼少期について思い出し耽っていた。
エルマーが生まれたのは、大大陸にある《ムサカ王国》の《金色の都》である。
「元気な子が生まれたわね………良かった」
「そうだっ!! この子が賢くなるように、名前は学者から取って《エルマー》にしないか!!」
「それは良いわね!!」
俺の名前は有名学者の《エルマー=ド=エピール》から取られたもので、とても未来優秀な子だと期待されていた。
しかし金色の都とは世界最大の金の街であり、この都市では貧富の差が世界最悪とされていた。
そしてエルマーが生まれる20年前から、金色の都では貧困層の大飢饉が起こってしまっていた。
「どうして……どうして、貴方が死ぬのよ!! 貴方が死んだら、私たちどうやって生きていくのよ………」
「おとうしゃん。どうかしたの?」
エルマーが3歳の時に、父親は不慮の事故で死亡した。
その日から元々苦しかった生活は、さらに困窮していきエルマーは家で1人ぼっちである事が増えた。
その為に家の中にあった古い絵本を読んで、ある夢を持つようになったのである。
「お母さん!! 僕、大人になったら伝説の大陸《マー大陸》を探す冒険家になる!!」
「うるさい!! そんな馬鹿みたいな話を2度としないで!! 誰のせいで、こんなに苦しいと思ってるの!!」
母親はエルマーに対して希望を持った夢を話された事で、夢じゃあ飯は食えないと、夢を語るなら金を稼げと言われた。
その日からエルマーは家に帰る事は少なくなり、スラムの悪い連中とつるむ様になり、次第に地頭の良さからボスになる。
「さっさと金の集金に行くぞ」
「うぃ!!」
この頃のエルマーは、そこまで金に執着があったわけじゃ無いが金貸の仕事をしていた。
そんなある日にエルマーは、ある女性と運命的な出会いをしてスピード結婚したのである。
「エルマーさん。今日もお仕事頑張って下さい!!」
「言ってくるよ、フェリーナ」
エルマーは本物の愛情に触れて、ここまで幸福な時は無いと感じていた。
しかし幸福な時も束の間、副社長だった男が金を持ち逃げしてしまい、元締めの犯罪会社に返す金がなくなってしまう。
「お願いします!! 金は必ず返しますので、少し待ってはもらえないでしょうか!!」
「いや、待てねぇよ。だが、ある条件で待ってやる………お前の妻を担保にする事だ!!」
元締めはエルマーの妻を担保に持って行ってしまった。
そこからエルマーは必死に働き金を稼ぐと、2年で完済したが妻は既に死んでいる事を伝えられた。
その日からエルマーは、金の亡者となり金さえあれば良いという思考になったのである。
「エッタさんの借りは、俺が返してやるって事になったが………今の俺は怒りで頭がいっぱいなんだ。ちょっと力加減は出来ねぇから気をつけろよ」
「おいおい。そんなに大口を叩いて大丈夫か? これで負けでもしたら、お前は女の前で赤っ恥だぞ?」
「赤っ恥だと? 大口だと言ってると、テメェの方が痛い目を見る事になるぞ………テメェは覚悟をしておけ」
俺の怒りオーラを感じているのか、シャドーは少し冷や汗を出しながら強がりで俺を罵倒する。
強がってはいるが俺の体からの殺気を警戒して、攻めてくる事はなく距離をとって様子を見ている。
「俺に大口とか言っておきながら、お前は攻めて来ないのか? どっちが赤っ恥なんだよ………もっとエッタさんを弄んだようにかかって来いや!!」
「ちっ。面倒な奴が目を覚ましやがったな………」
シャドーは言われたままでは性に合わないと、影の中に入ると影の中から俺に向かってクナイを投げてくる。
だが俺は全てを見切って避けるやら、クナイを素手で受けるなど身体能力の高さを見せつけた。
「こんな飛び道具で、俺は倒せるわけねぇだろ………隠れてねぇで出て来いや!!」
「うっ!? 影をぶん殴りやがった!?」
飛び道具を投げてくるだけで、直接戦闘をして来ないシャドーに俺のフラストレーションが高まっていく。
その為に俺はシャドーが隠れている影に向かって、筋力増強魔法を使い地面をぶん殴った。
するとダメージが入ったのか、口から血を吐いているシャドーが影の中から現れたのである。
「影を殴るなんて、普通の人間がやる事じゃねぇぞ!!」
「俺が普通の人間に見えるか? そう見えるのなら、お前に悪役を担う力はねぇよ………テメェじゃあ無理だ」
「だから舐めんじゃねぇぞ!!」
・影魔法Level3《忍法、影掴み》
シャドーもガキの俺に色々と言われた事で、腹が立って影掴みを使って俺の動きを止めた。
そのまま俺の背後に回って首に狙いを定め、クナイで掻っ切る為に腕を振り上げるのである。
「だから、そう簡単に行くわけねぇだろ………お前らの方こそ、夢物語を語ってるようだぞ?」
・炎魔法Level1《ファイヤーボール》
・風魔法Level2《ストーム》
――火達磨――
「火だと!? 熱いぃいいいいい!!!!!!」
俺は動けないは動けないが、炎魔法と風魔法を使って自分の体を燃やしてシャドーを道連れにした。
それに巻き込まれたシャドーも火だるまになって、あまりの熱さから地面を転がって火を消そうとしている。
「これで終わりにしようや!!」
・オリジナルスキル『牛変化』
・炎魔法Level1《根性の拳》
―――焼ける肉―――
「バイソン部長のスキルか………」
俺は倒れているシャドーにトドメとして、バイソンになり腕に炎を纏ってシャドーの顔面を地面に殴りつけた。
そのままシャドーは気を失った。
その瞬間を持ってシャドーとの戦闘は、俺とエッタさんの勝利で幕を閉じる事になる。
「ふぅ~……エッタさん!! 傷は大丈夫かい!!」
「はい、何とか。オリジナルスキルで、傷口は塞いだのですが魔力を使い過ぎて………」
「それなら、ここに残っていた方が良いね。後の事は、俺の方でやっておくから」
「ミナト様に伝えておいた方が良い事がありまして………カエデちゃんの両親について」
エッタさんはオリジナルスキルで傷口を塞いで治していたが、魔力を多く使ってしまって疲れ切っている様子だった。
それを見て俺は、ここからは俺が1人でやるからとエッタさんを休ませる事にしたのである。
そんな中で俺は、ここで初めてカエデちゃんの両親が既に殺されている事をエッタさんの口から聞いた。
「そ そんな事があって良いのかよ………あの野郎を本気で、俺がぶっ飛ばしてくるよ」
「わ 分かりました………私は一緒に行けませんが、心から無事を祈っています」
「あぁエッタさんも体を休めていてよ………」
後にエッタさんは、この時の俺の顔は恐怖で身震いするくらい怒った顔をしていたと話した。
それもそうだろう。
バラドンカンパニーがやってきた事は、人間のやる所業ではなく地獄に落ちるであろう行為だ。
* * *
数々の悪行を行っているバラドンカンパニーの社長で、世界犯罪者のエルマーは社長室で葉巻を吸いながら外を見ている。
「この国での仕事も終わりか………」
エルマーは葉巻を吸いながら、このルクマリネ王国での仕事はやりきったかと考えている。
そして目をゆっくりと閉じて、エルマーは自分の幼少期について思い出し耽っていた。
エルマーが生まれたのは、大大陸にある《ムサカ王国》の《金色の都》である。
「元気な子が生まれたわね………良かった」
「そうだっ!! この子が賢くなるように、名前は学者から取って《エルマー》にしないか!!」
「それは良いわね!!」
俺の名前は有名学者の《エルマー=ド=エピール》から取られたもので、とても未来優秀な子だと期待されていた。
しかし金色の都とは世界最大の金の街であり、この都市では貧富の差が世界最悪とされていた。
そしてエルマーが生まれる20年前から、金色の都では貧困層の大飢饉が起こってしまっていた。
「どうして……どうして、貴方が死ぬのよ!! 貴方が死んだら、私たちどうやって生きていくのよ………」
「おとうしゃん。どうかしたの?」
エルマーが3歳の時に、父親は不慮の事故で死亡した。
その日から元々苦しかった生活は、さらに困窮していきエルマーは家で1人ぼっちである事が増えた。
その為に家の中にあった古い絵本を読んで、ある夢を持つようになったのである。
「お母さん!! 僕、大人になったら伝説の大陸《マー大陸》を探す冒険家になる!!」
「うるさい!! そんな馬鹿みたいな話を2度としないで!! 誰のせいで、こんなに苦しいと思ってるの!!」
母親はエルマーに対して希望を持った夢を話された事で、夢じゃあ飯は食えないと、夢を語るなら金を稼げと言われた。
その日からエルマーは家に帰る事は少なくなり、スラムの悪い連中とつるむ様になり、次第に地頭の良さからボスになる。
「さっさと金の集金に行くぞ」
「うぃ!!」
この頃のエルマーは、そこまで金に執着があったわけじゃ無いが金貸の仕事をしていた。
そんなある日にエルマーは、ある女性と運命的な出会いをしてスピード結婚したのである。
「エルマーさん。今日もお仕事頑張って下さい!!」
「言ってくるよ、フェリーナ」
エルマーは本物の愛情に触れて、ここまで幸福な時は無いと感じていた。
しかし幸福な時も束の間、副社長だった男が金を持ち逃げしてしまい、元締めの犯罪会社に返す金がなくなってしまう。
「お願いします!! 金は必ず返しますので、少し待ってはもらえないでしょうか!!」
「いや、待てねぇよ。だが、ある条件で待ってやる………お前の妻を担保にする事だ!!」
元締めはエルマーの妻を担保に持って行ってしまった。
そこからエルマーは必死に働き金を稼ぐと、2年で完済したが妻は既に死んでいる事を伝えられた。
その日からエルマーは、金の亡者となり金さえあれば良いという思考になったのである。
10
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる