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第4章・ロリっ子な吸血鬼の女の子
131:諸事情
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ラースは最近になって仕事が上手くいっていない事を気にして、少し荒れてきているのである。自分の船に乗ってグランドマスターからの新しい仕事をしに行く。
「ちっ。あのクソガキと戦ってから、俺の調子がイマイチ戻ってねぇな………」
「ラース様っ!!」
ラースが船内の自分の部屋で、聖剣やらがある場所の地図を確認して周囲を調べている。するとラースの部屋に団員の男が、バンッと扉を開けて入ってきた。その団員は、あまりにも焦っている様子でイライラしていたが何なのかと直ぐに聞いた。
「うぉっ!? いきなり扉を開けるのは辞めろって、何回言わせれば済むんだよ………それで、何をそんなに焦ってるんだ?」
「そ それはですね!! じ 実はですね!!」
「落ち着け!! 何があったのか、落ち着いて俺に話してくれよ」
あまりにも取り乱しているみたいで、全くもって話の内容が入ってこない為に、ラースは落ち着いて何が起きたのかだけを話せと言ったのである。
「そりゃあ妾が、サプライズで来たら言葉でなんて表せないじゃろなぁ」
「お前……どうして、ラストが俺の船にいる? お前は大大陸で仕事があったんじゃないのか?」
銀翼の夜明け団の大幹部で、ラースと同格の幹部であるラストがやってきていた。だから末端の末端が焦っているのが、ラースは理解する事が出来た。
しかしラストは大大陸の方で、仕事をしているはずだとラースは聞いていたので呆れている。
「そんなの妾からすれば簡単な仕事じゃった。ラースと違って仕事で失敗はしないからのぉ」
「それって、どういう意味だ? もしかして俺を煽ってんじゃねぇだろうな?」
「そうじゃったら、どうかするのか?」
「あぁん? 良いぞ。お前はなんかじゃあ、俺に勝てやしない………どうだ? やるか?」
ラストはラースが剣を回収できたなかった事をイジるように指摘してくる。それに対してラースは煽っているのかと言い返すと、ラースはさらに煽っていく。それに対してラースは、自分の方が強いという自信がある為に喧嘩を買ってやると立ち上がる。
「ご両人、そこら辺にしておいてもらえませんかね?」
「マルバースか……いや、仲間内で喧嘩をするはダメだったな」
ラースとラストが戦いを始めようとしたところで、獅子人族の幹部《マルバース》が止めに来た。ラースはマルバースに声をかけられたところで、我に帰って椅子にドサッと座り直すのである。
「それで本当の目的は何だ? わざわざ俺の事をイジリに来たわけじゃないんだろ?」
「煽って喧嘩になったら、面白いと思っておったんじゃがね………本当の目的は、近々大幹部会があるって通達があったんじゃ」
「大幹部会か。何年振りに、大幹部の全員が集まるんだろうな………」
ラストがラースの船にやってきた理由は、銀翼の夜明け団の大幹部全員が集まる、会議が行われるという伝言を伝えにきたみたいだ。何年も大幹部の全員が集まっていないので、ラースは久しぶりだと思っていた。
「それと、もう1つじゃ。ラースは、故郷の日ノ国に帰っておるのか?」
「久しぶりに故郷の名前を聞いたな………それが答えで十分か? 俺は、もう日ノ国の人間じゃない」
ラースは日ノ国の出身だと明らかにされた。しかし既に何十年も帰っていない事から、ほとんどの人間が日ノ国の出身だという事を知らない。
* * *
俺たちはローズちゃんを迎えて、初めての朝食のテーブルを囲んだ。やはり街を助けた人間だからと、俺たちには豪華な料理を振る舞ってくれている。何だが街の人たちは簡素な食事をしているのに、俺たちだけが美味しいものを食べているのに罪悪感を抱く。
「それでローズちゃんが心臓を取られたのって、どれくらい前の話なの?」
「心臓を取られた日か? そうじゃなぁ。取られた日は今日から1週間くらい前の話じゃな」
「1週間前ですか。しかしミナト様、そのローズちゃんの心臓を取るメリットって何なんですかね?」
確かにヴァンパイアの心臓を奪うだけのメリットがあるのだろうか。もしかして長命になる薬を作れるとかのメリットがあったりするのならば、ヴァンパイアの心臓を狙っている意味が理解できる。
「んー。ヴァンパイアの心臓って薬に使われたりってしてるのかな? 心臓を使った薬を飲んだら、エルフとかみたいに長命になれるとかさ」
「そんな話は聞いた事ないにゃ」
「そうですね。薬とかは聞いた事がありませんが、世界にはヴァンパイアの心臓を儀式に使う宗教とかがあるって聞いた事がありますね」
薬とかの話はないみたいだが、やっぱりカルト宗教がヴァンパイアの心臓を使ってる事もあるという。じゃあブギーマンと名乗る犯罪者が、そのカルト宗教の信者である可能性も否定する事ができない。
「でも、今も元気に生きてるのなら儀式の線も薄いと思う………」
「そうでござるなぁ。ヴァンパイアの心臓は、たくさんの魔力が込められていると聞いた事があるでござる」
「心臓にたくさんの魔力だって? それって体内に取り込めるとかって話だったりする?」
「モンスターの肉を食べて、魔力量が増えたっていう事例があったとも言いますし………ヴァンパイアの心臓を食べて魔力を取り込もうとしているとも考えられます」
色々な可能性が見られているが、どれも証拠がない為にハッキリとしていない。それでも今生きているという事は、まだ何もされていないという事だ。だが、何時間後に使われる可能性もある。
とにかく急いだ方が良いのではないかという結論になって、次の話題はブギーマンについてだ。俺はブギーマンについて詳しくはないので、どんな犯罪者なのかという情報が頭の中に入っていない。
「それでブギーマンは、どんな奴なんだ?」
「そうですねぇ。一言で言うのは難しい犯罪者なんですけど、非加盟国を中心に犯罪事業を行なっている犯罪者集団のボスですね」
「いわゆるバラドンカンパニーとかと同じってわけなんだな………もしかして、この国の内乱にも関わっていたりするのか?」
ブギーマンが非加盟国を中心に犯罪を犯している犯罪集団のボスという事は分かった。そんなブギーマンの話を聞いて、この国にも関与しているのかと聞いた。
「その通りです。王国軍側に多額の賄賂を貰って、その代わりに多くの武器を流しているみたいです」
「裏のボスって事か………市民軍的には、本当にウザい人間なんだろうな」
「そうだよ。この国じゃあ、ギルド・ボガードと黒戦病には気をつけろって言われてるみたい………」
ブギーマンがボスのギルド・ボガードが、この国に多く関与しているみたいだ。そして黒戦病という世界三大疫病の存在、この国を酷い状況にしている要因である。
「しかし心臓を取られた人とは思えないくらいに元気そうですね」
「当たり前じゃ!! そんな事でビクビクしている方が馬鹿らしいじゃろ」
「何だろうか。さすがは長命なヴァンパイア、豪快さが普通のは違うな」
自分の心臓が手元にないと言うのに、ローズちゃんはガッハッハッと豪快に笑っている。さすがは長生きしているだけのヴァンパイアだと心の底から思った。
「ちっ。あのクソガキと戦ってから、俺の調子がイマイチ戻ってねぇな………」
「ラース様っ!!」
ラースが船内の自分の部屋で、聖剣やらがある場所の地図を確認して周囲を調べている。するとラースの部屋に団員の男が、バンッと扉を開けて入ってきた。その団員は、あまりにも焦っている様子でイライラしていたが何なのかと直ぐに聞いた。
「うぉっ!? いきなり扉を開けるのは辞めろって、何回言わせれば済むんだよ………それで、何をそんなに焦ってるんだ?」
「そ それはですね!! じ 実はですね!!」
「落ち着け!! 何があったのか、落ち着いて俺に話してくれよ」
あまりにも取り乱しているみたいで、全くもって話の内容が入ってこない為に、ラースは落ち着いて何が起きたのかだけを話せと言ったのである。
「そりゃあ妾が、サプライズで来たら言葉でなんて表せないじゃろなぁ」
「お前……どうして、ラストが俺の船にいる? お前は大大陸で仕事があったんじゃないのか?」
銀翼の夜明け団の大幹部で、ラースと同格の幹部であるラストがやってきていた。だから末端の末端が焦っているのが、ラースは理解する事が出来た。
しかしラストは大大陸の方で、仕事をしているはずだとラースは聞いていたので呆れている。
「そんなの妾からすれば簡単な仕事じゃった。ラースと違って仕事で失敗はしないからのぉ」
「それって、どういう意味だ? もしかして俺を煽ってんじゃねぇだろうな?」
「そうじゃったら、どうかするのか?」
「あぁん? 良いぞ。お前はなんかじゃあ、俺に勝てやしない………どうだ? やるか?」
ラストはラースが剣を回収できたなかった事をイジるように指摘してくる。それに対してラースは煽っているのかと言い返すと、ラースはさらに煽っていく。それに対してラースは、自分の方が強いという自信がある為に喧嘩を買ってやると立ち上がる。
「ご両人、そこら辺にしておいてもらえませんかね?」
「マルバースか……いや、仲間内で喧嘩をするはダメだったな」
ラースとラストが戦いを始めようとしたところで、獅子人族の幹部《マルバース》が止めに来た。ラースはマルバースに声をかけられたところで、我に帰って椅子にドサッと座り直すのである。
「それで本当の目的は何だ? わざわざ俺の事をイジリに来たわけじゃないんだろ?」
「煽って喧嘩になったら、面白いと思っておったんじゃがね………本当の目的は、近々大幹部会があるって通達があったんじゃ」
「大幹部会か。何年振りに、大幹部の全員が集まるんだろうな………」
ラストがラースの船にやってきた理由は、銀翼の夜明け団の大幹部全員が集まる、会議が行われるという伝言を伝えにきたみたいだ。何年も大幹部の全員が集まっていないので、ラースは久しぶりだと思っていた。
「それと、もう1つじゃ。ラースは、故郷の日ノ国に帰っておるのか?」
「久しぶりに故郷の名前を聞いたな………それが答えで十分か? 俺は、もう日ノ国の人間じゃない」
ラースは日ノ国の出身だと明らかにされた。しかし既に何十年も帰っていない事から、ほとんどの人間が日ノ国の出身だという事を知らない。
* * *
俺たちはローズちゃんを迎えて、初めての朝食のテーブルを囲んだ。やはり街を助けた人間だからと、俺たちには豪華な料理を振る舞ってくれている。何だが街の人たちは簡素な食事をしているのに、俺たちだけが美味しいものを食べているのに罪悪感を抱く。
「それでローズちゃんが心臓を取られたのって、どれくらい前の話なの?」
「心臓を取られた日か? そうじゃなぁ。取られた日は今日から1週間くらい前の話じゃな」
「1週間前ですか。しかしミナト様、そのローズちゃんの心臓を取るメリットって何なんですかね?」
確かにヴァンパイアの心臓を奪うだけのメリットがあるのだろうか。もしかして長命になる薬を作れるとかのメリットがあったりするのならば、ヴァンパイアの心臓を狙っている意味が理解できる。
「んー。ヴァンパイアの心臓って薬に使われたりってしてるのかな? 心臓を使った薬を飲んだら、エルフとかみたいに長命になれるとかさ」
「そんな話は聞いた事ないにゃ」
「そうですね。薬とかは聞いた事がありませんが、世界にはヴァンパイアの心臓を儀式に使う宗教とかがあるって聞いた事がありますね」
薬とかの話はないみたいだが、やっぱりカルト宗教がヴァンパイアの心臓を使ってる事もあるという。じゃあブギーマンと名乗る犯罪者が、そのカルト宗教の信者である可能性も否定する事ができない。
「でも、今も元気に生きてるのなら儀式の線も薄いと思う………」
「そうでござるなぁ。ヴァンパイアの心臓は、たくさんの魔力が込められていると聞いた事があるでござる」
「心臓にたくさんの魔力だって? それって体内に取り込めるとかって話だったりする?」
「モンスターの肉を食べて、魔力量が増えたっていう事例があったとも言いますし………ヴァンパイアの心臓を食べて魔力を取り込もうとしているとも考えられます」
色々な可能性が見られているが、どれも証拠がない為にハッキリとしていない。それでも今生きているという事は、まだ何もされていないという事だ。だが、何時間後に使われる可能性もある。
とにかく急いだ方が良いのではないかという結論になって、次の話題はブギーマンについてだ。俺はブギーマンについて詳しくはないので、どんな犯罪者なのかという情報が頭の中に入っていない。
「それでブギーマンは、どんな奴なんだ?」
「そうですねぇ。一言で言うのは難しい犯罪者なんですけど、非加盟国を中心に犯罪事業を行なっている犯罪者集団のボスですね」
「いわゆるバラドンカンパニーとかと同じってわけなんだな………もしかして、この国の内乱にも関わっていたりするのか?」
ブギーマンが非加盟国を中心に犯罪を犯している犯罪集団のボスという事は分かった。そんなブギーマンの話を聞いて、この国にも関与しているのかと聞いた。
「その通りです。王国軍側に多額の賄賂を貰って、その代わりに多くの武器を流しているみたいです」
「裏のボスって事か………市民軍的には、本当にウザい人間なんだろうな」
「そうだよ。この国じゃあ、ギルド・ボガードと黒戦病には気をつけろって言われてるみたい………」
ブギーマンがボスのギルド・ボガードが、この国に多く関与しているみたいだ。そして黒戦病という世界三大疫病の存在、この国を酷い状況にしている要因である。
「しかし心臓を取られた人とは思えないくらいに元気そうですね」
「当たり前じゃ!! そんな事でビクビクしている方が馬鹿らしいじゃろ」
「何だろうか。さすがは長命なヴァンパイア、豪快さが普通のは違うな」
自分の心臓が手元にないと言うのに、ローズちゃんはガッハッハッと豪快に笑っている。さすがは長生きしているだけのヴァンパイアだと心の底から思った。
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